BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

神様になった日 全12話 感想: 途中、期待していたのに、結局裏切られたという失望がどうしても隠せない失敗作。

2020-12-27 18:09:50 | 神様になった日
「神様になった日」は、久しぶりのだーまえ作品として、開始前にもそれなりに注目していた。

で、実際に始まってから見始めると、やっぱりなんだか懐かしいな、という気がして、なんとなく見続けてしまった。

どんな作品でも、とりあえず序盤はキャラや舞台の説明から入るので、あぁ、またそういう感じね、と素直にみることができた。それこそ、だーまえ流の、さむい平成ギャグも含めてw

加えて、前半のポイントは、とにかく「世界の滅亡までXX日」というカウントダウンが物語の最後に示されていたこと。

そりゃあ、そういわれれば、なんか凄いことが起こるに違いない!と期待は高まる。

というか期待を煽ってきていた。

なので、途中、麻雀とかラーメンとか映画とかで夏休みを遊んで暮らす様子が描かれても、きっとある時、この幸せな時間を愛おしく思う時が来るためにあえて描いているに違いない、と思ってみていた。

実際、そうなったわけだけど。

で、そうこうしているうちに、鈴木央人というなんかすごそうなハッカーが突然あらわれてきて、彼が興梠博士というなんか凄い天才博士のことを探る場面が出てきた。

量子物理学者で凄腕プログラマー、なんだ、SAOの茅場と一緒じゃん、またぞろ量子コンピュータか???って思ってたら、ホントに量子コンピュータネタがやってきた。

いや、この時点では、なんか凄いことが起こるのか?って真面目に思ったんだよな。

これまでのだーまえ作品って、とにかく奇跡をオカルト的な超常の力をつかって力技で起こす展開がほとんどだったから、今度は科学か、量子コンピュータか、まぁ、量子論ってお話としては、ほとんどオカルトみたいなものだから、まぁ、それもありか・・・、なんて思ってたんだよ。

でもさ、終わってみれば、量子コンピュータって、ほとんど物語の結末には関係がなかった。

鈴木央人も、彼を抱える会社の女性CEOも、全然関係なかった。

というか、ひなもそうだけど、わざわざ「オーディン」をもじっていたのは、なんだったのさ?


で、何がいいたいかというと、いや、さすがに、あれこれいろいろと途中でネタをまぶしてきていたのに、そして、それらが何らかの伏線のようにみせていたのに、そんなこと、全然関係なく、最後は、ただのフル介護エンドって、何?ってこと。

奇跡、起こらないのかよ?ってこと。

いや、ほとんど知的能力を無くしたはずのひなが、それでも陽太と過ごした日々のことを思い出したこと自体が奇跡だろ?というのもわからなくはないけれど、いや、それ、奇跡として、ちっちゃすぎるだろ?ってのが正直な感想。

