BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第66話 感想

2015-01-28 19:09:02 | UQH/ネギま!
今回は、UQHからネギま!世界に入った新読者に対しての補足回。
なので、大した進展はなし。

とはいえ、ネギとナギの後ろにいたのは、「始まりの魔法使い」もしくは「造物主」と言われる存在、と一空が言った時は、あ、ほんとに?という感じで軽く驚いたw

といっても、一空情報だから、作中でもデマである可能性はあるんだよね、今までの展開からすると。なので、完全には信じないw
ていうか、一空は、すっかり、作者を代弁するメタ語りキャラなのね。
それはそれで了解。

で、あとは、夏凛やキリヱが無駄にかしましいくらいかなぁ。
ホント、このあたりはどうでもいいって感じ。
なんていうか、夏凛が雪姫を慕うのとか、九郎丸が刀太を気にするのとか、どれも、設定的にそうだよね、ぐらいのものでしかないので、なんていうか、冷める。

これは、ネギま!の時の、クラスメイトたちがワイワイガヤガヤやっているうちに、いつの間にか、ミイラ取りがミイラになる、という展開と違って動機に欠けるな―、と。

そういう意味では、パクティオーシステムってよくできた仕掛けだったよな。
途中から能力欲しさにパクティオーを求める子たちもでてきたり。そして、その既成事実が、逆に恋愛感情に火をつけたり、という感じで。
要するに、踏み絵の代わり。
パクティオーする前と後で、キャラの物語上の位置付けが全く変わる。
まぁ、仮契約といえども、主従契約だからね。

それに対して、UQHは、不死者の互助会でしかないから、イマイチ。
まさに、そのことを、今回、刀太が自ら口にしたわけで。
雪姫=エヴァとは、親子でもなければ、主従でもない、と。

このあたりのフラットな関係のあり方が、正直なところ、このUQHでは裏目に出てる気がするんだよね。UQH側の面々の動機付け、という点で。

だから、家出をすることになった刀太が、向こう一年間で何をつかむか、というのは、UQH単体の物語としては、大事なところ。

その意味で、前回までで、ネギとナギを救い出すのが、UQHの物語の、さしあたってのゴールになったのに対して、主人公役の刀太が、今後も主人公をやらせてもらえるだけの役割や決意を持てるかどうか、ってところ。

ここは、今までダラダラ続いてきたUQHとしては、肝になるところだと思う。
つまり、刀太がどこまできちんとした意志をもてるのかどうか。
それに対して、UQHの面々が、ネギの「白き翼」のような役割を担うのかどうか。

つまり、UQHのチームとしての結束と役割分担がしっかりしないと、この先、厳しいよね。

正直なところ、さっさと一年飛ばして、エヴァとフェイトが武闘会に出て、造物主の手下とガチバトル、で、ネギ、ナギ救出!、という転回になってくれたほうが、いいくらいだから。

一年後の開催、という作中の条件が、どういう意味を持つか、気になる。

まぁ、刀太は、結局、誰かに稽古をつけてもらうことになうとは思うのだけどね。
それが誰になるのか、も、気になるところではある。

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UQ HOLDER! 第65話 感想

2015-01-21 11:09:02 | UQH/ネギま!
まだまだ続く! ネギま!テコ入れ回!!!

とうとう、ネギが登場ですか!
ついでに、ナギまでも!
って、それじゃ、全然、ネギま!の頃から、造物主関連の問題、
何にも解決してないじゃん!(苦笑
ひっどいな-w

しかし、ナギが登場じゃ、もう、エヴァは参戦しないわけにはいかないよねーw

前回、ネギを追う刀太やフェイトの構図は、そのままナギを追うエヴァだ、って書いたけど、まさか、エヴァを釣る餌としてナギまで投入されるとは・・・

てかさ、ネギとナギのことになった途端、エヴァとフェイトが、阿吽の呼吸で共闘!ってのも、すごいなー。
これ、UQHから読んだ人だとなんだか全然わかんないよねー。
まぁ、そんなネギま!を知らない人がここまで読み続けているとは思えないけどw

ということで、唐突に、龍宮隊長登場以後の回で、すっかり、ネギま!2、になってしまったね。

こうなると、この武闘会を仕込んだ龍宮隊長たちは、どっち側なんだろうなぁ。
つまり、ネギを拉致している側と、救い出そうとしている側。
このあたり、龍宮隊長は、既に、かつての超鈴音事件の時に、利と義がある側に自分の判断でつく人だってわかってるからな-。どうなのだろう。
少なくとも、ネギラブ、ナギラブの、フェイトやエヴァとは違うからな。

