BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

神のみぞ知るセカイ 女神編 FLAG 12.0 『初めて恋をした記憶』

2013-09-24 16:15:30 | 神のみ
女神編、大団円!
素晴らしい結末だった。

前に連載の時にも書いたけど、女神編の締めの部分は、ホントに良く出来てる。
今回のアニメ女神編の最終回も、それに劣らず良い出来だった。

( 連載時の最終回エントリー: 神のみぞ知るセカイ FLAG189 『初めて恋をした記憶』 )

っていうか、最後のライブの場面で、ちひろが女神たちの羽を目にするところが何ともね。
素晴らしいよ。
あの場面のために、ここのところの4話ぐらいがあったようなものだから。

あれは、直前の、桂木からいわれた「ちひろは関係ない」という言葉に対する、天からの、つまりはこの物語の作者からちひろに送った、一種の「救済」だよね。

ちひろが天使の羽を目にすることで、一体自分自身がこの数日何に関わっていたのか、そして、桂木がホントのところ何をしていたのか、瞬間的に理解出来た場面。

とはいえ、ちひろはそれで救済されたわけだけど、
一方の桂馬は、このちひろの一件で、心に、もの凄く重い傷を負ってしまった。

ちひろが示した、攻略ではないリアルの恋愛感情に触れたにも拘わらず、その恋心を攻略の途上という状況から、最悪の形で拒絶してしまったことが、桂馬の心のなかにブロックを生み出した。

つまり、身についた攻略グセから、リアルに恋愛感情を示してくれる相手を、それと知らずに傷つけてしまうのではないか、という疑念に囚われてしまった。

この桂馬の心の傷は、実は思いの外、重かったようで(あるいは、作者自身が、とても重いものと受け止めてしまったようで)、結果的に、原作の方は、この後、桂馬の心の傷を癒やすために、そもそもこんな「攻略をしなければならない状況」を生み出した過去に戻り、桂馬がゲーム攻略という枠組みそのものについて自問自答する、というような、想像以上の鬱展開に突入してしまっている。

簡単にいうと、この物語の舞台設定そのものの是非を問うようなメタなレベルにまで到達してしまっている。

正直、連載の方は、これ、どう畳むんだろうな・・・、というぐらい、アレな展開になってきてるわけだけど。。。

まぁ、最後は、桂馬自身が、この攻略からなるセカイを生み出すことに加担した、いわば、創造者の一部となることで、彼が今までしてきたこと自体を受け入れて、前に進み始める、ということになるのだろうと踏んではいるのだけど。

しかし、それにしても、桂馬に課せられた重荷が消えるわけではない。

・・・ということで、女神編の後の、桂馬はマジメにかわいそうなわけなのだが、しかし、そんな状況の片鱗だけを示して、女神編は大団円を迎える。

ちひろの救済、をエンドマークにして。

もっとも、これも前に書いたことだけど、ちひろは、歩美やかのんと違って女神ではなかったことによって、桂馬に対する独自のポジションを得ることができたんだよね。

そもそもユピテルの姉妹たちは、互いに牽制しあうポジションにあるわけだから。

あー、もっとも、女神編以後の展開を見ると、ユピテルの姉妹の中でも、天理=ディアナの位置づけが破格に上がってきているようにも思えるのだけど、これ、どうするのだろう。

そういう意味では、女神ではない点で、ちひろに近い位置づけなのはハクアのはずなのだけどね。女神編の後は、物語の舞台が過去に行ってしまったために、そもそもハクアも登場しない(ちひろと歩美は一瞬登場する)。

ハクアにももう少しリターンがあってもいいように思えるけどw

ともあれ、こんなふうに、その後の顛末をあれこれ考えることができるくらい、この女神編の物語は、この作品の中で特権的でものだった。重層的な意味合いを含んでいた。

その物語を、一期や二期と異なり、テンポよく12話で収めたのは素晴らしかった。
原作では端折られた、6女神がいかにして旧悪魔を成敗したかも簡単に描かれていて、原作のよい補完にもなっていた。