なので、結局、期待を高めるように煽るだけ煽っておきながら、見事なまでに、その梯子を外してくれやがった!!!って印象しか残らないんだよね。


加えて、陽太、ならびに彼の家族や仲間たちの様子も、とても人間に見えなくて。

むしろ、こいつら全員、実はロゴス症候群じゃないの?って思ってしまったくらい。

それくらい、人として当然の、変わってしまったひなを見たときの衝撃もない。

いや、だって、一応、陽太だって、サナトリウムでひなを見かけた時、ショックを受けてたじゃん。

ああいう自然な感情の動きが、あまりにもなさすぎて。

あんまり物語を見て感情移入ができない!なんて、駄々をこねるガキのような感想は述べたくないのだけど、でも、この作品に関しては、一事が万事、それ。

まぁ、それはつまりは、さすがに美少女ゲームの「泣き」というテクニックが陳腐化してしまったということだと思うのだけど。

もしも、陽太の喜びと絶望、そこからの復活というのを描きたかったのだとしたら、もう少しキャラの数を減らして、陽太の内面を描くことに時間を使うべきだったと思う。

麻雀やラーメンのようなギャグに尺を使うのではなくね。

だって、ひなが最後まで元の姿に戻らないのなら、ひなの相方となる陽太の感情の起伏が、この物語がもたらす感情の揺さぶりの全てになるから。

でも、控えめに見ても、それには失敗している。

それくらいなら、いざなみさんをひなのパートナーにしたほうがまだわかりやすかった。

同性の間での慈しみにしたほうが、介護という枠組みにもはまったと思う。

せめて、陽太を一人っ子にしておくべきだった。

空なんて妹はいらなかったんだよ。

あれは友だちの妹、という設定くらいでちょうどよかった。

結局、陽太は八方美人過ぎて、なぜひななのか、が全く伝わらなかった。

もっといえば、彼が高校生である設定も必要なかったよね。

鈴木央人もそうだけど、この作品、学校という舞台をあまりにも蔑ろにしすぎたのも敗因だったと思う。

ひなが高校の校舎に足を踏み入れていたら、また違ったドラマが生まれていたんじゃないかな。

裏返すと、家族愛にしても友だち愛にしても、それを育むための社会という土壌が必要で、それがいままでのだーまえ作品なら、学校を取り巻く社会だったのだけど。

今回はそれもなかった。

せいぜいが、過去のだーまえ作品で印象の強かったシーンを適当にピックアップして繋げただけ。

最後の、雪に囲まれた山上のサナトリウムなんて、もうKanonのパロディにしか見えなかった。

ということで、これはダメだ。本当にダメだ。

圧倒的なまでの失敗作、それが『神様になった日』。

てか、そもそも神様になってないじゃん。

神殺しされただけじゃん。

つまりはタイトル詐欺なんだよ。

それじゃあ、ダメに決まってる。

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神様になった日 第12話 『きみが選ぶ日』感想: これはヒドイわ、弁解の余地など1ミリもないほどに。

2020-12-27 01:46:28 | 神様になった日
あー、これはないわ。

ひどすぎる。

量子コンピュータも、興梠博士も、鈴木央人も、央人を飼ってる社長も、金魚も、クジラも、ひなの父も、なーんにも関係ないじゃん。

これなら、ひながロゴス症候群っていう奇病にかかっていて、それを興梠博士がなんとかしたのに、それを政府が国家安全保障上の理由から、ひなの頭を切り開いて、その量子コンピュータチップをとりだした、なんて大層な設定、必要ないよね。

だって、要は、ひなはひと夏だけ健常人として過ごせた、ってことだけ描ければよかったのだから。

なんなの?これ?

だーまえって、もうこれは終わったとしかいえないでしょ。

というか、よくこんな結末で、最後まで見てください、なんていえるよな。

百歩譲って、映画は、最後に、健常者の頃のひなを思い出すために必要だった、というの受け入れるとして、しかし、だったら、最後のビデオメールの部分は、イザナミさんのお母さんのところで使っちゃだめでしょ。

最後まで、そういうギミックはとっておけよ。

ビデオメール絡みで言えば、陽太がどうしてイザナミさんではなくひなに惹かれたのか、やっぱり、よくわからない。


惚れるというのとはまた違うというか。

むしろ、惚れなくても「慈しむ」意味での「好き」でもよかったんじゃないかな。

つまり、感情の表現が陽太にしてもひなにしても、よくわからないんだよね。

ひなは最後、まともな思考を失ってしまったから、仕方ないのだけどれど。

その分、陽太の感情の機微をもっと丁寧に描いてくれないと、ホント、え?、おまえ、イザナミさんはどうしたの?って思ってしまうよ。


あと、まぁ、これはだーまえ作品だから、仕方ないといえば仕方ないのだろうけど、今回、ひながサナトリウムから陽太の実家に帰ってから以後の、全員が、何もなかったかのように、ひなを迎えているのが、正直、全く人間っぽくなくて、気持ち悪かった。

なんなの、あの全肯定?

一人くらいは、いやー!!!なんて叫んでもいいところじゃない?

てかさ、陽太の両親が、興梠博士を恩師と呼んでいた設定ってなんだったの?

