BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダーウィンズゲーム 第92話 感想: 次回は祝シュカ復活!だよね?

2021-03-18 11:58:20 | ダーウィンズゲーム
複数のシギルを奪えるグリード(マスター?)との戦いの続き。

善戦したものの鈴音が絶体絶命のところで、長距離射撃でグリードにヘッドショットを打ち込むカナメ。

彼の武器製造能力からすると、もうなんでもありなのがスゴイのだが。

しかし、それで時間を稼いで、鈴音の戦闘現場にたどり着いたカナメとダンジョウだったのだけど・・・。

まさか、ここでダンジョウが殺られてしまうとは。

しかも、その時のグリードの姿が、なんと王さん!

趣味悪いなぁ。

カナメがブチ切れた上でブチ切れたのだけど。

次回、カナメと王さんwの再戦、ってことなのだが。

しかし、この危機に、今回、目の前にまで迫っていたシュカとククリだったので、次回は、この王さんとの戦いの中で、カナメが危機に陥ったところで、シュカが限界して、カナメを守る展開かな?

さらにいえば、再び、シュカが王さんに死を与える役割を担うってことで。

でもだったら、ここでわざわざ王さんを出す意味もある、ということで。

だって、カナメだけでなくシュカとも因縁のある存在だからね、王さんはw

ということで、次回、シュカの復活!ってことでいいのだよね?

てか、いい加減、世界線を合流させないと、何をやっているのかわからなくなりすぎ。

あと、今回のダンジョウの退場を受けて、もしかした鈴音も、サンセットレーベンズ入りするのかもね。

とにかく、最終決戦となるダーウィンズゲームの前に、カナメも陣営を整えないとだし。

そういう意味では、ククリもこの世界線とのつながりを確保して、相互に行き来を可能にする展開かな?

そろそろ雪蘭のことも思い出してあげるべきだと思うんだよねw

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ダーウィンズゲーム 第91話 感想: もしかしてダーウィンズゲームって、本気の進化ゲームなのかね?

2021-01-23 16:51:44 | ダーウィンズゲーム
前回、敵の首領たるグリードDを発見して、その追跡に移ったスズネ。

今回の話は、突き詰めると、このスズネとグリードDの間で交わされた、人間はダーウィンズゲームのことを理解していない、ということが全てかな。

あとのカナメたちの描写はただの状況描写でしかないから。

で、このスズネに投げかけられた言葉だけど、これって、シギルは、単にダーウィンズゲームというアプリが与えた異能なのではなく、もっと根本的にその人の能力を発言させている、とかいうことなのかな?

その意味で、ちゃんと人は進化している。

つまり、スズネの獣人のような姿は、単にアプリが付与してくれた能力ではなく、スズネ自体が「進化」した姿だと。

これ、多分、スズネの立場からすれば、何言ってんだ?ってことにしかならないだろうけど、カナメやシュカの能力の由来の話とかを思い出せば、むしろ、眠っていた才能の発芽を早めた、というのが近いようにも思えるし。

87話でジスラン博士が言っていた「ミーム」のことを思い出せば、ゲームという文化事象を通じて会得したような気になっている能力も、まさに「ミーム」として人の身体に影響を与えて、結果として、本当にシギルを体が身につけてしまった、ということなのかね。

そういう意味では、シギルは、その人が進化した結果の能力、ということで。

ゲームという形で学習したミームが、そのまま、身体まで変えていく、ということなのかもしれない。

ともあれ、物語としては、このスズネの危機にカナメたちが間に合うのかどうか、だね、次に気になるのは。

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ダーウィンズゲーム 第90話 感想: ひたすら圏外村の攻防戦!

2020-12-16 17:11:38 | ダーウィンズゲーム
前回、武器庫を爆破された圏外村に襲い来るグリードの群れ。

その猛攻に個別に対処していく、カナメたち。

あれこれ誰だろうと思ったら、スズネが成長してすっかり戦士になっていたw

にしても、圏外村は四方から責められているわけだけど、具合のいいことに、オージのおかげで戦況を俯瞰することができる。

これはカナメたちにとって優位だし、読者にとってもありがたい。

ともあれ、そうして、ひたすら攻防戦を繰り広げられた今回。

最後に侵攻を指示している?グリードDをスズネが発見したところで終わり。

あの感じではスズネが単騎で襲撃しそうだけど、さすがにそれは分が悪いよなぁ。

誰か救援に駆けつけるのだろうか?

