BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ONE PIECE 第677話 『COUNTER HAZARD!!』

2012-08-20 20:58:00 | Weblog
ゴムゴムにも久しぶりに動きがあったので、ちょっとだけw

ようやくルフィらの反撃になる、というところで、
キッド、アプー、ホーキンス、の同盟の話をかぶせてくるのは上手い。

前回までは、いい加減、物語がたるく、かつ結構鬱な展開だったので、
(なにしろ、子供を人体実験に使うという、およそ少年誌とは思えない展開をしてきたので)
なんか、もう、ワンピも新世界編、蛇足だったなー、つまらんなー、エースが亡くなるところで終わっとけばよかったのになー、と思っていた。

なのだが、ルフィ+ロー+スモーカーという笑うしかない共闘で、この窮地を脱する状態にようやくなったところで、キッドらの同盟が並行して出てくると、あれ、もしかしたら、この先、ルフィとローも同盟を組む?とか思ったりして。

いやー、正直なところ、ルフィ海賊団は新世界を渡るには少数精鋭すぎるなと思っていたので、この、同盟、という策は、そのメンバーを増やすエピソードを端折って、物語を派手に大きく、つまり、新世界っぽくスケールアップした話に持ち込めるような感じにさせてくれる。

で、その同盟のどさくさで、ジンベエやキンエモンも一気に仲間に加えていく、というスピードアップした展開を図らないとこの先、盛り上がりに欠けるだろうし。

そういう意味では、キッドらが四皇に挑んで、要は海賊同士の新旧世代間戦争を起こしてくれて、その悶着というか戦闘の場面に、赤犬麾下の新海軍も参入、ついでに下野した青キジも登場、とかいった派手な話にしないと、エース/白ひげ編のあの盛り上がりの後では、もう全然面白くないから。

その意味では、ワンピは、ドラゴンボールのように、パワーインフレの世界に入ってしまったわけだけど、DBと違うのは、それは単にルフィが覇気を取得してパワーアップすればいいとかいうレベルの話じゃなく、物語そのもののスケールを上げなくちゃいけなくなったということで。

で、そうなると苦しいのは、DBの孫悟空同様、ルフィが天然でバカ過ぎること。

海賊王になるという彼の夢がもう少しだけ具体的にされ、かつグレードアップしないと、そういう派手な物語、派手な舞台に合わないんだよね。

で、多分、そうしたワンピ世界を震撼させるヒール役を、キッドとかアプー、ホーキンスに任せる。
ついでに、ルフィ自体はローと組むことで、ローにルフィ側の悪役、参謀役を任せることにする。
そうして、ルフィはなんとなか無垢なバカのままにしておいて、物語をスケールアップさせて進めていく。

ただ、そういう中で、ルフィが、エース編のようなアクの強さをどうやってだすかは結構難しいのだろうな、と。そこがこの先心配だったりする。

いや、ロビンを中心に例の古代兵器ネタとか、ベガパンクの兵器開発ネタとか、ワンピ世界の秘密や暗部に通じるネタは、ルフィの周辺にもちゃんとあるのだけど、問題はルフィたちでは、そういうヤバイネタを自分たちでどうこうしよう、という方向に行かないと思えてしまうところ。ロビンの前までのメンバーは皆若者すぎて、いい奴すぎる。そういう点でも参謀役としてのジンベエの参加は結構キモだと思うのだけどね。

