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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

その着せ替え人形は恋をする 第104話 感想: この五条くんとまりんの間に立ち込める「暗雲」は、やっぱり「ハニエル」の呪いなのだろうか???

2024-06-23 09:40:45 | ビスク・ドール
五条くんに、雛人形を男の子が気に入っていて「気持ち悪い!」って言って消えた「のんちゃん」。

本名はどうやら、「青柳のばら(野薔薇?)」というらしい。

のんちゃんにしても、まりんにしても、五条くんの夢をないがしろにしている、という事実に苛まされることになってしまった。

のんちゃんは子どものときに、あの発言を五条くんに向けて言ったときから。

まりんは、五条くんにコスプレ衣装をつくってくれ、とねだったときから。

うーん、これは、回り回って、まりんとのんちゃんの接近、友人化もあり得る流れ?

単純に、幼馴染vs彼女、みたいな、陳腐な対決構図に収まりそうにない。

収まるにはともに、五条くんに仕向けた負債が大きすぎる、という認識だから。

のんちゃんはたんに「ぱぐもぐ」(なんかアニメ?)を通じて、両親をなくした五条くんをなんとか慰めたかっただけだったのだけど、そんな自分の想いがずっと届かないまま、いつのまにか、自分よりもお雛様に「恋した」五条くんにイラッときて、「気持ち悪い!」なんて言ってしまって、そのうえ「大嫌い」宣言までしてしまった。

そりゃ、子どものころからずっと自己嫌悪でも仕方ないよね、のんちゃん。

一方、まりんはまりんで、自分が、五条くんの夢を奪っていた、という事実に気づいてしまった。

雛人形の「頭師(かしらし)」になるには、最低でも、一日3時間の修業が必要なことを知ってしまったから。

まりんが、五条くんの夢を奪っていた、という事実が明らかになっちゃったんだね。

じいちゃんが元気なうちに、雛人形を作れるようになりたい、という五条くんの夢を遠ざけていた。

もちろん、以前の五条くんなら、コスプレ衣装作りも、雛人形づくりの修行の一環になるから平気です、と軽く返事をして終わりだったはずなのだけど。

今の五条くんは、例の「ハニエル」のコスプレ会場での一件以来、まりんとのコミュニケーションがうまくいっていないから、多分このまま平行線をたどって、まりんとの関係も悪循環を辿るはずで。

うーん、これ、どんな罰ゲーム?・・・的な悪路入りなのだけど。。。

問題は、五条くんがおかしくなってしまった理由なのだけど。

単純に、まりんの背中を押しすぎて遠い存在にしてしまったことを悔いているのか?

それとも、それとは別に、自分の雛人形づくりの問題点、なにか「邪なことをしている」みたいな自責の念に囚われてしまったからなのか?

いずれにせよ、五条くんの本心がわからないことにはどうにも前に進まないわけだが。

その本心を問いただすのは、誰になるのか?

まりんも、のんちゃんも、どちらが聞いても、さらに傷口を広げるだけのように思えるけど。

なんか、八方塞がりだなぁ。

その間にも、世間では、ハニエルのコスプレイヤーは誰か、あの衣装を作ったのは誰か、という捜査?が進むだろうから。

遠からず、まりんだけでなく、五条くんのもとにも「追っ手?」の手が届くだろうしなぁ。。。


ということで、事態はドンドン暗い方に転がり込んでいくのだけど。

これ一体どこから、雪解けが始まって、事態を収める方に向かうのだろう?

てか、ちゃんと「好転」するんだよね?

なんか、どんどん、「ハニエル」の呪いのように思えてきたよ。

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その着せ替え人形は恋をする 第103話 感想: 五条くん、コスプレ衣装作りをやめちゃうの?

2024-05-22 11:24:44 | ビスク・ドール
2ヶ月空けての連載再開で、ハニエルコスプレの一件で、なにか悟ってしまった五条くんが完全に曇った状態で、まりんと雛祭りむけのひな人形展に出向く話。

五条くんは、どういうわけか初心に帰って、雛人形の職人のための修行に勤しみたいと思っていて、多分、もうまりん向けのコスプレはしない、と伝えたいのだろうなぁ・・・と思ってるのだろうなぁ。

・・・って思ってたら、最後に、多分、第1話で子どもの頃の五条くんに対して、男なのに雛人形に惹かれていてキモい!(←要約w)と言って、五条くんにある意味、心の傷を追わせた女の子・・・と思しき「のんちゃん」って女子が登場して終わり。

うーん。

なんか急に暗雲立ち込める話になったな。

でも、このタイミングで「のんちゃん」が現れたのは、五条くんの雛人形への愛の原点を確認して、そこから再びコスプレ製作に至る、という困難を伴う「試練のとき」という展開のためなのだろうな。

