BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第23話 『帰ろう』 感想: なるほど、ロキシーのことがあるから、物語展開上、ルーデウスは左腕を失わなくちゃならなかったのか。

2024-06-24 11:54:30 | 無職転生
なるほどね、ロキシーに「帰路のあいだは、私がルディの左腕の代わりになる」という決意の言い訳が必要だったわけね。

それはちょっとわかる。

パウロが亡くなったのは事実としてあるけれど、彼はすでに荼毘に付されているわけだし。

目に見えるヒュドラ戦の爪痕といえば、やはりルディの左腕損失、ってことになるわけで。

そこにつけ込んでいるという自覚もあれば、それを口にするのも、さすがは師匠、年の功、ってことなのだろうな。

しかも、子どもの頃のルディの姿まで思い浮かべてしまうことで、もう完全に、年上の愛人ポジションで構わないという位置づけ。

でもまさか、そのロキシーの気持ちを代弁して、ルーデウスにロキシーとの結婚を迫るのがエリナリーゼになるとは思ってなかった。

こちらはこちらで、さすがはエルフ、年の功どころではない、人生に対する深い理解からの言葉。

まぁ、でも、ここにシルフィの祖母でもあるエリナリーゼが、ルーデウスの戦友として、そして亡き父パウロの知己として傍らにいたのは、偶然のこととはいえ、幸せなことだったのだろうな。

ルーデウスにとっても、ロキシーにとっても。

重婚の問題など、些末なことだ、というエリナリーゼの態度が具体的にあるからこその展開だし、なにより、パウロ自身がそんなやつで、実際にそうして二人の妹が事実として存在していることも、ルーデウスの思考を柔軟にしたのだろうな。

本来なら一筋縄ではいかないところを、エリナリーゼのお陰で、うまくすり抜けることができたような気がするw

とまれ、次回、帰還。

しかし、この状況、ルーデウス、いきなりマジで甲斐性を問われる事態だな。

まぁ、なんとかなるのだろうけどw

でも、マジな話、エリナリーゼがいるといないとじゃ、シルフィの説得はぜんぜん違うだろうからw

その点で、ルーデウスは、エリナリーゼに頭が上がらなくなるのだろうなw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第22話 『親』 感想: うーん、パウロよ、なぜ、死に急ぐ。。。

2024-06-17 13:05:34 | 無職転生
いろいろヒュドラとの戦闘シーンはすごかったけど、終わってみれば、パウロの死と引き換えにゼニスを救出、でも、そのゼニスもどうやら何かしら脳障害のようなものを抱えてしまったみたい。

まぁ、ベストエンドではない、バッドエンドでもないけれど。

代償なしに欲しいものは得られない、の代表みたいなもの。


しかし、パウロの死、って、やっぱりルーデウスがちょっとばかり慢心したからだよね?

どうも肝心なところでルーデウスって、増長というか、舐めプというか、自分よくやった!という自我絶賛のもとでコケることが多いよね?

今回、左手を失ったのも、後先考えずに感情にしたがって、左腕をヒュドラの目につっこんだのが原因だし。

結構、身から出た錆なんだよな。

まぁ、そう思わせるのは、杉田ボイズの前世の人のボイスオーバーがあるからなのだけど。

やっぱり、前世の人がちょこちょこ顔を出す(声を出す)のはマイナスだと思うなぁ。

パウロじゃないけど、だからルーデウスは時々冷静すぎることになる。

にしても、今回も、パウロが大怪我したくらいで済んだなら、きれいに終わったのになぁ。

戦闘シーンの描写が凄いのは認めるけれど、それ以外の物語のプロットのところは稚拙だよな。

特に、パウロが、とにかく今助けよう!とひたすら前のめりになっているところとか。

ギレーヌ級の剣の使い手があと一人いてくれれば、だいぶ違ったんだろうけどなぁ

で、ルーデウス、失った左手は、どうやら義手を使うみたいだね。

いつ魔術で治すのか期待していたのだけど、さすがに欠損部位の完全回復は、やはりそれなりの高位の魔術師でないと無理らしい。

まぁ、そういうところが次回、なのかな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第21話 『第六階層の魔法陣』 感想: いつの間にかロキシー師匠が完全にルーデウス大スキー!wになっているw