一応、エヴァに、お前は参加するなと命ぜられた刀太たちだけど、当然のことながら、このまま引き下がるとは思えない。
まぁ、そのことを含めての、一年後の大会、というスケジュールだったんだろうな。

となると、エヴァは放棄したけど、龍宮隊長が刀太の修行を手伝う、ってこともあるのだろうな。

それに、ネギだけでなくナギが登場、ってことなら、刀太の重力剣に封印されている?or作成者のアルが登場して刀太に重力魔法の手ほどきとかしそうだよね。

そういう意味では、ナギのパーティはどうなったんだろう。ラカンとか。
まさか、刀太にまでラカンが稽古をつける、ってのないだろうけど。

でも、造物主からのネギとナギの救出劇となると、時間をここまで未来にしたのもわかるね。でないと、ネギの教え子たちが皆、参戦することになるからね。さすがに、それじゃ、かつてのフェイト戦の繰り返しになるから、物語的にありえない。

なので、未来に飛ばして、UQ属性を持つメンバーだけが残る、というかたちにしたのだろうな。となると、ザジとか、早々に復活しそうだね。あと、茶々丸もw

あとは、造物主(らしき人物)が女性だったってことだけど、まさか、アリカってことはないよね?
でも、アリカならば、ナギとネギがとどまっているのもわかるから、その線もありかもね。

うーん、しかし、唐突に、造物主まで出てきたか。

ホント、刀太たちは、どうするのか。
造物主が、刀太を認識していたのも気になるし。
そもそも、ネギがあのような姿で出てきた段階で、もう、刀太の爺さん、って設定も、嘘なんじゃない?って思うよね。

となると、秘密はむしろ、近衛姓の方にあるのか?
いよいよ、木乃香と刹那の再登場ですかね?

しかし、ホント、仕切り直しのネギま!2、だなーw
いや、これを望んではいたのだけどねw

あとひとつ、最後の、エヴァがキリヱに釘を指していたところが気になる。
どうも、キリヱは、エヴァのいうことを聞かなそうだから。
で、前から感じてはいるのだけど、キリヱって千雨と何らかの関係があるのかな?
ゲーム的で、眼鏡っこで、って、どう考えても、千雨のイメージなのだが。
千雨が作った存在なのかね?

となると、この刀太の世界は、火星の魔法世界の方なんじゃないか、って感じが未だにするんだけどね、リアルではなく。であれば、あれだけ、魔族っぽいものが存在してもおかしくはないし、不死属性の存在が、イレギュラーで生まれてもおかしくはないかなー、と。

であれば、UQHのエヴァは、例の巻物から出てきた偽エヴァ、ってこともあるのだけど。どうだろうね。

というか、不死属性、やっぱり気になるぞ。

まぁ、リアル地球でも、エヴァという吸血鬼がいたから、設定的にはリアル世界でもありなんだろうけど。にしても、キリヱの能力はチートすぎるからなぁ。。。

さて、次回、どう転ぶかね-。

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アルドノア・ゼロ 第14話 『異星の隣人たち -The Beautiful and Damned』

2015-01-18 18:05:11 | Weblog
前回予想した通りの展開。
そりゃ、妹姫は、嫉妬に走って、あんな振る舞いをするよね。
それをいなすスレインは、何と悪人なことw

そのスレインと伊奈帆が、とうとう互いを認識する回。
長いといえば長かった。
14話使って、ようやく、互いを「正式に」認識するんだから。

で、その時には、互いに引くに引けぬ因縁をもちあい、しかも、アセイラムを奪い合う者どうし、という位置付け。

ほーんと、宮廷ロマンだねー。

まぁ、いいんだけどね、火星「騎士」様の世界だから。

それにしても、もうちょっとだけ、後ろの大人の事情も記そうよ。

てかさ、デューカリオン、普通に、戦線に出てたけど、あれ、結局、誰が何の理由で建造してたの?なんで、引き続きマグバレッジ艦長が指揮をとってるの?

そのあたり、さらりとでもいいから、描写ほしいなぁ。
それは、マリトちゃんwの役割なのかね。

火星側はさ、皇帝が老害でアホになっていて、そのアホな治世、はっきり言って圧政を覆そうとするのが、民の側に立つザーツバルム、ってことだよね。

だから、今回の戦乱が終わって、しぶとく生き残っていた場合、ザーツバルムが、初代の大統領とか総裁とか、そういう役割だよね。一応、民側のケア役。

で、その抑えがあったところで、スレインはヤンチャに振る舞い、最後は、アセイラムに射殺されて終わり、・・・って感じ?

