新章がスタート。
今回のポイントは、タイトル通り、現実世界への「帰還」。
それが、微妙にくすんだ感じの現実空間の描写で妙に納得できた。
もちろん、この先の話が、須郷という能美なみに悪辣なキャラのせいで、陰鬱な物語になってしまうので、その鬱な感じが、曇天調の現実世界の描写に繋がっているとも言えるのだけど。
とはいえ、光の扱い方を変えることで、バーチャルな世界からリアルな世界に物語の舞台が移ったことを表現しているのは素朴に良かったかな。この点では、アクセル・ワールドより上手にリアルとバーチャルの違いを表現しているように思えた。
多分、ホントに微妙な差しかないのだろうけど、アインクラッドの中の方が、よりマンガっぽく書かれていた、ということなのだと思う。発色もよりクリアだったというか。
こうなると、当初は『WORKING!』みたいなキャラ、と言われていたアインクラッド内のアバターの姿にも納得。多分、線の処理や光の処理の仕方が、過剰にマンガっぽかったってことで、それは実は、今回のリアルワールドとの対比をしっかりさせるための工夫の一つだったということで、狙ってやったことということなのだろう。
もちろん、現実世界はどうやら秋で、紅葉になっているのが、必然的に画面の光をゆるく、全体的にぼうぅとした絵になる理由にもなっていて、上手い。髪の描写とか、微妙に照り返しがあって、感じが変わってるし。
遠からず、またバーチャルな世界に没入するわけだけど、この現実世界の「リアル感」の提示はやっぱりいいな。
キリトからすれば、自分の思い通りにならない要素が圧倒的に増えているような印象を与えるような画面作りにしているところがもいい。世界における自由度の違いの描写も、バーチャルとリアルの違いをうまく表現しているように思えるし。
ともあれ、須郷というウザキャラが登場して、見た目は能美のような鬱展開がしばらく続くので、・・・、というか、それでこのクールは終わるだろうから、この中で、どこまで、アインクラッドでできた「仲間」たちとリアル、バーチャルともに協力できるのか、というのが鍵になるわけで。
(それにしても、須郷の変態ぶりはすごいな。これ、ある意味で、理系エンジニアは成人しても変態であり続ける、という見方を思い切り採用しているようで。こんなヤツいたら、マジでドン引き。というか、16歳の少年にマジで挑むとか、17歳の少女をマジで嫁とするとか、一体、いつの時代の話???、って思わされる。いやー、ホント、能美といい、須郷といい、こんな悪辣なキャラ、昭和でも見なかっただろう、という感じで。趣味悪いよなぁ、全く。でも、この趣味の悪さが、茅場と比べて、須郷我道しようもないくらい「小物」であることも表していて、いやはや。。。面白いw)
そのあたりは、多少、原作からずれてもいいから、リズやエギルたちの活躍も見たい所。原作では、徐々にそういうファクターも増えてきているけど。
そうした、リアルとバーチャルのコントラストは、後期の石ノ森章太郎のサイボーグ009的世界をどことなく彷彿させるのだけどね。
ともあれ、いい意味でリアル世界は淡々と進むことに期待。
しかし、今回のエピソードを見ると、なんだかんだいって、AWよりもSAOの方が人気が高いのがわかってくる。やっぱり、AWは、無意味にテンションが高い。それに映像の方も、どちらかというとロボアニメっぽかった。
人間が描けてないとまではいわないけど、とはいえ、きっと、SAOの方が、バーチャルとリアルの齟齬について正面から受け止めている分、共感できる余地が多いのだろうな、と思う。その意味では、AWは、脳天気で漫画すぎる。
それが、RPGと格ゲーの違いから生じているようにも思えるから不思議。
ということで、次回のSAOに期待。
今回のポイントは、タイトル通り、現実世界への「帰還」。
それが、微妙にくすんだ感じの現実空間の描写で妙に納得できた。
もちろん、この先の話が、須郷という能美なみに悪辣なキャラのせいで、陰鬱な物語になってしまうので、その鬱な感じが、曇天調の現実世界の描写に繋がっているとも言えるのだけど。
とはいえ、光の扱い方を変えることで、バーチャルな世界からリアルな世界に物語の舞台が移ったことを表現しているのは素朴に良かったかな。この点では、アクセル・ワールドより上手にリアルとバーチャルの違いを表現しているように思えた。
多分、ホントに微妙な差しかないのだろうけど、アインクラッドの中の方が、よりマンガっぽく書かれていた、ということなのだと思う。発色もよりクリアだったというか。
こうなると、当初は『WORKING!』みたいなキャラ、と言われていたアインクラッド内のアバターの姿にも納得。多分、線の処理や光の処理の仕方が、過剰にマンガっぽかったってことで、それは実は、今回のリアルワールドとの対比をしっかりさせるための工夫の一つだったということで、狙ってやったことということなのだろう。
もちろん、現実世界はどうやら秋で、紅葉になっているのが、必然的に画面の光をゆるく、全体的にぼうぅとした絵になる理由にもなっていて、上手い。髪の描写とか、微妙に照り返しがあって、感じが変わってるし。
遠からず、またバーチャルな世界に没入するわけだけど、この現実世界の「リアル感」の提示はやっぱりいいな。
キリトからすれば、自分の思い通りにならない要素が圧倒的に増えているような印象を与えるような画面作りにしているところがもいい。世界における自由度の違いの描写も、バーチャルとリアルの違いをうまく表現しているように思えるし。
ともあれ、須郷というウザキャラが登場して、見た目は能美のような鬱展開がしばらく続くので、・・・、というか、それでこのクールは終わるだろうから、この中で、どこまで、アインクラッドでできた「仲間」たちとリアル、バーチャルともに協力できるのか、というのが鍵になるわけで。
(それにしても、須郷の変態ぶりはすごいな。これ、ある意味で、理系エンジニアは成人しても変態であり続ける、という見方を思い切り採用しているようで。こんなヤツいたら、マジでドン引き。というか、16歳の少年にマジで挑むとか、17歳の少女をマジで嫁とするとか、一体、いつの時代の話???、って思わされる。いやー、ホント、能美といい、須郷といい、こんな悪辣なキャラ、昭和でも見なかっただろう、という感じで。趣味悪いよなぁ、全く。でも、この趣味の悪さが、茅場と比べて、須郷我道しようもないくらい「小物」であることも表していて、いやはや。。。面白いw)
そのあたりは、多少、原作からずれてもいいから、リズやエギルたちの活躍も見たい所。原作では、徐々にそういうファクターも増えてきているけど。
そうした、リアルとバーチャルのコントラストは、後期の石ノ森章太郎のサイボーグ009的世界をどことなく彷彿させるのだけどね。
ともあれ、いい意味でリアル世界は淡々と進むことに期待。
しかし、今回のエピソードを見ると、なんだかんだいって、AWよりもSAOの方が人気が高いのがわかってくる。やっぱり、AWは、無意味にテンションが高い。それに映像の方も、どちらかというとロボアニメっぽかった。
人間が描けてないとまではいわないけど、とはいえ、きっと、SAOの方が、バーチャルとリアルの齟齬について正面から受け止めている分、共感できる余地が多いのだろうな、と思う。その意味では、AWは、脳天気で漫画すぎる。
それが、RPGと格ゲーの違いから生じているようにも思えるから不思議。
ということで、次回のSAOに期待。