2024-06-10 16:04:49 | 無職転生
そりゃ、まぁ、あんな感じで、なんとか1ヶ月、迷宮のなかで生き延びてきたロキシーを、こともなげにあっさり助けてしまったら、ルーデウスに対する好感度が爆上げしてもおかしくはないよね。

しかもあまりのルーデウスの身体的成長ぶりに、救ってくれた人がルーデウスとわからなかったのだからw

そりゃ、惚れますわ。

問題は、その様子にルーデウスが全然気がついていないこと。

むしろ、変わらずロキシーのことを師匠として慕っているばかり。

まぁ、実態は、師匠ではなく女神として崇めてきていたのだから、無駄にテンション高くなるのもわかるけどw

しかし、逆によくあんな形で信仰心を示してきておきながら、その本人に再会して、普通に話していられるよね?

何がいいたいかという、ここでも、結構、ルーデウスの変態ぶりがでていること。

同時に、相手がロキシーであることもアブノーマルに見えること。

だって、ロキシーからしたら、かつて幼少の頃に指導した子どもが成長した青年に対して恋しているのだから、これ、形を変えたショタのようにも見えるし、教師が生徒と、という組み合わせにも見える。

ということで、なんていうか、とてもこの作品らしい、変態ぶりが、ここでもはっきされている、ということで。

だから、なんか今ひとつ気持ちよくいい作品、って言えないんだよね。

あと、今回は酒場シーンなど、1期に比べて目に見えて作画力が落ちていて、えー、作画がこの程度で、こんな変態な物語なら、うーん、もういいか?とか思ってしまうよね。

ダンジョン攻略っていうシチュエーションも、ファンタジー色をだいぶ落としているし。

学生編よりも面白いとよく聞くけど、ホント?、って思い始めてきた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第20話 『迷宮入り』 感想: せっかくのロキシーとの再会も気色悪く描くって何なの?

2024-06-04 12:48:05 | 無職転生
パウロたちと合流したルディたちが、ようやく迷宮攻略に乗り出す流れ。

再会を楽しみにしていたロキシーが迷宮で行方不明になっている、というのを聞いて、動揺しながらも、まずは冷静に迷宮攻略の手はずを整える。

その際、大学から持ち出した迷宮についての本が役立ち、とりあえずサクサクと香料を進められた。

ここまではいい。

しかし、なんで今回の最後の方で、いきなりロキシーの救援が実現するのかな?

こんなにあっさり見つけられるなら、なにもロキシーが行方不明とかいう流れにしなくていいんじゃない?

しかも再会の際にはロキシーに失禁までさせる。

こういうところがこの作品のどうにも下品なところだよね。

物語の本質が下衆ってのがどうにもやりきれない。

いや、じゃ、なんで見てるんだよ?というのは、一応、ファンタジーの部分はつまらなくもないから・・・なのだけど。

それでもだんだん真面目にしんどくなってきた。

少なくともリゼロの2期なみに、どうでもいい気がしてきた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第19話 『砂漠の旅』 感想: いよいよ 【転移迷宮編】がスタート!

2024-05-27 22:05:54 | 無職転生
といっても、ホントにスタートでしかなく、まだ今回はパウロたちは合流できずじまい。

いろいろと話が動き出すのは次回から。

帰るべき家族を残して、エリナリーゼとともに出立したルーデウス。

でも、転移門の情報をナナホシにもらったことで、大幅に渡航時間を短縮できたのは大きいんだろうな。

とまれ、これで久しぶりにロキシーとの再会もあるのだろうし、ようやく冒険っぽい展開になりそうだなw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第18話 『ターニングポイント3』 感想: なんかあまり「ターニングポイント」って感じじゃなかったね

2024-05-13 10:35:04 | 無職転生
うーん、「ターニングポイント」っていうから、どんな厄災がまた突然降りかかるのかとか思っていたのだけど、単にパウロの増援に向かう、という話だけ、だった。