いやさ、思わせぶりな設定とか、伏線もどきがあることを否定はしないけどさ、でもさ、あれだけ、前半で、もったいぶっていろいろと、もっともらしいSF設定を入れていたのってなんなのさ?

なんか、『五等分の花嫁』のラストの、伏線投げっぱなしエンドに近いくらい、ずさんでひどくて、あえていえば、視聴者をバカにした展開だよな。

うーん、正直、腹たってきたな、これ。

こんなただの介護エンドを見たくてみてきたわけじゃないし、

それでもこんな介護エンドにしたいのなら、前半をあんなバカみたいな話にするなよ。


最後のビデオメール的なところにしたって、期待していたのは、ひながずっと「あと30日で世界は終わる」と言っていたことが、実は、量子コンピュータ的演算予測から、ひなの底上げされた知性があと30日であることにひな自身が実はすでに気づいていて、そのことに触れて、このひと夏をありがとう!みたいなことを行ってくると思っていたのだけど、

つまり、ひなは自分の運命をすでに演算済みでわかっていて、にもかかわらず、逃亡よりも陽太たちとの夏の日々を楽しむことを選んだ、というような展開だとおもっていたのだけど、それすらなかった。

いや、だったら、量子コンピュータってなんだったんだ?ってことになるし、

政府が、危険視して再び、ひなから知性を奪うようなことまでしたのは何だったんだ、ってことにしかならないじゃん。

あのさ、だーまえさ、あんた、量子コンピュータ、なめてんだろ?

SF設定なめすぎだろ?

意味がよくわからないものを適当に使って、それで、泣きが作れるとか思ってるのだとしたら、さすがにお門違い。

こんなヒドイ話になるとは思ってなかった。

何がヒドイって、この物語構成は、あまりにたちが悪いから。

最低の作品だった。

さすがにこれは擁護不能なレベルの最駄作。

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神様になった日 第11話 『遊戯の日』感想: これ、あと1話でなんとかなるの?

2020-12-20 15:02:17 | 神様になった日
うーん、1話、全部つかって、ひなを介護する陽太の話。

で、最後は、なんかゲーム機にはひなが反応していた

で、もともとのひなを介護していた女性は、陽太のプロフィールが書き換えられていることにも気がついた。

さて、どうする? ・・・で今回は終わり。


うーん、どうするんだろうね? これ?

何か一発逆転が起こるようにも思えないし、もちろん、奇跡が起こるようにも思えない。

ひなが連れ去られる前のところまでの展開が活かされればなんとかなるのか?というと、そういうわけでもないっぽい。

ということで、

いや、本当に、これ、どう着地させるのだろう?

もともと、だーまえ、という固有名とその作風は知っていたけれど、だからといって、だーまえ作品の信者ではない立場からすると、これはだいぶ怪しいな、最後。

今回は正直にいって、なんでこんなもの見せられているんだろう?という気分のほうが多かったし。

脳天気な幸せな日々があったからこそ、その中のひとりが、主には身体的な問題から不幸になっても、支え合っていけるものだ、というのが、だーまえ作品の基本形だと思うので、それには完全にならっているのだけど。

でも、あの麻雀回とかラーメン回が、単にひなの頭に埋め込まれていたチップの凄さだけを表現するためだったとしたら、ちょっと目も当てられない。

それこそ、ひなではなく、チップのコンピュータと話していた、といわれて仕方がないところがある。

その機械性、というかAI性、みたいなものをハイブリッドにして受け止めるのが、今回のポイントなのかね?

まぁ、最終回を見ればわかることだけどさ。


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神様になった日 第10話 『過ぎ去る日』感想: 鈴木央人はこれで贖罪したことになるの?

2020-12-13 09:09:45 | 神様になった日
うーん、なんか、いつもどおりのだーまえの話になっただけなのだけど。。。

ひながただの要介護女子になって、その現場に陽太が駆けつけるだけの。

一番根本のところでわからないのは、そこまで陽太がひなに執着する理由ってあったんだっけ?、という疑問で。

なので、むりやり転校してきた鈴木央人が事ある度に、ひなのことを思い出させようとするのも、最後に、お前に失望したよ、ばーか!みたいに捨て台詞をはいて、むりやり、陽太にひなのことを思い出させたところとか、八つ当たりもいいところだろ、としか思えなかったんだよなぁ。

それで、陽太が遠出してくる、といって出かけようとしても、彼の母親はただニコニコして送り出すだけだし?

