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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

怪獣8号 第12話 『捕らわれた怪獣8号』 感想: 怪獣8号はやはり怪獣ではなく、むしろ怪獣討伐を古来担ってきた「鬼神」か何かなのか?

2024-06-23 09:04:33 | 怪獣8号
前回、怪獣8号の力を用いて、防衛隊基地を余獣爆弾から守ったカフカ。

もちろん、怪獣だから身柄を拘束され、そのまま防衛隊本部に移送され、処分の決定を待つことになった。

身体をくまなく調査されはっきりしたことは、すでにカフカの心臓は、怪獣の核にすり替えられており、これじゃ、生物分類上、人間、を名乗るは厳しい。

で、じゃあ、どうするか?というところで登場したのが、キコル父の四宮防衛隊長官。

彼は、かつて討伐された怪獣2号の力を兵器化した「兵装」を身に着け、怪獣の力を使いながら、カフカ=怪獣8号の「処分」に向かうのだが。。。


いやー、今回、やっぱり情報量が多いね。

単純に、カフカがもはや人外の領域に達してしまっていること。

だから、今更、怪獣ではなく人間だ、というのは無理なこと。

でも、その怪獣8号を見極めるが如く、四宮長官が本気バトルを挑んでくる。

で、ポイントは、怪獣との戦いにおいて実は「怪獣の力は有用だ」ということで、実際、四宮長官は、怪獣2号の力を使いこなしている。

だとすれば、カフカがすべきは、自分は人間だ、の証明ではなく、自分は、怪獣の力を100%引き出せる元人間で、その点で、怪獣の兵装を纏う長官と大差ない、と証明することなんだろうな。

つまり、人間であるかどうかは関係なく、とにかく防衛隊の戦力として有用か否か、ということ。

まぁ、このあたりの判断は、まんま『進撃の巨人』のエレンと同じなんだけどね。

『進撃』のときは、裁判にかけられたエレンをリヴァイ兵長が引き取り、こいつが勝手に巨人化してやばくなったらオレがその場で殺す、といって納得させた。

で、そのリヴァイに相当するのが、四宮長官である、ということ。

で、エレンに求められたのは、エレン自身の意志で巨人の力を制御することだった。

多分、同じ「意志の力」をカフカも求められる。


ただ、今回、改めて、え?そうなの?と思ったのは、カフカがひたすら四宮長官を傷つけたくないと舐めプしているうちに、ほぼ四肢切断にまで至ったところで、多分、カフカを怪獣8号に変えた「ミツケタ」くんが、カフカの意志を則って、怪獣8号の力を完全に乗っ取ってしまったこと。

重要なのはその際、ミツケタくんが、「殺す、殺す、怪獣、殺す」と、「ゼッタイ怪獣殺すマン」になっていたこと。

このミツケタくんの発言は結構重要!

ひとつには、ミツケタくんが全面に出てきたのは、相手が四宮長官ではなく「怪獣2号」だと判断した結果のようであること。

つまり、ミツケタくんにとって怪獣は敵で、討伐対象であること。

カフカが変身した姿が「怪獣8号」と呼ばれるのは、あくまでも怪獣8号の力が怪獣に匹敵するくらい大きいからで、とどのつまり、防衛隊の都合で怪獣と呼んでいるだけのこと。

だとすれば、怪獣8号の正体は、実は怪獣ではなく、怪獣に敵対してきたなにか、たとえば「鬼神」のような存在なのかもしれない。

だったら、あの鬼面ヅラも理解できるし、そもそも鬼面が割れるとカフカの地の目がでてくるということは、あの怪獣の姿って、実は一種の「兵装」のようにも思えてくる。

なので、実は、四宮長官が付けている怪獣2号の兵装と大差ないのかもしれない。

もっともこの点は原作でもまだ不明だから、今後、明らかになっていく「怪獣8号の秘密」ってことかもしれないけれどw

むしろ、ミツケタくんが自らの能力を発揮するためには宿主としての人間が必要で、そのために、カフカを見つけた!ってことなのかもね。

まぁ、この点では完全に『寄生獣』のミギーと同類ってことになるw


ともあれ、今回のVS四宮隊長戦は、怪獣8号の正体を探っていく上でもいろいろとヒントになる情報が明かされていたことになる。

まぁ、だから、少なくとも怪獣8号は、今後、防衛隊の戦力として活用していくってことになるのだろうな(というか、まぁ原作的にはなる)。

で、そんなふうにカフカがヤバメの怪獣イニシエーションを受けているあいだに、第3部隊の面々はというと、カフカを仲間として心配する一方で、他部隊に一時的に配属されて、各自そこで育ってこい、ということになった。

