BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

はたらく魔王さま! 第15巻  感想

2016-02-23 12:49:35 | はたらく魔王さま!
なんかもう話の向かう先がよくわかんなくなってきていて、その意味では、ちょっと泥沼に入りつつあるような『魔王さま』の15巻。

とりあえずスペース空けときます。





























































で、今回はもうとにかく最終章で気持よく騙されていたことに気づいて、ついでに爆笑して終了!って感じかな。

いやー、正直、ライラとガブリエルの説明は、長いしよくわかんないし、えー、今度はSFかよー、いや、そりゃ、宇宙服着た人物が出てきたんだから、SFに言っても仕方ないけどさ・・・、って感じで、途中までは読むのがひたすら苦痛。

で、その一方で、エメラダがあれこれ画策する風を装って、皆の意見の聴取に回っているのが、まぁ、上手いといえば上手いのだけど。

でもさー、今回、多分、紙幅の多くは、ライラ、ガブリエル、エメラダ、という、いわゆる魔王家の面々とは異なる人たちの説明セリフに費やされていて、そこは、ちょっと残念。

ていうか、前のエンテ・イスラ帰還編の時も思ったけど、この作品がヘタすると、微妙になってしまうところは、多分、作者が書きたいことと、読者が読みたいことが、ズレているところだと思うんだよね。

誰もガチなファンタジーやマジなSFを望んではいないはずで、読みたいのは、真奥たちの長屋話の人情モノだよね。

悪魔とか天使とかいうのは、あくまでも異世界人としての彼らの設定に過ぎなくて。

それなのに、作者はその設定の方をあれこれ描きたくて仕方ないw

もちろん、その作者と読者の意向の折衷案が、最後に示された、魔王城に置かれた六畳一間なんだろうけどね。

で、ライラとガブリエルのことは知らんけど、アラス・ラムスの願いは絶対成就!という姿勢もまさに人情モノでw

それはよくわかったし、納得。
てか、爆笑。

でもさー、ライラとガブリエルの話、やっぱ長すぎだろう。
いまだによくわかんないし(苦笑

あとは、ちーちゃんが悪魔大元帥として前線に立つ(笑)ことで、今まであった調停者や記録者のポジションを降りてしまったから、梨香がその代役を果たす、というポジション・チェンジ。

これは納得。
だから、結構、梨香をフィーチャーしてきていたのか、と。。。
まあ、彼女はエミリア側の友人代表だから、こうなってもおかしくはないしね。

まぁ、ともあれ、早く「ノア・ギア(笑)」を見つけて、アラス・ラムスの同胞を救ってやってくれ。

で、その時は、魔王はちゃんと活躍してくれ。頼むよ!

にしても、ライラ+ガブリエルの語りはめんどくさいし、うっとおしい。
正直いって、この二人が、半ば真奥家の準一員になりつつあるようになったところから、物語自体は迷走して、つまらなくなってきてるように思ってた。

てか、ガブリエル、マジ嫌い。
同じ元敵でも、サリエルは許せるのにw

ライラもマジうっとおしい。
この人の場合は、裏で画策する切れ者と思っていたら、とんだ天然婆さんだったってことで。これは、キャラ造形、失敗じゃないかな。

あとは、とにかく、キャラの数が増えると、どんどん真奥の出番が減り、彼がいわばウルトラマン的な、最後に現れて問題を解決していくヒーローみたいな立ち位置になっているのがね。

それもこれも、エンテ・イスラ編で、鈴乃にいろいろと心中吐露しちゃったからなんだよなー。もったいない。

まぁ、ここから先の異世界大戦では、ちーちゃんが大活躍してくれることを願うよ。

基本的に善人しかいないってのがファンタジーの原則なので、きっと真奥たちがぶん殴りにいく相手も、会ってみれば善人だった、ってことになるんだろうけどね。。。

あと、作者は、もうちょっと前巻までで明らかにされた背景情報を、適宜振り返りながら書いてほしいな。ライラたちの話は、前巻までの話を振り返らないとやっぱり理解し難い。

それと、遺伝子操作で死なない人間を作ったとか、まぁいわれればわかるけど、この物語にとっては、そこまで書き込んで説明する話かな、とは思ったかな。ほぼ同種の人類という種が宇宙のアチラコチラにいる、という設定にはちょっと???となったし。

まぁ、悪魔が、人体実験の成れの果て、という可能性にはなんとなく気づいてはいたけけど。

次巻では、お兄様よろしく、本編が始まる前に、今回、ライラ+ガブリエルが明らかにした設定について、説明するページがほしいぞ。

てか、セフィロト、万能すぎだろ。
なんで、宇宙中にあるの?神様なの?

とにかく、設定はこれ以上いじらなくていいから、是非、人情モノをよろしく!

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UQ HOLDER! 第112話 感想  マジでネギま!の続編だ!

2016-02-17 14:12:20 | UQH/ネギま!
いいねー、マジでネギま!の続編じゃん!
新章早々、飛ばしてきたね!