まぁ、話の流れ的には、ヒトガミの助言を無視して救援に臨むことを決めたことが、後々「転換点」だった、とルーデウスが実感することなのだろうけど。

で、次回から、パウロと合流して戦闘に赴く「転移迷宮編」が始まるらしい。

うむ、ある意味、唐突に学生編の流れをへし折られるわけだけど、一応、それ以前の話とは辻褄は合っている。

で、どうやら攻略の終わったシルフィに代わり、今度はロキシーがルーデウスの攻略対象になるらしい。

うーん、ホント、まんま美少女ゲーム、というか往年のエロゲーのプロット。

しかも迷宮で救うことになるのが母親というのだから、家族ゲームもここまで来たかという感じ。

いやー、だって、全裸で氷に閉じ込められた実母を救いに行くのに、あんなに一生懸命になれる?

前回も指摘したように、そういうところが、本気で気色悪いな。

家族愛やら兄妹愛やら、一方的に押し付けすぎててキモい。

なんか全体的にCLANNADの焼き直しみたいなプロットだってことにようやく気がついた。

あれを両親やら家族、腹違いの妹にまで拡張した感じ。

そういう意味ではルーデウスが途中で「不能」になるのが意味のある展開だったんだな。

だって、それじゃあ、子をなせないから。

生殖と繁栄がセットになったエロゲー的プロットで、気色悪い。

そりゃあ、海外で人気が出ないはずだよね、だって、思い切り平成前期の、日本の集団的に不能になった男子たちに向けた心理療法のプロットなのだから。

異世界転生というファンタジーの建付けは、単に風味付けに用意されただけのことで、本質はCLANNADの拡大版。

で、ネットで公開された分、初期想定読者が偏っていてこんな展開になった。

その意味では『電車男』と似たりよったり。

まぁ、だから、今回もでてきたけど、しつこく前世の男を登場させるわけだ。

全編が、彼の更生の物語だから。

知らんがな、そんなもの。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第17話 『兄貴の気持ち』 感想: そうか「無職転生」ってゼロ年代過ぎて気持ち悪いんだ。

2024-05-06 11:46:01 | 無職転生
いやー、なんか、こういう面倒な話、なろうではいらないんだけどなぁ、と終始思って見てた。

この作品が苦手な理由がよくわかった。

なんかゼロ年代の、だーまえ、とかがやってた、家族愛とか、引きこもりの解消とか、とにかくメンヘラな人間を内面から更生していくための物語療法みたいなつくりなんだな。

それがどうにも気持ち悪い。

あー、だから、この作品自体が、なんかマインドコントロール的なカルト臭がつきまとっている。

まぁ、無職のひきこもりのニートが転生して人生やり直して、ついでに前世の問題点と向き合う「贖罪の旅」っていうんだから、そりゃ軽く宗教っぽくもなる。

なんだったら、今、転生した先が、いわゆる異世界ではなく、天国にいくか地獄にいくかの分かれ目の「煉獄」である、といわれれば、あぁ、そうか、とも思うし。

ただ、そういう設定があからさまに透けて見えるのが、気持ち悪いんだろうなぁ。

いや、ルーデウスの性癖が気持ち悪いってのもあるのだけど、それ以上にやっぱり、この物語全体が醸し出すマインドコントロール臭が生理的に嫌なんだな。

まぁ、やってることは、旧作のときのエヴァンゲリオンと大差ない。

文字通りオタクが日陰者だったころで、物語として自分を慰めてくれるものが欲しがられた時代の遺物。

今どきはそんな中身は求められていないから、そりゃこの作品が忌避されるはずだよね。

その意味では、作画や音響に力を入れればいれるほど、この作品の宗教的側面に引き込むための策略に思えてきて、ますますまともに見れなくなる。

なんか新興宗教の勧誘映画みたいなテイスト、といえばよいか。

要するに、気持ちよく、頭を空っぽにして物語に没入して楽しむことができない。

多分、ゼロ年代のうちにアニメ化していたら、そこそこヒットしていたのかもしれないけれど、今はむしろ、こうしたテイストは、初見の人に警戒心しか抱かせないと思う。

そういう意味で、時期を逸していた、ということだろうね。

むりやりの家族愛の押しつけ、兄弟愛の押しつけ、とか、見ていてホントに、どこの政府広報だよ、と思うくらい。

ということで、この作品は、軽い宗教勧誘動画だったってことだった。

そりゃ、気持ち悪いわけだよ。

いろいろと、時代の反面教師のような作品。

そういう意味では完全に逆風の中にあるんだろうな。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第12話 『伝えたい』 感想: ようやくこれで一段落か。