要は、各自、武者修業してこいや!ってことで。

で、これは、要するに、カフカが戻ってきたときに、カフカとともに戦えるように戦力増強を図る流れだよねw

特にレノのやる気が違う。

このあたりは、『進撃』のときの、エレンを含む104期生の特権的成長に近い。

つまり、キコルやレノだけでなく、第3部隊に配属されていた新人たちの多くが、レベルアップのフェーズに入ったということ。


・・・という具合に、今回は、『東京グール』、『進撃の巨人』、『寄生獣』のプロットがそこかしこに散りばめられたもので、かつそれを支えるだけの情報量を抱えていた。

次にカフカがすべきは、ミツケタくんの暴走を抑えて怪獣8号の力の制御を身につけていくこと。

それができない限り、彼は防衛隊にとっては、ただの怪獣に過ぎなくなる。

カフカにとっては正念場だねw

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怪獣8号 第109話 感想: ミナの心が完全に「カフカ隊副隊長」に戻ってるのがどう吉と出るか? 次回が楽しみだなw

2024-06-21 11:22:09 | 怪獣8号
前回から続く、怪獣9号とのにらみ合い。

なのに、今回は、カフカとミナの幼い頃の誓いの確認で終わってしまったw

すげえ、ため回w

とにかく、幼少の頃の、カフカがまだちゃんと兄貴分で隊長格してた頃の思い出を、ミナとカフカが確認しあって終わり。

でもまぁ、この様子だと、ミナが、真面目にカフカの入隊を待ち焦がれていたのは間違いないようで。

つまり、ミナがここまで隊長、やれてきたのも、いつかはカフカが来てくれるからと思っていたから。

もっといえば、ミナの精神的には、あくまでもミナはカフカ隊の副隊長であって、隊長はカフカ、だから、隊長が現れるまでその留守を守っていた、という感じなんだな。

保科副隊長が、ミナ隊長が現れるまで、怪獣10号をなんとか抑えていたときに近いメンタリティ。

あくまでも自分は、隊長の露払い、隊長の前座、という自己認識。

なので、カフカが、たとえ怪獣8号の姿であっても、とにかく自分の隣に戻ってきてくれたことが、ミナの心にかかっていた重圧を相当緩めていることはきっと確かで。

だとすると、ちょっと楽しみなのは、カフカとミナのコンビが、怪獣9号(+2号)に対してどんな戦い方をするのか?ってこと。

ミナは明らかに今までとは異なる戦い方をするはずだから。

なぜなら、もうミナは自分が最後の砦として計算しながら、自分を抑えながら戦う必要がないから。

なにかあっても必ず「カフカくん」が守ってくれると信じて、自由奔放に戦えるはずだからw

結構凄いことになりそうw

あとは、この怪獣9号との戦いがいったん終わったあとは、ミナのレノに対するあたりが厳しくなりそうw

いや、だってどうみても、今、カフカのバディ役、女房役は市川レノが引き受けていて、その様子に、ミナが明らかに嫉妬しているからw

いやー、まさか、ミナからそんな反応が見れるとは思ってなかったがw

レノだけでなくキコルもちょっとキレそうで、その時が楽しみw

ともあれ、怪獣9号にどんな形で制裁を加えるのか、見どころだね!

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怪獣8号 第11話 『曝露』 感想: 怪獣8号のバレ回、いいじゃん!

2024-06-16 13:35:06 | 怪獣8号
やっぱり、変身ヒーローの正体バレ回って、画面に独特の圧があっていいよね。

しかも、基地全体の最悪の危機から救うために、今後どうなるか分かった上での正体バレだったのだから。

それはもう燃えるしかない!