スズネとの縁ということであればレインなんだけど。

さてさて、どうなることやら。


で、それはさておき、シュカはどうなったのかな?

今回の攻防戦にいいところで参戦!ってことになるのだろうか。

そろそろ、別世界線の話とまとめて欲しい。

あと、どうもいいけど、グリードの数が増えすぎて、かつ名前がアルファベットでしか識別できないのは、さすがにややこしいので、なんとかしてほしい。

前回も思ったけど、ちょっと失速が激しい。

せめて圏外村がなぜ襲われているのか、くらいは示してくれないと、ただ混乱とそこから生じる戦闘を見せられるだけど、はぁ???としかなれないのだけど。。。

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ダーウィンズゲーム 第89話 感想: さすがに展開がのろすぎて退屈になってきているのだけど…

2020-11-03 16:29:58 | ダーウィンズゲーム
前回の最後でシュカはカナメと渋谷のモアイ像前で出会っていたけど、この世界ではダーウィンズゲームが存在していなかった。

にもかかわらず、カナメとシュカが付き合ってるのって、なんか意味があるのかな?

で、あまり長くとどまっていると戻れなくなると伝えに来たククリとともに、シュカは別の世界へ移動。

今度は、マンモス型グリードにリュージたちが襲われていた場面。

平行世界の理論って、過去も未来も含めて、全部「平行世界」ってことだから、一応、「今」のカナメのいる世界に近づいている、ということでいいのだろうか?

たださ、その場合、ちょっとわからないのは、今のシュカって、いわば幽体離脱して平行世界に行っているわけでしょ?

となると、仮に、戻るべきカナメのいる世界にたどり着けたとしても、その世界にはシュカは存在しないわけだから、今回のように、その世界のシュカの身体に乗り移る、みたいなことはできないよね?

となると、その見つけた先の世界のGMにククリが接触して、ククリの世界と繋げる、ということなのだろうか。

うーん、ちょっとよくわからない。

セイゲンがカナメに伝えようとしている神託って、このことなのかな?

とにかく、今回、すでに圏外村へのグリードの侵攻は始まってしまっているので、あまり悠長なことはやってられないと思うのだけど。

一番かっこいいのは、圏外村で苦戦しているカナメたちの場面に、シュカがピンポイントで帰還する、という流れだけど。

どうなのだろう?

で、その今回の敵となるグリードは、いやまぁ、とうとう出てきたか、という感じの、相手のシギルのコピー能力をもった存在だった。

しかも、倒した相手の姿もコピーできるので、圏外村の方で実施している容疑者の容姿に合わせた対策は意味がない、ということで。

たまたま近くに居合わせたというだけの、ご都合主義的遭遇でしかないけれど、このコピー能力をもったグリードとカナメたちの間で戦端が開かれる、という展開なのかな?

これも今ひとつ、みえない。

確か人狼ゲームでは、相手のハブグリードだっけ、司令塔のグリードもまた、人間に化けて紛れているとか言っていたと思うけど、もしかしてこのコピー能力をもった奴がそれなのかな?


で、最高に見えないのが、突然降って湧いてきたスイとリョージの関係。

というか、ソータの横槍なのか、アシストなのか、わからないちょっかいだったわけだけど。

でも、これ、普通に考えたら、スイかリョージの死亡フラグじゃない?

カナメたちと分断されているという点でも、戦力不足のところに、グリードが攻めてきたら、やばいよね。

リョージがごく普通に立ち向かうものの、能力的に及ばなくて、リョージが絶体絶命の危機の場面で、スイが介入、でも能力を使い切って?ソータが消える?とかいう展開かなぁ。


いずれにしても、今の状況は、シュカ&ククリ、カナメたちと圏外村、リュージ&スイ、というように、3つの場面に完全にバラけた話が並行して語られているため、正直なところ、だいぶわかりにくいし、テンポも悪くなっている。

これ、どこかのタイミングで、3つのバラバラの話が1つに集約するようなアクロバティックな展開になるのだろうか?