DBの時も、やばい話はトランクスが登場することで外部から危機がやってきて、それに対して、バカな悟空は修行してパワーアップして対処した。でも、それだけだった。

なんか、似たような雰囲気がワンピというか、ルフィにも感じられる。

その意味では、ルフィらを一回退場させても、キッド等による海賊大戦争を起こさせたほうがいいのかもしれない。そうしないと、物語が大きく動き出さない。

裏返すと、エース/白ひげ編がそれくらい凄まじかったってこと。

で、今回、ようやくその方向に動き出したかな、と。
いい加減、悪い奴もちゃんと出さないとね。
ドフラミンゴを含めて。

派手な同盟が成立して、物語に大きな動きをもたらすことに期待。

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氷菓 第18話 『連峰は晴れているか』

2012-08-20 20:12:10 | 京アニ
どうやらこれは今まで単行本に入ってないエピソードということ。

相変わらず、物語そのものはショボイし、落ちも暗い。

ただ、今回のは、全体として奉太郎の変化、というか、転機を描いたのだろうから、そういうものとして捉えるべきなのだろうな。ヘリや遭難の話は脇において。

この映像化に当たっては、作者の米澤穂信が制作にも関わっているということだけど、それによって、映像化した『氷菓』は、ホントに青春もの、成長物語、に変えてきたのだろうね。

例の11.5話?だっけ、『愚者~』で入須にいじられた奉太郎を何となく皆でケアするプール回だけど、あれと今回の二つの新作エピソードは奉太郎の変化を強調するためのものなのだろう。

もちろん、その変容ぶりには、古典部一同が驚愕する、というお約束の対応つきなのだが。

ただ、今回は、連峰の描写も合わせて、奉太郎が、遠く、すなわち、自分の未来も漠然と考え始めたような描写になっていて、よかった。

何の前知識もなかった分、今回の話はとてもよかった。
オチは暗いけどねw

で、確かに、ここから『遠まわりする雛』に続けていくのだろう。

だから、単純に推理モノから始まった『氷菓』を、11.5話と今回の話を加えることで、うまく青春ものに変えてきた。このあたりの、変化のさせ方は嫌いじゃない。

というか、映像にしてよかったね、という感じ。

とはいえ、残り数話でどうシリーズをまとめてくるのか。

ちなみに、文庫新刊の『ふたりの距離の概算』は、また、どうにも暗い内容に戻っていたので、その前で綺麗に終えることを希望。

まぁ、推理小説の読者、というかファンと、アニメのファンの嗜好性の違いが、思い切り出てるといえばいいのかもしれない。つまり、推理小説の読者は暗いってことなのかも。

そうした成分を京アニはうまく外して、非常に伸びのある映像を見せてくれてる。

いや、ホントに、遠目に見る連峰の姿は美しかった。
ついでにいえば、ちょっとレトロな市内図書館もよかった。
これは、もう完全に背景の勝利だから。

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織田信奈の野望 第7話 『信奈上洛』

2012-08-20 19:56:18 | Weblog
これも一回は触れておこうかと。
というのも、意外と面白い。
というか、作りが全体的に丁寧。

さっきのホライゾンのところで戦国時代はちょっと・・・と言ったそばから、ベタな戦国時代物に触れるのもなんだけどw

でも、これは単純に楽しく見れるものを作ってる感じがする。
どちらかというと、よくできたコメディ。
あと、やはり動きがいい。作画もいい。

で、道三をはじめとして、意外とオヤジキャラにも味があっていい。

なんというか、ホライゾンもそうだけど、歴史上の実話をアレンジするのは、オリジナルの歴史をある程度知ってると確かに先がある程度見通せるから、キャラを動かしても、物語そのものがそれほどブレないところがいいのかも。そのくせ、サルじゃないけど、実際の歴史とは微妙に変更してくるわけで。

その、キャラも物語も両方とも動かせるところが面白いのかも。

そういう意味ではカンピオーネもそうだけど、あちらよりも、ベースにある物語が、神話の引用ではなくベタに歴史なので、わかりやすい。

というか、織田信奈という名前を考えついた時点でアイデア勝ちだね。

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境界線上のホライゾンII 第6話 『広場の男女』

2012-08-20 19:48:27 | Weblog
うん。いいね。
ホライゾンは、二期になってから、俄然テンポがよくなった。
でも、これ、原作もそうだったから。
映像の制作サイドが、非常に丁寧に構成を考えているんだろうな。

