発売日に購入していたけど、全然手に取る時間がなくて、ようやく読めた。
とはいえ、一度読み始めたら一気に読ませるところは、さすがの西尾維新。
ということで、いまさらだけど、一応、ネタバレもあるだろうから、スペース空けときます。
やっときた四国編完結!
そして、相変わらずの展開で、面白かった。
なんていうか、奥が深いなぁ。
しかし、まさかの火星陣かよーw
さすがに地球が撲滅対象なだけあって、スケールでかいな!
でも、魔法の出処を、いわば火星のオーバーテクノロジーにしたのは、今風だなぁ。
(アルドノアかよ!w)
で、最初の50頁くらい読んだところで、これ、ずっと軍議が続くのか?と思ったら、ホントに200頁ぐらいまでそれだったので笑った。
でも、それが全く気にならないところもさすが。
で、思ったんだけど、この伝説シリーズって、多分、HUNTER☓HUNETRとか意識して作ってるんだろうなぁ、と
引き伸ばし方が似ているというか。
で、それぞれの思惑やら読みを丁寧に書いていったら、こんな感じになってしまった、という。
そう思ったら、全く冗長に思えなくなったから不思議。
でも、軍議といっても、その途中で、かんづめによる火星陣話が挟まれたわけだから、それは、たとえ動きのない箇所でも、へぇ、と思いながら読めたしね。
あとは、さすがに、いままで5巻分のタメがあるので、一人ひとりのキャラの心理描写にも説得力があるし。
中でも、氷上さんは、ホント、こじらせ女で面白かった。
てか、だから、「ヒガミ」なのね。ひがみっぽいからw
魔法少女、魔女ときて、魔人というのは、まぁ、まどマギっぽくもなくはないけど、それは次巻以降の楽しみ、ってことで。
なんていうか、こう、不思議にストイックな感じになってきたのがいいかな。
最後の、処女性なきものには、究極魔法を受け継げないとか、いかにもじゃない。
結果として、空々くん自身が、ますますストイックになってきて。
というか、彼の人間性が存在的にはますます薄くなってきて。
でも、その一方で、悲恋という人造人間が、というかヒトガタ爆弾が、存在するため、逆に、空々くんのメンタルの部分は、純化された精神性、みたいなものになりつつあって、そこでは人間性を増しているように見える。
この、空々くんと悲恋の「共鳴」は、今後気になるところだね。
なにしろ、悲恋は科学の結晶であるのに対して、空々くんは、今回究極魔法の継承者として、いわば魔法の結晶にもなってしまったわけだし。
つまり、科学と魔法の対が、空々くんと悲恋ってことだよね。
なので、このツートップで、地球陣と相対するのだろうな、ってね。
それに、今回、チーム空々には死者が出なかったので、彼らが、空々くんと今後、どんな風に活躍していくかも楽しみ。
むしろ、今回の軍議パートは、今後の楽しみのためのキャラ紹介ってことだよね。
どう考えても、氷上さんと鋼矢は、空々くんの側近としてナンバー2の座を奪い合うようになるのだろうしw
かんづめはご意見番かなー。
でも、かんづめも、空々くんを気にかけてるしね。
あと、なにげにスクラップが空々くんを気に入ってるのもね。
でも、当の空々くん自身は、悲恋と二人(二体?)の世界を作ってしまうのだろうし。
そういう意味では、悲恋の中の人というか、データ?は、今後どう扱っていくのだろう。
一種の霊のようなものだし。
てか、ゴースト?
奇妙な取り合わせになりそうだよね。
あとは、ジャイアントインパクトとかストロークとかか。
あの子達はどうするんだろう?