あと、いわゆる幼馴染枠で登場した「のんちゃん」が、五条くんをめぐる、まりんの恋のライバルになることは、間違いないだろうし。

で、その「のんちゃん」だけど、まだ素性が全くわからなくて、名前すらわからない。

そのあたりは、次回、明らかにされるのだろうけど、その素性として、どうやら、のんちゃんの正体は、まりんが文化祭でコスプレした『生ホス』のレイ様を演じたMICOだという説があるみたいで、あー、なるほど、それはありかも、とは思った。

ものすごいご都合主義だけどw

まりんにとって、のんちゃんが恋敵であるとともに、芸能人としての先輩であり目標になるという展開が続きそうなこと。

その場合、まりんとしては、敵愾心と崇拝がごちゃごちゃになって、その感情の起伏を追うだけで物語が成立するはずw

漫画としてはおもろしくなるよね。

多分、このあと、まりんとしてはプロのコスプレイヤーになるかどうか、という選択肢が示されるはずで。

ただ、プロでやる場合でも、衣装が五条くんにお願いしたいと思うだろうけど、そこでも一悶着、ありそうだし。。。

ということで、物語としては俄然、面白くなってきたけど、ただ、一気に五条くんとまりんがかかわる世界が広がる流れなので(大人の世界が急にやってくる)、そのあたりの展開を、今の連載のペースでうまく扱えるのかどうか、かなり不安。

複数話かけて何人かの動きを平行して描こうとすると、かなりもたもたした流れになりはしないか。

要するに、『推しの子』のような芸能界ドロドロの要素が入ってくるのだから、『推しの子』のように週刊連載くらいでテンポよく場面転換も含めて進めないと、いつまで経っても話が進まなくて、読者の方が飽きてしまう可能性があるなぁ、と。

いや、面白くなってきたのは間違いないのだけどね。

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その着せ替え人形は恋をする 第12話 『その着せ替え人形は恋をする』 感想

2022-03-27 15:34:46 | ビスク・ドール
あー、やっぱり夏祭りで締めてきたかー。

この流れからすると、多分そうなるだろうなぁ、と思っていた通りだった。

しかも、最後をあの、「寝落ち五条くんへの海夢の告白」で終わるところまで。

だって、あのあたりが一番、二人の距離が縮まるところだからね。

というか、海夢のすきぴーw話にひとつの区切りがつくところ。

あのシーンで、読んでいる方も、

もう五条くん、はやく気づけよー、
あ、でも、もう事実上つきあっているようなものだからいいかー!

という気になって、それ以後の読み方がちょっと変わってしまうところではあった。

でもそれが夏休みの最終日、というのもお約束だよねw


ということで、終わってしまったw

当然、2期があることは期待しているので、是非とも、ハロウィンパーティと文化祭のエピソードでやってほしいw

ていうか、この構成だと、2期があったら、多分、文化祭を締めに持ってくる流れだろうなあw

絶対盛り上がるはずだから、2期、はやくよろしく!


しかし、まさか、何の期待もせずに1話を見て、あれ、これもしかして面白いんじゃない?って思って、そこから一気に原作を読んでしまって、むしろ、読み終わってからは、あのシーンはどう描かれるのかなぁ?と思いながら楽しむ感じになってしまうようになるとは思っていなかったw

つまり、原作を読んで展開を知っていても、でも楽しみに映像を見れてしまえる類に作品ってことで。

完全に今季の掘り出し物ナンバーワンw

まぁ、いろいろな意味で、そこかしこに、ご都合主義的な展開が張り巡らされているわけだけど、でもまぁ、幻想ってそういうものだよね、ということまで含めて、優しい幻想譚だと思っている。

とうことで、五条くんは、これで海夢という相棒を得て(まだ恋人ではないからね)、彼女の導きでクラスでも頼れる男になっていくという展開が待っているので。

ホント、文化祭までは是非ともやってほしいなぁ。

こちらは、ものすごく期待しながら待ちたいと思う!


にしても、夏祭り、いいよねぇw

花火を二人で観るの、いいよねぇw

足を痛めた彼女をおぶって二人で帰るの、いいよねぇw

そんな定番の展開を、最後は現代らしくスマフォの寝落ち告白で締めるのって、作者はよくわかっているなぁ、って思っていた。

そして、その展開をスタッフもよく理解しているなぁ、って。

素晴らしかった!

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その着せ替え人形は恋をする 第5話 『その着せ替え人形は恋をする 第5話』 感想

2022-02-06 17:29:10 | ビスク・ドール
うん、とうとう、まりんが五条くんに恋したね。

いやー、原作でも今回の最後のあたりの、コスプレ会場からの帰りのシーンは、しっとりとしたいい感じのシーンで気に入っていたのだけど、

うまーく描いたよね。

これは、マジで原作好きにはたまらなかったんじゃないかな。

でもさ、まりんからすれば、ここまで五条くんに支えてもらって、雫たんのコスプレをしたい、という夢を叶えてもらったら、そりゃ、ナチュラルに落ちるよね?