いやー、佳作だけど、いい最終回だった。

あー、それだけに、女神編の後の原作の展開がな。。。
もしも4期があるなら、むしろ、オリジナルで別ルートを目指して欲しいくらいw

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UQ HOLDER! Stage. 4 感想

2013-09-18 18:21:00 | UQH/ネギま!
なるほどねー、九郎丸は、エヴァンジェリンとは違う種類の「不死者」か。。。
神鳴流の中の、烏族としての魔族。
当然、刹那のことが思い出されるわけですが。

うーん。
何か、盛り上がりに欠けるかなぁ。
というか、つまらない。面白くない。
テンポが遅い。

ていうか、掴みが悪すぎでしょ、これ。
刀太というキャラもよくわからないし。

いやー、マガジンの掲載も、今回は随分後ろの方に置かれていたから、
正直、心配してる。
このペースがあと4回ぐらい続くなら、打切りじゃない、ジャンプだったら、って感じ。

ネギま!の読者を基礎票として狙ってるのだから、マガジン本誌じゃなくて、なんか、月刊とか別冊とかなんでもいいけど、一回の掲載が60Pぐらいあるもので、ざっくり話を進めていく方がいいんじゃないかな。

今回も、結局、たた、戦っただけだし。
しかも、その戦いの大元の理由、つまり、なぜエヴァンジェリンが狙われているのか、ということが全然明らかにされていないし。

えーと、刀太が主人公なの?
それとも、エヴァンジェリン?

悠久ホルダーたる不死の者たちが活躍するであろう物語であることはわかっているから、九郎丸のように、様々な不死者―それにはロボも含むものとして―が登場するのはわかるけどね。

九郎丸が男か女かなんて話は瑣末なことだよ。
そんなネタで二週も引っ張らないでほしい。
てか、やっぱり、刀太が読めないよな―。
二次創作用に各種属性が曖昧なままの「多分主人公」でしかなくて、魅力的でない。

ていうか、素朴にウザい。

ネギま!の時もそうだったけど、ただバトルが続くだけなら、感想を書く必要もないんだよね。

なんでもいいから、方向性をはっきりしてくれ。
で、ネギま!世界の解明に繋がるような話をメインにしてくれるならフォローするけど、そうではなく、よくわからない刀太の成長?を描くロードムービー風のものにするなら、毎週フォローするものではないかも、と思ってきた。

手っ取り早く、世界観を明らかにしてくれないかな。

これ、第1話冒頭のエヴァンジェリンの「語り」がなく、彼女がレギュラーで登場しなかったら、速攻で切ってると思う。

なので、もうちょっと何とかしてくれー。

ていうか、こんなんだったら、ネギま!の続編なんていらなかったー、なんてことにならないことを願う。

多分、ネギま!からの読者が気になっているのは、エヴァンジェリン以外のネギま!キャラたちが、この数十年後の世界でどうなっているか、ってことだと思うけど、そのあたりのヒントになるような描写を、小出しでいいから混ぜてくれないかな。

いや、まぁ、九郎丸の神鳴流がその最初の一つだよ、と言われてしまえばそれまでなんだけどね。

バトルばっかりだと退屈でしょうがない。
なんとかしてくれー。

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戦姫絶唱シンフォギアG 第11話 『ディスティニーアーク』

2013-09-14 13:26:17 | Weblog
いや、もう、なんかね、えええ!!!、ってことの連続で。

この、さくさく常に斜め上に進む感じは、どこかで見たな―、と思ったら、ああ、そうか、ギアスだ!、と思った。

まぁ、今回の月面ダンクw、とか、シンフォギアの方が、マンガ的なネタ要素が圧倒的に多いのだけどねw

にしてもさ、響を侵食していたガングニールが前回の光線で綺麗に除去されていた!って説明には、さすがに、唖然。

いやー、ご都合主義もここまであからさまだと、むしろ小気味よいと思えてしまう!

