BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第7話『別離(ロンリネス)』 感想:なんかどんどん作画だけがいいシーズンになってきたな。

2024-11-16 10:45:11 | ダンまち
4話以来、感想が止まっていたのは、シーズン5に期待していたのはこれじゃない、って思い始めたからなのだけど、今回もそう思った。

OPにオッタルに挑むベルくんやリュー、ミアがいる場面があったのでそうなのだろうな、とは思っていたけど、ここまでの話数の配分的に、この5期で18巻の派閥大戦までやることはほぼ間違いなくて。

だから、多分そのせいだろうけど、とにかく作画リソースの省力化に17巻にあたるこの数話は完全に振り切っていて、なんだか、とにかく止め絵に近いところの作画のクオリティを上げて、全体の印象を良くしようとしているだけに見える。

その代わり、動きにある場面はないし、やたらと書き割り的な背景で立ち絵で会話をするとか、なんか全体的に、間抜けな絵面ばかりになってきて。

まぁ、ひとことでいえば、フレイヤが支配したオラリオの異常感が、全然表現できてないんだよね。

そこはほんとにガッカリ。

確かに、フレイヤの「魅了」を免れたのは事実上、ヘスティアだけ、ということもあるのだけど・・・。

とにかく、分厚い原作の中から、ここは流れ的に外せない、というところだけをつまんでつないだだけだから、シーンのつなぎがまるで紙芝居のようにガタガタしていて、ガッカリ。

こんなのだったら、5期なんてやらなければよかったのに・・・。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第4話『侵略(フレイヤ・ファミリア)』 感想:フレイヤが書き換えた世界の怖さを描き切る前にどうしてヘディンたちに解説させちゃうかな?

2024-11-02 02:22:00 | ダンまち
前回の最後で、シルによる恋愛ではベルを手に入れないことに気づいたフレイヤが、力づくでベルくんの奪取に出ると宣言したけど、今回、それを具体的に敢行した。

フレイヤの権能である「魅了」で、オラトリアの人たちの記憶を改ざんし、ベルくんが最初からフレイヤ・ファミリアの眷属だった世界を無理やり作り出した。

魅了に抵抗できたのは、アンチ魅了の力を持つヘスティアのみ。

ベルくんは、徐々に自分のほうがなにか誤解しているのではないか・・・と疑心暗鬼になっていく。

・・・という流れなのだけど。

うーん、つまらん!

あまりにも状況がダイジェストすぎて、全く「恐怖感」がない。

ていうか、なんでヘディンたちに、この「奇妙な状況」のカラクリを口頭で説明させちゃうかなぁ?

それじゃ、ここから先のことは、全部、茶番だ、って最初からわかっちゃうじゃん。

それじゃ、全然、17巻の面白さが伝わらないでしょ。

少なくとも、最初は、完全にベルくんの主観だけで話を進めないことには、この奇妙さが全然伝わらないじゃない。

あーあ。

この「豊穣の女神」編は、原作では屈指の面白さだったのに、こんなダイジェストじゃ、完全に台無しだよ。

それに、このペースだと、1クールで、19巻まで「消化」するのも目に見えてきた。

ということは、派閥戦争もものすごくダイジェストで進むんだろうなぁ。

ホント、これじゃ、ただの茶番だよ。

深層アタックを超える怖気のある話だったの、全部台無し。

ガッカリだ。

まぁ、映像にしたら全部のキャラを等価に扱わなくちゃならないから、それくらいなら、ベルくんの主観描写ではなく最初からヘディンによる客観描写でいこう、ってことにしたのだろうけど。

それにしても、これはないなぁ。

原作の大事な場面だけをピックアップしてむりやりそれを直接つなげただけだから、緊迫感も何も無いし・・・。

ものすごく残念。

これなら5期はやらないほうがよかったよ。

はーあ。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第4話『神と娘(セイズ)』 感想:シルの正体がフレイヤだとバレるシーン、映像だと一目瞭然でちょっとガッカリ

2024-10-26 10:00:38 | ダンまち
前回、最後にシルとお泊り!という展開になってビビりまくりのベルくんだけど。。。

うーん、原作既読なので、わかってはいたことだけど、やっぱりシルの正体がフレイヤというのは驚く。

しかし、映像にすると一目瞭然だから、ちょっとビックリの仕方が違って。

原作の16巻を読んでいたときのほうが、え? どういうこと? って、しばらくよく理解できないまま、しばらく当惑したのだけど。

それは、シルに化けていたヘルンがもとに戻る時もそうで。

そういう意味では、驚愕の程度は、原作のほうが上だった。

こう、ちょっと背筋が凍るような感じ?