まぁ、すでに、こうしたバフがかかっている分、今回はいいじゃん!って印象になるわけだけど。

でも、カフカが余獣爆弾の基地内での爆発を阻止するべくパンチwで高度を上げようと試みたところ、原作よりも遥かにかっこよかったね。

その前の変身に至るシークエンスもよかったし。

ちょっとだけ、エレンの巨人化が頭に浮かんだけどw

あー、でもそれをいったら、保科副隊長の二刀流が、もう完全にリヴァイ兵長の動きにしか見えなかったのは秘密w

若干、前半のVS怪獣10号戦が長かった気もするけれど、今回、最後にカフカが身柄を拘束させるところで終わらせるなら、保科vs怪獣10号に尺をとるしかなかったんだろうな。

しかし、これで次回、カフカの身柄は防衛隊本部の預かりになるわけだけど、もしかしてそこで今期は終わり?

だとすれば、随分中途パンパなところで終わることになるけれど。

もしかして2クールだったりするのかな?

そちらのほうが気になってきた。

原作最新話までの今後の展開を考えると、さすがに8号バレをしたところで終わるのはあまりにも残念。

今回の8号バレからようやくこのマンガの本編が始まるのだから。

ここまでが長い「序章」にすぎないんだよね。

なので、このままだと、よくある「オレたたエンド」に落ち着いて締まらないこと、この上ない。

今回の作画や演出を見ると、怪獣との戦闘シーンが増えれば増えるほど、原作を超えた魅力をアニメは伝えられるはずだから(この点もまったく『進撃』と同じだけどw)、むしろ本番であるこれからを描く続編(2期?)の方に期待したいところ。

うん、アニメはアニメでやっぱり見どころはあるんだよ、たくさん! 


それにしても、怪獣8号が余獣爆弾に挑む際、ふくらはぎのあたりや脇腹?のあたりからロケット噴射が起こっていたのだけど、これ、本当に怪獣なのかな?

むしろロボットとかサイボーグっぽいんだけど。

生体兵器というか。

今更だけど、怪獣8号って、実は、怪獣変身兵器のプロトタイプだったりするんじゃないの?と思ったり。

どうなのだろうね?

でもさ、物語が進むにつれて、『東京グール』のように、敵である怪獣の能力を兵器に転用して、それを適合者に転用させて莫大な攻撃力を確保するのが当たり前の世界になるから、だったら、最初から、人間を、時間限定的に「怪獣化」させる軍事技術が開発されてもおかしくないと思うのだよね。

だって、怪獣が襲うのって日本だけじゃないんだよね?

キコルとか、カリフォルニアに留学してたんだよね?

だったら、日本の防衛隊が捕捉していないところで、怪獣化兵器が開発されていてもおかしくはないかと。

でないと、8号の足に時々出てくるロケットブースターのような「機構」を説明できないと思うんだよね。

もちろん、カフカの先祖が怪獣討伐の一族だった、という「血脈」オチの可能性も否定はしないけど。

とにかく、9号の発言からすると、8号は、唯一9号に対抗しうる、その意味では、人類にとっては希望となる、特権的な「怪獣」だということなので、その力の源泉についてはいずれちゃんとした説明が必要になると思ってるのだけど。。。

ちょっとだけ心配なのは、作者がそこまで思慮深い人かどうかだよなぁ。。。

全編をパクリのノリだけでやってると多分、遠からず物語が失速して破綻すると思う。

読者が知りたい秘密の周りをいつまで迂回する流れを取るだろうから。

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『怪獣8号』、最新話(108話)まで読んだ・・・感想: 怪獣9号がいつまで「死ぬ死ぬ詐欺」を続けるかで、物語の評価が決まりそうw

2024-06-16 12:47:45 | 怪獣8号
どうにも中途半端な展開が続いたので、原作の方にあたってみた。

で、一応、最新話まで読んだけど。

なんか、『進撃の巨人』だけでなく『東京グール』までパクったような展開になってきて、ちょっと???となった。

かつて討伐した怪獣の力を防衛隊隊員が利用する、ってもう、完全に『東京グール』じゃんw

しかも、その適合者としてなぜかレノが超飛び抜けた適性で抜擢されるとか、えー、それはさすがにご都合主義すぎない?

その結果、ミナや鳴海のような隊長クラスの戦闘力をキコルやレノも得ることができるようになった。

つまり、キコルやレノも、怪獣8号/カフカの横に立って戦える仲間になった。

しかもいつの間にか、怪獣9号の暗躍から、彼に対抗できる唯一の防衛隊戦力がカフカ=怪獣8号になってしまっていて。

えっと、それってもう防衛隊、詰んでない?って思うよね?