てかさ、いい加減、サンセットレーベンズが勢揃いしないとカッコがつかないと思うのだけど。。。

てか、作者はもう、雪蘭のこととか、忘れてるでしょ?w

物語として無駄に複雑になってきていて、その結果、展開も鈍くて、正直、つまんなくなってきている気がするのだけど。。。

ぼちぼち、テコ入れをしてほしいなぁ。

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ダーウィンズゲーム 第88話 感想: もしかして圏外村ですでに人狼ゲームが始まっている? そしてシュカはグリード襲撃前の渋谷へ?

2020-09-26 01:01:09 | ダーウィンズゲーム
前回は、ダーウィンズゲームの世界についての議論が中心で、結構めんどくさい内容だったけど、

今回は一転、圏外村に向かった、カナメ、レイン、オージ、オボロの4人組によるグリード戦が中心だった。

どう考えても、まだ序章なので、

カナメたちがグリードに襲われた圏外村のトラックを使って、圏外村に向かう、そこにひとりだけ残った男性を連れていく、ただし、その男がグリードかどうかは判断できない、

という状況説明くらいしかできないなぁ、まだ。

でも、前回までの話だと、圏外村にはすでに人間に化けたグリードが潜入しているようなので、ここから先は、今話している相手が人間かグリードか常に両方の可能性を考えないではいられない、結構息の詰まる時間が続いていくんだなぁ、と思うと憂鬱。

あとは、オボロがポロッと漏らした、日本政府と在日米軍が共同して名古屋のグリード圏にアタックを掛ける、ということだけど。

意外とグリード側の動きは、地道な陣地戦を試みてきてるんだな。

でも、この反抗作戦で、果たしていま、GMのもとにいるニューヨークから連れてきた女の子とか絡んでくるのだろうか。

ちょっとまだ話の流れ、が見えない。

で、その傍らで、世界線Oでは、シュカが平行世界をわたってカナメたちのもとに帰る方法を探っているわけだけど、そこで「抜魂の儀」という、いわば魂だけど飛ばして異界にいく方法を試している。

で、シュカがそうしてたどり着いたのは、どうやらまだグリードに襲われていない渋谷のモアイ像で待つカナメだったのだけど。。。

これ、どうにかして、シュカがカナメの世界に戻る方法につながるのかな?

今回は、全編、こんな感じで、え?この先どうなるの?、って素で疑問に思うしかなかった。

いい加減、ククリやGMの力?でシュカたちを戻してほしいのだけど。

でもまぁ、その前に、レインが副リーダーとしてカナメといいタッグを組んで戦果をあげないといけないんだろうなぁ。

で、そのカナメとレインのタッグを見て、戻ってきたシュカが素直に嫉妬するという場面を見てみたいよねw

でもその前に、シュカは、モアイ像の前にいる別世界のカナメから何を聞き出すのだろう?

もっとも、そもそもその世界は、シュカが強く望んでたどり着いたものだから、カナメというのも、単にシュカが望んで構築された姿に過ぎなくて、本当は、もっと別の存在なのかもしれない。

いずれにしても、カナメたちにしても、シュカにしても、物語が動き始めるのはやっぱり次回からなのかな。

そういう意味では、今回はちょっと歯がゆい感じの内容だった。

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ダーウィンズゲーム 第87話 感想: もしかして次回から『神様ゲーム』にタイトルが変わったりして!?

2020-09-01 15:35:00 | ダーウィンズゲーム
いやほんとに、『ダーウィンズゲーム』改め『神様ゲーム』にするのかな?と思うような内容だった。

いやだって、まさか、マンガで「インテリジェント・デザイン」なんて言葉が出てくるとは思ってなかったよw

というか、マジでこの先、ダーウィンズ・ゲームたる「進化」ではなく、インテリジェント・デザインナーたる超越者=神が登場するのかな?

「進化」ではなく「神様」が登場するの?