なんか、AWはベテランチーム、ホライゾンは若手チームが制作している、ってことだけど、圧倒的に、この若手チームのホライゾンの方がいいね。
確かにAWは臭すぎる。たとえば、このあいだのクリキンの登場とか。なんていうか、ロボはちゃんと動かしますよ!って感じしか伝わらないもの。

もとい、ホライゾンだけど、実は2巻が最もいい話なんだよね。
今、5巻を読み中なのだが、どうも、3巻ぐらいから、日本史要素が多くなりすぎて、つまり、戦国時代の合戦名が増えすぎて、どうにもトリビア感強くて。

その点、この2巻ぐらいは、英国が神州の領土を持っていない分、ベタにイングランドをやってくれているので、西洋魔法ファンタジー風で良い感じ。
レパントの海戦とか、無敵艦隊とか、ああ、なるほど、と思うし。

それが、3巻あたりから・・・、あ、いや、3巻はまだいいか、ネイトのお仏蘭西話があるので。4巻のあたりから、日本史色が強くなってキツイ。当時の合戦って思ってるほど規模がでかくないしね。

あとは、あー、これちょっとネタバレになるけど、インノケンティウスのおっさんが隠れてしまうので、さらにバタ臭さが減ってしまって。義経とか北条とか、字面だけ見てると、漢字名が増えて、完全に戦国ものになってしまって、なんか恐ろしく話がスケールダウンした気がする。

なので、この2巻のイングランド、スペインぐらいの話がスケール感があっていい。

妖精女王もいい感じだし。
・・・って思ったら、今回、エリザベスはノリノリだったしね。
あまり、CVのことには拘らない方だけど、双子であるエリザベス=田村ゆかり、メアリー=堀江由衣、という配役は確かに鉄板だね。
なんだかベン・トーのことも思い出してしまって、笑えるのだがw

メアリーについては、最初は遠藤綾をイメージしていて、最初はあれ?ちょっとイメージと違うと思ってたのだけど、双子設定で、田村/堀江、という組み合わせの妙に気づいて、納得。

また、脱線しちゃうけど、この分だと多分三期もやる、しかも3巻の内容を考えたら2クールで来るんじゃないかと思うけど(なにしろ、2巻よりも遥かに長い)、さらに登場人物が増えてCVどうするんだろう、って思う。今回、前田・利家が登場したわけだけど。3巻の内容は、ホライゾン世界としても転機となるので、じっくり描いて欲しいところ。

で、今回も、いろいろと端折ってるけど、ちゃんと見れてしまうから面白い。

前回、前々回の戦闘シーンとかは、DVDやBDでは、個別に尺を伸ばしてくれたりすると面白いのだけど。ネイト戦とかさん戦とかもっと見たいじゃない。そういう見所の場面を多少でも尺を伸ばして特別編とかすればいいのにな、と思うな。

とにかく、このホライゾンIIはもはや安定のクオリティという感じで。
これを若手で作ってるというのだから、ホント、素晴らしい。

で、原作5巻については、読み終わったらちょっと書くかもしれない。
今のところ、戦闘シーンばかりなことと、微妙な人間関係の彩を扱った部分が多い気がするので、10月に出る下巻まで読んでからのほうがいいかもしれないけれどw

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アクセル・ワールド 第12巻 ―赤の紋章―  感想

2012-08-19 18:22:15 | SAO/AW

ということで、AWの12巻について。
幾つかネタバレになることに触れると思うので、この点、予めご了解いただきたく。
(ちょっとスペースあり)



















































正直なところ、ちょっと期待外れの展開。
もう少し、直線的に物語が進むのかと思っていたのだけど、
想像以上に、寄り道が多くて。
これは、災禍の鎧編で経験済みなのだけど、
それにしてもね、ちょっとね。

チョコ話のところは、いろいろな意味で、ご都合主義的で苦笑w
それから、最後のバトルロイヤルモードの部分も。
黒雪姫が何か言いかけたところでモード変換、しかも、ハルユキのうっかりで、というのは・・・。
もうちょっとだけ、真面目に展開を考えようよ。