だって完全にカフカ頼みの防衛ラインになってしまうわけだから。

そして最新話の方では、怪獣9号の殺戮(というか取り込み)目標がミナ、ということになって、いつの間にか、防衛隊最強のミナが、カフカに救出される姫になってしまったw

そのうえで、幼少時の「カフカ隊副隊長」の方をミナが思い出して行動するようになるのだからw

・・・で、ここまで来て、なるほどなぁ、と思ったのは、なんで怪獣9号がわりと物語の早い段階からうろちょろしていたのか、ということと、なんで9号はいつまでも討伐されないのか、ということ。

で、その理由は、怪獣9号の存在によって、討伐対象の怪獣のレベルが爆上げして、いつの間に、強さのインフレが起こってしまい、その中で、防衛隊が、めんどくさいことはすっとばして、さしあたりカフカ=怪獣8号に頼らざるを得ない状況をつくるためだった、ってことなんだろうな。

なので、俄然、気になってきたのは、9号っていつまでも「死ぬ死ぬ詐欺」を繰り返してダラダラと登場し続けるんじゃないかということ。

ラスボスとして。

で、そうなると、9号が随分昔から存在する怪獣で、これまでの怪獣の歴史をそのまま飲み込んだようなメタな上位存在としての怪獣、になってしまう。

で、その「古の因縁」の中で、カフカを怪獣8号にした「ミツケタ」さんの存在の意味や目的も明らかになるのかな・・・と。

なんか慰霊神社でカフカがみた亡霊のような武者は、どこか鬼っぽい形相をしていたから、きっと、カフカは、怪獣の系譜とは異なる「鬼」とかの系譜なんだろうね。

それこそ、古の時代に人間と協力して討伐する側にたった怪獣、すなわち鬼として。

だったら、8号のフォルティテュードが大怪獣トップクラスというのも納得できる。

で、「ミツケタ」と言われた以上、何らかの「血脈」的つながりがその鬼とあったとおもうべきなのだろうな、とか。

ということで、いまやっている決戦で、はたして9号を葬ることができるのかどうか、が割と今後の展開の基本プロットを決めると思っている。

けどなー、問題があるとすれば、作者の画力が、こういうシビアな物語を語るには、どうにも軽すぎるんだよねぇ。。。

なので、しばしばギャグにふって、それが空振りする、ということを繰り返す。

え、それ、ここで必要?という寒いギャグをなんとかしてくれると、もう少し読みやすくなるのだけどなぁ。。。

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怪獣8号 第8話 『防衛隊へようこそ』 感想: やっぱり『進撃の巨人』と比べて何もかもがヌルい!

2024-06-02 18:02:59 | 怪獣8号
せっかく保科副長との一騎打ちなのに、単に副長が近距離戦の達人であることのデモンストレーションで終わるだけだった。

せっかくだから、その場でカフカも「返し技」の一つくらい思いついて試みればいいのに。

所詮、怪獣の能力は棚ぼたで得られたものでしかないのだから、カフカ本来の能力としては、副長からも評価され正隊員の昇格にもつながった「観察力」が活かされているような描写があればよかったのに。

正直、カフカって主人公に全く魅力を感じない。

それも含めて、登場キャラ全員で「進撃ごっこ」をしているようにしか見えなくて、さすがにどうにかしてほしい。

とにかくギャグが寒い。

それと、カフカだけが特殊なヒトガタなら「怪獣」8号でもいいけど、そのあと、9号、そして10号?と、ヒトガタサイズの怪物が続くのなら、やっぱり「怪人8号」のほうがいいんじゃないの?って思う。

まぁ、それで巨大化しちゃったら、まんま「巨人」なので「怪人」は避けて「怪獣」にしたのだろうけど。。。

なんかね、そういうのがね、いちいち鼻につくんだよね、このヌルい作劇だと。

チェーンソーマンもそうだったけど、なんかカッコの良いシーンをつなげました、っていうウソっぽさばかりが目立つ。

それでもチェーンソーマンは、主人公のデンジがあからさまに変態だったからユニークさをなんとか確保することができたけど。

それに比べてカフカには、人の良さ以外、何にもない。

でも、それってせいぜいサブキャラの属性だよね?