ちょっとは、葛藤ってものはないのだろうか? ひなと陽太の周りにいる人たちにとっても。

むしろ、他の人たちにとっては、ひながその程度の人でしかなかったとしたら、この先、絡みようがないよね?


ともあれ、予想通り、量子コンピュータのチップを除去されたひなは、ミカサネットワークのサポートが切れたアクセラレータみたいになってしまったから、これはもう、この先、奇跡が起きるとしたら、量子コンピュータの代替になる計算機能を付与するしか無いと思うのだけど。

でも、それは陽太の手には余るよね?

いやもちろん、この先、陽太が興梠博士の意志をついで、量子コンピュータの開発者になって、彼が興梠博士のような老人になったときに開発が終わる、というのもでいいけどさ。

でもそれくらいなら、大抵のことは何でもできる鈴木央人が、それこそネットワーク型の演算装置を、代わりに提供してもいいんじゃないの?

その場合、量子コンピュータなみに、未来予測ができるほどにはならないだろうけど。

でも、もともと、それはひなが普通の女子として生きていくにはオーバースペックだったわけだから。。。

もう少しダウングレードされた機能の計算機を作ればいいんじゃない?

てか、もともと陽太の両親は、興梠博士を恩師というくらいなのだから、彼らも実はそれなりのエンジニアじゃないの?

ともあれ、なんでもいいけど、そうした勝ち筋?が見えないと、受験を前にした陽太がたんにひなの介護にあたるだけで、何もいいことなんて無い、という終幕しか来ないと思うのだけど。

まぁ、そのバッドエンドが、だーまえらしいといえばらしいのだけど。

でも、さすがにそれだけで終わるなら、もうクリエイターとしてはアガリ、ってことだよね。

あと2話でどうひっくり返すの?

どうせ、また超展開でごまかすんだろうけどさ。

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神様になった日 第9話 『神殺しの日』感想: ひなの頭から量子コンピュータのチップを取り出すとか、マジで?

2020-12-06 01:35:10 | 神様になった日
うーん、前回の話から想像されていたことのひとつではあったけど、要は、ひなのロゴス症候群の治療というか、補助のために、興梠博士が開発した量子コンピュータが埋め込まれていた、ということね。

やっぱりアクセラレータみたいだったってことで。

ミサカネットワークに相当するのが量子コンピュータ。

まぁ、どっちも超すごいコンピュータ!ってことで。

で、ひなのロゴス症候群を治療するだけでなく、それ以上の、余剰の演算能力があって、それが脅威だから、政府の腹黒い役人や政治家が、その量子コンピュータの確保のために、ひなの頭からそのチップを取り出す、ということ。

うーん。

どうすんだ? これ?

単純に考えて、チップが抜き取られたひなは、何らかの形で要介護の少女に戻る、ってわけで、そのひなを陽太たちが見つけだして介護する、という方向がまずはある。

いかにもだーまえっぽい展開。

その上で、今回、ひなの存在を突き止めた央人が、なんとかその量子コンピュータのチップを取り戻そうとする。

もしくは、今回遭遇した、ひなの量子コンピュータのアバターである金魚を守護したマッコウクジラ?のアバターを頼りに、オリジナルの興梠博士の設計図を手に入れて、自前でチップを作る。

もしくは、今回、央人が言っていたように、そもそもネットワークに繋がれていないコンピュータなんてないのだから、ネットワーク上の計算資源を駆使して、より拡張性のある量子コンピュータをチップでなくネットワークとして作り出す。

で、その通信装置となるチップを、ひなの頭に改めて埋め込む、という方向。

この場合は、完全にひなはアクセラレータになるってことで、ひな専用のミサカネットワークをつくるようなもの。

あるいは、そもそも興梠博士が言語学も修めていた、ということからすれば、今回ちょっと現れた、イルカとかの脳をつかいながら、コミュニケーションのネットワークをつくりあげる。

この場合は、ちょっとオカルト的だけど、生物の念話のネットワークみたいになる。

でもそのほうが、今回の話の雰囲気にはあっているかな。

なんたって、ロゴス=言語の症候群だからね。

また、きっと、はじめにことばありき、とかいい出すんだよ。

北欧神話の登場人物のはずだけど、聖書の言葉を引いてw

あ、そうかオーディンって知恵の代わりに片目を奪われたんだっけ?