いい加減、本筋の話が進まないのには、イライラする。
ちょっと、禁書目録的なズルズル感が漂ってきたのは、嫌な予感がしてならない

その嫌な予感の原因は、割りと今回、頻繁に行われた伏線回収的な動きにもあって。
結構、先が見えてしまったような気もする。

黒雪姫の仇敵となるのが、実の姉のホワイト・コスモス、とか。
赤の王の惨殺は、黒雪姫がホワイト・コスモスに操作されたから、とか。
ISSキットに「赤の紋章」があることから、どうも加速研究会は赤の王絡み、とか。
あるいは、加速研究会の末端の動きは、マゼンダ・シザーのように、加速世界の不平等をなくすため、という、どうにも唐突的な感じがする動機とか。

ちょっと、設定をいじるのに、悪乗りしてきてないか、という感じ。

それにしても、ホワイト・コスモスが黒雪姫の実姉というのは・・・
あまりに予想通りで、もう少しひねりが欲しかったなー。

家族との確執、って必然的に、ねちっこいものになるので。
能美のスクールカーストのところがもの凄く不快だっただけに、心配。
特に、この作者は、そういうところ、思い切りベタに書いてくる人なので。
変なメロドラマになると嫌だなーと。

で、確かに黒雪姫からするとハルユキに実姉には絡んでほしくないよね。
自分ですら操られたのだから、バカ正直者のハルは危なっかしい。
実際、師匠にもコロっと行ってるのだからw
篭絡されたハルならw、ホワイト・コスモスの擁護に向かうだろうし。
で、実は、それなりに、裏があって、ホワイト・コスモスもやむなくそうさせたとか。

ホワイトはもちろん、白か黒か、という、ブラックと対になる存在だけど、
同時に、紅白饅頭ではないけれど、白は赤とも並び立つ。
となると、実は、ホワイト・コスモスとレッド・ライダーは最初から盟友として握っていて、
協力して加速研究会を立ち上げている、ってこともあると思うのだよね。

バックドアプログラムやISSキットまで開発している加速研究会は、いわば、ブレインバーストの世界、つまりプログラムのハッキングをしているわけだから、既に、ニューロリンカー経由で外部サーバーに記憶が転送されている事実とか(ってまだこのことは本編で明らかになってないけど、SAOと合わせて読むと多分そういうことだと思う)、独自に突き止めていると思うのだよね。

このあたりの事情は、オリジネーターである青や緑の王も多分わかっている。

で、今回明かされたレッド・ライダーのチートな兵器開発アビリティを使えば、ブレインバーストの世界をハックするようなツールの開発も可能だろう。というか、そういうことをするのに最も適した人物がレッド・ライダーなはず。となると、彼は公衆の面前で殺害されることで、大手を振ってブレインバーストの表舞台から姿を消し、つまり、身を潜め、加速研究会の作業に没頭することができた、とかね。

その加速研究会がやっていることは、ブレインバーストの世界を作った造物主たるプログラマたちの意図(まだ不明だけど)をねじ曲げて、文字通り、ブレインバーストの世界のルールを書き換えよう、としているのかもしれない。もちろん、そうした創設の意図と、末端の構成員wの意図は一致しないのが常だから、今回のマゼンダ・シザーのような、都合のいい、不平等からの解放なんてことを言い出す奴がでてきてもおかしくはない。要するに、マゼンダ・シザーのいうことを加速研究会の意図と誤解してはいけない、ということで。

そもそも、レベル9で互いにどん詰りの均衡状態になった七王の中になら、そのどん詰りの均衡状態に変動をもたらせて、加速世界のルールを変えることを考える奴が出てきてもおかしくない。

それに、ニコに見られるように、七王といっても、王になった時期に大きな差があるわけだし。
どう考えても、黒の王が誕生する前に、白の王がいたはずだし。
そういう意味では、白の王も、オリジネーターの一人であってもおかしくない。

仮にオリジネーターを、白、赤、緑、青、とすれば、
白と赤が組んで、他の王を出しぬいた。
緑と青は何となくそのことに気づいていて、だから、緑は、単身、加速研究会に乗り込もうとしていた、というと筋が通るかな。
青が妙に、気前がいいのも、様子見ということなのだろうし。

(緑と青が王の中でも別格なのは、ニコが再三再四、強調してる。)

そういう意味では、黄、紫、黒、新赤、は蚊帳の外ということで。

で、白の策略からすれば、黒による赤の殺害によって、赤と恋仲?だった紫が逆上して、黒をお尋ね者扱いに出来れば、非常に好都合。

ブラック・ロータスの排斥に加速世界の関心が向かって、当分の間、加速研究会の立ち上げに専念することができただろうし。

また、黒を操ったという理由があれば、ホワイト・コスモスが、公の席には代理人の出席をたて、自らは表舞台から消えることもできる。もしかしたら、白自体が、ISSキットとかのシステムの管理人になっているのかもしれないし。

・・・という具合に、何となく、一定の先は見えてしまう。

で、このままのシナリオだと、多分、黒雪姫は単なる道化の役でしかない。

姉との確執も、実は、姉がレッド・ライダーと組んで、加速世界の救済、ルールの書き換えに向かっている、ということになれば、共通の敵は実は加速世界を作ったグランドマスターだった・・・ということになる。で、その姉とレッド・ライダーの真意がわかったところで、共に本当の敵を倒す、という展開。

とはいえ、一人暮らしまでして鬱鬱とした数年を暮らした黒雪姫からすれば、姉の真意を知ったところで、容易には、そのわだかまりは消えない。

そのわだかまりを吹き払うのがハルユキの役割で、なぜなら、

ホワイト・コスモスのやってることは、「レベル9の先にある加速世界の真実を究める」ことで、その目的は、黒雪姫自身が行った目的を違わないじゃないか!、

とか言って、説得して、黒と白の和解を図る・・・、というような展開になるのだろうな。

で、その共通の敵、加速世界のグランドマスターは、SAO世界で加速世界の雛形を作っていた○×だった。。。。とかね。

・・・ということで、何か、いろいろと12巻の内容で、物語的には詰んでしまった気がする。

もちろん、このあと、アクア・カレントが四元素として黒雪姫のもとに戻るとか、ミッドタウンの攻略が進む、とか、細かい動きはあるのだろうけど。

けれども物語の大きな方向は、ホワイト・コスモスとレッド・ライダーの亡霊のような、物語への登場によって、決まってしまったように思える。

なので、後は、どれくらい、そうした結論を引き伸ばしてくるか。

一応、次の13巻で11巻からの話しには決着が着くらしいけど。
しかし、既に、災禍の鎧編という前科があるからなぁ。。。w
あと、出版も随分間が開くみたいだし。

ともあれ、13巻でのアクア・カレントの活躍に期待。
もちろん、ハルや黒雪姫との再会も含めて。
きっと、またベタベタの感涙シーンを、あの作者なら用意してくるのだろうけどw

それにしても、「オシラトリ・ユニヴァース」と「ネガ・ネビュラス」
ユニヴァース=宇宙、に、ネビュラ=星雲、だもんね。
オシラトリ=白鳥に、ポジネガ(明暗)のネガ、だもんね。
(いや、オシラトリ・ユニヴァースはまんまなら「振動宇宙」だけど、絶対「白」をかけてるよね。)
ホワイトホールとブラックホールのようでもあるし。
実は、とても似たものどうしの姉妹なんだと思うな、黒雪姫と彼女の姉はw

まぁ、だからこそ、黒雪姫は実姉にハルユキを会わせたくないのだろうな。
自分の鏡像を見るようなものだから。


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アクセル・ワールド 第19話 『Revolution;変遷』

2012-08-19 16:19:28 | SAO/AW
前回も感じだけど、やっぱりアニメにすると、
ハルユキよりも黒雪姫を主人公に立てた方が面白いし、華がある。

ホント、単行本を読んでる時には気にならないのだけど、映像にするとハルの容姿はやっぱりちょっと異常。単純にデブでチビというのではなく、なんというか、遠近法的に縮尺がおかしくて。素直に、あのブタ・アバターぐらいの頭身にとどめておけばよかったのに。あるいは、ハルユキぐらい縮尺がおかしいキャラがもう一人いるとか。それなら、違和感ないのだけど。

ということで、アニメ版は、黒雪姫が前に立つ回の時のほうが圧倒的に面白い。
彼女のほうが、ハルと違って、ケレン味のあるセリフを吐いてくれるので(まぁ、ちょっと恥ずかしいのが実際だがw)、物語的に引き込まれる。

今回の沖縄編もそういう感じで。

しかし、アクアカレントの回を含めて、単行本10巻のエピソードはよくできているなと感心する。

このアニメ版は、このままで行くと、多分原作4巻で終わりになると思う。

で、このあまりに綺麗な収まりの良さを考えると、10巻の内容は、アニメ化が決まって、2クールが決まったところで用意したのかな、とか思ってしまうほど。それくらい、ぴったりを収まっている。

そのピッタリ感は、単に2クールに収まるから、というだけでなく、今回の沖縄編の話を含めて、要は、5巻以降の話の中心(それは最新刊の12巻でも変わらないけど)になる「加速研究会」の狙いを仄めかす点でも大事だった、ということで。

多分、ダスクテイカーの話だけでは、加速研究会の存在は明確にはならない。それを、この沖縄編での、モンスターのテイムという出来事で示唆してるわけで。これはうまい。

ついでに言えば、恵のバーストリンカーとしての乱入も、その理由は明確ではないものの、一度全損してブレインバーストのことを忘れた人たちでも、それを復活させられることが示唆されるわけで。
で、これは、前にエントリーで触れたことがあったけど、これは多分、ニューロリンカーを使ったアクセル・ワールド体験のセーブの外部記憶化という話とも絡むのだろうし。そういう意味でも上手い。

そもそも、原作でもそのあたりはまだ謎のままなわけだから、気になる人は原作を引き続き読んでね、ということになるw

そういう意味ではハルユキとSAOのキリトの時空を越えたバトルを描いた、10巻の三番目の短編が、果たしてアニメでも扱われるのかどうかは、気になる所。

SAOの方の最新刊の方で、実は、ニューロリンカーの開発秘話のようなことが記されているので、完全にAWはSAOの後日談のような話となっているので。多分、ニューロリンカーを通じた外部記憶化の話も、その原理についてはSAOの方で扱われるように思えるので。

ということで、単行本10巻、恐るべし、と思わずにはいられない17話だった。

いやー、黒雪姫を主人公にして、ハルを文字通りの従者ポジションにしたら、どれだけ、このアニメは面白くなっていたか、と改めて思わざるを得なかった。

かつての同胞だったアクア・カレントはいうまでもなく、クリキンら沖縄の三人も、ゆくゆくや黒の王の下に参集するんだろうな・・・、なんて思い始めている。

でないと、黒の王のチームは、いくらなんでも人数が少なすぎ。ワンピなみにチームメンバーを増やす話もそろそろ付け加えないとね。

・・・ってこのあたりのことは、単行本12巻の感想のほうでw

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カンピオーネ 第7話 『風よ、雨よ、狼よ』

2012-08-18 17:09:29 | カンピオーネ
ノーマークだったけど、これは面白い。
神話設定の細かいところがどうこうというのは確かにあるのだろうけど、
そこを除けば、割とシンプルに、いいチームワークで対処する話。
こういうのは嫌いではない。
主人公が、適度にマッチョな感じなのがいい

