BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

86-エイティシックス- 第10巻 感想: 新章開始前の一休み回だったけど、今後はどうなることやら。

2021-11-30 17:53:11 | エイティシックス
9巻までで、シンとレーナの関係を中心に、連邦の第86機動打撃群、別名「エイティシックス学園(笑)」の人間関係、とりわけ恋愛関係に区切りをつけたところで、

この10巻は小休止という趣で、シンの原点、すなわちシンが新兵から戦隊長になるまでの過程を描いたものだった。

っていっても、どうやらこれ、以前にネットで書いていたものを再編集したもののようだから、作者にとっても、省エネモードの小休止回だったw

でも、シンがどうやっていまのような無双兵士になったか、そのプロセスがわかって面白かったといえば面白かった。

彼に影響を与えた諸先輩方の様子とか。

シンに白いスカーフを与えたアリスって、もしかして今後再登場するのかね?

なんだかんだいって、彼女がシンに与えた影響は大きいから「恋愛学園エイティシックス」的にも、レーナやフレデリカがやきもきしそうな、シンの初恋のお姉さんポジションだしw

まぁ、再登場するっていっても、レギオンの中に取り込まれた形だろうから、どう考えても悲劇にしかならないわけだけど。

どうかなぁ。

でも、この先の11巻以降の物語は、どう考えてもフレデリカがらみのレギオン停止作戦に向かわざるを得ないわけだから、まずはフレデリカとシンの関係をどうするか、というところが先だろうけどね。。。

しかし、このレギオン停止問題は重たいよな。

フレデリカの正体はレーナにも秘匿されているから、途中でレーナにバレる面倒くさい回がありそうだし。

だって、レーナからすれば、このレギオンとの不毛な戦いを始めた張本人である帝国の最後の落し胤なわけだから。

しかも、その事実を、正式に恋人になったシンからも秘密にされていたわけだから。

そうなると一度くらいは、レーナが闇落ちしそうで怖い。

あと、この10巻の最後の方のファイドの話のところでさらっと出てきたけど、シンの実家であるノウゼン本家が帝国打倒の民主派だったようだから、そこでも面倒くさい話になりそうだし。

てか、わざわざ新規に書き足したところなのだから、どう考えても11巻以降に向けた前ふりなのだろうし。。。


で、そのような「新章開始!」となる11巻が12月に出るというから、ペースを上げて読んできたのに、いつの間にか、刊行が2月に延期されていた。

作者の健康状態から、っていうのが公式の理由だけど、実のところ、作者も8巻、9巻でリトとクレナに決着をつけてしまってから、この後、どう話を回していこうか、悩んでいるんじゃないかな。