なんていうか、「神様なんていない」といっている、進化論学者のリチャード・ドーキンスと真っ向対立する話。

あ、ドーキンスって「利己的な遺伝子」の提唱者のことね。

で、彼は『神は幻想である』という本も書くくらいの無神論者。

その意味では、今回、オボロが批判した分子生物学で進化の仕組みを明らかにできると考えている側の人。

しかも、その「インテリジェント・デザイン」的な神様の介入を認めさせる手立てとして「ミーム」を使うところがなんともw

だって、ミームって、ドーキンスが言い出したものじゃない。

文化にも進化理論が適用できるって。

つまり、ドーキンスの議論を反駁するのに、ドーキンスの提出した概念(ミーム)を使うという手の混んだ反論。

いやまぁ、ミームを連想したのが、オボロが噛み付いた相手であるジスランなのだけど。

でも、作者の中ではそういうロジックだということだよね。

まぁ、前回の内容で、シギルの起源の話として、神話やおとぎ話も出てきたくらいだから、ほんとうに「神様」が、メタ・ゲームマスターとして登場しそうな勢いにあるよね。

もっとも、ジスランの議論も、分子生物学に基づく遺伝や進化の解釈だと、シギルは一代限りの能力で、子孫には遺伝されないと判断しているわけで。

つまり、ダーウィンズゲームと言うのは名ばかり。

というのがジスランの立場でもあるから、ダーウィン系の遺伝子やDNAの話とは別の説明因子が必要になるのは不可避だけど。

でも、それが神様になっちゃうのかね?

オボロの反論は、自分はこんななりだけど、一応、神父で、神の力を信じている。

また、理論と現実が食い違うのなら、その理論が間違っている、というのが正しい科学的態度だろ?と畳み掛けるわけで。

で、そう言われて、真面目なジスランが思いついたのが、ミームの話。

むしろ、ミームこそが状況を変える要因だ!みたいなノリ。

要するに、人類の文化遺産が人類の歴史を作ってきたように、シギルも、遺伝子としては伝承されなくても、文化としては継承されるのでは?という立場かな。

でも、それって、シギルを文化現象の一種と考えるわけだから、むしろ、文化というよりも、技術・テクノロジーといったほうがいいよね。

ただそうなると、たしかにカナメの「火神槌(ひのかぐつち)」なんて、まさに「鉄をたたいて鍛える」という鍛冶職人の技能の伝承に近いところがあるから、ミームや文化、そしてテクノロジーという方が当てはまりやすい。


あと、それだと、シギルの能力が向上するのも説明可能になるし。

要するに、経験を積んで工夫を重ねるとシギルの能力も向上する、ということでしょ。

明らかに「学習」が評価されている。

だいたい、カナメがのし上がってきたのだって、土壇場における「決断」だけでなく、現場での「学習」能力の賜物だったわけだし。

未知の状況に直面しても、冷静に状況を把握して、最善手を選ぶ。

って、まさに「適応」能力。

つまり、ダーウィンの進化の理論に忠実な対応。

そういう意味では、ダーウィンズゲーム、なんだけどね。

ともあれ、前回の「神話」に続いて「進化」の話が、この先の物語のオチを想像させるガジェットとして今回は説明された。


で、物語の展開で留意すべきは、

オボロがサンセットレーベンズ入りしたことと、

レインがクランのサブリーダーになったこと。

あと、サンセットレーベンズの協力者に、ジスランとマリアのクライン(AGEラボ)も絡んできたこと。

こうして「人狼ゲーム」に向けた布陣がつくられつつある。

そのうえで、ワールドクラスハブの所在を突き止める方法はあるのか?というカナメたちの疑問に対して、事実ベースの捜査が大事だけど、それなら、餅は餅屋の論理で、警察関係者に聴いてみたら?ということになって、

次回、カナメたちは圏外村に向かう、という展開になったw

で、その圏外村では、どうやらグリードが村民になりすまして潜入した、という事件が発生した模様。

ということで、多分、次回から、ジスランのいった「グリードの捜査方法」を圏外村の警察関係者たちと、証拠と論理を積み重ねることで確立する、という方向に行くのだろうね。

早速、クランの知恵頭として、サブリーダーとなったレインが活躍しそうだな。

ともあれ、人狼ゲームについては「ゾンビ」と「インターネット」と「テロリズム」あたりが攻略のためのキーワードとなりそう。

なんだか、だんだん、舞台設定が厳しくなってきたのだけど、大丈夫?

あと、シュカはいつ戻ってくるのかな?