特に、今回の、攻守入れ替わり、というか、味方・敵のシャッフルというか、とにかく、この前まで仲間同士だった間で戦い合うという展開は、単純だけどうまいね。

これは、敵/味方がそれぞれチームを組んでいられる、二期ならではの展開なところもいい。

あとは、これは一期の頃からそうだけど、シンフォギアの場合、歌が挟まれていて当然、という構成なので、今回でいえば、切歌の行動(戦闘)と心情とのズレも同時に表現できてしまって、まぁ、もの凄く安直なオペラというかミュージカルぽいところもいい。

ついでにいえば、二期に入ってからのノイズ群のショボさもw
もともとショボかったけど、そのショボさが二期になってましてしまって、まさに経験値稼ぎのためのモンスターのようになってしまってる。というか、ショッカー(だっけ?)の戦闘員?

なんだろうな、一期はネタ満載のバカバカしさだけだったのだけど、この二期は、そのバカバカしさにちゃんとストーリーをつけてきたのが結構凄いことだと思ってる。

とまれ、この後、最終回に向けてどうなるのか?

ガングニールの侵食によって、腕をなくしても即時再生ができるほどの人外と化していた響だけど、トンデモ浄化光線によってそのガングニールも消えてしまった。

なんか、ガングニールに好き勝手されている響だけど、まぁ、このままただの人間になるとは思えないので、当然、マリアの黒のガングニールと「響き」合って、最後は、普通のリンカーとしてガングニールを着装して戦うのだろうなー、と思ってる。

だけど、今回のシンフォギアは、こういう誰もが想像できてしまう予想を軽々と越えていってしまうわけで、では、次回の「斜め上」は何なのか?ってところに期待してしまう。

あと、当然、フィーネのことも。

というか、一期のフィーネの存在が、終盤に入ってここまで浮上するとは思っていなかった。なので、切歌か調のどちらにいる?ってことよりも、どういう形で二期の物語の決着に絡んでくるのか、と思う。

そして、そのフィーネの存在とユキネの裏切りの真意かな。

ということで、バカバカしい展開とわかっていても次回が気になる。

ホント、クセになる、変な物語だよな―。

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新約 とある魔術の禁書目録 第8巻 感想

2013-09-12 14:32:55 | 超電磁砲/禁書目録
第6巻の引きから考えるに、さて、オティヌスとオッレルスの因縁に終止符が打たれるのか?そんな流れになると思われていた第8巻だけど。。。

さて、いかに?

ネタバレになるところもあるので、以下、ちょっとスペースを開けておきます。

















































予想通り、第7巻が完全に科学サイドの話であったのに対して、第8巻は実質的に魔術サイドといっていい話になっていた。

で、7巻が、フレメアを中心に、新約に入ってからの科学サイドの物語、特に1巻から3巻ぐらいまでの科学サイドの話を、実は背後にはこんな陰謀があってね、というように、舞台裏を明かしていった話であったのに対して、この8巻は3巻から6巻までの魔術サイドの話、つまり、グレムリンがいろいろと仕込んできたことの目的、という種明かしをする回になっていた。

このあたりは予想通りなのだけど・・・
うーん、どうしてこうも魔術サイドの話になると、つまんないんだろう、というのを痛感させられたかな。

なんだろうな、7巻が完全科学サイドであって、いわば学園都市の陰謀、というか木原一族の陰謀、が背後に控えながら、その陰謀の合間を上条さんたちがすり抜けて、最後は相手の意図をくじいて幕引き、というのが基本的な流れだった。

そして、全体としては、かなりスパイスリラー風であり、要所要所に破天荒な暴力の爆発を含むカタルシスが用意されていて、読み終わってみたら構成的には随分あらが目立つものの、しかし、初読の時は、グイグイと頁をめくらされる勢いがあるものだった。だから、単純に面白かった。

でも、この8巻についていうと、そういうグイグイ感がほとんどなかったんだよね。

物語中盤までの、登場人物たちの目論見が腰砕けになって、全く違う方向に話が流れていく、という、ジェットコースター的な展開はいつもどおりなのだけど、その中盤までの物語も、中盤を越えて以後の物語も、今回はなんだか中途半端。

序盤は、オティヌスの陰謀を阻止しようとする海外魔術勢力+アメリカの策謀という比較的シリアスパートと、久方ぶりの登場のレッサーを交えた上条さんの女難喜劇を楽しむパートの、二つから成り立っている。