そういうゾクゾク感は映像にすると消えてしまうのがちょっと残念だった。

ヘルンの姿にもどってからの、ヘルンの驚愕した顔も。

よくある、いかにも狂人っぽい歪んだ表情はちょっと違うかなぁ、と。

だって、結局、ヘルンもベルに惹かれていたからこそ、このデート勝負を仕掛けたわけだから。

あー、でも、やっぱり、今回、ちょっと駆け足だったよね。

ヘグニとリューの戦いとかも含めて。

そこもちょっと不満だったところかなぁ。。。

そういう意味では、原作未読の人には、やっぱりテキストの形で読んでみることを勧めておく。

多分、読んでいるときのほうが、もう少し、時間の経過に「溜め」を感じていたように思える。

子どものシルがフレイヤに出会うところも、想像以上にあっさりだった。

あれも最初から顔が描かれているからなのだろうな。

あの出会いの部分も原作のほうが怖気があった。


ともあれ、これで16巻が終了。

次回から17巻に突入だけど。。。

これ、17巻まで含めて1クール、それとも18巻まで含めて1クール、どっちなのかな?

18巻の派閥大戦が、原作でもボリューム的に2巻分あったから、18巻だけで1クール使うのもありだと思うけど、逆に間延びしないかな?

だからといって、残り8話で、17巻と18巻を詰め込むのはさすがに無理があると思うのだけど。。。

どうなるのだろう?

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第3話『伴侶(オーズ)』 感想:「私をさらって」と言うシルもあれだがw、それを即実行するベルくんも大概wだよね!

2024-10-19 12:37:38 | ダンまち
前回の最後で、不穏にも「私をさらって」とささやいたシル。

それに応えてマジックアイテムを駆使してフレイア・ファミリアの追手を振り切るベルくんw

なんだかんだ言って、これまでの経験が全て役立ってるのがスゴイw

しかし、こうやって映像化するとわかるけど、フレイヤ・ファミリアの監視、マジでウザいなw

原作を読んでる分には、なんか、いろいろとモブに囲まれて鬱陶しいなぁ、と思うくらいだったのだけどw

ましてや、そのモブたちを相手に、アイズやリューたちまで立ちふさがるとなるとw

ウザさ倍増w

まぁ、アイズとリューは、この先、フレイヤ・ファミリアのレベル6たちとやりあうことになるから、本番はこれからなのだけど。

逆に、英雄橋のくだりの、英雄アルバートの話は、こうやって映像にされるとなるほど、これがあとで効いてくるのか、と思ったり。

いやはや、やっぱり、16巻がただものではなかった、ってことだよなぁ。

しかし、この勢いだと、次回で16巻が消化されそうな勢いなのだけど・・・

これ、ちゃんとオーズの話はしないで、やっぱり1クールで18巻まで一気にやるつもりなのかな?

さすがにそれはもったいないと思うのだが。。。

OPに、最後のオッタル戦まであるのは、あくまでもティザーだと信じたいのだが。。。

うーん。。。


あ、あと、マジでどうでもいい話だけど、水瀬いのりって、もうヘスティアの声出すの苦しいのかな? 相当無理して演じているように聞こえるのだけど。

この先ヘスティナにも大一番があるだけに、実は気になっている。

あの感じで、ちゃんと叫び声とか出せるのかな?

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第2話『調教(マスター)』 感想2:想像以上に超速展開なのだけど、次回からは「ファミリアクロニクル」の話も盛り込んでくるんだよね?

2024-10-12 09:40:06 | ダンまち
感想1もあります)