むしろ、女子の方が多すぎるのが何かもしれないが。
男の友達って、ホント、こういうキャラにはいないよねw

もっとも、カンピオーネという異能の持ち主になってしまったから仕方がないのかも、と思わせるところは、ちょっと上手いところかも。

あとは、若造がおっさんを叩きのめす。
このパタンもラノベは好きだよね。

つまり、ハーレム設定とオヤジ叩き。
これは、ラノベの定番とするなら、主人公がウジウジしてない分、マシと言う感じ。

実は、割りと、イノシシを顕現させてエネルギーボールみたいに投げつけるような、力技は嫌いではないw

そういう意味で、もうちょっと楽しませてくれると面白い。

いや、ニャル子さんもそうだったけど、この話も、第一話が非常に面白くて、後は、ちょっと失速してる感じがする。

で、なんでかなーと思うと、結局、第一話は、主人公とヒロインの出会いを扱うので、その分、物語が濃密なんだよね。で、そこから先は取り巻きのキャラがどんどん出てきて、だんだん一話の中に収まりにくくなっていく。
ニャル子さんの場合は完全にそうだったわけだけど、このカンピオーネはそういうのではないことを期待。

その意味では、何で戦ってるの?という話がちゃんと一回あってもいいと思うのだけど。

ただ、最近のラノベ原作のものは、こういうところを完全にすっ飛ばす悪い癖がある用に思える。続きはラノベを買って読んでね、と。

わからない話ではないけど、ホントに面白かったら買うわけだから、そのあたりは、ちゃんと映像にも表現して欲しいところ。

そういう意味では、ホライゾンは頑張ってると思う。
その一方で、アクセル・ワールドやSAOは失速気味だけど、これらは、また別エントリで。

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氷菓 第17話 『クドリャフカの順番』

2012-08-18 16:57:24 | 京アニ
クドリャフカの順番、の最終回。
これは、もう、ホント、京アニが凄いとしか言いようがない。
アニメ化はもうこのことに尽きる。
祭りっぽい。

で、肝心な物語の方はどうかという、これは、ちょっと。
原作は読んでたはずだけど、すっかり忘れていて、あー、こういうのだったけ?という感じ。
で、なんというのかな、わからなくはないが、
しかし、そんなに才能がある奴を羨む、というか、妬む話、が面白いのか?
とは率直に思う。
氷菓や愚者の方は、終わりを覚えていたのに、クドリャフカについては、全然覚えてなかったのも、多分、初読の時も、後味悪いな、と思ったからなのだろうな。

というか、サトシがああなるのはね。
なんか、サトシとまゆかが、える・ほうたろう組との間に大きな差が生まれたようで、なんだよね。

今回の話は、結局、千反田と奉太郎は怪物である、ということだけが強調されたわけで。

入須が最後に千反田に人の操作をするのは似合わないからやめろ、と言ったところは、好意的に捉えれば、千反田が天然のビッチになるのを見逃せなかったから、ということだけど、しかし、もっと普通に考えれば、入須は自分の女帝ポジションを千反田に奪われることが怖かったから、というのが、本音でしょ?
要するに、秀才は天才にかなわない、ということで。
だいたい、入須の入れ知恵なんかなくても、千反田は十分、奉太郎を操作しているわけで。

で、その奉太郎は奉太郎で、すっかりインテリヤクザまがいのことをしでかしているわけで。そりゃ、三年生の先輩も、こいつは末恐ろし、という気になるでしょ。襲われる側に内通者がいたら便利でしょ、というのは、さすがに高1がいうセリフじゃないよ。
どんだけ奉太郎はヤンキーなんだ、ってことだよね。
で、それを際だたせるためにこそ、このクドリャフカ事件はあった、ということで。
ここでも、秀才は天才に勝てない。

なら、それを素直に書けばいいのにな、というのは、まぁ、物語構成に対する好き好きの問題だから、別にいいのだけど。

なんというか、こういう世界を、高校生の世界でしか書けなかった作者の方が気になってくる。

とにもかくにも、千反田と奉太郎がモンスターであることが強調された話だった。
もちろん、普段のように古典部だけで活動しているだけでは、彼らの異能ぶりはわからないわけで、そのためにも学園祭のエピソードが必要だった、ということだった。