これでこの先、カフカ=怪獣8号が討伐されて、レノが成長する主人公になってカフカの意志を継ぐ、とかならわかるのだけど。

なんていうか、それくらい斜め上を行く展開にしてくれないと、マジで『進撃』の下位互換、劣化コピーにしか見えない。

この先面白くなりそうに全然思えないんだよね。。。

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怪獣8号 第7話 『怪獣9号』 感想: 相変わらず『進撃の巨人』をなぞった展開で微妙。。。サプライズが欲しいぞ!

2024-05-26 17:28:34 | 怪獣8号
カフカとは異なる別のヒトガタ怪獣である怪獣9号が姿を現し、レノと伊春を襲う流れ。

当然、レノたちの力だけで撃退できるはずもなく、カフカが変身した怪獣8号が、レノの絶体絶命のピンチに駆けつけ、9号を圧倒し、あと一歩でトドメを刺せるというところまで行きながら、そこで防衛隊に発見され、駆除対象の怪獣と認定され攻撃を受け、ついには、近接戦を得意とする保科副隊長の斬撃を食わされ、今度は8号/カフカが討伐されそうになる、当然、その間に9 号は脱出してしまう。

・・・という具合に、正直、あまりにも流れがテンプレ通りで、ちょっと困った。

強いて言えば、レノの踏ん張りが予想していた以上に長くて、これは伊春の言う通り、レノのポテンシャルを示すための奮戦だったのだと思うのだけど、でも、どう考えても、本命が8号と9号の怪獣どうしのタイマンであることを思うと、さすがに引き伸ばしすぎ。

今回の引きを、保科に追い詰められるカフカ/8号で終える、というところから逆算しての尺の配分だと思うのだけど、それにしてもね。

それくらいなら、カフカがレノの居場所を探査するあたりにもう少し時間を咲けばいいのにな、と思ったかな。

いや、だって、あまりにカフカが考えなしだから、30歳過ぎてるのに。

8号に変身すれば、同類の9号の居場所を感知できて、その結果、レノを救い出せる、というのは、まぁ、そうかも知れないけれど、それだけで済ますかな?

テンプレの流れなだけに、要所要所でちょっとはひねりが欲しかったのだけど、それにはカフカの脳力wが不足している、ということなんだろうな。

なんだったら、そのあたりの知恵は首席卒業のキコルが示してくれたら納得街行ったのだろうけど。

なんていうか、レノとキコルは、『進撃の巨人』におけるアルミンとミカサに相当するのだろうけど、どうもその役割分担が明確になっていないため、誰がカフカを御するう司令塔なのか、はっきりしないのがいけないのだろうな。

そういう意味では、キコルが普通すぎて。

カフカにある意味心酔しているという意味では、レノのほうがミカサ7日もしれないけれど、そうなると、キコルがたたの凄い戦闘要員で終わってしまう。

なんか難しいね。

とにかく、設定としても物語の構成としても、『進撃』の二番煎じであることは明白なのだから、『進撃』とは異なる流れを見せてほしいのだけど。

あー、そういう意味では、血筋として近接戦に強い双剣使いってことで言えば、保科は完全にリヴァイ兵長だよね。

うーん。

もうちょっと面白くならないのかな、これ?

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怪獣8号 第6話 『夜明けの相模原討伐作戦』 感想: カフカ、あまりに地味すぎない?

2024-05-19 10:37:29 | 怪獣8号
うーん、やっぱりこの作品、あんまりおもしろくないな。

カフカが、おっさんなのに、メンタル、子どもすぎだろ。

やってることは、巨人になる前の『進撃』のエレンそっくりじゃん。

戦闘力ではミカサにかなわない、知恵ではアルミンに遅れを取る、リーダーシップではライナーにかなわない・・・って思ったエレンが、とにかく自分のできることを、って自分で叱咤激励しながら、戦況の把握のためとか、誰かの補助のために動いていたのとそっくりでしょ。

問題は、エレンは10代だけど、カフカは30代ってことで。

いやー、これはダメだろう、主人公として。

その一方で、その傍らに立つとカフカの誓ったミナの実力が、超火力魔法砲台のようなものだから、これ、どう考えても無理じゃん。

怪獣の力だって、たまたま怪物?がカフカの中に入って得られた偶然のものでしかないから、カフカの努力とか能力とか関係ないし。

まだエレンには、血筋、という秘密があったけど、

カフカにはそんなものもありそうにないし。

というか、『進撃』の影がどうしても目に浮かぶから、そういう仕掛けは早めに匂わせてくれないと、何やってんだ、このおっさん?という気しかしない。

で、磨けば光る原石役はレノの担当であるのも今回明らかにされたし。。。

『チェンソーマン』とは別ベクトルで期待外れだなぁ。

とにかく、カフカ、シャキッとしろよ、シャキッと!