予想以上に物語が続くようになってしまったから。

だって、3巻くらいまでのノリだったら、とにかくレギオンの攻勢に立ち向かう少年兵たちの生存をかけた戦いの悲劇・・・くらいで終わらせることができたのに、

シリーズを続けてしまった結果、そのレギオンとの戦いを終わらせるところまで描かなければならなくなってしまったわけで。

それって、結局、この世界のもろもろの秘密やら陰謀やらにもふれなくちゃならなくなってしまったわけで。。。


でも、ここまで読んできた感じからすると、作者にそういう大きな物語を畳むだけの構成力が有るようには見えないんだよなぁ。

だって、基本、この作者、ただのミリオタじゃない。

それだけで押せた3巻まではよかったけど、4巻以降、人物を描かなくちゃならなくなった途端、ただのラノベのキャラ小説になってしまったのだから。

引出しがほんと、少ない。

そこで、旧帝国内部の政争なんてほんと書けるの?って心配になる。

その一方で、レギオンがどうして今のように自律的な人類抹殺機械になったのか、という話も解き明かさなくちゃいけないわけで。

いわゆる司令塔のノゥ・フェイス(顔なし)って帝国の誰だったのさ?って話だし。

ゼレーネがいても、そうしたレギオンの組織情報にはプロテクトがかかっているわけだし。

まぁ、十中八九、シンの両親の出身のノウゼン家とマイカ家の両方が関わっていると思うのだけど。

レギオンの開発にも、帝国打倒の陰謀にも、レギオンへの脳のアップロードの手法とかも。

だって、マイカ家の精神感応の異能とか絶対利用されてそうじゃない。

でもそうなった場合、シンの実家が、このレギオン戦争を始めたという展開にもなりかねないので、ものすごいブーメランだよね。

で、そういう「戦争を終らせる」プロットづくりに多分、作者自身、おてあげになっているんではないかな、と思ってみたりw

その過程で、どうしてファイドというAIが、シンの父の手によってかいはつされたのか、とかいう話にもつながっていくのだろうなぁ。

でなければ、ファイドが実は、シンの父が作った愛玩ロボ犬のAIだったという、あまりにも安直な予定調和なオチにしたりしないよね。

そこになんらかの因縁なり運命なりがなければならないからのファイドバレだよね?

もしかして、AIとかマインドアップロードとかの話になる?

とにかく11巻にならないことにはどうしようもないw


あとは、左腕をなくしたリトの去就については、やっぱり、アネットががんばって義手を開発して再登場するんじゃないかな、と思っているけど、どうなるのか。

ダークホース的展開としては、無人機のジャガーノートをリトが遠隔でBMI的な脳から直接操作するインターフェースを使って、シンたちの絶体絶命の場面に再登場する!なんて胸アツな展開もあるかなぁ、って思ってみたりw

ほんと、どうなることやら。

あ、そうそう、「レテの畔」は9話、10話でやったやつだったけど、アニメのほうは、2巻のギアーデ連邦編に入る前にうまくつないだんだなぁ、って思った。

なんだかんだいって、アニメスタッフは優秀だと思う。

基本ミリオタな原作を、戦闘のハードさはなくさずに、しかし、人間面の部分を原作以上にうまく補って制作しているな、と思った。

まぁ、制作現場は、だいぶ、万策尽きたー!な感じのようだけどw

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ワンピース-ONE PIECE- 第1033話 『霜月コウ三郎』 感想: キングはワンピ世界の秘密の鍵なのかね?

2021-11-29 00:20:46 | ワンピ
いきなり、クイーンがばらした、キングのルナーリア族って何?

月から来た一族?

サンジがいうように、どんな環境下でも生存できる怪物なら、なんでそいつらが絶滅するのさ?って思うよね。

で、ゾロは、ようやく自分の故郷がワノ国に通じていたことに気づいたのだが。

しかし、くいなが、閻魔と和道一文字を打った霜月コウ三郎の孫娘だったとはね。

正直なところ、伏線だったのか、後付の辻褄合わせだったのか、判断不能だけど。

なんか盛り上がってきたようには思うけど、しかし、やっぱりガチンコ対決が複数、同時並行に走っているとリズムが悪いんだよなぁ。

これで、次回、ゾロVSキングではなく、サンジVSクイーンとかになったら目も当てられないのだけど。

でも、それ以上に、今回、完全に放ってきぼりにされた小紫。

オロチに発見されてたけど、大丈夫なのか?

物語の進め方としては、さすがにとっちらかり過ぎじゃないかい?

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トニカクカワイイ 第172話 『ネコもかわいい』 感想: オンボロのナサくんにポンコツの司っち、お似合いだねぇw

2021-11-24 17:03:42 | トニカクカワイイ
ほんと、この二人、割れ鍋に綴じ蓋だよなぁ。

ん?

いや、ナサくんがオンボロで、司っちがポンコツだから、似た者夫婦なのか?

まぁ、どうでもいいけどねw

タイトル通りのネコ話で終わってしまって、今回も京丸には出発しなかったよ。

これ、引き延ばせば引き伸ばすほど、京丸の離れのエピソードに対する期待が高まってしまうのだけど、大丈夫なのか?これw

まぁ、ネコの愛情表現でひとしきり遊んだ後、人間の愛情表現はご想像に任せます、というオチは、少年らしくていいけどね。

にしても、いい加減、次回は、京丸ドライブ、レッツゴー、でよろしく!

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彼女、お借りします 第214話 『楽園と彼女㉗』 感想: え?中学3年のときの麻美は一体何を経験したの?

2021-11-24 16:54:02 | かのかり
なんだ、結局、千鶴に到着を告げてきたのって、麻美だったんだ。

うーん、なんか普通だなぁー。

結局、今回も、焦った千鶴が麻美のところに駆けつける描写だけで終わってしまったし。

で、どうやら、次回、ようやく麻美の過去話に移るようで、どうして彼女がこんなビッチにまでこじらせてしまったのか、明らかにされるようなのだけど。

それって、どう千鶴と和也の関係につながるのだろう?