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ダーウィンズゲーム 第86話 感想: いよいよファイナルステージの『人狼ゲーム』へ

2020-07-21 10:57:01 | ダーウィンズゲーム
前回、オボロを拉致ってGMの居場所を吐かせようとしたカナメたちだが、今回の結論からいえば、いきなりそのGMから、グリードをこの世界に送り込んで破壊行為をさせている異世界の悪玉GMたる「ワールドクラスハブ」を探し出して倒せ!というメッセージを受け取るところで終わり。

もちろん、サンセットレーベンズのメンバー全員のスマフォに、ファイナルゲームたる『人狼ゲーム』の招待画面が示されている。

で、人狼、というのは、おそらくはその「ワールドクラスハブ」のGMは人間に化けて人間社会に紛れているはずだから。

・・・ということなのだが、しかし、それって、どこからどうやって探せばいいんだよ!ってところからして、無理ゲーっぽいのだけど。

次回、少しはGMから手がかりになる情報がもう少し開陳されるのかね?

そうそう、カナメの世界のGMはイザヤで確定。


しかしそうなると、今回の冒頭で、イキリヲタのシゲオが、転送先のニューヨークでグリード相手に無双しているうちに発見した謎の女の子が、鍵を握るようにしか見えないのだけれど。

イザヤ判定では、天然もの異能力保持者ってことだけど、ククリ似の容姿からして、別世界線のGM関係者である匂いがプンプンする。


その一方で、前回、カナメの世界への帰還を決意したシュカはシュカで、彼の地の研究者?のもとを訪ねて、200年前の祭儀に頼らずに異世界を渡る方法を探そうとしている。

ただ、その過程ででてきたのが、一種の伝承として、浦島太郎のような一見するとおとぎ話と変わらない話が記録されていること。

異能力を持つ老師のもとを訪ねて、その力ともに帰ってくる、という、もうこれキャンベル本の焼き直し?というくらいの英雄譚にも近いわけだけど。

カナメのヒノカグツチのように出どころが日本神話の異能がでてきているあたり、どう考えてもシギルならびにシギルに準じる他世界の異能は、すべてこうした神話やおとぎ話起源のようにも思えるのだけど。

となると、今回、異世界線を渡って悪さをしてる「ワールドクラスハブ」のような存在がいるのなら、その「横滑り」の方向ではなく、垂直方向の天上?には、GMたちを統べるメタGMとかがいて、彼(ら)が神話起源の異能をそれぞれの世界の譲り渡しているように思えてくる。

まぁ、そこまで行くと、あまりにファンタジー過ぎて、リアリズムが欠けてきて、もともとハードボイルド的な肉弾戦のしていたはずのカナメたちからすると、物語のスケールが無駄にでかくなりすぎるような気もしてくるのだけど。

てか、そもそもヒノカグツチという時点で、一種の創成神話能力だから、すでにカナメの片足が、そうしたメタGMの世界に踏み出しているようにも見えるけど。。。


なにがいいたいかというと、

あれ、ちょっと物語、迷走し始めてない?

それもかなりマズイ方向に!

ってこと。

さすがに物語インフレのしすぎじゃない?

「ダーウィンズゲーム」というタイトルからすれば、本来は、地べたを這いつくばる生物どうしの生存競争(のみ)がカナメたちの世界を形作ると思いたいのだけど。

ここままだと、ダーウィンではなく「神様ゲーム」になりそうな雰囲気。

まぁ、ククリたち鬼人?がでてきたあたりで、もうなかば「転スラ」みたいな世界にはなっちゃってるんだけどさw

さすがにちょっと軌道修正をしないと、物語の結末が、超展開の連続で終わる、というダメなマンガになりそうな気がしてきた。。。

大丈夫かなぁ?

とりあえず、次回、シュカが帰還方法とともに、今回のおとぎ話にまつわるもろもろの疑問を解決する手立てを見つけることに期待。

その流れで、多分、シゲオが見つけた女の子の正体も明かされていくと思うから。

もしかしたら、ククリの始祖様なのかもしれない。

もうこの世界、時間の前後はバラバラだからw

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ダーウィンズゲーム 第85話 感想: カナメの戦闘センスが光った回、そしていよいよシュカも戻ってくる?