まぁ、とにかく、今回ヒャッハー!だったのは、すでに登場していた委員長、龍宮隊長に加えて、茶々丸、サヨ、それに、ザジまで!登場してきたこと。

で、最後に、コノ・セツの孫!がようやく絡んできたのはいいけど、いきなり刀太を兄呼ばわり!いやまぁ、確かに同じ近衛姓だけどね。。。

これは微妙にビックリ!
しかし、クローンという存在は、この世界の取り決めでは、公式には「孫」扱いされるものなのだろうか。
それとも、「孫」に相当する何らかの遺伝子操作を行うのだろうか?
あるいは、この世界では、誰かのクローンは全て「近衛姓」を名乗るが決まりなのか。
あるいはあるいは、コノ・セツの孫の二人にしても、ネギ君の遺伝子に木乃香と刹那の遺伝子を掛けあわせているから、刀太のことを兄と呼ぶのだろうか?

この「クローン=孫」問題は結構気になるところだなぁ。
なにせ、刀太には、マジックキャンセル能力たる「火星の白」があるからね。
で、その「白」の出処は、どう考えても明日菜でしょ?
となると、刀太のDNAは・・・って思うよねw


しかし、今回の最大イベントといえば、やっぱりザジの再登場でしょ!

いやー、始まりの魔法使い絡みで絶対魔族の話に繋がるはずだから、ザジは絶対現れるはず!と思っていたところで、ドンピシャだよ!

しかも、彼女の口から、あっさり始まりの魔法使いの「共鳴り」の秘密も明らかにされたし。
始まりの魔法使いは不死ではないが「不滅」であり、その秘密は「報復型精神憑依」にある!

まぁ、この仕掛けは、ネギま!を読んでればバレバレだったけどねw
なので予想通り。
大事なことは、「共鳴り」ということばの意味が明らかにされたことであり、その仕掛けに対して、刀太がダーナのことばを思い出したこと。
「火星の白」、すなわちマジックキャンセル能力を使えば、「共鳴り」の解除ができるわけで、となると、刀太の当座の目標は、闇の魔法のように、「火星の白」を随意に使えるようになることとなる。

目標が明確になると、物語が締まっていいね!

ただ、こうなると、むしろ、刀太という存在自体が、いざというときのことを考えて、ネギ君が計画していたもののようにも思えるかなぁ。

なにしろ、委員長たちも、刀太がネギのコピーであることを知っていたからね。

しかし、そうなるとやっぱり気になるのが、この「コピー」だよな。
だって、もしもネギが、自分自身が始まりの魔法使いに乗っ取られてしまう、いざ!って時のことを考えて刀太を「用意」していたのだとすれば、同じ理屈で、悠久者ではない木乃香と刹那が、おそらくは彼女たちの死後の未来に実行される「ネギ君救済作戦」のために「用意」していた「コピー」が、帆乃香と勇魚だった、ということにはならないかな、と。
そういえば、UQホルダー、ナンバーズ、まだ3番、5番、8番が出てきていないけど、もしかしたら、刀太がキリヱや一空をさしおいて7番となったように、帆乃香と勇魚の二人も、はなからナンバー入りが想定されていたのかもしれない。

しかし、そうなってくると、みぞれが委員長の「ひ孫」ってのも気になってくるぞ。
委員長のだんなって誰? というかホントにいるのかな?
もしかして、ひ孫というのは、孫=コピーの子供とか?
雪広の血統を残すために、結婚はせずにネギ君一筋を生涯通し、代わりにコピーを残した・・・とか?
テラフォーミングもしてしまった未来ならば、クローンの扱いもそんな形で合法化されてそう。

しかし、さらにここで気になるのは、ネギま!の魔法世界に存在したエヴァの「コピー」のこと。あれも「コピー」なんだよね、どうやってコピーができたかはわからないけど。

しかも、あのエヴァのコピーは、結局、魔法世界でのネギの完全なる師匠だったんだよね。
それに、ネギが闇の魔法に飲み込まれてもマスターと同じ存在になるだけ!と言って、エヴァのコピーを赤面させていたし。

で、前回書いたように、もしも、今刀太がいる世界が地球ではなく火星であるとしたら、そして、刀太の世界が、テラフォーミングされた火星の世界だとしたら、今いる雪姫としてのエヴァが、コピーの方のエヴァである可能性が残っていると思うんだよね。

で、雪姫がコピーの方のエヴァであるとすれば、彼女がナギではなくネギを愛していると刀太に言っても、違和感がない。
だって、コピーの方のエヴァって、多分、ナギに出会ってないでしょ?
つまり、あの魔法世界の修行を終えて、ネギに好き!といわれて赤面していた方のエヴァなら、ネギ一筋!でもおかしくないし。

そもそも、魔法世界のコピーのエヴァのその後、って全く描かれていないし。

で、そうなると、ゆくゆくは本体のエヴァが登場することを考えて、コピーのエヴァの方にわざわざ「雪姫」という名前をつけたのではないかな、と。
あ、これは作劇上の都合ね。

まぁ、わかんないけどね。

あとは、ネギ、もとい、始まりの魔法使いがネギの体を使って、今、何をさせようとしているのか、ってこと。

もっともそのあたりは、委員長や龍宮隊長はわかっているようにも思えるけど。
やっぱり、麻帆良学園の世界樹なのかなぁ。
でも、この世界が火星のその後ってことなら、魔法世界の新「麻帆良学園」には世界樹はないはずだから、なんとか本当の地球に行かなきゃダメなんだろうけど。。。


ともあれ、かように、ネギま!世界のその後をマジで描いてくれそうなので、ここに来て、ホントに楽しみになってきた。

いやー、やっぱりカギを握るのはザジでしょ。
そういえば、微妙に、彼女は外見が変わって、成長していたなぁ。
さすがは金星のプリンセス。

あ、そういえば、帆乃香と勇魚はどうしてザジを知っていたんだろう。
委員長たちがみんな口をそろえて、ザジにお久しぶり、と言っていたのに。。。

もしかして、近衛姓のコピープロジェクトはザジの管轄?

ヤバイな、いくらでも妄想が膨らむ。

にしても、前章?でラブコメ成分を一気に高め、新章に入って、まほら武闘会にかこつけてネギま!世界の秘密解明に向けて大旋回!

いいね、ホントにネギま!の続編に化けたよ。

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UQ HOLDER! 第111話 感想 やっと新章スタート!

2016-02-10 15:10:20 | UQH/ネギま!
ようやく来たね、この・せつの孫?が。
まぁ、これは予想通り。
来週からどう動いてくれるのか。単純に楽しみw

しかし、まほら武闘会とばかり思っていたら、なんと裏オリンピックなのか!
そして、主催者はやっぱり雪広コンツェルン。
悠久者のプロフィールをどうやらみぞれは知っているみたいだけど、となると、委員長は、刀太たちの世界の秘密の相当部分を知ってるんだろうな。

で、思ったけど、やっぱり、ここ、テラフォーミングされた火星でしょ。
だって、新東京だけでなく、ニューシドニーだっけ?
都市の名前にどれも「新」がついてるし。
移民先の土地に「新XXX」ってつけるのは、開拓の常道だからね。
アメリカのニューイングランドとかニュージャージーとかニューヨークとか。

で、ここが火星なら、裏オリンピックで魔法解禁!というのも理解できる。
それに明らかに獣人というか亜人のような人達がいることもわかるし。

そうすると、あの超星仔だっけ?彼あたりは、超の先祖スジになるのかね。

というか、刀太がネギのコピーということを考えると、この世界では子孫という概念は精子・卵子の提供者ではなく、DNAの提供者ってことになるのかもね。
で、そうなると、特に結婚という制度がなくても、子孫は生み出され、その意味で系図は続いていく、ということなのではないかな。
超鈴音がネギの子孫というのも、刀太がネギの子孫というのと、大して変わらないのかもしれない。

ともあれ、今回は今まで邪険に扱われてきたみぞれに対するごめんね回だったというkとで。良かったね、お姫様抱っこされてさw

でも、最後は、雪姫/エヴァが持っていくのだった。。。
なんだかんだいって、仲いいなぁ、あの二人w

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第18話 『声』 感想

2016-02-07 19:44:03 | Weblog
タイトルの『声』って何だろうと前回の予告の時に思っていたのだけど、クーデリアの演説のことだったのね。三日月が言うように、声だけで一触即発状態だった戦場を静めたということで。

そうした声、というか、政治的発言のもつ戦略的効果というものは、ずっと底辺を這いずりまわってきた、宇宙ネズミたる三日月からしたら、新鮮だったんだろうな。

自分たちはあくまでも現場の兵士・兵器でしかない、ということを三日月の口から話させたのは、ちょっと新鮮だったかもしれない。

もっとも、それにしても、クーデリアの変身ぶりは、さすがにちょっとアレなんだけど。
いや、あそこまでポンコツだった人間が、突然、ああも化けるかね、ということ。

まぁ、アトラたちが、再三再四、「無理している」と言ってることで、一応、クーデリアの豹変ぶりも、超背伸びした結果だということがわかるのだけど。

ボトムアップの、這い上がる物語だった「鉄血」臭さがちょっと戻ってきた感じ。

とはいえ、やっぱり、いろいろグダグダなところが目立つといえば目立つ。

てか、三日月が、一発でチョコの人wを見分けたのってなんで?
やっぱり「臭い」なのかね?
で、あのチョコがマッキーだったのって、オルガは名瀬にも秘密にしてるのだろうか?
オルガの変な背伸びがあとあと名瀬たちも巻き込みそうで嫌な予感しかしない。

あとは、例のOPの平安顔の人はフミタン改ではなかったw
しかも中の人が例の・・・・
いやだなー、もうあの人の声、しんどいんだよね、聞くの。。。
出てくるだけで、ネタキャラにしか見えないんだよなぁ。。。
それもあって、ものすごく興ざめ。

なんか2クール目のアルドノアというよりも、2クール目のクロスアンジュっぽいかな。
サンライズっぽい失速感。
どんどん見どころが減ってくなぁ。

しかし、意外なまでに、爺さんたちが自己主張する話になってきたなぁ。。。

やっぱり、これ、ガンダムであることが一番のネックな気がしてきたなぁ。
ドラマとMSがチグハグしている感がハンパない。。。

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