感想1でも書いたように、やっぱり、第2話の展開があまりに超速なのでは?と気になったので、原作の16巻を取り出して見直してみたのだけど・・・

第2話の終わりですでに16巻の半分まで消化したことになっている。

しかも、あいだの、女神祭の具体的なデートコースを相当端折ってる形で、一気に原作の半分まで詰めてきた、って感じなのだが。

やっぱりいくらなんでも跳ばしすぎ。

シルの人となりを知るための孤児院の訪問とか全飛ばしだし。

で、そこで気づいたのだけど、これ、16巻の感想でも書いたことだけど、この16巻の物語って、ダンまち本編のスピンオフである、

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ

で語られた内容が、一応、前提にされているんだよね。

どうしてフレイヤが地上に降りてきたのか、そこでどういう経緯で、今のフレイヤ・ファミリアを形成していったのか。

オッタルやヘディンたち幹部たちとどういう出会いをしてきたのか。

とりわけ、シルとどう出会ったのか・・・

たぶん、そうしたフレイア・ファミリアの舞台裏が、次回タイトルの「伴侶(オーズ)」で語られるはず。

というか、よく考えたら、やっぱり、「ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」の話を一通りしない限り、16巻の後半以後続く、フレイア・ファミリアとのめちゃくちゃヘビーな戦いがなぜ生まれるのかが、わからない。

オッタル、ヘディン、アレン、ヘルム、ガリバー4兄弟が、どうしてあそこまでフレイヤに恭順を示すのか、というか、執着するのか、その理由や背景がわからないと、これからオラトリアを巻き込んで始まる大戦争の理由もわからない。

ていうか、フレイア・ファミリアの面々が、フレイアの寵愛を一心に集めるベルに対して並々ならぬ敵意をいだくのもわからない。

つまり、フレイア大好きの狂人集団であるフレイア・ファミリアの成り立ちをきちんと描かないことには、このあとの話がすべて茶番に見えてくる。

ということで、多分、次回から、「ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」の話を、一通り描いて、その後に、再び女神編に戻って、一部は、今回、端折った孤児院の話とかを、一旦、シル視点で語り直してから、シルの問題発言である「私をさらって」の大騒動が始まる・・・って感じなのだろうな。

でも、その顛末ですら、「豊穣の女神編」の序章でしかないわけだけど。

原作を引っ張り出して、改めて驚いたけど、

豊穣の女神編である16巻17巻18巻の三冊で、大体1500頁w

ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」までいれると、1900頁くらい

になるはずだから、さすがに、それを1クールに押し込むのは無理すぎると思うので、やっぱり、豊穣の女神編は2クールになると信じたいw

まぁ、ある意味、豊穣の女神編は、ダンまち第1部の集大成みたいな物語だから、ちゃんと丁寧に描いてくれるものと期待したい。

フレイア・ファミリアのことだけでなく、物語が進めば、ヘスティアの権能や、リューのレベルアップ、あるいは、アストレア・ファミリアの話、等々、物語の奥行きはどんどん深まっていくから。

そういう意味では、リューの番外編第2弾の

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2

のエピソードも1話分くらい、加えられるのかも。

まぁ、とにかく情報量が多い物語なので、そうやって外伝の話も巧く盛り込んで、アニメ版の「豊穣の女神編」の完成度を高めてくれることに、ほんとに期待したいw

そう思ったら、なんだかワクワクしてきたぞw

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第2話『調教(マスター)』 感想:うーん、思っていた以上にサクサク進むな、次回、もうオーズの話なのか!

2024-10-12 09:38:26 | ダンまち
感想2もあります)

前回の最後でヘディンに拉致されて、シルとのデートに向けた特訓を課せられたベルくんw

いやまぁ、もう見た通りのスパルタでw

しかし、原作でも呆れたところだけど、実際に絵にして動かすとバカバカしいくらいベルくんが間抜けで笑うしかないw

カサンドラなんて、メロメロだし、

それに当てられたダフネとか、ものすごい顔芸でw、もう見てられないしw

で、あっという間に女神祭が始まり、シルトのデートの開始。

ベルくんのエスコートもなんだかムズムズと痒くなるものばかりで・・・w

でもまぁ、結局、最後にはシルに気づかれて、例の「私をさらって」になると。

しかし、改めてヒラのフレイヤ・ファミリアの団員とか見ると、彼らがずっとクソ真面目にシルのことを監視しているとなると、そりゃ、胸も詰まるよね。

ということで、シルによって、賽は投げられた!

次回は、愚兎(ぐさぎ)によるフレイア・ファミリアとの追いかけっこが始まる。

すでにベルの周りには、アイズもリューも配備されているので、次回は、そうか、もう、彼女たちとフレイア・ファミリアとの戦闘が始まる、ってことか。

あれ、そうすると、もしかして、16巻って、4話くらいで終わってしまう?

となると、最速、1クールで、戦闘遊戯までやるつもりかな?

いや、マジで?

てっきり、4期のように2クール使ってくると思ったのだけど。。。

次回どこまで行くかで決まるかな。

いや、でも17巻が結構、話がややこしいから、そこで尺を使うかな?