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怪獣8号 第5話 『入隊!』 感想: キコル、キャラ立ってるなぁw

2024-05-12 19:18:51 | 怪獣8号
いろいろあったけど、とりあえず、カフカもレノも入隊。

といっても、カフカの「おっさんw」は見習いだけど。

当然、キコルはトップ入隊。

でもって、前回の最後で怪獣化したカフカがキコルを助けたために、キコルもカフカが怪獣8号であることを知るに至る・・・という流れ。

なんか都合よくカフカの正体が、都合の良い人にだけバレていくというのが何だけど、とりあえず入隊後の研修中ってことで、話としては見やすくなった。

しかし、そうなってくると、余計に『進撃』の訓練兵時代の話を見ているようで、そことの相違が気になってくる。。。

もちろん、こちらは舞台が現代、というか近未来?の日本だから、そのあたりはバッサリと現代的な言動で押してくるから、雰囲気は伝わりやすいのだけど、その分、やっぱり、カフカが30歳越えのおっさんなのに、大卒(しかも飛び級w)のキコルにやり込められていたりするところが地味にイタイ。

せめてカフカ、20代後半に入るあたり、とかにしておけばよかったんじゃないの?

なんかそこが無駄に若作りな感じがしてイタイ。

なんていうか、怪獣以前に隊の空気のほうが気になる。

高校生の部活じゃないんだからさ。

その点でも『進撃』のほうがしっくり来るかなぁ。

どうも半端なギャグが苦手で、寒くなることが多い。

見慣れたら解消するのかなぁ。。。

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怪獣8号 第2話 『怪獣を倒す怪獣』 感想: どこをとってもとにかくビミョー。。。

2024-04-21 17:38:12 | 怪獣8号
うーん、これ、面白くなるのかな?

一応、始まる前からなにかと話題になってはいたので、1話から観てみたけれど。

設定的にはかなり『進撃の巨人』をパクってるでしょ、これ?

むしろ、カフカの「怪獣」が、怪獣といいながら人間大の「怪人」サイズにすることで、ちょっとでも「巨人」だった『進撃』のパクリの言い訳にしているように見えるくらい。

あと、カフカが実際、30歳超えってのはどうなの?って思うし。

そのカフカのギャグは寒いし。

2話目にして、すでに作画も怪しそうな感じがするわけで。

ついでにOPは、なんなのあれ?だし。

どれひとつとっても、スゲー!!!ってインパクトがない。

・・・ってことで、これはダメなんじゃないかな。

いまのところ、なにひとつとっても中途半端で、既視感しかない。

いや、それでも、たとえば作画がしっかりしていてアクションが凄いとかあれば、まだ話に没入できるのだけど。

実際、『進撃』も立体機動装置のアクションがものすごかったからアリ!になったし。

せめてギャグ顔がなければよかったのだけど。

特に1話の最後から2話の冒頭まで、カフカが怪獣になってしまったところは、もっとシリアスにならないとダメなところだと思うのだけど、そこをいきなりギャグ顔でごまかしちゃったからなぁ。。。

そういう意味では、半端にレノが最初からいて、怪獣になって直後のカフカと掛け合いを始めちゃったのがいけなかったんだろうな。

ていうか、レノは、隣のベッドを覗いたらカフカのかわりに怪獣がいたら、もっとあわてふためかなきゃさすがにおかしいだろう?

なんか、そういう細かい芝居がチグハグで、どうにもちゃんと見る気にならない。

ていうか、いまだにどう見ていいのか、わからないのが辛い。

しかし、プロダクションIGって、いつからこんな雑な絵を描くようになったのだろう?

もっとも、作画が悪く見えるのも、原作絵に近づけてわざと崩しているのかもしれないけれど。

ただなぁ、それにしても、第2話でこれはないと思うんだけどなぁ。。。

本当に、これ、面白くなるのかな?

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