2020-06-25 16:16:01 | ダーウィンズゲーム
前回の続きとして、対オボロ戦の本番。

オボロのシギルがなんだかアクセラレータの反射っぽいのは御愛嬌としても、戦闘経験を積んだカナメが、銃やライフル、はては木刀、あるいは盾、と手を変え品を変え、オボロのシギルの正体に迫ろうとしているところはさすが。

その一方で、オボロはオボロで、そうしたカナメの狙いを読みながら、たとえば、自分の能力に対するカナメの「推測」にあえて付き合いながら、戦うのもさすが。

というか、互いに自分の本当の能力は隠したまま、いわば腹のさぐりあいをしながら戦うのだから。

それを、頭脳戦ではなく格闘戦で繰り広げるのだから、両者とも、大したもの。

というか、オボロからすれば、ポテンシャルの高いカナメがようやく自分と対等に戦えるレベルにまで上ってきたのが、実は嬉しいんだろうなぁ。

ただ、そんな風に思えるというのは、まだオボロが余裕を噛ましていたことを意味するわけだけど。。。

ただ、オボロが完全に状況を見誤っていたのは、カナメは別にオボロとタイマンを張ろうとしていたわけでないことで、

カナメの戦略的戦闘に組み伏せられた降参したオボロが、とはいえ、俺、逃げます!って感じで空を飛んで逃げようとした瞬間を、スイによって止められてしまった。

まさに、ソロプレイヤーのオボロの限界が明らかになったところ。

カナメからすれば、常にクランの仲間とともに行動している、ということ。

全てを自分だけで行う必要はないということ。

もちろん、阿吽の呼吸で、オボロの拘束に動いたスイもすごいのだけどね。

ここ、地味にサンセットレーベンズの結束力が示されていたわけで。

しかも、5年ぶりに帰ってきたリーダーの狙いにちゃんに応えるのだから。

スイの成長が著しくてちょっとジーンと来たね。

てか、オボロを水で捉えた時のスイが、なにげに容赦なくなっているところにはビックリw

ただ、こうやって5年ぶりのスイの成長を描くためにも、とりあえず、戻ってきたのはカナメ一人だったんだろうな。

これでシュカがいたら、スイよりも先に手を出しているものね、絶対。

で、そのシュカだけど、彼女も、ククリたちのいる世界線Oから、カナメたちのいるもとの世界線Nに戻ることを決意!

といっても、そこで今回はおしまいなので、具体的にどうやって戻るかは次回以降の話。

気になるのは、世界線OとNの間で時間の速度に差があるみたいだから、シュカが戻った時に、世界線Nでどれくらい時間が経ってしまうのか、というところ。

あとは、シュカだけが戻るのか?

それとも、一緒に世界線Oに跳ばされた雪蘭たちも一緒に戻るのか?

さらには、ククリ配下のコウウたちも一緒に移ってくるのか?

そろそろ、世界線を超えた共同戦線も見てみたいところだからね。


それにしても、カナメのシギルであるヒノカグツチって、だんだん、お兄様(=司波達也ねw)の能力に似ているように思えてきたw

いずれは、さすおにwの「分解・再成」のコンボのように、その場で物質もエネルギーも消失させ、その場で別のものを創造することができるようになるんじゃないの?って気がしてきた。

場合によると、最終的には、カナメのシギルの念動系具象化能力をつかって、異なる世界線の移動も任意に可能になる、というようにもなりそうw

まぁ、その場合は、ククリの協力も必要になるとは思うけど。

そういう意味では、今回のオボロとの戦闘経験は、むしろ、そのための道を開くきっかけになったのではないか。

GMはGMで、カナメにオボロをぶつけるタイミングを見計らっていたんじゃないかな。

ともあれ、シュカの帰還については、それほどダラダラ時間をかけずに、次回かその次にくらいには、実現してほしいかな。

いや、まぁ、カナメたちの危機に増援として駆けつける、というのがお約束の王道展開ではあるけどさw

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ダーウィンズゲーム 第84話 感想: 5年後の世界ではカナメの火神槌が今後の鍵を握ることがはっきりしてきた!