まぁ、それはいいとしてw

問題は、地球側だよね。
基本的には、侵略に対する防戦、ってことなのだろうけど、それにしたって、地球vs火星、なんだから、もうちょっと、エライ人達がでてきてもいいよね。それこそ、戦後処理のために。

あー、しかし、その戦後処理、ってことで気がついたけど、一期の最後で、伊奈帆がアセイラムに、なぜ戦争が起こるか、どうやったら戦争が終わるか、という、彼の戦略観を話していた時があったけど、あの理屈からすれば、戦争の火種たるアセイラム自身が、妹姫も殺して、バース皇帝の血脈を全て途絶えさせる、ってこともあるのかもね。

要は火種がなくなれば、戦争をする理由がなくなる、って感じで。
もちろん、アルドノアドライブをどうするか、ということはあるのだろうけど。

でも、もう、そんな火星のオーバーテクノロジーの来歴なんて、どうでもいい感じになってるからな、二期に入って。

とにかく、伊奈帆、アセイラム、スレインの、宇宙をかける三角関係、騎士道ロマン、ってのが、話の本筋でしょ。であれば、とにかく三人の話に終始して終わり、だよね。

やっぱり、妹姫がアセイラムの覚醒を拒みそうだし。。。

しかし、こんな感じで読めちゃう展開は、さっさと4話ぐらいまでにこなして、度肝を抜いてほしいんだけどな。。。でも、それはなさそうだよな。。。

とりあえず、前回と今回で、二期の立ち上げは終わった感じだから、次回から、ガンガン、攻めの勢いで物語を進めてほしいね。

あとは、韻子、がんばれ!だな。
そうそう、ライエ!もね。
あ、貝塚姉もね。
この三人が、ガッツリ横から支えないと、伊奈帆は、どこかでマジで壊れそうだからな。
壊れた、伊奈帆は、是非見てみたいけどね。
あるいは、リハビリ中のシーンとか、回想としてどこかで描かれたりするのかね。
あー、でも、それも、理詰めの展開というよりも、ほんとに、これは!というようなガチな決断のところで、フラッシュバック的に差し込まれるのだろうな、きっと。

OPは思っていたよりもよかった。
EDも。

でも、インパクトは、一期の方が強かっかな、やっぱり。

全体的に、先が見えてこじんまりしてしまった感は否めないので、
OPやEDではもっと飛ばしておいて欲しかったんだけど。。。

それにしても、アセイラム、そもそも、復活できるのか?
あるいは、もう復活できるけど、拘束されているのか?

そうだ、伊奈帆って、結局、なんであんなにクールガイなの?

そういうところ、やっぱり、気になるんだけどな。。。

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魔法科高校の劣等生 第15巻 古都内乱編<下> 感想

2015-01-17 11:04:15 | さすおに
前巻からの「古都内乱編」の完結編。
いろいろと言いたいことはあるのだけど、ネタバレ必至なので、まずは、いつもどおり、スペースを空けときます。






















































全部を読み終わっての第一印象は、肩透かしを食らった、というものかなー。
だって、全然、物語は完結していないからね。
直接的には、17巻からの「四葉継承編」に向けた、壮大な前振り、ってところかな。

だって、結局のところ、周公瑾が本当に消されたのかどうか、有耶無耶だから。
一つには、自害であること。
もう一つは、達也が倒したというよりも、一条が最終的な手を下したこと。

前者は、自害だから、確かに肉体は消えたのかもしれないけれど、それだけだよね。
この、最後の周の捕物のところは、思い切り駆け足だったし、その駆け足で解決された後に、取ってつけたように、九島光宣による、「精神干渉系魔法の原理~」に関する解説が、論文コンペの発表という形で付け加えられたりするとねー。

精神干渉系魔法は、周の十八番でもあったわけだから。
(もちろん、四葉の十八番でもあるのだけど、それについては後で)。

結論から言うと、周も、「霊体」的な存在、情報的な存在、要するに幽霊とか亡霊みたいなものなんだろうな、と思えてくる。
実際、この身体では30年、でも公称年齢は28歳とか、周自身が言ってたしね。
もう、身体を、一つの服みたいに、取り替えている、というのが、バレバレだよね。

