BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

翠星のガルガンティア 第13話 『翠の星の伝説』

2013-07-01 14:08:30 | ガルガンティア
なーんか、型通りのラスト、しかも駆け足のラストでガッカリ。

ホントに残念。
嫌な予感はしていたのだけど、
やっぱり失速してしまった。。。

もっと上手くやる方法はあったと思うのだけどな―。

結局、チェインバーが全てを持って行って終わり。
しかも(多分)自爆。。。

まぁ、残骸は海底に残っていて、後にレドとピニオンたちにサルベージされるのかもしれないし、もっといえば、チェインバーの本体はAIシステムだから、そのコアプログラムさえあれば再起動は可能、ということなのかもしれないけれど。

でも、その場合でも、再起動だから、レドとのやり取りの記録(記憶)も初期化されている、ってことなんだろうけどね。
(なんか、なのはのリインフォースみたい。)

要するに終わってみたら、一応はレドの成長物語。
そして、その成長を見届ける役割が、パイロット支援啓発インターフェイスシステムとしてのチェインバーの役割だった、ってことで。

よくいえば、ぼっちゃんが巣立つのを見届けた執事が、
主君の敵と同士討ち、って感じの物語。

・・・と要約しちゃうと、確かにいい話なんだけどね。

でもさー、

やっぱり、いろんな背景事情、すっ飛ばしすぎ!
それに、都合よく物語をもって行き過ぎ!
キャラ多いのに内面の掘り下げがないから、最終2話の各キャラの動きは理解不能!
クーゲル、便利に使われすぎ!
ヒディアーズのイカ人間設定、スルーされ過ぎ!
クーゲル教団?がいかにも唐突!
ラケージもいくら何でもキャラ変わりすぎ!
ピニオン・・・
ガルガンティア船団、殺生を禁止していたはずなのに、最後、主砲?打ち過ぎ!

・・・って、具合に、なんか、もう、構成、めちゃくちゃ過ぎるよ。

こんなハチャメチャな構成であるにもかかわらず、これが良作とか言ってる奴らって、一体何見てんだ?

キャラがエロくて、
ロボの戦闘がかっこよくて、
キャラが、何だかよくわかんないけど、決め台詞をはけばいいのか。

そんなの、アホすぎるだろ。

その都度の画面になんか勢いがあればいいってんじゃ。
そんなの、実況の盛り上がりにはいいかもしれないけれど、
物語としては超・破綻!だろ。

あー、もう少し、ちゃんとした展開を期待していたんだけどな―。
とにかくどれもこれも、心理も、設定も、やり取りも、めちゃくちゃ過ぎる。

でも、まぁ、キャラとかロボとかセリフとかは、見る側がそれを求めてるから仕方ない!と言われれば了解できるけど、

でもねー、

なんだろうね、
この暴かれた世界の秘密に肉薄するのを拒む物語の流れは。

虚淵作品だから、ってわけではないけど、これは『サイコパス』の時にも感じたこと。


シビュラシステムやイカ人間製造という、世界の理が明らかにされても、その事自体はただ単に、主人公たちに「強烈な衝撃」を与えるだけの役割しか物語的にもたず、主人公以下登場人物たちは、だれも、その世界の理としてのシステムには何ら関わろうとしない。

そういう社会システムは所与のもの、つまり、何があろうと変えられない定数としてあるかのように扱ってしまう。

この「世界設定」のスルーっぷりには、驚く。
そこに何らかの形で関わろうとするからこそのドラマツルギーじゃないの?