京アニの演出には毎回凄いと思わされるのだけど、その一方で話の展開のほうではいつも、ううむ、と考えさせられる。というか、後味の悪い思いをさせられる。作者は青春を美化し過ぎてるんじゃないか、とね。

ともあれ、京アニさまさまだ。次回ももの凄い演出を期待。

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エウレカセブンAO 第16話 『ガーディアンズ・ハンマー』

2012-08-18 16:37:36 | Weblog
結局、このAOの話は歴史改変の話ってことね。

そうなると、クォーツってのは、「水晶時計」の「水晶」なわけだ、きっと。
で、クォーツ=水晶の固有周波数が転じることで、時間の流れが変わり、世界が変わる。
今回、AOが錬成?した超兵器もそういうものだったし。

で、どうやらそのクォーツから生まれた?トゥルースは、文字通り「歴史の真実」を意味するのだろう。

となると、この先は、そのクォーツ(水晶)とスカブ(珊瑚)がどういう関係になってるのか、ってことだよね。

クォーツがスカブの侵食を防いでいる、という話を信じるなら、スカブが地球を侵食することでクォーツの固有周波数を変動させてしまう、ということなのだろう。

あるいは、水晶がケイ素を含むことを考えると、ケイ素対炭素という、元素間の争いなのかもしれない。
いずれにしても、クォーツ=無機物、スカブ=有機物の闘いになるのだろうけど。

・・・ってなことを、今回のを見て思ったのだけど、

でも、こういう話って、エウレカの本筋とはどうでもいいことだと思っていて。

正直、このAOはつまらない。
本格的につまらないと思ってきた。
月光号やエウレカを出して、お茶を濁してんじゃないよ、という気になってくる。

まず、歴史改変、って、ただ謎が増えていくばかりで、次回がどうなるかという気にさせてくれないから、全く物語にのめり込めない。つまらない。
いや、最後の最後に判明した事実によって全ての謎が溶ける、というものなのかもしれないけど、そこまで、だらだらとよくわからない流れに付き合わされるのはね。
というか、歴史改変って、後出しじゃんけんがOKの世界だから、そうわかった時点で、なんか、どうでもいい、という気になってくる。
いや、シュタゲみたいに、目的や悲劇がちゃんと最初から仕込まれていて、かつ、一つ一つのエピソードにきちんとサスペンスがあれば、おお、と思って見れるのだけど、このAOには全然そんなところがない。

なんていうか、映画で改変ものやったら割をうけたから、次もそれでやってみようという感じで始まったぐらいなのだろうな。しかし、そんな制作サイドの自己満足に付き合わされるのもー。

これなら、オリジナルのエウレカをHDで作りなおした方が良かったんじゃない?
あれはあれで、結構、ひどい絵の時もあったわけだし。

あとは、今回もあったけど、そこはかとなく特定の国や地域に対する感情を操作するような小ネタ(アメリカのコーヒーはまずい)をいれこむのもね。いや、ソ連がある世界だから、そりゃ、この世界が空想の世界であることは自明中の自明のことだけ、そうした空想世界の中で、実在の名前を使うのってどうなのだろう、と思う。気持ち悪い。なんていうか、非実在少年とか少女というよりも、こういう空想世界での実在名の扱いの方こそ、考えたほうがいいんじゃないの、と思う。別に、これはAOに限った話ではないけど。もう少し、それとなく分かる程度の比喩で表現してもいいと思うな。リアルをどう表現するかという点は、もう少し考えた方がいいと思う。

ここまでだらだら見てきたので、多分、最後まで見るのだろうけど、なんか、最後は、エウレカとレントンが出てきて、もう一度、ラブラブ掌とか使って、あと、ダブル・ニルバーシュ・アタック!とかよくわからんネタ的なもので一気にたたまれそうで怖い。

エウレカセブンはいい話だったのにな。
普通にボーイ・ミーツ・ガールをやればいいのに。

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