ただ、目的は、みな地球撲滅にあるわけだから、ようやく本題に戻れるわけでw
悲亡伝、はいつ出るんだろう。
続きが気になるな。
てか、どんな形で新章が立ち上がるのか。
まぁ、これからまた4冊出るのは決定のようだけどね。
ということで、四国編、もう一度、読みなおすかな、最初から。
いや、遡る感じで読んでもいいけど。
少なくとも、四国編の内容は、結構、悲亡伝以降のネタ振りになっているんだろうな。
そういうのを気にかけながら読むほうがいいのかもしれない。
特に、前巻の悲業伝あたりは、そんな感じがする。
ともあれ、さすがの西尾維新クオリティ。
面白かったよ。
あ、そうそう、さすがに、今回、読み終わるのがかなり遅かったので、それなりに他の読後感を読んでしまったのだけど、なんていうのかなぁ、この伝説シリーズに対して、ダラダラしてるとか、構成がなってない、とか、偉そうにディスってる人たちって、単純に、読みどころを間違えているんじゃないかな、と思ったかな。
そういう意味では、西尾維新の作品は、基本的にある程度いろいろと読んだことのある人向けの、上級者向けの作品だと思うけどな。
まぁ、少なくとも、冗長とか構成あたりに突っ込んでる人たちに対しては、じゃ、お前が書いてみろよ、といいたい。
いや、別にそういう人たちをディスりたいわけではなくて、単純に、そういう感想は、全く感想でも何でもないだろ、といいたいだけ。それなら、もっとわかりやすく起承転結がはっきりしているものを読めばいいんじゃないかな、と思うな。
だって、今回の悲録伝の中でも、何度も、お決まりのストーリー展開には収まりたくない、という形で、物語性そのものの存在を否定する発言を、形を変えて色々なキャラに言わせてるじゃない。
まぁ、鋼矢が一番わかりやすくその心情を吐露してたと思うけど。
いってしまえば、西尾維新にとっては、人間の判断や選択なんて、本人の意志が半分、状況が半分、で成り立っていて、だから、一貫性なんて、簡単にはいえないんだよ、ということを、それこそ、戯言シリーズの頃から延々と描き続けているわけだから。
彼の作品は、その物語的定形の廃棄から始まっているわけだから。
だから、そういう定形外しの妙のところにこそ、注目すべきところだろうから。
なによりも、その定形外しのための、キャラを取り囲む状況こそが、冗長と呼ばれる会話や描写にあるわけで。
きっと、何らかの形で、意に沿わぬなんて思う余裕が無いくらい唐突な状況を、登場人物たちにぶつけるために、冗長な形で、そんな千載一遇の状況を見つけようとしているのだろうから。
しかも、既に書いてしまったことは、後の展開の制約条件になってしまうわけで、それをどう受け止めるかも、思案のしどころだろうから。
そういう意味では、確かに、最後のステージボーナスがさらにがんばれ!と呼びかけるような究極魔法であったことは、上手いなぁ、と思ったけどね。
だって、そうして、本筋の地球撲滅に戻ったわけだから。
ともあれ、面白かったよ。
早く、続きが読みたいね。
チーム空々は一体どうなってるんだろう。
ホント、気になる。
とはいえ、一度読み始めたら一気に読ませるところは、さすがの西尾維新。
ということで、いまさらだけど、一応、ネタバレもあるだろうから、スペース空けときます。
やっときた四国編完結!
そして、相変わらずの展開で、面白かった。
なんていうか、奥が深いなぁ。
しかし、まさかの火星陣かよーw
さすがに地球が撲滅対象なだけあって、スケールでかいな!
でも、魔法の出処を、いわば火星のオーバーテクノロジーにしたのは、今風だなぁ。
(アルドノアかよ!w)
で、最初の50頁くらい読んだところで、これ、ずっと軍議が続くのか?と思ったら、ホントに200頁ぐらいまでそれだったので笑った。
でも、それが全く気にならないところもさすが。
で、思ったんだけど、この伝説シリーズって、多分、HUNTER☓HUNETRとか意識して作ってるんだろうなぁ、と
引き伸ばし方が似ているというか。
で、それぞれの思惑やら読みを丁寧に書いていったら、こんな感じになってしまった、という。
そう思ったら、全く冗長に思えなくなったから不思議。
でも、軍議といっても、その途中で、かんづめによる火星陣話が挟まれたわけだから、それは、たとえ動きのない箇所でも、へぇ、と思いながら読めたしね。
あとは、さすがに、いままで5巻分のタメがあるので、一人ひとりのキャラの心理描写にも説得力があるし。
中でも、氷上さんは、ホント、こじらせ女で面白かった。
てか、だから、「ヒガミ」なのね。ひがみっぽいからw
魔法少女、魔女ときて、魔人というのは、まぁ、まどマギっぽくもなくはないけど、それは次巻以降の楽しみ、ってことで。
なんていうか、こう、不思議にストイックな感じになってきたのがいいかな。
最後の、処女性なきものには、究極魔法を受け継げないとか、いかにもじゃない。
結果として、空々くん自身が、ますますストイックになってきて。
というか、彼の人間性が存在的にはますます薄くなってきて。
でも、その一方で、悲恋という人造人間が、というかヒトガタ爆弾が、存在するため、逆に、空々くんのメンタルの部分は、純化された精神性、みたいなものになりつつあって、そこでは人間性を増しているように見える。
この、空々くんと悲恋の「共鳴」は、今後気になるところだね。
なにしろ、悲恋は科学の結晶であるのに対して、空々くんは、今回究極魔法の継承者として、いわば魔法の結晶にもなってしまったわけだし。
つまり、科学と魔法の対が、空々くんと悲恋ってことだよね。
なので、このツートップで、地球陣と相対するのだろうな、ってね。
それに、今回、チーム空々には死者が出なかったので、彼らが、空々くんと今後、どんな風に活躍していくかも楽しみ。
むしろ、今回の軍議パートは、今後の楽しみのためのキャラ紹介ってことだよね。
どう考えても、氷上さんと鋼矢は、空々くんの側近としてナンバー2の座を奪い合うようになるのだろうしw
かんづめはご意見番かなー。
でも、かんづめも、空々くんを気にかけてるしね。
あと、なにげにスクラップが空々くんを気に入ってるのもね。
でも、当の空々くん自身は、悲恋と二人(二体?)の世界を作ってしまうのだろうし。
そういう意味では、悲恋の中の人というか、データ?は、今後どう扱っていくのだろう。
一種の霊のようなものだし。
てか、ゴースト?