だから、陰陽師的にいうと、蘆屋道満みたいなもの、かな。
時代時代に適度な人体に憑依して活動する存在。
彼の魔術を説明するために諸葛孔明が引かれていたけど、意外と、諸葛孔明の生霊だったりしてね。
というのも、古式魔法で、中国の方術士とかいいながら、全然、その核心に触れていなかったから。

それに、中国の魔法師、って、この物語的には、四葉、それも現当主四葉真夜の因縁の相手だからね。むしろ、例の真夜の事件の過程で、方術士側の、精神干渉系魔法を、四葉の方がパクっていてもおかしくないように思えるし。

そうそう、もう一つの、達也ではなく一条が実質的なトドメを刺した、というのも、肩透かしに見えるから。

というか、達也にしても、周がいかなる存在か、わからないまま終えているからね。彼が今回、周に対抗できたのは、あくまでも名倉が残した血のおかげだったわけだし。

だから、これは、きっと、達也と周の間で、因縁の対決が再燃すると思うんだよね。
その時は、今度こそ、達也が、周の正体をきちんと割り出した上で、勝利する、という流れで。

でないと、もはや人間核兵器になった達也に対して危害を加える存在なんて、物量で挑むものではなくて、達也自身の精神を壊しにかかる存在しかいないだろうから。
その意味で、達也の敵になる存在なんて、周ぐらいしか思いつかない。
まぁ、周も中ボスで、彼の後ろに、もっと強烈な精神干渉系魔法師がいるのかもしれないけれど。

ただ、ここまで来ると、もはや、マジでスタンド対決だよなw

で、最後の光宣による「想子(サイオン)」周りの話だけど、これは、もう完全に、四葉の魔法師の秘密バレの方向に向かっている、ということだよね。

あまりに、あからさまに取ってつけた解説だからw
まぁ、確かに、この古都内乱編は、論文コンペの傍らで行われていたことだけどさw
だからといってねー、最後の数ページで、超重要なネタを振ってくるかな―、と思ったよw

うまいぐあいに、次回以降、四葉継承編で、四葉の分家筋も多数登場するわけで、彼ら四葉系の人たちの魔法特性を逐一説明していけば、おのずから、精神干渉系魔法と「想子(サイオン)」との関わりが、具体的に見えてくる、ということでしょ、きっと。

同時に、ピクシー編のあたりからずーっとあった、「想子」と情報体の問題とかも明らかにされる、ってことなんだろうな。

そうすると、前に、確か「追憶編」の感想で書いたように、もしかしたら、深夜も、霊体として生きている、というか、化けて存在している、ってこともありそうだな、と。

まぁ、このあたりは、いよいよ、四葉の秘密、「想子」の秘密、達也の秘密、そして、達也と深雪の出生の秘密!、に迫っていく、ということだよね。

しかし、まさか、ホントに、達也と深雪は、兄妹ではない、という展開が来るとはな~。
あまりに、予想通りで笑ったw
もっとも、あれだけ、DNAが同じ、って連呼してたら、DNAが同じになるところでからくりがある、ってことになるに決まってるよねw

で、そのための、光宣の近親相姦による出生というネタだったとはね。

同じ調整体だから、水波は、光宣に一種の安堵を覚えたわけだし。

しかし、兄・妹ではないとなると、光宣の話から行くと、父・娘の関係にもなりそうで、怖いな。どうしたらそうなるのかはよくわからないけどw

あるいは、達也自身が完全なる調整体ということもあるのかもな―。
まぁ、そうなると、完全に、神話、の領域だけどね。

しかし、二年目に入ってからの、古式魔法、中国魔法の圧倒的な露出の多さを見ると、現代魔術を逸脱した存在である達也は、もう、オカルト的に、古の魔術の総決算としての調整体だった!バーン!、とか言われてもおかしくはないよな。

この作者は、そういったメチャクチャな設定も、一見もっともらしく、理詰めで説明してくるのだろうし。ていうか、そのために、来訪者編以来、これだけねちねちと想子のことを扱ってきているんだろうし。

だって、想子については、

それが、物質とは違うロジックで動くものであり、
しかし、物質というよりしろは絶対的に必要になる。
要は、PCのプログラムなのだけど、プログラムが、電気や半導体という存在がない限り、実効性をもたない、ってことまで踏襲している。

しかも、今回の、光宣説によれば、その情報体は、人間の認識や意志とも関わる。その意味では、人間なしでは存在し得ないものである。DNAでありながら、意識でもある、みたいなもので、もう、結構、なんでもありだよね。

で、それをピクシーの元になった情報的存在まで加味するのだから、平行世界までくみこむことになる。

もう、どうなるんだ―、この、妄想!って感じw

加えて、調整体たる魔法師の姿と、その血脈の強さから、血の濃さを求める狂気は、もうどこまでも突き進んでしまう。

血脈の維持に近親相姦なんて話は常道だし。
三親等以内は禁忌で、それ以外はいい、というのも、人間の作った勝手なルールでしかないし。

まぁ、そういう血の濃さの悲劇というのが、光宣なわけでしょ?