となると、確かにひなは、オーディンっぽいけどね。

とまれ、とにかくこの方向の場合、央人の後悔の強さの念に頼るしかないし、実際にひなの外科手術等の施設の用意は、央人を雇っているCEOの女性の力を頼るしかないのだろうな。

うーん。

ともあれ、どうなるかの方向だけは明確になった。

まったくもって、だーまえ的展開。

さて、今回はどうやって奇跡を実現させるのかな?

また、どうせバタバタと畳み掛ける超展開で、はぁ???と思わせてむりやり終わらせるのだろうけどねw

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神様になった日 第8話 『海を見にいく日』感想: 世界の終わりまでのカウントダウンはひなの稼働?限界ということなのか?

2020-11-29 01:38:34 | 神様になった日
なるほど、ひなはロゴス症候群という難病を患った子どもだったってことね。

ということは、いまのひなが普通に動いているのは実父からすれば奇跡ということになるけれど、

問題はその奇跡がどうやって起こったか、ということで。

一番シンプルな回答は、祖父であるコオロギ博士の手によって医学的な治療が行われたか、

もしくは、コオロギ博士が物理学者で情報エンジニアということであれば、

ひなが一種のロボットで、かつてのひなの脳を何らかの形で移植したか、

あるいは、その中間で、

ひなの脳に物理的な補助装置をとりつけて一種のサイボーグとして自由に動けるようにした、

というあたりかな。

いずれにしても、この感じだと、ひなには一種の稼働限界があって、それが彼女の言うところの地球滅亡の日、ということになりそうだね。

というか、彼女が自由に動けなくなるときを、祖父がひなに世界の滅亡する日、と伝えたのかもしれない。

それから、おそらくは、ロゴス症候群は、脳の機能が特定の機能だけに利用されるような症候群で、結果として、ひなは、一種の予知能力に近い「演算能力」を持つようになったということなのでは?

まぁ、要するにひな自身は、一種のAIのような存在ってことかな、と。

となると、次に気になるのは、そのひなと央人がどう関わってくるのか?ということで。

もしかしたら、央人も軽度のロゴス症候群のひとりなのかもね。

彼にも異様な演算能力があるような素振りもしていたから。

あるいは、ひなの稼働は、実は外部からの演算補助をうけていて、その演算部分との接続を央人が切ってしまうという展開もあるかも。

要は、ひなは、禁書目録のアクセラレータのように、脳の障害を外部演算装置と通信することで補填していた、ということで。

ミサカネットワークと断絶されると、アクセラレータが言葉を話すことも難しくなるのと同じように、ひなも、そうしたネットワーク演算支援がなくなると、とたんに稼働停止になるのかもしれない。

その事態を迎えたときに陽太が頑張る!ってことなのだろうけど。

でも、その場合、きっと陽太の両親は、コオロギ博士を恩師と呼ぶくらいだから、彼らにも多少はコオロギ先生がひなに対して行った処置の概要がつかめて、こんなふうにしたらなおるかも・・・というアドバイスをして、陽太がそれを実行に移す展開かね。

その場合、映画制作チームが一致団結して、ひなを救うべく!動き出す、という感じかな。

というか、ひながちゃんと動いてくれないと、製作中の映画がクランクアップできないから、というのが連帯の動機になる、ということかと。

まぁ、どうなるかわからないけどね。

ただ、今回のアバンの描写を見ると、コオロギ博士は、やっぱり何らかの機能補助装置をひなに付与した気はするんだよね。。。

まぁ、でも、世界の滅亡まで「あと4日」なので、次回の途中で、ひなが動けなくなる、という事態が生じるのは必至なのだろうなぁ。。。

それにしても、「神様になった日」というタイトル回収はどういう形でなされるのだろう?