その上、「綺麗」という、五条くんにとって特別な言葉を、寝入りがちのところで、ふと口にされたら。。。

ということで、これ、まりんが五条くん「しゅきー」になるまでの展開が、あまりにも周到すぎてw

作者、うまいよ。

その上で、次回から、まりん→五条くん、のラブコメが晴れて始まるわけで。

で、そこに間髪入れず、ジュジュ様!が登場するわけで。

いやー、この序盤のつかみ、ほんとにスゴイよね。

キャラ造形の良さも含めて、この後の展開も楽しみ。

しかし、ここまで人気が出てきたら、普通に2期、やるよね?

ていうか、クラス対抗の文化祭までは是非、やってほしいな。

周りが「お前ら、もう付き合っちゃえよー!」って絶叫wするところまで含めて、五条くんのスクールライフであり、まりんとのラブコメだからw

とまれ、今回の最後の、まりん胸キュン、の場面は、ホント、良かった!

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その着せ替え人形は恋をする 第3話『じゃ、付き合っちゃう?』感想

2022-01-23 02:26:19 | ビスク・ドール
ようやく海夢と新菜のコンビが動き始めた回だったね。

このあたりは、まだ新菜のほうがオロオロしていて海夢がリードしているように見えているけど、

でも、これが、今回の最初の雫たんコスプレのミッションが終わったら逆転するからなぁw

そのギャップがどう表現されるか、楽しみ。

もっとも、すでに今回、海夢が、実はやることなすこと、方向違いのことをするアバウトなやつであることは明かされていたわけだけどw

しかし、そうか、今回もう、ジュジュ様が、写真だけだけど登場していたのか。

となると、最初のコスづくりが次回、最初のイベント参加がその次、って感じで、一応、5話までに最初の山を越えて、6話くらいからジュジュ様降臨!ってテンポになるのかな?

そうやって、まずはレイヤーさんの仲間を増やしていく展開から入ると。

本当は、学園祭までやってほしいけど、さすがにそれは2クールないと無理だよなぁ。。。

すでに期待しているけれどw

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その着せ替え人形は恋をする 第2話『さっそく、しよっか?』感想 + 原作第70話までの感想

2022-01-18 17:54:10 | ビスク・ドール
第1話をなんとなく見たら、なんか、とにかく作画がすごくって、おおー、と思ってしまい、で、2話を見て大爆笑w

そうか、『ホリミヤ』を作ったところがやってるんだ、そりゃ、表情がきめ細かくなるよなぁ、素晴らしいなぁ・・・

と、素朴に思ってしまい、完全に今期のダークホースに!

鬼滅とか、進撃とか、ありふれとか、ヴァニタスとか、あと特番でお兄様とか、すでに見慣れたラインアップの中で、むしろ、新鮮さで頭一つ抜け出た感じw

で、勢いで、原作マンガも最新話まで読み切ってしまった。

いやー、いいよ、これ。面白い。

基本は、新菜と海夢の二人によるラブコメだけど、男女の役割を入れ替えているところが今風。

女子力の高い新菜と、きっぷの良い海夢。

繊細な新菜と、思い切りの良い海夢。

でもちゃんと海夢のほうが新菜にベタぼれになるところは少年マンガのお約束ということで。

うまいなと思ったのは、雛人形職人とモデル/コスプレを組み合わせたところで。

これ、雛人形がフィギュアだったら、新菜はただのキモオタになるところなのに、雛人形だと伝統芸能枠で「美」まで語れちゃうのがねw

その上で「綺麗」が殺し文句になってしまうのだからスゴイ。

あとは、いまのところ、クラスを含めて悪人がいないのが安心して読める。

文化祭が終わった時点で、もはや新菜は海夢とともに、クラスの英雄だからねw

むしろ、新菜が勝手につくっていた「周りに対する壁」が、彼自身の「真面目な」性格によって、自分自身の手で少しずつ切り崩されていくところも、ちゃんと「成長」が描かれていて好感がもてるところ。


ということで、基本的に、いまのところ、新菜の成長物語として語られてきている。

これがどこかで、ギアチェンジして海夢のターンになるのか?

あるいは、いつ、新菜と海夢は付き合うことになるのか?

そういう意味では、新菜にいろいろと心の傷を負わせた幼馴染?の「のんちゃん」がいつ再登場するのか?

下手すると、そこから、海夢と新菜とのんちゃんの三角関係の泥沼が始まるのかもしれないし。

玉突きで、今はなりを潜めているジュジュあたりも、海夢と新菜の恋愛模様に絡んでくるのかもしれないし。

文化祭を経て、なかばクラス公認の仲になっている海夢と新菜の関係なので、海夢と新菜の関係が崩れたら、周りもだまっちゃいない!って感じになりそうなので、なんか、結構、甘酢いっぱい青春ものになりそうな予感もするw


ということで、アニメにしても、原作にしても、先が気になる作品なのは間違いなし!

続きが楽しみだなぁw

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