今回、その光宣の端正さは、物語の端々で、深雪に匹敵すると書かれていた。
つまり、光宣は深雪の男版。
当然、その逆も成り立つわけで、その場合、深雪は光宣の女版、となる。
となると、単に同種の「調整体」とつくろうと試みた際に、九島よりも四葉の魔術のほうが相性がよかっただけなんじゃないかなー、とも思えてきて。

かなりの確率で、深雪もそうやって作られた感じが強いよね。

もう一つ気になるのは、光宣の魔法力の総量の多さが、深雪に似ているというよりは、どちらかというと、達也に近いように感じること。

だから、光宣は達也とも同列のものに見えてくるわけで。

となると、そこから考えられるのは、

光宣 = 達也 + 深雪

という構図。つまり、光宣の虚弱体質の原因を、四葉では、達也と深雪の二人に振り分けることで、身体的な負荷を取り除いているのではないか、ということ。

そうなると、達也は、深雪の影、ということになる。

あるいは、今回ちょっと書かれていた、達也は一度子供の頃に殺されそうになったというのも、実際には、確かに達也は一度死んでいて、そこに、深雪の血を与えることで、蘇らせた?、ゾンビのような存在なのかもしれない。

まぁ、その場合、達也と深雪のどちらがどちらの、補填用の器かはわからないけど。

でも、光宣ですらこれだけのことを行ったんだから、狂気の集団四葉なら、これくらいのことをやってそうな気がするんだよなー。

そうであれば

深夜と真夜が、一時期、九島閣下wに弟子入りしてた、ということも意味がありそうだし。その場合は、深夜と真夜が、九島閣下の目論見を盗み出す、という意味で。

あるいは、前から疑問だった、身体的に破綻していた深夜が、どうして、実質的に年子である達也と深雪を産めたのか、という疑問にも答えられそうだし。こちらは、最初から体外受精の調整体だったから、で説明されそうだし。

深夜と真夜が双子だったから、二人とも、超絶的な魔法力を持つことができたけど、逆に、これが一人として産まれていたら、光宣のように、バランスを欠いた存在になっていたのではないか。だから逆に、四葉では、双子的な対の存在を作ることで、身体への影響を減らしていたのではないか、とか。
それなら、分家の黒羽の文弥と亜夜子が、図らずも「双子」であることも意味がありそうだし。
逆に、双子を選択的に生み出す技術を四葉は、というか、第四研は開発していたのかもね。
で、達也はその代替物として使われた、とか。

まぁ、この辺りは、もはや単なる連想・空想に過ぎないから、この先の展開を待つしかないのだけどw

でも、まぁ、こんなあたりのことが、次の四葉継承編できっと扱われるんだろうな。

で、その四葉の話で、二年生編が終わって、三年生編は、さんざん伏線をまき散らしている、レオとエリカの、ドイツ魔法師編になるんだろうな。

つまり、一年次はアメリカ、二年次は中国、三年次はドイツ、ということで。

で、そこで、そもそもDNA調整体として始まったレオの一族の話と、達也と深雪の血の調整体としての話がオーバーラップしながら語られるんだろうな、きっと。

そのエリカが感じたとおり、達也は、今回、言葉巧みに、一条を仲間にひきこんだわけだけど、その流れで、真由美や十文字も巻き込んでいくんだろうな。

しかし、真由美は、何なんだろうね。
あそこだけ、完全に蛇足だったな。
まぁ、最後に、名倉の一撃が周を追い詰めるのに役立ったということで意味を持ったわけだけど。それだけだったし。
このあたりの、ロマンス展開は、恐ろしく下手だよねw

ということで、古都内乱編の感想は、こんなところかな。

最初に書いたとおり、とにかく、今回の話は、次巻以降のための、長い前ふり、仕込み、にしかみえなかった。だから、お話単体としては、やっぱりそれほどおもしろくはなかった。

なので、本番は、次巻の四葉継承編なのだろう。

そういう意味では、確かに続きが楽しみ。

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UQ HOLDER! 第64話 感想

2015-01-14 16:22:31 | UQH/ネギま!
すごいなー、これはw
前回に続き、壮大なまでのネギま!組、テコ入れ回!
大盤振る舞いにも程があって、これ、普通に考えたら、武闘会終わったら、打ち切り?というフラグにしか見えないよ。

てか、まさか、ネギ本人をこういう形で出しますか?