そのスルーっぷりから感じるのは、そんなこと、俺達には関係ないじゃん、って気分しか伝わってこない。

なんて言うんだろう。

はなから、ゲームマスターにかなうわけないじゅない、と思っているというか。

そういう意味で言うと、チェインバーが最後に相打ちになるにしても、その相手は、たかだが上官機のストライカーなんてショボイ話ではなく、

イカ人間側の誰か、あるいは、アヴァロンの誰か、でもいいけど、
とにかく、もう少し、世界のシステム側にいる奴との接敵からやむなく生じたことでないとやってられない、って感じがする。

だって、かつての上官の愛機が暴走して何だか怪しげな教団を作って危ない奴になってしまって、それを叩くために動く、って、どんだけショボイ、ラスボス戦だよ、って思うでしょ。

あーあ、もうマジ残念。

ラゲージにしてもピニオンにしても行動が突然すぎるし。

簡単にいうと、1クールに詰め過ぎた結果、物語の進行上必要な情報をほとんど途中で描くことができなかったのが失敗の原因なんだろうな。

でなければ、こんな薄っぺらな物語にならなかっただろうに。

ホント、チェインバー、これじゃ、無駄死にだよ。

もの凄く良い作品になり損ねたわけだから。

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翠星のガルガンティア 第12話 『決断のとき』

2013-06-24 20:15:58 | ガルガンティア
うーん、本格的にガルガン、失速か?
なんか、予想のままに行く、安定的な展開に過ぎるから。
残念だなー。

いや、だってクーゲル、ホントに死んでたじゃん。
じゃ、ストライカーが勝手に変な教団船団を組織してたってことでしょ。
またなんで?という気になる。

で、予想通り、レドとクーゲル(というかストライカー)は袂を分かったわけで。

まぁ、多分、ここまで来ると、単純に尺の問題でしかないのだけど、

クーゲルの命令に対して、チェインバーとレドの間で確執が繰り広げられるわけもなく、

前回、かなりヤスい兄貴に落ちたピニオンはあっさりストライカー討伐の方に動いて、お宝のビーム砲を撃つし、

ロブスター姉ちゃんは、本気で反乱起こしてるし・・・

うーん、何もかもがそのままの動きすぎて。

終いには、ガルガンで「鍵」を使う、というし。

これ、ガルガンが、かつて宇宙に脱出したテクノロジーを温存していて、それを使って飛んだり、ビームを撃ったりする、ってことなのかな。

というか、あれだけ、えー!!!、それはないでしょー!!!と言わせたイカ人間=ひヒディアーズの話が、どこかに行ってしまって。

その代わりに出てきたのが、クーゲル(死亡)とストライカーによる地球人類恭順化チームって、あまりに話のスケールがしょぼくなりすぎてる。

これ、次回が最終回なんだよね。

単なる戦闘シーンだけでなく、ちゃんとお話に一定のカタルシスを与えるつもりはあるんだよね。

まぁ、『サイコパス』の時も、中盤で脳みそネットワークが黒幕でした、でも彼ら?は殲滅しません、何せ必要な社会悪ですから、っていって、二人の個人の対決というちまちました物語の終結に向かってしまったから、今回も、レドの人間的成長だけに絞って話を完結させるのかもしれないけど。

しかし、設定の壮大さに比して、物語自体がちょっとしょぼくなりすぎてないか?

最終回、よろしく頼みますよ。

あ、そうそう、スペックが上の機体に対して特攻をかけて粉砕、なんて真似だけは、チェインバーにはさせないでよね。

奴はイイヤツすぎるから。

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翠星のガルガンティア 第11話 『恐怖の覇王』

2013-06-17 20:47:22 | ガルガンティア
うーん、これは・・・ちょっと失速?

ここに来てクーゲルだけでなく、ラケージまで再登場なのだが、
しかし、なんというか、あまりにも唐突すぎて。。。

しかも、いかにもオカルティックな感じの船団だし。。。

てかさー、どう考えてもクーゲル、死んでるよね。
あのホログラフィー、作り物だよね、きっと。

あとは、ラケージねぇ。。。
まぁ、あのまま退場とは思わなかったものの、こんな大役?として復活とは。。。

いくらなんでも、二人とも再登場にあたり、文脈がなさすぎ。

というか、レドもレドで、クーゲルがどうして生存してるのか、少なくとも言葉の上では問いただすべきだろう?どうやってこの地球に飛ばされたのか?とか、まずは上官に対して素朴に質問しないかな。

クーゲルの方にしても、ヒディアーズの正体をどうやってレドが知ったのか、一応は問い正すべきじゃないの?