神様になった日とは、ひなが動けるようになった日でほぼ間違いないとは思うのだけど。

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神様になった日 第7話 『映画撮影の日』感想: なんかこのままだとガチで「SAO」と「君の名は。」を足して2で割ったような展開になりそうなのだけど、さすがにそれはないよね?

2020-11-22 01:44:08 | 神様になった日
なんか、タイトル通り、映画撮影を普通にやってて、おいおい、今回も普通に夏休みを堪能するかよ?と思ってたら、

後半、ようやく央人(オーディン)くんが登場。

そこでようやく、といっても十分予想されていたことではあるけど、ひなの実父が、例の量子理論に精通した凄腕プログラマのコオロギ博士と思しき写真を見つけて終わり。

で、多分、次回は、世界絶滅後の第1回になるんだよね?


で、ポイントは、いま、陽太たちと遊んでいるひなが、写真に写っていたひなと同一人物なのかどうか?に尽きるよね。

まぁ、だーまえ的にいえば、写真の中のひなは、重病でねたきりか、もしくはすでに故人になっている、とかいう「悲惨」な状況で、ひなのいる世界はバーチャルな世界、ってことになりそうだけどね。

SAO的にいえば、前者の寝たきりの場合は、ユウキのように医療用のVRインターフェースを使って、陽太の世界にダイブしている、ということだし、

後者の、すでにひなは死んでいる、というケースなら、陽太たちが会っているひなは、生前のひなをマインドアップローディングしたもの、とかになって、SAOでいえば、映画の「オーディナル・スケール」のユナのケース。

でも、さすがにこれらだと既視感が強すぎるので、せっかく、博士が量子力学にも通じているというのなら、むしろ、ひなを並行世界に飛ばして隠した、って感じかな。

で、その上で、今回の陽太とのやりとりをみれば、一応、ひなと陽太の間で「君の名は。」をやるんだろうね。

ということで、次回以降、ひなが真剣に「お隠れ」になってしまい、それを陽太たちが探して回る、という流れかね。

その時、イザナミさんがどう絡んでくるのかが気になるけど。

あ、天願さんは、きっとまたスポンサーねw

でもさー、こんな感じで終わるようなら、さすがにデジャブ感が強すぎるので、もう2周りくらいサプライズな展開を仕込んでいてほしいけどなぁ。

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神様になった日 第6話 『祭の日』感想: それにしても全知全能の神のひながどうしてアクシデントに見舞われたのだろう?

2020-11-15 01:30:39 | 神様になった日
前回の話でなんか、すっかりイザナミさんが陽太にまともに好意を向けているのだけど、もうこれ、そういうことでいいの?

まぁ、それはクラスメートというか幼馴染だからいいとしても、なんで天願さんまで?

とりあえず、5話までに出会った人たちがみな集合して、ひなと陽太とともに夏祭りを堪能する回だったw

だーまえらしく、ちゃんとバイクで高速を走り抜けるシーンもあったし。

阿修羅と陽太の友情とか、そもそも阿修羅が事故にあってバスケ選手の夢を諦めた、とか、いかにもだーまえ作品って感じのシナリオだったけど。

もっとも、まさか、ゆさリンTシャツ着た、シャーロットの高城が出てくるとは思わなかったけど、これからも、だーまえの過去作から、そういうクロスオーバー、やってくのかね?

ただ、今回、ちょっとあれれ?と思ったのは、全知全能の神であるはずのひなが、どうして冷凍車に閉じ込められるというような、初歩的な、というか年相応のアクシデントに見舞われたのか?ということで。

だって、天願まで来ることを予測していたわけじゃない・

で、その「全知全能」ぶりは、多分、彼女がこの世界を何度もループして、次に何が起こるのか、あらかた把握しているからなんだよね?・・・と思っていたわけだけど。

要はリゼロのスバルの死に戻りみたいに、この世界は滅亡ループを何度もくりかえしていて、なぜか、ひなだけが前のループの記憶をちゃんと覚えている、ってことだと思っていたのだけど。

でも、今回、そういう彼女の予測から外れた事態として、冷凍者にいわば拉致られたわけでしょ?