で、まぁ、どっちも面白いといえば面白いのだけど、まぁ、それだけかな。
あまり例えになっていないけど、西尾維新の『化物語』シリーズによくみられるどうでもいい話が延々コミカルに伝えられるだけで、まぁ、読んでる時はニヤニヤできるのは確かなのだけど、でも、それだけ。そのニヤニヤの出来事の中に、後半の上条さんがサバイバルする展開に関わる要素が今回はなくて。

オティヌス阻止を意図する3巻で登場したカッツェ米大統領を含む首脳会談には、旧約の時の、イギリスやフランスの大人物が現れて、おお、懐かしいね、君たち元気だったんだ!という感慨を抱くものの、彼らの登場もただそれだけ。

で、中盤でカッツェチームの策謀が頓挫して以降、いつもどおり、上条さんが出動させられる場面に入っていくわけだけど、今回は、ここが面白くなかった。

いや、今回は、上条さんが美琴&インデックスの助力を願い出てチームで勝利した!というのが新しい、という声もあるようだけど、うーん、それが何?って感じかな。

正確にいうと、汎用性の高い美琴が戦線に加わるのは全くありだし、実際、彼女の臨機応変な対応は戦略的に見ても面白い。それになんたって、わかりやすくらいのツンデレ属性なので、上条さんとのやりとりもいい感じ。

でもさー、インデックスって、役立つのスペルインターセプトぐらいじゃん。てか、それしかないじゃない。まぁ、これ、一種のハッキング能力だからそれなりに汎用性があるのはわかるけど、バトルになると華がない。なので、やっぱり、インデックスは、上条チームのメンバーとして加わるにしても、後詰めの後衛だよね。

なんか、そういったキャラ能力属性を無視して、インデックスを前線にだしてしまったから今ひとつ盛り上がらなかった。

ていうか、それなら、バードウェイとレッサーがいるのだから、彼女たちに活躍の場を与えればよかったのにー、と思うけどね。

なので、中盤以後の、上条さんがサバイバルするところも今回はカタルシスに欠ける。

さらに厄介なのは、その上条さんの動きとは全く別のところで決着が着いてしまったオティヌスとオッレルスの因縁。

これは、正直言ってよくわからなかった。
なんか、この北欧神話の魔術の話は、設定そのものが付け足しっぽくて、なんかね。
全体論の魔術とかいうのも、確か4巻あたりでいろいろ説明されていたけど、トンデモ過ぎてよくわからん。で、よくわからないから、カタルシスもわかない。

そう、カタルシスがこの8巻にはほとんどなかったのだよね。
そこがこの巻の最大の欠点。

思うに、7巻のように科学サイドの話だと、学園都市という架空の世界の話ではあるけれど、今までの物語の蓄積があるから、科学的にどんなことがこの世界では可能か、ということにある程度の予測がつく。

で、読んでる時に想像しているこの予想が、あれれ、そんな方向から覆されますかという感じで、予想の斜め上を超える。あるいは、全く予想通りにハマる。そんな時、カタルシスが生じる。で、読んでて楽しくなる。

対して、どうも魔術サイドの話って、制約条件がなさすぎて、事前に想像がつかない。あるいは、陳腐な想像が浮かんでしまう。今回だったら、東京の人の波がゾンビに見えるとか(なにせ、最近はゾンビブームw)、フレイヤの、実はお腹の中の子の方が本体でした、というのは、割とよくある話。

なんていうのか、魔術サイドの話は、後付けで何とでも理由が付けられてしまうから、それを言われても、あー、そうなんですね、ここではそういう設定なんですね?という感想しか抱けない。

でも、それは楽しくないよね。

それは、最後のオッレルスが頑張る場面でも感じたこと。


ということで、7巻のハードな面白さに比べたら、この8巻は全然面白くなかった。
あるいは、6巻の大団円的な終幕とくらべても面白くなかった。


・・・って考えてくると、普通に思うのは、この8巻は、むしろ新章の始まりだった、と捉えるべき、ということだよね。

実際、学園都市の目と鼻の先である東京湾で、グレムリンが活動しているにも拘わらず、その阻止のための動きが、学園都市側からあまりになさすぎた。ただ、爆撃機が登場するだけだもの。

アレイスターも出なければ、木原一族の木の字も出ない(まぁ、加群はグレムリン側の一人として登場したけど)。一通さんも麦野も出ない。

学園都市側があまりにも静か過ぎた。

そこから考えられるのは、むしろ、今回の最後のオティヌスの変化自体が、アレイスターや木原一族からすれば想定内の出来事でしかない、ということなのかもしれない。

となると、9巻は、オティヌスによって滅んだ世界から始まる、というよりは、もしかしたら、8巻の内容が進められている時の、同時間の学園都市内の動きについての物語になるのかもしれない。つまり、グレムリンの企図について対処しようとする学園都市内部の動き。そして、そのグレムリンへの対処に対して意見がわかれた学園都市内の小競り合いの話になるのかもしれない。

とまぁ、今回の8巻がどうも不完全燃焼気味だったので、それを補う内容をどうしても次巻以降に求めてしまうかなー。

ていうか、もろもろ8巻で登場した魔術サイドの人たちの行動の顛末も記して欲しいところだけど。でもねー、本筋の話からすれば所詮は陽動でしかないからね。。。

ということで、早く9巻が出て欲しいところだけど。
最速で年明けの1月くらいかね。
この不完全燃焼を解消してもらうには、12月ぐらいには出て欲しいところだけど。

てかさ、もう面倒だから、ちゃんと上条軍団、結成しようぜ。
で、チームプレイで戦う、っていうのでいいじゃない。
なんか、みんな本籍はあるけど、今回に限りレンタルで上条チーム、って展開には飽きてきたし、敵方の力がこれだけインフレして組織的になってくると、やっぱりチームで当たらないと無理があると思うのだよね。

まぁ、チームにすると、それぞれのキャラの影の部分が消えて話に厚みがなくなる、と思われているのだろうけど。でも、さすがに、そろそろ、この広げた大風呂敷を少しだけでも畳んで整理する必要があると思うのだよね。

というわけで、新約の8巻は不完全燃焼だった。
満足度は高くない。

次巻に期待。

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UQ HOLDER! Stage. 3 感想

2013-09-11 12:13:01 | UQH/ネギま!
うーん、何かよくわかんないなー。

まとめに受け止めれば、

時坂九郎丸は、退魔の剣である神鳴流の剣士であり、不死狩りを担っている。
でも、斬岩剣を放ったが、いきなりエヴァに瞬殺。。。

次回どうなるかだけど、ホントに瞬殺なら、きっと刀太が九郎丸を眷属にして生き返らせるのだろうな・・・、と思うのだが、どうだろう。

あれ、第1話のカバーかなにかで、九郎丸っぽい人の指ってなんかロボっぽくなかったっけ?だと、茶々丸風の蘇生?なのかな?
刀太がヴァンパイアとしてはまだ半人前だから、眷属化に失敗して、ロボで補うとか、そんなギャグになるのかな?

ともあれ、退魔のための神鳴流がこんなに早く登場したということは、このUQHでは、やっぱり、ネギま!で盛大にスルーした「魔族」「魔法」「悪魔」・・・などの、「魔」にまつわる秘密に手を出すのだろうね、きっと。

結局、ネギま!の時も、神鳴流って一体何をしてるのかわからずじまいだったし、魔族とか悪魔とか?、要するにザジや龍宮隊長の正体にも関わるような話。

まぁ、一説には、ザジとポヨたち魔族の母星は金星とか水星とかいう話もあったわけだが。

うーん、それにしても、この、ちょろちょろネギま!設定と絡めてあれこれ出されるのは、ひとつのマンガとしてはどうだろう。あんまりいい方向ではない気がするけど。

今のところ、ネギま!の影があるから読んでるけど、でも、この3話までは(分量的には5話分あるわけだけど)面白くないかなー。
正直、つかみはかなり悪い。

一つには、エヴァの再登場を筆頭に、不死性やら魔族やらのネギま!が放り出した「設定」ネタの方にフォーカスを当てているようにみえること。

その裏返しとして、刀太の行動理由が、ショボイこと。
てかさ、最初から、友達との約束を守る、ってかなり動機として弱いと思う。
刀太の掴みどころのなさが、今ひとつな感じを与える。

もちろん、一応SFバトルマンガのようだから、遠からず、刀太の意志とは関係なく、彼もバトルに巻き込まれて、そこで、何からの、血統的運命に絡め取られるのだろうけど。その意味ではアスナに近いポジション。

ただ、その流される感じが、どうにもたるい。

てかさ、軌道エレベーター、思ったよりも遠いし、それを歩いていくってどういうことよ、って思うかな。この、エヴァと刀太の珍道中にしばらく付き合わないといけないのかな?

もう面倒だから、どこかで意図的に拉致されて一気に旧麻帆良学園まで連行されないかな?いかんせん、テンポが鈍すぎる。

まぁ、それもこれも、UQHがネギま!の続編と思ってるからなんだけどさ。

しばらくはこんな感じなのかな―。

そろそろ、超展開1!とか見たいぞ!

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とある科学の超電磁砲S 第21話 『闇』

2013-09-07 22:57:54 | 超電磁砲/禁書目録
これはちょっと悩ましい展開。

美琴、黒子、初春、佐天の四人組で、フェブリの事件に取り組む、というのは、『超電磁砲』一期の終盤のようなチームプレイが期待できる、という点で微笑ましい。そうでなくても、この二期は、シスターズ編がほとんど美琴の一人舞台であったわけで。

それに、なんとなくだけど、この学園都市暗部の片鱗に触れようとする展開から、アイテムの面々が再び関わってきそうな気配もする。ほとんどないだろうなぁ、とは思うものの、美琴たちとの共闘の可能性もあるだろうから。別にアイテムの面々も、請負で仕事人をしてるだけのことで、彼女たちそのものが「闇」ではないから。

しかも、まさかのテレスティーナ登場で、一応フェブリの開発話も、単なるショボイ学生の研究ではなく、おそらくは木原一族の影もちらつくものになるようなので、一気に、ラスボスの重さが増してきて、それはそれで期待できる。

でもねー、
やっぱり、美琴が黒子たちに暗部やら闇やらの存在を開示する、という方向が、どうも超電磁砲に限らず禁書目録も含めて、あれれ?それでいいの?という気にさせる。それに、そのような流れなら、黒子たちにシスターズの存在の話も伝えてしかるべきと思うのだよね。事後報告であっても。

でも、それは、やっぱり、「とある~世界」の設定そのものをひっくり返してしまう。

裏返すと、だから、一期で登場させたテレスティーナを再登場させることで、番外編なりに整合性をつけるようにしているのだろうけど。。。

でも、やっぱり、美琴が暗部の話を黒子や初春に話すのは、どうにも違和感が大きい。

要するにシスターズ編とのバランスがあまりに悪すぎる。。。

とってつけたかのような、布束の再登場も含めてね。

もっとも、繰り返しになるけど、そういった既に確立されている「とある~世界」とのズレを忘れれば、もちろん、今回の展開は面白い。

なので、悩ましい・・・わけで。

もっとも、それを言ったら、既に数年前に物語の顛末がはっきりさせられたシスターズ編をあんなに延々と映像化したこと自体、かなり厳しいわけで。

それから先に起こることのスケジュール表がかなり細かく埋められているのがとある世界なので、ね。

うーん、しかし、これどうなるのだろう。
フェブリが人工的に製造された存在、ことも、どうやって説明されるのか、とても気になるわけで。なにしろ、扱ってる「科学」は、シスターズ編よりも遥かにぶっ飛んでるものなわけで。。。

何でもありな世界であることはわかるけど、なんとか上手く整合性はつけてほしいかな、本編の世界観と。

難しいね、原作がある物語の番外編をオリジナルとして作り上げるのは。

どうもそういった制作サイドの苦労が透けて見えてしまうところが、困ったところ。

それもあって、今回の引きの部分も、演出的にはとてもシリアスな雰囲気を醸し出そうとして、EDを削ってまで尺も伸ばしてるのだけど、どうも今ひとつ乗りきれなかった。

あー、そうか。
カエル先生があんなにペラペラ暗部の話をすることに違和感を覚えているわけだ。

うーん。
微妙だが、しかし、やはり、次回が気になる。。。
どうしてくれよう。。。

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UQ HOLDER! Stage. 2 『不老不死なんて!』 感想

2013-09-04 11:05:14 | UQH/ネギま!
本来の姿のエヴァンジェリンがやっと登場。
これで、ようやく、これでこの世界がネギま!世界から繋がってるんだね、ってことが実感できるようになってきた。
ついでに、超包子電車らしきものの残骸も出てきて、テクノロジーも連続している様子も見て取れたし。
というか、浮遊するバイクとか、超のオーバーテクノロジーがそのまま定着しているようにも見えて。。。 これは葉加瀬が「葉加瀬魔法工業」とか起業してめちゃくちゃリッチになってそうw もちろん、雪広コンツェルンのバックアップもあってw

あ、今、気づいたけど、エヴァが「雪姫」を名乗ってるのは、「雪広」のもじりなのかもね。意外と、委員長とも最後は息があってたようだからw

それにしても、刀太は、バトルやらんのね?
むしろ、音楽野郎!なわけね。
で、渋いオッサンに早くなって「素晴らしき世界」をダミ声で歌うのが夢だった。。。

・・・のだが、それは、不老不死であっさり潰えた!

ってことでいうと、エヴァがロリババアの姿で登場したのも、魔法の年齢詐称薬があるから、外見ならなんとかなるぞ!っていうことを刀太に伝えるための、一種の優しさでもあったのだろうなぁ。。。

このあたり、当初から、エヴァが刀太に入れ込んでいるのが、やっぱり気になるなぁ。
近衛姓で、武術の才能があって、でも、魔法はダメで、音痴、っていうと、ネギま!登場人物の何人かを思い出してしまうわけだけど。うーん。
何にしても、刀太の出自は気になるところ。

で、今回の話の中で一番大きな世界観の提示、というか、多分、当面の物語の向かう先として提出されたのが、塔=軌道エレベーターの上空で行われる新五輪。

しかも、この新五輪、いわゆる肉体を酷使するスポーツだけでなく、様々なジャンルの優劣を競い合う、むしろ、ゲーム的要素の高いものになっている。刀太の目的は、そこのステージに立つことだというわけなのだが。

まぁ、その夢がその通りになるかはわからないところ。
ネギだって、最初の目的は魔法先生だったからね。

ただ、ネギと違って、刀太はクソマジメではない。
この刀太の性格が、今後、とう転んでいくのか。

むしろ、真面目、というか、面倒見の良さという点では、エヴァの豹変の方が面白いw

それにしても、塔=軌道エレベーターは、すっかり、ネギま!世界統合の象徴となってるわけね。

で、この様子も含めると、この世界は、きっと、ネギま!の最後のほうで、一旦アスナが眠りについて、200年後?に目を覚ました世界での、近未来を表してるのかな、とも思える。

その意味では、まだ渡界機は、作中では登場していない、という設定なのかな。
確か、アスナが出会った未来のエヴァも、退屈そうなことを言っていた記憶があるし。

ともあれ、第2話だったわけだけど、頁数の割りには、今回もあまり話は進んでいない。
このペースだと、どうなのかな。
なんか、3巻ぐらいまででたところで、まとめて読んだ方がいいのかな。。。なんても思う。
まぁ、無理なんだけどね、きっとw

次回はもう少し物語が動いてほしいところ。

でも、しばらくは、エヴァと刀太のロードムービーみたいなものになるのかな?
その後のネギま!世界の断片を見せながら、後々関わるであろう登場人物たちを小出しにしながら、軌道エレベーターの発着地である都に向かう、という感じで。

しかし、刀太の修行もその旅程で行うわけだから、なかなか話は進まなそうな気もするなぁ。

そろそろ、なんか、ガツンとしたものがほしい気がする。

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