何というか、そういう、当たり前の会話がなされないところに、非常に違和感。

まぁ、そもそも、この作品、1クールで収めるには、情報が詰まりすぎているのだろうけど。

ただ、それにしても、構成に飛躍がありすぎる気がする。
そのため、話の流れとしては面白いとは思うものの、ただ、その物語に惹かれて没入する、という感じが全然無い。
そのあたりが、微妙にエンタメとして失敗しているように思う。

ピニオンも随分ヤスいあんちゃんに成り下がってしまったし。

物語全体の謎についても、ヒディアーズがイカ人間だった!ってことも、結局、レドどまりの話になってしまっていて、その「事実の発覚」が全く周囲の動きに影響していないところも、イマイチ乗れない理由の一つ。

で、そのヒディアーズネタの行き先が定まらないうちに、クーゲルとスルメ船団まで登場してくるし。。。

まぁ、来週あたり、最終話に向けた方向性が示されるのかな?

一つ気になるのは、チェインバーの動向。

どう考えても無茶振りしてくるクーゲルの言動に対して、チェインバーはレドをどう「支援/啓発」していくのだろう?

チェインバーはストライカーと同士討ちをするのか?

とりあえず、クジライカは殲滅したはずだけど、この後、ヒディアーズが再登場したりするのだろうか。

で、前々から気になってるアヴァロンだが、これは本編に絡んでくるのだろうか?

全体的に、今後の方向について疑問ばかりが生まれるエピソードだった。
正直、今までの中で一番退屈な回だった。

次回が、物語の流れを大きく動かしてくれることに期待。

てか、そうじゃないと、ちょっと失速しそうで怖い。。。

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翠星のガルガンティア 第10話 『野望の島』 

2013-06-10 00:15:10 | ガルガンティア
ん? 島なんか出てきたっけ?

とにかく、今回はチェインバーのブレなさっぷりに脱帽!
レドがもうどんどん萎えてしまってるところで、「超」安定のチェインバー。
さすがは、パイロット支援「啓発」プログラム。

いやー、ロボがパイロットをたしなめるとは思わなかったよw

とはいえ、チェインバーが言ってることは、ちょっと無理があるな―と思ったのは、

ヒディアーズ=非文明、
人類銀河同盟=文明、

という区分けね。

まぁ、確かに、宇宙に上がってしまったら、そうなのかもしれない。

前にも書いたけど、SFでは定番の、宇宙進出に当たって、

肉体改造vs機械支援、

という二択ね。
で、それは、確かに互いに殲滅しあう存在なのかもしれない。

ただ、その一方で、クジライカ=イカ人間が、地球の海で生息し、ガルガンの皆のように、地球に残った人間もいる。

そして、地球においては、クジライカと人間は、レドたちが来るまでは「共存」していたわけだよね。多分、ガルガンの人間の祖先の人たちが、クジライカはもともとは人間だから、互いに殺しあうことは避けるべきだ、ということで、クジライカに手を出すことはタブーにしたのだろうから。

つまり、宇宙では互いに殲滅対象だけど、地球では共存対象となる。

というか、この話を延々日常回の描写を通じてレドに叩きこんできたわけで。

となると、予想していたものの、次回再登場する上官のクーゲル?大尉だっけ?
彼と彼の愛機の位置づけがどうなるか、ってことだよね。

近づいてきたちょっと宗教がかったヤバめの人たちは、イカ信仰者?なのか、それとも、イカ殲滅教なのか?

まぁ、クーゲルが真ん中にいて、今のレドの萎え萎えぶりからすると、イカ殲滅教、というか、スルメにしましょう教、なんだろうなぁ。

で、クーゲルとレドとの間で争いが生じる。。。

ということで、大分ストーリーの流れは見えてきたような気がする。

にしても、やっぱり気になるのはアヴァロンだよね。

一体全体、宇宙では人類はどうやって「生殖」し「増殖」しているのか?

多分、その内容が、今回、チェインバーが主張した、

ヒディアーズはDNA操作の究極生物
人類は、「地球のままの」素の「自然な」人類

って分類を無効にするのだろうな。

要するに、レド達も、イカ人間=ヒディアーズと大して変わらないような、人工的な「生殖」を行なっている、ということで。

となると、レドは、最低でももう一回、鬱にならないといけない、ってことになる。

そうなると、物語の鍵を握るのは、やっぱりエイミーってことになるのかな?