18巻にしても、いくら戦闘シーンが多いからと言って、4話では無理だよね?

うーん。。。

とにかく次回でどこまで行くかだな。

ホントは、ダンジョンでのエスコート特訓で、カサンドラだけでなく、ヘルメス・ファミリアの団員のエルフであるローリエ・スワルへのアプローチも見たかったのだけどw

彼女を端折ったってことは、やっぱり4話で16巻を消化する方向かなぁ。。。

うーん。。。


感想2へ)

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 第1話『 (シル)』 感想:いよいよ始まった、「ダンまち」史上最大の問題長篇!

2024-10-06 01:55:32 | ダンまち
遂に始まった、原作では、16巻17巻18巻、と続く長大な三部作!

いわば、ダンまち第1部の総決算!という大長編、それが「豊穣の女神篇」

しかし、まさか、こんなに早く「豊穣の女神篇」を見れるとは思ってなかった。

てっきり来年の夏くらいかと思っていた。

しかし、OPを見る限り、ちゃんと最後の戦争遊戯までやるんだな。

ヘスティアの竈の姿もあったし!

あー、とうとうここまで来たか。

これはマジで見ものだぞ・・・・!!!

とりあえず、何を言ってもネタバレになるのがつらいw

にしても、第5期、とりあえず第1話だからかもしれないけど、作画、いいなぁ。

正直にいえば、この作画で第3期を作り直してほしいくらいだけどw

ともかく、これまで謎だらけだったフレイア・ファミリアの秘密がすべて明かされる一大長編w

シルと、フレイアと、ヘルンと、リューと、豊穣の女主人と、とにかくてんこ盛りw

その上、フレイア・ファミリアのレベル6が皆参戦w

あー、戦争遊戯、今から楽しみだなぁ。

しかし、そうなると、この5期が終わると、いよいよ原作の方が追いつかれてしまうのだけど。。。

原作の20巻もぼちぼち出るのだろうか?

とまれ、次回は、ヘディンの猛特訓に泣くベルくんからだなw

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2 感想: リューのランクアップの裏話を通じた「正義は巡る」いい話w

2023-10-18 11:19:44 | ダンまち
18巻の裏話。

正確には、「派閥大戦」が始まる直前までの準備期間の、リューがゾーリンゲンまで行って神アストレアと再会して云々・・・の話。

いつか語られるかもと思っていたけど、まさかこんなに早く出されるとはw

でも、どうやらこのエピソード、当初は18巻に組み込まれる予定だったらしいw

とはいえ、その部分にあたる「星々のロータス」だけで200頁あるので、600頁を越えていた18巻に組み込まれていたら確かに大変なことになっていたw

もっとも、切り離したからこそ200頁にまで膨らんだらしいから、元のままだったら50頁増しくらいだったのかもしれない。

ただ、そうなるとただでさえ「多派閥連合軍」が形成されて散漫だった18巻が、さらにとっちらかった感じになっていたことだろう。

なので、外伝として物語として分離させたのは正解だったと思う。

実際、リューのランクアップの話はちゃんと読みたったし。

ただ、ここまで書き込まれると、もうホントに、正ヒロイン、アイズじゃなくてりゅーでいいんじゃないの?って思いたくなるよねw

もちろん、『アルゴノゥト』のことを考えれば、アリアドネの転生?であるアイズが最終的に「お姫様」役になるのは必至なんだろうけどさw

ただ、そうしていくには、アイズって無口キャラ設定にし過ぎだったよね。

まぁ、彼女の内面が全面にでたら、完全に主人公のベルくんの役を食っちゃうということだったのかもしれないけれど。

ただ、これまでの流れで行くと、アイズの誕生秘話として、精霊の話が全面的に出てきて、さらにいえば、それがダンジョンという存在とも大きく関わりそうだから、結局、アイズ自身が語るのではなく、周りがアイズのことを心配していくうちにかいめいされていくものなのだろうなぁ、と。