奇妙な取り合わせになりそうだよね。
あとは、ジャイアントインパクトとかストロークとかか。
あの子達はどうするんだろう?
ただ、目的は、みな地球撲滅にあるわけだから、ようやく本題に戻れるわけでw
悲亡伝、はいつ出るんだろう。
続きが気になるな。
てか、どんな形で新章が立ち上がるのか。
まぁ、これからまた4冊出るのは決定のようだけどね。
ということで、四国編、もう一度、読みなおすかな、最初から。
いや、遡る感じで読んでもいいけど。
少なくとも、四国編の内容は、結構、悲亡伝以降のネタ振りになっているんだろうな。
そういうのを気にかけながら読むほうがいいのかもしれない。
特に、前巻の悲業伝あたりは、そんな感じがする。
ともあれ、さすがの西尾維新クオリティ。
面白かったよ。
あ、そうそう、さすがに、今回、読み終わるのがかなり遅かったので、それなりに他の読後感を読んでしまったのだけど、なんていうのかなぁ、この伝説シリーズに対して、ダラダラしてるとか、構成がなってない、とか、偉そうにディスってる人たちって、単純に、読みどころを間違えているんじゃないかな、と思ったかな。
そういう意味では、西尾維新の作品は、基本的にある程度いろいろと読んだことのある人向けの、上級者向けの作品だと思うけどな。
まぁ、少なくとも、冗長とか構成あたりに突っ込んでる人たちに対しては、じゃ、お前が書いてみろよ、といいたい。
いや、別にそういう人たちをディスりたいわけではなくて、単純に、そういう感想は、全く感想でも何でもないだろ、といいたいだけ。それなら、もっとわかりやすく起承転結がはっきりしているものを読めばいいんじゃないかな、と思うな。
だって、今回の悲録伝の中でも、何度も、お決まりのストーリー展開には収まりたくない、という形で、物語性そのものの存在を否定する発言を、形を変えて色々なキャラに言わせてるじゃない。
まぁ、鋼矢が一番わかりやすくその心情を吐露してたと思うけど。
いってしまえば、西尾維新にとっては、人間の判断や選択なんて、本人の意志が半分、状況が半分、で成り立っていて、だから、一貫性なんて、簡単にはいえないんだよ、ということを、それこそ、戯言シリーズの頃から延々と描き続けているわけだから。
彼の作品は、その物語的定形の廃棄から始まっているわけだから。
だから、そういう定形外しの妙のところにこそ、注目すべきところだろうから。
なによりも、その定形外しのための、キャラを取り囲む状況こそが、冗長と呼ばれる会話や描写にあるわけで。
きっと、何らかの形で、意に沿わぬなんて思う余裕が無いくらい唐突な状況を、登場人物たちにぶつけるために、冗長な形で、そんな千載一遇の状況を見つけようとしているのだろうから。
しかも、既に書いてしまったことは、後の展開の制約条件になってしまうわけで、それをどう受け止めるかも、思案のしどころだろうから。
そういう意味では、確かに、最後のステージボーナスがさらにがんばれ!と呼びかけるような究極魔法であったことは、上手いなぁ、と思ったけどね。
だって、そうして、本筋の地球撲滅に戻ったわけだから。
ともあれ、面白かったよ。
早く、続きが読みたいね。
チーム空々は一体どうなってるんだろう。
ホント、気になる。