気になるのは、前回あった、最初のイカ人間になったマツモトさんのお嬢さんが、なんとなく面影がエイミーと似ていること。

このあたりがどう絡んでくるのだろう・・・って思う。

ともあれ、物語的には佳境。
次回が楽しみ!

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翠星のガルガンティア 第9話 『深海の秘密』 追加

2013-06-03 23:21:51 | ガルガンティア

先のエントリーの最後にちょっと触れたように、何かアヴァロンが不穏な気がする、レドの出生とか実際どうなのよ・・・、と思ってきたら、さらなる鬱展開を思いついてしまった。

それは、レドたちは、チェインバーという機体に登場して、自分たちが主体的にヒディアーズと戦っているように見えるけれど、実は、チェインバー自体は、レドたちがイカ人間にならないために監視/監督するためのリミッターとして機能しているのではないか、ということ。

規定の戦闘時間を超えると、市民権が得られ、生殖の自由を得られる、というのは、チェインバーの監督下でそれだけの時間をすぎれば、イカ人間にならないことが証明され、安心してDNAを残すことができる、ということかと。

いやー、たとえば、ヒディアーズのほうが、普通の人間に対して、イカ人間化促進ウイルスとか作って、それを人類銀河連盟の母船とかに封入して、一回人類を汚染してしまった、という過去もあるのではないかな、と。

そのため、新生児は、イカ人間化しないと証明されるまでは、生殖の自由を持たせずに産児制限をしていく、ということかと。

意外と、アヴァロンの中も、今回のイカ人間の卵状のものに囲われた幼体が多数いるという様子と変わらないのではないか、と。つまり、人類は、イカ人間になってしまうリスクを管理する手段が必要で、そのため、常に、バディとしてのチェインバーに管理された形で睡眠までとっているのではないかと。裏返すと、チェインバーはレド達の身体情報のログを取るための、アヴァロンの管理装置でしかない、ということになりそう。

レドがチェインバーに使役させているのではなく、いや、もちろん、個々の戦闘行為においてはパイロットの判斷が優先される点で、パイロットの主体性が確認できるわけだだけど、同時に、チェインバーはパイロットの生体情報を常時モニターするための端末にもなっている。むしろ、アヴァロンの意向はそちらの方にあるのではないか。

以上はすべて単なる思いつきでしかないのだけど、今回のイカ人間のバレ以上に陰惨な状況が生まれるとしたら、相手がイカ人間どころか、レド達自身も一歩間違えばヒディアーズになる、あるいはヒディアーズとして生まれる可能性をもっていて、それを単にくぐり抜けているだけだった、という展開にすると、レドの鬱モードはさらに増すよね。

敵と思っていたものは実は同胞と同根の存在で、いつ何時自分自身がその敵に様変わりしてしまうかわからない、という偶然性に左右された生が、レドに課せられたもう一つの枷なのではないかと感じる。

てか、もう徹底して虚淵で突っ走って欲しいと思わざるをえない。

泥沼と化した宇宙での生存圏確保を巡る戦闘は、片方で、レド達兵卒に四六時中、チェインバーを預けることでイカ化をモニターする方策であったというのが、なんとなくの当てずっぽ。

ともあれ、このまま、虚ろに突っ走って行って欲しい。

エイミーがイカ化してしまうというシチュだってありえるかもしれない。

でも、結局、こんな感じに鬱度が増していく、ということかと。

さて、次回はどうなるのだろう。
今から楽しみ。

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翠星のガルガンティア 第9話 『深海の秘密』

2013-06-03 19:17:23 | ガルガンティア
ヒディアーズの正体は、DNA改造されたイカ人間だった・・・ってことのバレ回。

でね、うーん、ちょっとねー、
ガルガンティア、期待外れだったかなー。

要するに、人間同士の場所を宇宙に変えた争いでしかなった、ってことで。

いや、ヒディアーズの母星がこの地球だ、というのは既に前に書いたように、番組初期に既に予測されたことなので、その予想の斜め上を行く展開という点では、地球がヒディアーズの母星だっただけでなく、ヒディアーズ自体が人間が作り出した改造人間だった、というのはわかるといえばわかる。