2020-06-09 11:26:52 | ダーウィンズゲーム
引き続き、カナメが帰ってきてからの5年後の(渋谷の)世界の説明回。

そういう意味では、いまだ嵐の前の静けさ、という感じのまま。

で、そのダラ~とした説明会に無理やり活を入れる感じで最後に唐突に始まった、いやついに実現したのが、カナメvsオボロ戦w


とはいえ、基本的には、グリードが進行してきてからの世界を、リュージとレインが説明していく。

とにかく、グリードは厄介。

まずは、人間に化ける。

どうやら喰った人間に擬態する能力があって、そうして人間社会の中枢たる、政治、行政、メディア、ビジネスといった各回の要人と入れ替わることで、人類社会を内部から崩壊させていた模様。

しかし、この「要人入れ替わり」戦術は、ターゲットたる要人の選定から、入れ替わり後の、人類自滅シナリオの実施まで、とにかく戦略的な指揮を執る者がいなくては成り立たないので、となると、グリードを送り込んだ黒幕がどこかにいるのと(まぁ、多分どこかの並行世界のGMなんだろうけど)、グリードそのものに知性があるものが存在する、ということになるのだろうな。

で、犬とかマンモスとか、具体的な動物の造形を帯びたグリードがいることを踏まえると、普通に考えて、もともと人間だった存在がまずはグリード化して、その後、グリードとして人間を食らったら、その人間の身体や記憶をも再現可能になる、ということなのだろうな。

となると、今までのダーウィンズゲームの展開パタンを考えると、どこかで、イレギュラーな「元人間グリード」がでてきて、そいつが自分たちを送り込んだ異世界GMに反旗を翻して、カナメたちと合流して戦う、とかの展開があるのだろうな。

先走った憶測を述べると、その異世界の人間の一人が、もしかしたらオボロなのかもしれないな、とかねw

なんか、オボロが、カナメ世界のGMの側近的立場にいる特権性からすれば、それくらいの隠されたプロフィールがあってもおかしくはないかな、オボロの場合は。

ともあれ、グリードは、模倣人間として人類社会の中枢に入り込み、それらを意図的に撹乱させるだけの知能があるものもいることになる。

あ、だから、ダーウィンズゲームなのか。

「進化」の別形態、ということで。

で、そのグリードたちは、レインの説明によれば、知性のメッシュネットワーク化がされていて、虫や鳥の形をした斥候タイプのグリードが得た情報を瞬時に共有することができて、その結果、群体として凄まじいまでの機動力を発揮してしまい、結果として、地球の各国の正規軍にも優る戦果をあげ、人類にはジリ貧になっていたということ。

つまり、物理的な戦闘力を保持した上で、人間社会にも潜入可能な諜報力も備える、というまさに一級品の侵略部隊がグリードだったということ。

疑心暗鬼になった人間は、人間同士の間で、魔女狩りならぬ「グリード狩り」を始めてしまい、ヨーロッパはこれで自滅したのだという。

いかにも、ゾンビ的な侵攻だけど、時節柄、コロナによるパンデミックの結果、人間同士が争い合うことになる、という近未来を暗示しているようでもあって、はたして、このグリード侵攻戦を今やっているのが、タイミング的によかったのか悪かったのか、微妙な感じもする。

ともあれ、そんな中、日本はDゲームのプレイヤーが多くて、彼らのもつ五感系のシギルで、人間になりきったグリードを見分けることができた!ってのは、ある意味、ゲーマー礼賛で清々しいw

まぁ、GMからすれば、このときのために、Dゲームでプレイヤーのシギルを含めた練度を上げていた、ということで。

いわゆる、ゲーム戦闘が文字通りの、新兵訓練用のプログラムだったというオチw

で、そのゲームを仕込んだのがGMで、それは至道イザヤという起業家だったというのが、レインの推測。

しかし、レインもあんな似顔絵でよく思いついたよなw

ただ、Dゲームも事実上、終了してしまっているので、今後、新たなプレイヤーを増やすこともできず、シギルを増やすこともできない。

そんな中で、ちょっと考えさせられたのが、いまさらながらの「くちなわ会」の再登場。

くちなわ会の信者集団が、教祖と同種のサイコキネシス系のシギルを使い、それで、現在の避難キャンプの土木建築を請け負っている、のだという。

で、そこから連想されたのが、ククリによって教えられた、シギル系能力の由来の話。

シギルの由来はどうやら、家族、友人、敵・・・と言ったネットワークから生じる力であって、個人に完結したものではないということ。

となると、仮にDゲームがなくなったとしても、シギル本来の源泉に立ち返れば、新たにシギルを生み出すことも可能なのだろうな。

唐突にくちなわ会が再登場したのも、この先Dゲームのなくなった世界で、シギルを引き出す方策を考えるためのヒントとなるためだろうし。

てか、そもそも、カナメは異世界の「シギルもどき」もすでになんども見ているわけだから、そういう意味では、Dゲームアプリがなくても、なんとかなるはず、・・・、ってきっとカナメとレインの二人で気付くという展開かな。