で、武闘会というからに古菲がでるかもね?というのは前回も書いたけど、まさか、そのパートナーが夕映だとは思わなかったw

挙句の果てに、エヴァは昔のロリ中学生のままで登場するし、ネギの匂いを見捨てるはずがないフェイトが速攻、登場とか。。。

まぁ、そうだよなー、こうなるよなー。

もう、UQHのキャラ、要らねーじゃんw 背景じゃんw

前回までの三太回はなんだったんだ?ってぐらい霞んでる。

しかし、物語的にはこれでいいのか?という気はするよ。

だって、刀太がネギを追う、という無理矢理の構図は、そのまま、ネギま!における、ネギがナギを追う!という構図の繰り返しじゃない。

で、そのネギを前世?の因縁の如く執着して追いかけるフェイトは、そのまま、ナギを追い求めるエヴァだよね。

で、偽物?のネギがエントリー?っていうのも、ネギま!における魔法世界で、ネギが年齢詐称薬を使って、ナギとして参加したのと同じだよね。

だから、これ、物語の構造が、完全に反復なんだよね。
てか、ネタ切れにもほどがあるんじゃない?

前から思っていたけど、UQHのネギま!の出来の悪い二次創作、という感じは、ますます高まってきた。これ、どうにか、できなかったのだろうか。

なんていうか、とても残念な気がするな―。

ネギま!の時もそうだけど、登場人物がわさわさ出てきても、結局、この作者は、それらキャラを動かしきれないんだよね。で、そうなると、ただでさえ、背景のUQホルダーズがますます背景化する。

刀太の武闘会参加の動機だって、うまーい具合に、ネギを出汁にして、龍宮隊長に丸め込まれた感じだし。

で、武闘会は一年後、というから、その間、修行!ってことになるわけでしょ。

場合によると、エヴァとフェイトの二人が、刀太を鍛えるのかもしれない。

って、これだって、ラカンが、ネギを、偽エヴァと一緒に鍛えて、闇の魔法を身につけさせた時と一緒じゃない。

ものすごいデジャビュだよw

なんだかなー。

で、きっと、予選には、いろいろと懐かしい顔ぶれないし名前が出てくる、ってことなんだろうね。

まぁ、確実に、楓のニンジャ一族は登場するだろうなw
ことによると、刹那もw

もういっそのこと、ネギを詐称してエントリーしたのが、ナギ!で、エヴァがびっくり!くらいのことになってくれればいい。まぁ、その場合は、フェイトはがっかり↓だろうけどw

あるいは、ネギの母のアリカが再登場する位の事をしてくれないとなー。

まぁ、こういうふうに、懐かしのネギま!祭り!にはなるんだけどね。

でも、やっぱり、刀太の動機、だよ。

なんかこれだと、種死のシンみたいだよ。
キラが登場していつの間にか、主人公の引き立て役になっていた、みたいな。

なんかねー。

そういう意味では、重力剣?の製造者(てか本人?)であるアルが、突如として登場して、ネギを詐称したナギを見つけ出す、なんてことになってくれるといいかな。

要は、刀太が、曾祖父ちゃんのナギとともに、ネギを救う、という展開。

なんか、とっとと、UQHのゴールを、ネギの救出、にでもしてくれないかな。

ちょこちょこ、昔のキャラが出てきて、かき回すのには、飽きてきた。

UQHの秘密、というか、不死者がこんなにいる秘密、とか、
他のUQホルダーの活躍とか、いい加減、見てみたいと思うわけで。

ホント、気持ち悪い展開だな~。

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アルドノア・ゼロ 第13話 『眠れる月の少女 -This Side of Paradise-』