問題は、そうした、いわば同族の間での諍いを描くことに一体物語的に意味があるのか、ということ。

いや、まぁ、アニメなんかにそもそも意味なんてねぇのよ、レートとれて円盤が売れればいいのよ、ってのもわかるんだけどさ。

うーん。

まず、人間同士の形/姿を変えた争いである、というのは、結局のところ、物凄い内向きだよね。人間の業、この場合は、宇宙で生息できないと滅びてしまうという将来が予測された時点で何とか種を残したいという業、が要するにクリーチャーとしての改造人間=ヒディアーズを生み出した。そして、そこまでして生き残ることに疑問を帯びた人間が別の手段で宇宙に出ることを選び、一部には地球に残ることを選択した。

ガルガンティアの面々は、この地球残存組の末裔で、同族であったものも含むかもしれないイカとの争いをタブーにすることで地球上での共存を貫いた。

前々回までレドが目にしてきたガルガンティアの牧歌的世界は、この「共存」が可能となるような世界として運営されていた。

対して、レドとチェインバーが元いた世界は、舞台を宇宙に移して、ヒディアーズ化したイカ人間と、チェインバーのようなロボとのペアで対処する人間たちとが争っていたことになる。

ただ、レドたちのような人類の外見を残したまま宇宙に出た人たちが、イカ人間研究の成果を全く無視していたとも容易には信じがたいので、となると、例のアヴァロンの中で、レドたちがどのようにして「誕生」させられたのか、というのが、次の焦点かな。

いや、まぁ、物語の最初から、やたらと「生殖」に力点を置いていたから、そもそも「人のあり方」を突いてくるのかな、とは思っていたけど。。。。

うーん。

不満なのは、まず、今回明らかにされた設定そのものがもの凄く使い古されたチープな感じがすることね。宇宙進出をするにあたって、生物学的改造を行うか、機械による強化を行うか、というのはそれこそSFやら何やらで使い古されてきたテーマなので、あれれ、これもそうなのー?、というのが残念なところの一つ。

もう一つは、前々回までのいわゆる日常回数話と今回との繋がりが、あまりも唐突であるところ。もう少し緩やかな繋がりを持たすことはできなかったのか、という部分。

なので、こちらは、物語の構成、というかシリーズ構成に対する不満。

あ、あともう一つ、今回に限って不満、というか、さすがにそれはご都合主義的だな―、と思ったのは、以上のヒディアーズの正体のバレをもたらしたディスクが、たまたま浮遊していたディスクを解析してわかってしまった、という展開の部分。

いや、いくらチェインバーに「敵による情報撹乱の意図もありえる」と言わせてもね・・・

ここは、もうちょっと必然でも偶然でもいいからアクセントを付けて欲しかった。
それだけ、重要なバレなのだから。
一応は隠し扉の向こうにあって・・・云々、ような形式というか。

だから、始めの数回のエピソード構成とくらべて、この数回の構成が非常に雑で大雑把なものになってしまっていること。これは単純に残念。で、期待はずれ。

なんだろうなー、鬱展開が挿入されること自体は全く気にしない方だけど、しかし、同じ鬱でも、内輪もめのような、出口のない話はやっぱりちょっとね。。。

オチが、争わないで皆で仲良く支えあっていこうよ、みたいな説教臭いものにならないことを切望する。

というか、これでエイミー達ガルガンティア残り組が、奇襲されて、挙句の果てにイカ人間に改造されてしまったりしたら、もう、いろいろな意味で(中の人的にもw)もう目も当てられないよな。

あー、そういう意味では、序盤に出てきた、女海賊の「エビ」ロボットというのも、「イカ」人間という意味で、いろいろと意味深なものでもあったわけね。。。

てか、そういう意味でも、アヴァロンの実態、というか秘密はもの凄く気になる。

なんとなくだけど、第1話で退場したレドの上官が、イカ人間になって再登場しそうな気がしていやだなぁ。。。

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翠星のガルガンティア 第6話 『謝肉祭』

2013-05-14 14:12:13 | ガルガンティア
おお! とうとうチェインバーが海に潜るか、よっしゃ、ヒディアーズと遭遇だぜ!と思ったのだが、漁師バージョンではあっさりだまされ、あれー、まだ日常回かよー、と萎えていたら、サルベージで潜ったら今度はあっさり遭遇。。。

よっしゃ!