てかさ、いきなり、最後にお腹の中の胎児の絵が登場したけど、これって、もしかし、中学の時にレンカノしてた麻美がそのまま犯されて妊娠してしまったので、実は家には内緒で子どもを堕ろした、とか言う話になるの?

だとしたら、メッチャクチャ重たい話になるのだけど。

てかさ、シャレにならないのだけど。

ただ、そうなると麻美は麻美で一種の男性恐怖症で彼氏ともセックスができない後遺症をもっている、とかいう展開だったりするのかな?

しかし、そうなると、今までみたいに安易に麻美のことを、このビッチが!とか言えなくなってしまうのだけど。。。

そんな展開にするのかなぁ。

でも、思い切り好意的に考えれば、行きずりのレンタル相手の男によって心の傷(だけではなく身体の傷も)を負った麻美が、自分の経験から一方的に千鶴が「和也に弄ばれている」状況を想像して、マジで千鶴を救い出そうとかしているのかね?

ん?

いやいや、でもそれだったら、これまであった、麻美視点での千鶴を侮蔑するような描写と真っ向矛盾することになるから、さすがにありえないか。

何なんだ、いったい?

ということで、とにかく次回以降、ビッチ麻美爆誕!秘話が明かされることになるのだろうけど。


でもさぁ、仮に麻美にいろんな過去があったとして、それを物語も210話を超えたあたりでバラしてくることの意味って何なんだろう?

堕胎経験から生じた男性への憎悪っていうことだったら、今までの数々の(和也以外の)男性同級生に対する思わせぶりな態度もよくわからんし。

単に、男は馬鹿だ、全員死ね!とか思っているのかね?

でも、だとしたら、これ、もしかして、和ばあさんが、マジで麻美の救世主兼たしなめ役になったりするんじゃない?

そういう流れなら、この和ばあさん主催の家族旅行最中の事件としても納得できるのか?

そういうことなのかなぁ。。。

まぁ、麻美が直接堕胎していなくても、友だち?クラスメート?が堕胎したことをどう麻美が受け止めのか、というもっとライトな展開に落ち着く可能性もあるけどね。

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呪術廻戦 第166話 『東京第1結界⑥』 感想

2021-11-22 14:51:06 | 呪術廻戦
あー、やっぱり、これ日車が仲間になる展開か。

心神喪失による責任能力の欠如による無罪認定というのは、いかにも正義の人っぽいけどね。

逆に、これ、日車が、虎杖の内面や心身状態の代弁者になっていく展開かね。

虎杖も伏黒も学園が抜け出てしまって、すっかり学生であることをやめちゃったようなものだけど、しかし、彼らが未成年であることは変わらないから。

ここで、二人を導く大人が登場する、って展開なのかね。

少なくとも虎杖には日車が登場した。

もっとも、キルア似の伏黒には導き手はいらないか。

そもそも、もう禅院家の当主だしw

次回は、日車の殺人の告白なのかね。

なんか、虎杖と勝手にわかりあっちゃいそうだなw

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第19話 『ルート選択』 感想: 結局、人神ってなんなの?

2021-11-22 14:32:39 | 無職転生
アイシャって誰だっけ?って思ってたら、そうか、もうひとりの妹か。

ノルンが全然ダメダメな妹だったから、その対比にびっくりだけど、これ、あとで2人の妹の間で差がつきそうだな。

しかし、ロキシーが仕えていた王子があまりにも馬鹿すぎて、これ、ルート選択もへったくれもないんじゃない?と思っていたw

それよりも気になったのは、結局、人神って何?ってことで。

なんのためにルーデウスの夢枕にたってくるのか、だんだん気になってきた。

魔眼の入手のように、要所要所で、たしかにルーデウスの水先案内人(神?)になっているようではあるけれど。

あとは、ちょっとエリスがデレてきたところかなぁ。

こっちはこっちで、エリスの親族がほぼ全滅している状態がわかってきているから、仮に元いた領地に戻れたとしても、その先は簡単ではないだろうし。

ということで、なんか、らしくないくらい普通の回だったw

次回は、バカ王子をどうやっていなすか、なんだろうな。

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86-エイティシックス- 第9巻までの感想: 結局ただのラノベになりさがってしまうのか?