2023-09-25 17:32:40 | 無職転生
ルーデウスがシルフィ(たち)の助力によってEDをようやく克服。

結局、EDに始まりEDに終わる今クールだった、なんともはや。

しかし、ルーデウスのEDに対してアリエスが浮かべた嘲笑に対して、臣下のルークによってたしなめられるところが、ある意味、一番の見どころだったかな。

あとはルディとシルフィのバカップルの様子が描かれるだけだったので。

逆にルークが、ルーデウスのED問題を聞くなり、一気に行動を移すところが、女好きで知られるグレイラット家の真髄wを示していて笑えたw

その結果が、アリエスの睨みもあっての、ルーデウスからのシルフィへの結婚の申し込みw

まぁ、なにはともあれ、これで一段落。

ようやくまともな話になっていく・・・ことに期待。

でも次は来春なんでしょ。遠いねぇ。

学園編、全体的にもう少し巻いてもいいんじゃないかな。

確かにあとあと重要になる人たちとの出会いは大事だけど、映像にすると、マジでただ出会っているだけだから。

なんか枝葉の話に見えるんだよね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第11話 『あなたへ』 感想: ここまで長すぎでしょ…

2023-09-18 14:32:06 | 無職転生
なんかシルフィって、ちょっと嗜好がおかしいよね、いろいろと。

今回は、ルーデウスよりもシルフィがアレなほうが気になった。

今回の顛末を見ると、要するに、幼少期のルーデウスとの出会い方がシルフィの基本的な対人関係の測り方、作り方を決定づけちゃったのだろうなぁ。

ただ、一つなるほどなぁ、と思ったのは、学園編、というのはあくまでも恋愛を描くための背景とした用意しただけだった、ってことかな。

確かにこういったなんか煮えきれない関係を半年も続けさせるのって、冒険者稼業をしている際中では難しいよな。

常に、原則的に、死線を乗り越える冒険をしているわけで。

そういう毎日がハイテンションの仕事で埋められている世界では、シルフィみたいな子を目に止めるのが難しくなるだろうし。

とはいえ、やっぱり普通に冒険者しているときのほうが面白いけどね。

その分、え? なんでシルフィでいいの? って思ってしまう。

まぁ、そのためのシルフィ決め打ちのためのEDの発症だった、ってことなのかw

なんか姑息な展開だなぁ。。。

で、次回、2期、最終回?

これ、分割なのかな?

ここで終わるとか、物語的には、いろりいろと生殺し状態なんですけど・・・

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第10話 『この気持ち』 感想:話、進まないなぁ。

2023-09-11 09:20:15 | 無職転生
まぁ、ルーデウスはヒトガミにいわれてED治療のために学院に来たのだから、当然といえば当然なのだけど。

でも、なんていうか、もうちょっと冒険の足しになることして欲しいのだけど。

そうでなくて普通に学園生活をしていくのなら、必要以上に杉田ボイスによるルーデウスの独白を減らして欲しいところ。

あの杉田のボイスオーバーで物語の印象がものすごく単調になる。

超然とした態度で状況を観察しているので、外部の人たちのやり取りが全部、一つ向こうの世界で起こったように感じて、いまいち乗れない。

アクションがあるときは、その内面ボイスがほぼ自動的に消えるからいいのだけど。

てか、この作品で、冒険やアクションシーンのほうが面白いのは、映像として動きが凄いだけでなく、むしろそれ以上に、杉田の独白がその時だけはほぼ消えているからなんだろうな。

もちろん、その杉田ボイスが常に下品であることもやっぱり障害になっているけれど。

こんなに声や映像が視聴の障害になる作品も稀だと思う。

そういう意味では、本気で映像化に向かない作品だったんだな。

スパッと気持ちよく快哉をあげられる場面が原理的にありえない、ってやっぱりヒドイよw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする