BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

地獄楽 第13話 『夢と現』 感想: 杠と佐切のコンビの2期での活躍が楽しみ!

2023-07-02 10:46:37 | 地獄楽
あー、ここで1クール目の終わりを持ってきたかー。

結構、上手いな。

だって、

仙太、死す!

画眉丸、記憶を失う!

しかも、画眉丸の妻の記憶は幻想だったか? という疑惑付き!

・・・ってところで終わるのだもの。

一応、タオのことについては概ね上陸組も理解してきたところで区切り。

この先、上陸組が体制を立て直して、島の攻略を改めて考える、というところで1期を終えたのだから。


それにしても、杠、いい女だよなぁ。

この仙太との別れの場面は、前半屈指のエピソードだものね。

佐切の言葉ではないけれど、杠の、もう仙太のことは諦める、という冷徹な判断が、このパーティの命運を分けたわけだし。

実際、このあと杠は、この作品随一の重要サブキャラになっていくし。

忍の里出身ってことで、画眉丸に対する理解だけでなく、画眉丸の石隠れの里の思惑まで推測する「解説役」となっていくし。

忍術の核にタオを同じ原理を見抜いて、士遠とともにタオの解説役になっていくし。

佐切のよき相談役になっていくしw

その上、結構な強者だしね、杠は。

で、その食えない杠の役にCVの高橋李依がよく合っている。

あまりこの人、CVとしては好きではないのだけど、杠というキャラにはものすごくよく合っている。

もともと少年役とかめぐみんを演るくらいだから、声質としては中性的な方なのだろうけど、その声質が、日頃はカラッとした現実主義者のように見せながら、今回の仙太の死に瀕して見せた慈愛を示すのに、合ってるんだよな。

ちょっとびっくり。

もちろん、この先女友達となる佐切のCVの花守ゆみりが、彼女らしい深刻な声質で正義キャラを演じてくれて、その対比も効いてくるからなのだけど。

そういう意味で、この先、杠と佐切のコンビの活躍が楽しみではある。

2期は決定したということだから、早々にやってほしいかな。

これ、基本、怪奇譚なので、間があまり開くと白けちゃうたぐいの話だから。

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地獄楽 第12話 『傘と墨』 感想

2023-06-25 11:06:36 | 地獄楽
ようやく面白くなってきたけど、もう次回で終わりなんだよな。

結局、島についてから、このあと物語を引っ張るメンバーが間引かれるまでのエピソードが長すぎたって感じ。

杠を守る仙汰とか、助っ人に駆けつける士遠とヌルガイとか、場面は違うけど画眉丸たちと同行する付知とか、あと、もちろん、杠といつの間にかシスターフッドを築いている佐切とか、結局、山田浅ェ門のなかの個性的で良い奴らがはっきりするまでが長すぎたんだよねー。

原作はすでに完結しているから、これは2期をいまから期待したいところ。

いやだって、ようやく島の事情が明らかになって、誰と誰がどういう理由で対峙し合うのか、はっきりしてきたところで終わりになるのだから。

それはちょっとね。

あとこのままだと画眉丸と佐切が分断されたままで終わってしまうしw

それは物語の中締めとしてもちょっとありえないでしょw

しかし、仙汰と付知の変態オタクくらいしかまともな山田浅ェ門がいないというのも、おいおい、山田浅ェ門、それでいいのか?って思うぞw

物語が進むと、そういうお家事情もサイドストーリーとして提供されて、その分、物語に厚みが増すんだけどね。

画眉丸の忍の里とかw

とにかく、1クール使って、舞台となった島の異常さの説明で終わりそうなのは何だよなぁ。。。

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地獄楽 原作・全127話 感想

2023-05-18 20:27:06 | 地獄楽
どうやら序盤が終わったようなので、気になって原作に手を出したら、一気読みしてしまった。

なんとなくの噂で、「タオ」とか陰陽五行説とか出てきて、話がつまらなくなった、って聞いていたのだけど、特に、それで失速した気はしなかったけどね。

むしろ、本作における佐切らしい「強さ」の本質を示す上で、陰陽の考え方はすんなりと理解できたけどね。

永遠の命の指標として植物が採用された、というのもよくわかるし。

確かに画眉丸の里から画眉丸暗殺のために忍びが島に乗り込んでくる、というのは唐突だった気はするけれど、

でも、あの追加部隊の存在があったからこそ、佐切や画眉丸たち先行派遣部隊の間で、死罪人か山田浅ェ門一門かとか関係なく「仲間」として協力関係を得ることができたわけなので、その意味で、追加部隊は必要だったな、と。

追加部隊の輩との問答を通じて、佐切たちの考え方が、まさに陰陽五行説の考え方通り、すべての存在はバランスの上に成り立つ、という見方に変わったことも明らかにできたし。

なので、タオや陰陽は、本作の物語構成上、不可欠な要素だと思ったけど。

むしろ、そうした二元論の超克、という主題がなかったら、終盤の決戦?の決着の付け方も変わってしまっただろうから。

その意味で、最後は最後で、きれいに終わってたし、良かったと思う。

気分的には、やっぱり『サマータイムレンダ』のノリに近い感じがした。

なので、これも最後までやってくれるといいな、と思うのだけど、難しいかなぁ。

いろいろと情報量の多い作品だから、2クールでも厳しいかもね。

ということで、またなんか思いついたら書くつもり。

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地獄楽 第5話 『侍と女』感想

2023-04-30 16:52:56 | 地獄楽
なんか、テンポ悪いな。

こちらももう5話なのに、相変わらず、状況説明の話ばかり。

加えて、毎回、ブレブレの佐切の内面描写が挟まれて、いい加減ウザい。

さらに、山田家の連中もグダグダと話し合いばかり。

画眉丸をはじめとした死罪人たちが互いに牽制し合ったり殺し合ったりするのはわかるけど、連中の監督役で来た山田家の面々まで、同じように牽制し合うのは、ちょっと勘弁して欲しい。

めちゃくちゃ、テンポを悪くしている。

挙句の果てに、死罪人の陸郎太によって、佐切に説教をたれていた源嗣が振り向きざまに倒されたりとか、どうにかして欲しいレベルw

もうちょっとなんとかならないのか。

島の怪物たちの造形が、見るからにヤバげなのも、ちょっと引く。

ここまで極彩色の世界で、キメラ的化け物のオンパレードだと、それだけでお腹いっぱいになってしまう。

ということで、5話まで見て、うーん、なんか、だいぶチグハグした物語だな、というのが率直なところ。

これ、このあと、面白くなるのかな?

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地獄楽 第1話 『死罪人と執行人』 感想

2023-04-02 00:30:07 | 地獄楽
これもぼんやりと見始めて・・・というのは嘘で、これはやたらと宣伝されてたから見てしまった。

・・・のだが、うん、これは、いい役のときの花守ゆみりだねw

なので、いいよ、これ。

いいじゃない、不老不死の秘薬を求めて、腕に覚えのある罪人が島に向かい、仲間になりつつ殺し合う、って設定w

なんかどこかで見たことあるなぁと思ったら、あ、そうか、『六花の勇者』みたいなんだ、って思ったけどねw

適度に異能力を使った剣技?バトルのようだしw

ということで、次回も楽しみ。

とりあえず、今期、今のところ、いいスタートじゃないかw

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