2015-01-11 11:12:19 | Weblog
随分、ちっちぇー話になっちまったなー、というのが、見終わった第一声。

茶番だな~。

だって、結局、火星とか、地球とか、言ってる話は、ホント、どうでもいい背景でしかなくて、物語の本質は、(主には)スレインの私情、私怨。

まぁ、ザーツバルムからして、私怨から始めた戦闘だったわけだから、スレインだけが責められるべきではないけど。

うーん。なんだかなー。

要するに、物語の本質は、「セカイ系」じゃん。

一応、戦争に携わるもろもろの群像も描いているから、そうは見えないけど。

戦う理由が、徹頭徹尾、私情。
何の、大義もない。

こういうのどうなのかな―。

しかも、最後の場面で、アセイラムは昏睡状態にあって、それを毎日、愛でるスレインって。。。

いや、どう見ても、アセイラムの影武者を演じる妹は、スレインにラブで、それもあって、最後まで、アセイラムは覚醒しない、ということなんじゃないのかな。

というか、妹は、アセイラムの覚醒を邪魔するよね、きっと。
自分が影武者ってわかっているから。

となると、スレイン、アセイラム、妹の間で、痴話げんかがあり、で、そこに、改造人間伊奈帆が登場して、四人で痴話喧嘩する、って展開。

それに、伊奈帆側は、韻子が、伊奈帆ラブ参戦!って感じで動く。

うーん。

まぁ、最初から「騎士」なんていってるから、そういう、似非宮廷ロマンでもいいんだけどね。。。

確かに、これはもう、虚淵の話ではないよね。

なんだかなー。

とことん、茶番感が否めない。

まぁ、次回あたりで、とっとと伊奈帆マン!によって、アセイラムが覚醒して、彼女が、伊奈帆たちと行動を共にする、という展開になれば、ちょっとはおお!って思えそうだけど。

どうかなー。

あと、時代的には、確かに精巧な義眼を入れる、というのは選択肢なんだろうけど、なんていうか、伊奈帆が、あれだけ鉄面皮な人物であっただけに、具体的に身体能力をテクノロジーで補う、という展開は、避けて欲しかったかな。

機械的な存在だった伊奈帆を、機械的と捉えにくくなるし。

まぁ、その点は、確かに、義眼を入れて隊列に戻ったら、逆に、以前よりも気が利く男になっていた、・・・、みたいな表現で、裏切ってはいるんだけどね。

うーん。

これ、なにがしたいのだろう?

とにかく、第一話を観た時のおお!、という感じは、もうどこにもない。

ホント、ちっちゃくまとまった話になってしまったなぁ。。。

あと、ロボも完全に背景だね。メカも。

もちろん、スレインはクズだね。
しかし、彼級のクズがもっといないと、スレインだけが浮いていて、つまらない。

残念。

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UQ HOLDER! 第63話 感想

2015-01-07 19:39:45 | UQH/ネギま!
なるほど、龍宮隊長は、まほらの学園長(代理)ですか。
で、まほら武闘会ですかー。

マジでネギま組の、テコ入れ回w

いや、刀太たちが、麻帆良学園に入学、って時点で、
そういえば、学園長は近衛だったけど、血筋的には、その流れのはずの刀太はどう扱われるんだろう?とは思っていたのね。

なので、今回の龍宮隊長の動きは納得。
だって、代理を依頼した主は、きっと近衛木乃香なのだろうな。
あるいは、木乃香は亡くなっているかもしれないから、相方の桜咲刹那ってこともある。
龍宮隊長との関係でいえば、刹那の方がありそうだよな。

で、当然、そうなると、神鳴流繋がりで、九郎丸との接点も明らかになるのかも。
ていうか、九郎丸の部族?たちの、あからさまな天狗のようなお面を考えたら、むしろ、九郎丸の方が、刹那の直系なのかもね。

ともあれ、龍宮隊長経由で、近衛や刹那の関わりが匂わされたところで、まさかの「まほら武闘会」w

いやー、それ、安直すぎだろう!
しかも、決勝戦が、宇宙エレベータで、とか。

もうそれだけで、麻帆良学園が、どれだけ宇宙エレベータの利権と深く関わっているかバレバレじゃんw

そうなると、ようやく委員長!の登場ってことになるのかね。

あと、もろもろネギの教え子たちが、宇宙エレベータの実務に関わっているわけだから、そのあたりは、同じく孫あたりが登場しそうな気がする。

・・・ということで、予想通りのテコ入れ回。

肝心の内容は、刀太と龍宮隊長のバトルがほぼ全てだったので、特にいうこともなし。

しかし、これで、また、刀太は、ずるずると、まほら武闘会にエントリーするのかね?

だとすると、この刀太の「意志のなさっぷり」は、半端ないな。

なんていうのかな、次々と用意されるイベントを、ただただ消化する役割が刀太である、という感じしかしない。

つまり、刀太自身が、UQホルダー、というゲームのプレイヤー。
で、たたただ、次に来るステージをクリアすることだけが、彼の役割。

しかし、主人公がそれでいいのか?