・・・と思ったものの、あれ、ホントにヒディアーズ?
ダイオウイカじゃね?

って感じもしているw

まぁ、前に書いたとおり、最初からヒディアーズの母星がこの地球?水球?いや翠星?だと思ってはいたので、ようやく、この展開かー、ちょっとおせーよ、もう6話だぞ、と思った。

なので、これで、ようやく第1話冒頭の話と繋がるのだろうな、と。

この物語は決して嫌いではないが、というか、好きな方だけど、さすがに、ここまでの物語の向かう先が見えないままの日常回の連続に戸惑っていたので。

というか、戦士として(のみ)育てられたレドが、ある意味、まっとうな人間性や社会性を知り、身に着けていくのが、ここのところ数話の基本プロットだったので、この要素が、今後のヒディアーズ再戦の過程で、どういう意味をもつか、だよね。

といっても、やっぱり、今回のはダイオウイカであって、ヒディアーズではない、というオチにまずはなりそうな気がする。

そこで、この星の水生生物が、どうしてヒディアーズと(チェインバーが)特定したのか、その同一性の謎が次の回のテーマになりそうな気がする。

で、謎を、一応、ガルガンティアの面々と共に明かしていく。。。

いや、そういう展開でないと、ここまでのレドのガルガンティアへの溶け込みが意味のないものになってしまうと思ったので。

というのも、何気に、例の電気を出す水生生物を、チェインバーが「ナノマシン」とさらっと特定したところも気になっていて。もしもプランクトンや幼生生物をナノマシンと特定するのだとしたら、そもそも、レドたちが戦っていた相手は、生物だけどマシンと認定されていたことになって。

なんというか、生殖の概念が、レドたちの世界はちょっと違うのかな、とも思ったりして。

というか、生殖、はこの物語の影のテーマだよね。

次回あたりからは、終盤に向けて、生殖とか生態系とか、そういうヒディアーズの由来の話に一旦行くのかな―、と。それはとりもなおさず、レドたちの誕生の秘密とも繋がる用に思えている。

ま、こんなことを考えなくても、この物語は、次回が気になるんですけどね!

そうそう、どうでもいいけど、あんまり、謝肉祭、って感じじゃなかったよね。
むしろ、チェインバーの漁師姿に笑った。

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翠星のガルガンティア 第5話 『凪の日』

2013-05-08 19:30:11 | ガルガンティア
うーん、もう主人公はチェインバーにしか思えなくなってきたぞ。
タイトル通り、物語の進行も凪に入った感じで。
さすがに、ここまでのんびりで大丈夫か?という気がするかな―。

いや、面白いし、こういう展開は嫌いではないのだが。

しかし、第1回冒頭のヒディアーズとの戦闘は何だったのか?とか
第3話のドロンジョチームとの戦闘もどきは何だったのか?とか

それぞれのエピソードであった事件やキャラが放ったらかしにされてるのが気になる。

次回あたりそろそろ物語が動いてくれないと、ちょっと困るかな。
気に入ってる物語なだけに。

レドの人間化を描くにはさすがに尺が足りないだろ、って気がする。
2クールなら分かるのだけど。

あと、一応本作は白淵でいく、と言ってるけど、
ここまでガルガンティア船団の日常風景を船団の細部まで描かれると、
逆に、そうした平穏が乱される、ないし破壊される予感はどうしてもしてしまう。
つまり、凪の期間が長ければ長いほど、そのギャップから惨劇が起こるようにしか思えない。そこが、逆に嫌なんだよね。