ていうか、下手すると、アイズって、精霊と人間のハーフ?という意味では、実は「異端児」とも大して変わらない存在、ってことにもなりそうな気もしている。

とまれ、設定上、寡黙な存在にならざるを得なかったアイズの代わりにヒロイン力をあげてきているのがリュー。

いまやレベル6の上級冒険者であり、その上、シル=フレイヤの庇護も受ける存在になり、アスフィなど交友関係も良好な強キャラだよねw

しかも、魔法「アストレア・レコード」の存在もあって、脳内でアリーゼに輝夜、ライラが常にツッコミを入れる面白キャラになってしまったw

まぁ、その結果、ポンコツエルフというポジションも確立したわけどw

でも、作中ベルが最も頼れるキャラであることは間違いなく、その上、とうとうヘスティア・ファミリア入りだもんねw

むしろ、19巻でニイナが登場したのも、姉のエイナに代わってヘスティア・ファミリア入りすることで、リューとのバランスをとるためのような気がしてくるくらいw

・・・って、全然、今回の外伝の話になっていないw

なので無理やり戻すとw

そりゃそうだよね、前代未聞の連続ランクアップなんて一気にやったら、リューであっても、身体のスペックアップに精神がついていかないよね。

ここのところ、さんざんっぱら、ランクアップに伴う身体と精神のズレを強調してきていたから、その事実は無視できない。

なので、その調整のためにも、ゾーリンゲンに残ってギリギリまで調整が必要だった。

まずは、レベル5の力をなじませて、その上で、レベル6にまで昇華させる。

しかし、それを「うまい塩梅」で「さじ加減」できてしまう神アストレア、ってマジでツワモノなんじゃない。

確かに今までも、相当やんちゃな神だとは言われていたけどさw

とまれ、そうやって、ランクアップの調整をするあいだに、新たなアストレア・ファミリアの団員と交流を深める、という展開はうまかった。

かつては「末っ子」扱いされていたリューが、当然、大先輩として「長女」役を務めるというのは、まさに「正義は巡る」ためにも不可欠な所作だったし。

魔法「アストレア・レコード」の発現にも、アリーゼたちのいきいきとした記憶が必要だというのも納得。

でも、それって、マジで「英霊召喚」みたいな魔法なんじゃないの?って思ったりして。

それはそれで、このダンまち世界における「魂のゆくえ」を知る上の参考になりそうな現象だよな、って思った。

そういう意味でも、途中で現れた「中位精霊ユーフィ」の存在も、実は今後、重要な役割を果たすのでないか。

さっきのアイズの話じゃないけど、ここのところ少しずつ精霊についての情報も解禁されてきた気がする。

精霊は、間違いなくこの先のダンまちでは、本編か外伝かを問わず、主題となるよね。

楽しみだ。


で、そうそう最後にセシルが「直接契約」を申し出てリューからも了解を得ていたけど、これって要はリューの専属鍛冶師になるということだから、先々、セシルもヘスティア・ファミリアにレンタル移籍とかする展開が待ってたりするんじゃないかな。

あのリュー先輩大好き☆!ぶりは、なんだか、アイズさんラブ!のレフィーナを見ているようで、となると、ヘスティア・ファミリアに加わったセシルは、レフィーヤ同様、なにかとベルに食って掛かるキャラになりそうなのだけどw


さすがにキャラ被りが激しいから登場しないかなぁ?

でも、実はダンまち本編ではレフィーヤってほとんど登場してないから、代わりにセシルがその役を引き受ける、というのもアリなんじゃないかと思うのだけどw

それにニイナとセシルの間でいい感じに同世代で争いそうな気もするw

ということで、18巻のことを考えても、19巻のことを考えても、よい外伝だったw

しかし、ここまでリューの脳内でのツッコミを聞いていると、アリーゼって実物でベルくんたちの前に現れていたら面白いことになっていたのだろうなぁw

アリーゼに憧れたヘグニもいまやベルくんたちの周辺にいることだし、ホントに面白いことになっていたと思うんだよね。

アリーゼに焦がれるヘグニを、エルフの同胞として、容赦なく足蹴にするリューの姿を目にすることができる、ということも含めて。

いや、ホントによい外伝だった。

ある意味、ここのところの『ダンまち』がリューを中心に回っていたことを実感捺せられた。

その意味では、最近の展開の集大成w

改めて『アストレア・レコード』も読み直したくなった。

上中下3巻もあって大変だけどw


で、次は待望の春姫編ということだけど、それを機に、春姫も一皮むけた冒険者へと転じることになるのだろうか。

そちらも楽しみw


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アルゴノゥト 前章 道化行進/後章 英雄運命  ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚  感想: 滑稽な道化が無理やり開いた、ベルたちの時代にまで続く「英雄の物語」。

2023-10-01 16:13:01 | ダンまち
上巻はちょっとたるかったけれど、下巻になってアルゴノゥトが雷の精霊の加護を受け戦う力をもってからは、いつもの『ダンまち』だったw

しかし、そうかぁ、ティオナって、ベルくんの物語を紡ぐ語り部の役回りだったんだ。

にしても、アルゴノゥトが最後にラスボスのミノタウルスと戦う時にそばにいるのが、アリアドネ、フィーネ、オルナだったのは意味深だよね。

だって、これ、本編でベルくんがラスボスと戦う時、一緒にいるのが、アイズ、レフィーナ、ティオナ、ってことの暗示でしょ?

みんなロキ・ファミリアじゃんw

ついでにいえば、アルゴノゥトがミノタウルスに接敵するまでの道を開いた英雄候補のガルムスとユーリって、どう見てもガレスとベートだし、アサシンのエルミナにしもてもティオネでしょ?

みんなロキ・ファミリアじゃんw

逆にロキ・ファミリアではないのって、エルフのリュールゥが一応リューさんっぽいのと、あとは、唐突に上巻の最後に現れた鍛冶師のクロッゾがベタにヴェルフの先祖であることくらい。

つまり、『アルゴノゥト』の最後が『ダンまち』本編の最後の雛形?だと考えれば、黒竜討伐の最終局面でベルくんの傍らに立つのは、ほとんどロキ・ファミリアの猛者たちってことになるよね。

もちろん、端的にレベルの高さで選別された結果なのかもしれないけれど。

もっとも、単に示唆しているだけのことで、『ダンまち』の最後が、そのまま『アルゴノゥト』を踏襲するわけでもないだろうけどね。


でもまぁ、ベルくんの物語の原典としての位置付けであり、簡易版とはいえ『アルゴノゥト』の物語が、ベルくんたち現役冒険者たちの間でテンプレの物語になっていることが重要なんだろうな。

その点で重要なのは、実際にあったアルゴノゥトの冒険譚に、雷神ゼウスがいたく感激していたことで、下巻になったアルゴノゥトに加護を与えた雷の精霊ジュピターは多分、雷神ゼウスの舎弟wだよね。

だって、ジュピターってローマ神話におけるゼウスだし。

そうなると、精霊って、神の分身みたいな位置づけになるのかな。

途中、確かアルゴノゥトの発言から、あれ、もしかしてこの物語で「精霊とはなにか?」という疑問に答が与えられるのか?と思って、結構、期待していたのだけど、結局、そのことは明かされずじまいだった。

ヴェルフの先祖であるクロッゾの登場も含めて、精霊のことについてもう少し突っ込んでくれるものと期待していたのだけど。。。

アイズの母親もたしか精霊だったはずだから、ダンまちの世界において、精霊という存在は、物語の終盤で重要な役割を果たすはずなのだけど。

なんとなく精霊という存在がいるのは知れ渡っているけど、でも、その本質は何なのか、いまだに本編でも明らかにされていないだよね。

ただ、アイズの魔物嫌い、さらにはゼノス嫌いを考えると、皮肉にも、存在的には、人間と精霊の子であるアイズは、人間よりもゼノス側に近い・・・という嫌なオチがそのうち明らかにされるのでは?と踏んでいるのだけど。。。


閑話休題。

アルゴノゥトの一部始終を観察し興奮したゼウスが、後にベルくんに育てられているのだが、どうやらベルくん本人よりも、ベルくんのお父さんのほうがアルゴノゥトの生まれ変わりっぽい。

まぁ、それはそれとして、神側の語り部らしくエルメスだけが、真のアルゴノゥトの顛末を知っている、というのも、いつもらしい。

しかし、シリーズ全体の構成として上手いな、と思ったのは、この『アルゴノゥト』で示された物語が、真のアルゴノゥトの冒険譚なのだけど、これ自体は、ベルくんたち後世の冒険者達に対しては秘匿されている、という事実。

知るのはゼウスとヘルメスのみ(いまのところ)。

しかも、どうやら「滑稽な、英雄の物語」の童話は、ゼウスが広めたみたい。

そうして、本当のアルゴノゥトの物語は、皆が知っているものとは違う、という、いいかにも神話にありそうな建付けになっていたw

それが、『ダンまち』本編の終盤でどういう意味を持つのか、今から気になる。

ということで、『アルゴノゥト』については、お話自体は、予想していたどおりの、、ある意味、予定調和の終わり方で、期待していたほどではなかったけど、でも、この物語の顛末が、あとあと、本編の展開に影を落としていく可能性が高い、という点では、やっぱり必読なのかも、と思った。

アルゴノゥトの性格が正直、これじゃない感があったのと、あと、ヒロインをアリアと思わせておいて、実質的にはオルナだった、というのは、ちょっとひねり過ぎで微妙だっかなぁ。。。

こんな感じで、ちょっと今ひとつ乗り切れなかったところがあったので、あとで思いついたら、書き足すかも。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想3: 本編のゴールである黒竜討伐にむけてダンジョン最下層の攻略が加速する!