2021-11-22 14:20:56 | エイティシックス
とりあえず本編としては最新の9巻まで読んだ。

で、そこまで読み終わっての印象だけど、なんかただのラノベに成り下がっちゃったなぁ、というもの。

単純に残念。

作者が個人としてストックのあるネタというのが、結局のところ、ミリタリーネタでしかなくて、

それ以外のストーリー展開や登場人物の配置、といったところは、巻が進むごとに、どんどん、ありきたりのラノベ展開になってしまった。

1巻の内容、あるいは、1巻の最後の場面までの補完である2巻と3巻の内容が、おお!と思わせたのは、

戦場に無理やり駆り出された少年の悲劇のリアリズム

にあった。

加えて、そこに

シンたち(エイティシックス)とレーナ(共和国)の間の被害者・加害者という、容易には越えられない非対称な壁

があったからこそ、この先、どうなるのかと頁を繰る気にさせられた。

その際、兵器を詳細に描く乾いた文体は、戦場と心情のリアリズムの両方を伝えるのに貢献していた。

多分、こうした複数の要素が微妙なバランスの上で配置されていたがゆえに、1巻から3巻までの内容には、眼を見張るところがあった。

ところがそうしたバランスが4巻以降、どんどん崩れていってしまって。

何がヒドイかといえば、すでに6巻までの感想でも書いたように、いつの間にか、シンとレーナの恋バナを中心にした「エイティシックス学園」の話になってしまったこと。

そのトーンは7巻以降も全く変わらない。

むしろ、そうした学園モノの雰囲気を増やすために、ステレオタイプなラノベキャラがどんどん増えていく。

その傍らで、物語はどんどんワンパタン化していく。

一番ひどいのは、5巻の最後でシリンが築いた屍の山で示されたような、

エイティシックスたちにとってあり得たかもしれない悲劇

というモチーフを繰り返していること。

8巻の船団国群しかり、9巻の聖教国しかり。

一応、

船団国群では「戦士として生きる誇りが潰える悲劇」、

聖教国では「戦場に駆り出されるしかない子どもの運命」

という感じで力点の置き方は少し異なっているけれど、どちらもエイティシックスの子どもたちの内面をくじいて戦意を喪失させるための仕掛けでしかなくて、

その結果、8巻ではセオが、9巻ではクレナがそれぞれ精神不安定な状態に陥ってしまう。

特にセオの場合、その精神状態から、結局、左前腕を切断する重症を負って、戦線離脱を余儀なくされてしまった。

まぁ、巻が進めば身内から犠牲者も出るよね、ということなのだけど、その安易さも含めて陳腐な展開が続いてしまう。

多分、こうした「エイティシックスにとってのあり得たかもしれない悲劇」のパタンを繰り返すのは構造的な問題で、それは、この物語の敵が物言わぬ機械であるため。

人間どうしの戦いなら敵国のキャラや内情として「クソな」奴らを書けるものが、レギオンについては書くことができない。

その結果、クソで、ビッチな奴らも、一応、味方であるはずの人類の方で描くしかない。

その結果、8巻や9巻のような、かなりアクロバティックな「可哀相な同盟国」を描くしかなくなる。


とはいえ、そのすべてを「エイティシックスにとってのあり得たかもしれない悲劇」にする必要はないと思うので、このあたりは、単純に、作者にストーリーの運び方の引き出しがなさすぎるからなのだろう。

その代わりに、といってはなんだけど、そうしたストーリー展開の陳腐さを糊塗するために、8巻と9巻では、とにかく戦闘描写が過剰でくどくて意味不明なものが続き、リーダビリティも低下するという始末。

特に8巻の海戦描写は全く意味不明で、何が起こっているのか、ほとんどわからなかったので、ひたすら頁を飛ばしていた。

こんな具合で、巻が進むにつれて、

シリーズとしての大きな流れ
個々のエピソードとしてのストーリー展開
キャラの配置
戦闘描写
それらを支える文体

といった要素が、どんどんバラバラになってしまっている。

多分、一番いらないのは、シンとレーナをはじめとしたラブコメ要素で、これは、ほんとにうざい。

しかも、作者がミリオタなせいか、このラブコメ描写が極めて書き割りすぎて、お粗末。

一応、7巻末でのシンの告白をもって、2人の関係は正式に恋仲に向けて進み始めるのだけど、おいおい、作者、そこで「あとがき」をはさむか?あんた?ってぐらい、作者が出張ってくる、という気持ち悪さ。

あれはドン引きだったなぁ。

ただでさえ、ラノベのあとがきって、作者が、この巻ではこんなことやあんなこと書きました、ってあらすじの紹介や、あの描写にはこんな背景があって、なんていう解説をしまくる場になっていて、

いや、そんなこと読めばわかるんだから、作者がこう読めよ、お前ら、なんてことわざわざ注釈しなくてもいいだろう、と思ってしまうので、常々、あとがきはいらないなぁ、と思っていたので。

そういう意味では、7巻のあとがきは、ホントひどかった。


・・・という具合に、なんかね、『エイティシックス』という話は、話が進むほど、どんどん劣化が進むという酷さで。

いや、6巻まで読んだところで、ちょっとこれどうよ?という気にだいぶなっていたので、7巻以降を読むときは、できればいいところを見つけたいとも思いながら読んでいたのだけど、駄目だった。

この先は、大きな話としては、

フレデリカの処遇、すなわち、女帝バレというイベント、レギオン停止のイベント

があるけれど、それだけでは陳腐な悲劇しか生まないだろうし。

それこそ、エルンストあたりが、このフレデリカの一件でマジギレして、暴君に転じでもしてくれない限り、面白くなりそうもないし。

あとは、戦線離脱したセオがどういう形で復帰するのか。

シリンもある時代なのだから、ロボアームの義手でなんとかなるんじゃないの?って思っていたら、いきなり9巻冒頭で否定されてしまったので、それをどうするのか。

まぁ、ここまでのマッチアップぶりからすれば、同じく皮肉屋のアネットあたりが、そうはいえ、義手をなんとかしそうな気もするし。

あるいは、そもそもレギンレイブには人が乗り込まなくちゃいけないの?という点で、セオについては、遠隔思考操作型の戦闘マシンの試作機を作りそうな気もするし。

てか、すでにレギオンが人間の脳のネットワークの取り込みをしてるのだから、「無慈悲の女王」を鹵獲している今、そういうことを、アネットとルルーシュ、もといヴィーカ殿下が新開発しそうな気もする。

その一方で、敵が喋らない問題も、この先、レギオンとの意思の疎通も可能になる、という展開もありそうな気はするけど。

問題は、そういう設定を、今の作者の技量で、整合性のあるかたちで導入できるかどうか、というところかな。


・・・とまぁ、こんな具合。

まとめると、1巻から3巻までの内容が良かったので、いろいろとその先が想像できて期待はしているものの、それはどうやら高望みだった、というのが、その後の9巻までを読んでの印象。

その印象が覆る展開に期待したいところだけど。。。

多分、無理かなぁ。

せめて、ミリオタ書き込み要素を減らして、もう少し読みやすい文体にしてほしいかな。

それくらいは、なんとかして欲しいところ。

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86 -エイティシックス- 第18話『本当は』 感想

2021-11-22 11:33:45 | エイティシックス
盛り上がってきたけど、テンポがちょっと鈍いかなぁ。

といっている間に、次回も特番のようだから、現実のテンポも悪くなって。

しかし、ここでまた特番って、制作スケジュールが杜撰すぎるにもほどがあるな。

でもまぁ、そもそも第1クールの展開についても、放送されていたときの内容はあまりにも細切れでわけがわかんないと思っていたけど、

でも、配信で一気観したら、あれ、これおもしろいじゃん、と思った口なので、

第2クールについても、素直に全部終わるまでまってから、配信で見たほうがいいのかもね。

原作を読んだ感じでいうと、原作者の本質はミリオタなので、戦闘シーンが兵器の細部の描写を含めてムダに多くて、きっと、その処理に映像化の方は大わらわなんだろうな、とは思う。