だって、マジで先頭になったら、レドとチェインバーしか実質的に戦力にならない気がするから。
もちろん、ガルガンティアの人たちも自分たちの船団を守ろうと奮闘するとは思うけど、その奮闘に見合った結果が得られるようにも思えない。

だからねー。
単純に今後の展開が心配になるのです。

なんたって、もう5話だからね。次の6話、7話あたりで物語を動かさないと。

いや、もういっそのこと、みんなでチェインバーをいじり倒す話ってのもでいいんだけどね。面白いから。なんたって焼肉用鉄板だしね。

でもなー、どう考えてもそれで終わるとは思えないからなー。

とにかく次回だな。
何か大きな事件が起こらないことにはこの先、ちとツライ。
でも、あまりでかい事件だとそれも困る。
とはいえ、このままヒディアーズが再登場しない・・・なんてことはさすがに考えられない。

となると・・・

あー、早く次回を見たいぞ―。

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翠星のガルガンティア 第4話 『追憶の笛』

2013-05-02 17:37:27 | ガルガンティア
あはは、チェインバーがすっかり土方ロボと化していて笑ったw
正しい意味で、労働提供。
で、レドは確かにちょっとアンニュイモード。

前回第3話のドロンジョチームの強襲?もそれを撃退することで、レド&チェインバーがガルガンティアに正式に逗留することになる理由作りだったこともわかる。

こういうところは丁寧な話の進め方だなー、と思う。

ただ、その一方で、これがどうやら1クールものらしい、という話を聞くと、ちょっとこのスローモードには心配。

・・・って思っていたら、まさかのヒディアーズの爪オカリナから、試験管ベビー?あるいはクローン?と思わせるようなエドのフラッシュバックが入って。

あー、やっぱり、そういうことだったんだ―、と思うな。

第1話の冒頭からいきなり生殖の自由、といってたり、
冗談とはいえ、マザーファッカーとか言ってるのを聞くと(苦笑
生殖ないし種の増殖の話はきっとこの話ではマルヒツだよな―、と思っていたから。

で、「自由」とわざわざ断っているということは、通常は「不自由」なわけで。

だから、第1話の時点で、レドがどうやって生まれたのか、とか、
アヴァロンでの生殖って何?とか。
そもそも生殖って生々しいけどその分物理的な表現を使っているところも、
実は気になるなー、と思っていた。

クローンとはいわないけど、単性生殖とかありそうじゃないですか。
そもそもレドは兵士なわけだし。
というか、あのアヴァロンの造形って、蜂の巣のようにも見えるから、
実は女王(蜂ないし蟻)がいて・・・
みたいなことが起こるのかな、と。

そう考えると、一方のヒディアーズは水生動物の形をしてるのだから、
レドたち宇宙人類は実は昆虫ないし節足動物を模した
そんな生態系をそれぞれ持ってるんじゃないかなーとかね。

大体、レドの身体能力が以上に高いのも気になっていたわけで。

となると、レドが人工的に作られた人間であってもおかしくないな、と。

で、チェインバーって、実は生まれた時から一緒の、乳母役ロボでもあったのではないのか?とかね。

ともあれ、日常回であっても、一瞬のフラッシュバックで物語の急展開が迫っているように思わせるところは上手いかな。

しかし、前回のドロンジョチームがあっさりなりを潜めてしまっていることを考えると、第1話冒頭のレドの上官あたりと一緒に、ヒディアーズチームの一員としてレドたちの前に再登場しそうでなんだか、怖い。

それくらいの急展開があと2話ぐらいしたらスタートするのだろうな、きっと。

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翠星のガルガンティア 第2話 『始まりの惑星』 感想補足 ヒディアーズの巣は地球の海・説

2013-04-17 00:15:53 | ガルガンティア
どうもいろいろと気になったんで、第1話と第2話を続けて見なおしてみた。

で、多分こんな設定なのかなー、と思ったことを記していくと。

まず、ヒディアーズという存在。

これはよく見たら完全に水生動物系の外見をしている。しかも古生物系。
アンモナイトとかの世界ね。
で、ガルガンティアの方は徹底して海の世界になっている。

それと、第1話でチェインバーの表面に、多分ヒディアスの爪か牙のようなものが付着していた。あの、レドが光線銃でいじってる奴ね。

で、きっと、それがガイド役になって、レド&チェインバーが、ガルガンティアのある地球に転送された。とスイサツサレルw

しかもレド&チェインバーは、海の底から拾い上げられたことを考えると、ヒディアーズの巣が地球の海である、と考えるのがきっと妥当だよね。

となると、ヒディアスとう言う存在は、多分、人類が見捨てた氷河期になった地球の中で改めて発生/進化を始めた海洋生物って考えるほうがいいよね。

だから、あの古生物っぽい格好をしている。

ただし、ただ進化をやり直しただけでなく、宇宙に出ても生きられる?ような高度な知性を人類が残した知恵から学んだ、ってことなのかな。

だから、ウミボタルのような発光・発電機能をもっていて、それが、多分、エイミーたちが使う電気の源泉となっている。

つまり、ヒディアスってのは、エウレカ的にいうと、抗体コーラリアンに相当する。
それが宇宙に出て、自分たちの星を見捨てた、宇宙に出た人類から地球を守ろうとしている。

・・・って考えると、この先の展開としてありえるのは、レドは、昔の仲間からすれば、仇敵に寝返った存在のように思われて、おそらくは、1話冒頭に登城していた上官と戦うことになるのだろうなぁ、と思う。

まぁ、いきなりこの展開にまではいかないだろうから、当面は、地球の中で、ガルガンティア船団と行動を共にする中で、地球とヒディアスの秘密に迫っていく、という感じなんだろうな。

となると、1クールの最後のほうで、その秘密に肉薄したところで、かつて仲間たちから地球が攻撃されて、ガルガンティアの面々がかなり殲滅に近いところにまで追いやられる。

で、2クール目は、ガルガンティアがヒディアスの使者?とかとの遭遇を経て、宇宙に出られる「ネオ・ガルガンティアw」もしくは「ガルガンティア改w」とかになって、宇宙戦に参戦する、ってことになるんじゃないの・・・・、なんて思い始めた。

まぁ、最後の方はもう、なんかいろんなネタをジューサーに入れて回してつくったよくわからんジュースみたいなもんだけどw

でも、多分、ヒディアーズと地球の海、の繋がりは間違いないんじゃないかな。

てか、その繋がりがないと、全く1話冒頭の話と繋がらないからね。

ただ、このネタは、虚淵的には、それこそサイコパスの時のシヴィラシステムのようなものだから、意外と早い段階でわかってしまうんじゃないかなー、とも思ってる。

となると、物語を進める謎は、氷河期を経たはずの地球がどうして再生したのか、そして、そこにヒディアスはどう絡んでいるのか、ってところだよね。

当然、その場合は、ヒディアーズは単純な敵ではなくなるわけで。

そして、その裏返しとして、生存特権を与えられた宇宙の人類が住むアヴァロンとは、どんな箱庭なのか、ってことも、もう一つのテーマになるはず。

それは、レドの視点から見たら、価値観が逆転するような事態になるんじゃないかな、ってね。つまり、味方と思っていたアヴァロンが悪が、敵と思っていたヒディアスが正義だったと。

そして、1話冒頭にあった、「生殖の自由」といった発言からすると、そもそも、レドはどのように誕生したのか、彼の生物的発生の理由あたりが、きっとアヴァロンの謎の解明と繋がるのだろうな、と思ったりする。

もちろん、いわゆるデザインベビーって線もあるだろうし。

実は、チェインバーは、その頃からのいわば乳母AIみたいなもので、チェインバーの中に、その秘密を解く鍵が実は眠っていた、なんてこともあるのだろう。

ということで、ガルガンティア、なかなか妄想を刺激するオモシロイ物語だな。

やっぱり、次回以降が楽しみ。

もちろん、こんな考察というか推察も面白いけど、
それ以上に、キャラがどの人も光ってるよね。
それは、中の人たち(CV)のマッチングというのも含めて。

もちろん、筆頭はチェインバーですがw

結構、ハマりそうだなー。

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