2023-09-15 14:22:56 | ダンまち
感想1感想2からつづく)

19巻は基本的にベルくんのこれ稀での歩みを総括する物語だったわけだけど、それと平行して、物語の背景事情にも大きな変化が描かれていた。


一つには、物語の最終ゴールである黒竜討伐を完全に見据えた動きが本格化してきたこと。

それに合わせて、ダンジョンの最下層の攻略も加速しそう。

もっとも、こちらはもっぱらロキ・ファミリアの担当になるのだろうけど。

ただ、事実上、フレイヤ・ファミリアを従えるヘスティア・ファミリアが協力要請される可能性も高そう。

リューさんの加盟で、ヘスティア・ファミリアの自力はものすごくあがったし。
これで、専属ヒーラーとしてニイナが加わったら、パーティの布陣も完璧だしねw

そういう意味では、学区編が、ソード・オラトリアの13巻と、ダンまち本編の19巻で平行して始まったことで、完全に、物語がクロスオーバーしたよねw


それにしても、クノッソス攻略の成果をフェルズが利用することで、まじで最下層アタックの実現が近づく、と言うのは構成上、上手い。

外伝まで含めて、これまであった話が、全部、有機的に関わって、今後の物語が展開されそうなのが凄い。

まぁ、フェルズとフィンはもう裏でつながりあっているわけだから、最下層の攻略には、リトたちゼノスたちが本編・外伝ともに絡んでくるのは確実だろうし。

そうなると、いまのところゼノス最強であるアステリオスがどう動くかも気になる。

さらにいえば、例のジャガーノートの生まれ変わりであるゼノスもどう関わってくるのか。

そもそもジャガーノート自体は、ダンジョンの防衛機構として生まれたモンスターだったはずだから、彼?のゼノス転生?には、そうしたダンジョンの意志を伝えるメッセンジャーのような役割もあるのではないか・・・と思っていたりもする。

ともあれ、最下層アタックには、ギルドによって「巨大立杭」をつかったダンジョン最下層への近道も作られるみたいだから、思っていた以上に早く最下層には到達できるのかもしれない。

ただその一方で、今回、エイナが心配したように、ダンジョンからの逆襲が生じる可能性も捨て置けないと思うけど。

ゼノス事件のとき以上の大災害が起こりそう。

だから、今後の流れとしては、

外伝のほうで、主にはロキ・ファミリアを中心に、最下層アタックの話が描かれ、その過程で、アイズの出生の秘密が明らかにされていく。

まぁ、その過程で、一度、地上がモンスターに襲われて、ヘスティア・ファミリアが、フレイヤ・ファミリアを従えて、事態の沈静化に駆り出されそうな気はするけどw

対して、本編の方で、黒竜討伐の準備につながる話が進められる。

場合によったらヘスティア・ファミリア自体が、『学区』にのって他の地域を見て回る、という可能性もありそう。

それならベルくんの出生の秘密?にも迫れそうだし。

ていうか、そろそろゼウスじいさん、登場してほしいよね。

最下層アタックについても、黒竜討伐についても、最も成功に近い存在が、ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアだったわけでしょ。

なんとなくだけど、その過去話に、レベル7のレオン先生が絡んでくるように思えるのだけど。

もしかしてゼウス・ファミリアの関係者だったりしないのかな、レオン先生。

そうでなかったとしても、ゼウス先生が間にたって、ベルくんとレフィーナの正式な共闘が実現しそうな気もするw

ということで、だいぶ、この先の展開も絞られてきた気がする。

まずは本編の20巻、ならびに外伝の15巻を楽しみに待つかね。

といっても、この1年間の刊行ラッシュの後だから、どちらも1年くらいは待たされそうな気もするけど。。。

でも、勢いがあるうちに、新章の流れをこのまま作り出してほしいな。

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