で、GMも似たような事を考えていて、それで今、オボロをつかってカナメと接触しようとしている。

なにしろ、カナメのシギルの火神槌って、要するに万物生成能力だしね。

想像力さえ追いつけば、なんでも作れちゃうということでしょw

そのカナメの能力を使って、新手のダーウィンズゲームを作ってしまうのかもしれない。

そういうことを含めての、VSオボロ戦なんだろうなw

しかし、5年後の世界で一つだけ残念だったのは、シーミンが左足を失っていたこと。

リュージやレインたちの退路を確保するために殿を務めて、やられてしまったみたい。

でも、これ、ゆくゆくは死亡フラグだよなぁ。

もちろん、もともと暗殺者稼業の人だから、身体の一部を失う覚悟は常にできて履いたのだろうけど・・・でもちょっと答えた。


ともあれ、こうして5年後の状況を明らかにしたのが今回。

そして、いくつか、今後の展開に鍵となるネタが仕込まれていた。

あとは、この先、ククリの世界に残してきたシュカたちをどう呼び寄せるかだけど。

でも、それももはやカナメの火神槌でなんとでもなるような気がしてきたw

まぁ、まずは、ククリの奮闘によるのだろうけどね。

ということで、次回が楽しみだ!

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ダーウィンズゲーム 第11話 『血盟(サンセットレーベンズ)』感想: あれ今回で終わり?ここからが面白くなるのだから、是非2期を!

2020-03-21 02:27:00 | ダーウィンズゲーム
いや、ホント、てっきり12話まであると思っていたのだけど。

でもまぁ、このワンをクランごと潰して、シブヤをサンセットレーベンズのシマにする、というところで終わるのが、キリはいいよな。

もっとも、Cパートでちゃんと、カナメが孤島に飛ばされてハンティングゲームに巻き込まれる場面をチョイ見せしているから、多分、2期はやるんじゃないかな。

というか、最後にゲームマスターが言っていたとおり、ここから「次のフェーズ」に進むのだから、続きをやらない手はない、と思うよ。

とまれ、今回は、とにかくワンへの復讐、それだけw

しかも、奮ってるのは、シュカの能力で、ワンを、彼の十八番の「解体」でシメてやったところね。

そして、その意味では、この倉庫街が決戦の場にならないとダメだった、ってことで。

このあたりの「仕込み」の適切さには、正直、原作を読んだ時、結構、感心したんだよね。

よく考えてある。

だって、あの倉庫という閉鎖空間、しかも適度に内部に糸を張り巡らせられるラックが林立してないと、あの仕込みはできないわけで。

つまり、ワンは、体よく、あの罠の張り巡らされた場所におびき出された、ってことで。

それもまた、ワンが自分の力を過信しているがゆえのミス、ということであって、その分、ワン、ザマァ―ねぇな!って、いい気味だ、といえてしまうところがね。

いや、だから、つまり、この原作、物語の緩急の付け方がうまくて、適宜、カタルシスを得られるような展開にしてくるんだよね。

もちろん、その分、定番の展開を盛り込む部分も多いわけだけど。

でも、それが、きっちりハマってしまうので、その分、やっぱり面白い。

たとえば、今回、ワンが最期に言っていた「蠱毒」の話、というか、「壺中の王」の話。

あれも、まさにレインがワンに言っていた言葉だったわけで。

こんな感じで、ちゃんと前に小出しにされていたネタが、後でそのエピソードを締める役割と担うことが多くて。

しかも、適度に間が相手から思い出さされるので、あー、あれかぁ!って、まずは驚いて、それから納得してしまうんだよね。

そういう意味では、サスペンスの力学をよく心得ているw

いやー、ホント、これはアタリだった。

まじで、この腹をくくったところからのカナメが、正統派の外道wになっていって、ますます義賊っぽくなっていくので、ホント、2期をよろしく。

しかも、その義賊の頭カナメの周りに、どんどん、いい奴が集まり、その傍らでクソなやつはしっかり成敗されていく、という気持ち良いヤクザ映画のノリが続くので。

ホント、久しぶりに2期を楽しみにしたい作品だったw

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