いずれにせよ、ここからはテンポよく進めてほしいのだけどね。

あとは、幼女だから過分に軽んじられているように見えるけど、多分、元女帝のフレデリカは、レーナ以上にこの物語の行く末の鍵を握る存在なので、もっと注目されてもいいとは思う。

今はマスコットとして軽んじられすぎw

そういう意味では、舞台をさらに5年後とか7年後とかにして、フレデリカがもう少し成長した姿の時代にするともっと面白そうなんだけどね。

まぁ、そのときにはシンはすでに20歳を超えているのだろうけどw

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ワンピース-ONE PIECE- 第1032話 『おでんの愛刀』 感想

2021-11-22 11:08:54 | ワンピ
うーん、なんか、もう展開、めちゃくちゃだな。

アプーとドレークのところに、今度はCP-0まで参戦。

これもう、乱戦どころの話じゃないよ。

ゾロはゾロで、キングとの戦いで大苦戦だし、

どうにかなるのか?って思ったら、いきなり「おでんの愛刀」である「閻魔」にごっそり生気?覇気?を抜かれて、いきなり火を上げているし。

そしたら終いには、小紫が、ベンベンベンベン、三味線を引いているしw

なんなんだよ、この分裂病的なめちゃくちゃシーン展開w


そういえば、小紫って、ゾロといい仲になっていたんだっけ。

でも、ここで小紫が登場ってことは、やっぱり赤鞘九人男の手当をしていたのは小紫だったのかね?

そして、ベンベンと、三味線を鳴らしているってことは、いよいよ、というか、ようやく、このワノ国編も佳境に入ったってことなのだろうな。

って、もう2021年も終わるけどw

確かにこれでワノ国のオールスターが登場、ってことで、このまま大団円に向かう展開なのだろうけど。

しかし、真面目な話、今後、今以上に、多くのキャラが登場して物語を動かしていくのなら、もうワンピは週刊誌じゃなくて月刊誌で連載したほういいんじゃないの?

でないと、こんな細切れの話ばかり描かれても全然おもしろくないもの。

というか、カタルシスがないよね、まったく。

もちろん、単行本でまとめて読めばいい、という話もあるのだろうけど、それにしたって、話がとっちらかりすぎでしょ。

どうにかならないもんかね、いい加減。

まぁ、呪術廻戦のほうも、ストーリーテリングに難ありになってきたから、これはもう、ジャンプの漫画編集者が仕事をするのを放棄しちゃったからなのかもしれないけれど。

だって、もはや単に漫画家の好き勝手に描かせているだけじゃない。

もうちょっとは「編集」しようよ。

でないと、ただの進行管理業でしかなくない?

とまれ、次回、ゾロはどうなる?

ところで、サンジはどうなった?

もちろん、ルフィもw

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ゴブリンスレイヤー 15 (第15巻) 感想

2021-11-19 19:12:47 | Weblog
15巻になっても、あいも変わらず、ゴブリン退治の話なのだがw

しかし、今回は、時流?にのって、ウマ娘、もとい、馬人の捜索が主題だったw

まぁ、それも結局、ゴブリン退治につながるわけだが。

ただ、さすがに巻を重ねてきただけのことはあって、サブキャラの人たちが、もう完全に、ごく普通に現れては、その人の役回りをきちんと果たしていくので、

もう過不足なく、淡々と物語が前進して、これはこれで読みやすくてw

なんか、そんな気分を一番代弁してくれているのが、エルフの妖精弓手だったりして。

彼女、すっかりメタキャラになってしまった気がする。

一方、以前は語り部に近いポジションにあった女神官は、もうすっかりいっぱしの冒険者になってしまってw

てか、《浄化》の魔法が相変わらず、すごすぎる。

確かにこうなると、女神官も完全に独立戦力なんだよなぁw


ということで、特になにか大事件が起こるわけでもなく、いや、事件は起こっているのだけど、それをパーティ一行の、絶妙な阿吽の呼吸による冒険の実施が、もはや名人芸の域に達していて。

なんか、もはや落語を聞いているような、寄席にでかけているような、そんな気分になってきたw

これならアニメの方も長い目でずっと作り続けていけばいいんじゃないかな。

てか、そもそも、世界の危機はもう、勇者一行が解決しちゃってるだっけ?

だったら、もう、永遠にゴブリン退治でいいじゃんw

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