なんか、だんだん、出来の悪いラノベの主人公みたいになってきてると思うのだけど。

それに比べれば、ネギには意志があったよね。

この、状況にただダラダラと適応するだけの刀太ってので、ホント、いいのかね?

いや、まぁ、もはや、彼は、「ネギま!のその後の世界」を知るための、単なるナビゲーターでしかない、と思っているから、いいんだけどね。

盛り上がらないよなー。

これくらいなら、九郎丸や三太の方が、まだ、もろもろコンプレックスがある分、主人公っぽい気がするんだけど。

なんなんだろうなー。

この、刀太のダラーっとした感じは、最後に、実は、それが物語の鍵でした、みたいなことになるのだろうか。それは、気になる。

ということで、武闘会編、突入!

あ、そうか、古菲の孫とか、出てくるのかもねw

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ハイスクールD×D 第19巻 『総選挙のデュランダル』 感想

2015-01-04 19:45:11 | Weblog
読んだ。
もはや惰性。
そして、もう、これ、ダメだわ。
物語としてオワタ。

結局、12巻で、実質的に、物語は終了していて、
あとは、惰性で、だらだらと後日談のようなものが書かれているだけ。

残念だねー、10-12巻のあたりは、盛り上がっていて、熱かったのにね。

今回も、全く話は面白くないし。
無駄に、神様がたくさん出てきて、インフレが激しすぎるし。
悪役も、いかにもー、な感じのアホばっかりだし。
そもそも、お話が書割のようだし。
もともと、文章が上手い人ではないのだから、プロットがダメだったら、もうホント、見るべきところは皆無でしょ。

マジで失敗。
終わるべき時に終えられない病。その典型。


そうそう、何がダメかって言ったら、あとがきで、作者自身が、キャラや物語は「こういう意図で」書きました、って、説明しちゃうところ。いやいや、それ、物語の中で表現するべく努力すべきところで、かつ、その意図をばらすのは、作家としてはもっともやっちゃいけないことでしょ。

そういう意味でも、これ、もう終わってるでしょ。

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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第13話 『武器工廠(アルゼナル)、炎上』

2015-01-04 19:17:18 | Weblog
あはは、新年早々、作画、ボロボロ。
OPは全然、曲に合ってない。
おまけに、エンブリヲwは、野太い声で永久語りを歌い始めるしw

いやー、酷いわ、ほんとに。

しかし、この13話は、休みを挟まずに続けておくべきだったな、と思う。
つまり、年内をここまでやっていればな~、とね。
前回の襲撃のところから完全に話がつながってるし。

しかし、エンブリヲが、無双過ぎて。
これ、この人がラスボスってことでいいのかね。
うーん。
想像していた以上に、「天使」と「竜」の話になりそうとは思っていたけど、
このエンブリヲの無双っぷりを見ると、これ、リアルワールドなのか、という気にもなる。

まぁ、明らかに、竜の世界があることは間違いないのだろうし。
サラの額の宝玉みたいのは、ヴィヴィアンが竜化した時の姿を見ると、龍の額にあるものの代わりなんだろうな。で、アンジュの場合は、それが指輪になっている。

とりあえず、龍と天使、龍の世界の話が、暫く続くのかね。

えーと、ここまでちょっとディスってるように見えたかもしれないけど、実は、そんなことはなく、これ、マジで面白い。

というか、基本的には、「サンライズ宝塚劇場!」って感じのノリが素晴らしい!

過去のサンライズ作品を、自分たちでオマージュ/パロってる感じが、もう、ねw

当初からガンダム(しかも種)と舞-HiMEっぽい感じはしていたけど、
それに、ギアスが加わり、シンフォギアも加わり、・・・・

で、宝塚~、ってのは、中の人が、いかにもなベテラン揃いで、で、基本的には、彼女らが演じてきた「定番」をあてがわれていてw

アンジュとヒルダなんて、当初は反目しあっていても、中の人の配置を見たら、絶対後で手を組むよな、と思っていたら、マジで、そうなったしw

サリアも、いつもどおり、青い人だしw

こういう、本編の物語の流れとは、全然関係ないところで、話の先が見えて、かつ、そのとおりになってしまうw、っのって、笑える。

でも、あまりに予想通りに過ぎて、まぁ、そうだよなー、と納得してしまう。

なので、このクロスアンジュは、思いっきり、ハイコンテキストの物語だよね。

そういう詰め込み感なところが、今風でなくて、かえって新鮮。

ということで、さて、次回はどうなるのだろうね。

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