さすがにこんな展開が待っているとはひな本人も思っていなかったようだし。

となると、このアクシデントがなぜひなを襲ったのか?というのがあとあと効いてくるのかなぁ、って。

いや、わからないけどねw

でも、そろそろ裏でなにか鈴木央人が仕掛けているんじゃないか?って思いたいし。

で、今回のラストで世界滅亡であと9日ってことだから、次回が、滅亡前の最後の回ってことになるわけど・・・。

ぼちぼち滅亡に至る事件が用意されるのだろうか?

というか、いい加減、本筋に関わる大事件の勃発を期待したいところだぞ!

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神様になった日 第5話 『大魔法の日』感想: ひなが電話ボックスから霊界通信をしている姿は『マトリックス』のパクリ?

2020-11-08 17:28:38 | 神様になった日
イザナミさんの家の、家族愛に関する回。

前回同様、今回も、完全に陽太とひなの世界の中での、その意味で閉じた世界のお話に終止した回。

で、物語としては、これもまた「だーまえ」の得意技の「家族愛」の回。

しかも、妻・母を亡くした父・娘の話、という定番の展開。

お約束の展開。

だから、その話でひとしきり盛り上がって、あー、いいお話だったね!、というのは、まさにお約束の結末。

何がいいたいかというと、結局、「世界滅亡の日まで」の、いわば「第1周目」の世界でお起こっていることっと、要するに「だーまえの定番シナリオ」の確認回だと思うわけ。

つまり、

今までのだーまえ作品では、こんな話を作ってきました、

みな、それを見て笑い、泣き、楽しんできました!

ってのを、昔からのファンには一種のノスタルジアをかき立てるものとして、

新しい視聴者に対しては、ベタにこんな感じです!って思わせるために。

あと、そうして「だーまえ流」をプレゼンする過程で、後半の超展開で活躍する人たちのバックストーリーをついでに話しておく、ということで。

だって、これで、イザナミさんがどんな子か、わかってわけでしょ?

それから、もう一つは、こうした定番シナリオを通じて、なんだかんだいって、ひな=オーディンが、マジカルな力を持っていることがわかる、というところ。

てかさ、ひなって、完全にチートだよね。

だって、今後の展開についてすでに知っているようだから。

これ、やっぱり未来予測じゃなくて、シナリオの分岐点をすでに知っている、という感じだよね。

つまり、ひなって、リゼロのスバルのような存在、ってこと。

死に戻り、というかやり直しが可能なプレイヤーポジション。

で、その際に、裏技も蓄積していく。

いや、今回の、イザナミさんのお母さんとの「霊界通信」のやり取りにしても、一応、見た目は、ひなが電話ボックス!からスマフォに電話をかけていて、その際にスマフォの合成音声選択に拾われるように、イザナミ母の声色を真似て話しているように見えるけれど、もしも、この陽太の世界が、つくりもので、陽太たちがみなAIエンジンによるNPCだとすれば、そのAIにアクセスして話させればいいだけでしょ?

そういう意味では、電話ボックスからの電話、って、まんま、『マトリックス』へのオマージュじゃないの?って感じてしまうくらい。

てかさ、そうでないと、鈴木央人=オーディンのやることがなくなっちゃうじゃない?


ということで、やっぱり、ポイントは、世界が滅亡した後になる、次次回からなんだろうな。

つまり、第6話と第7話の間で、どんな世界飛躍が生じるのか?

・・・でもまぁ、そう考えさせるのもまた、だーまえの狙いなのかもしれないけれどw

にしても、今回、なんであんなにイザナミ父はチーズに執着していたのだろう?
この小ネタもまた、後々効いてくるのだろうか?

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神様になった日 第4話 『闘牌の日』感想: あははw これも終盤に向けた仕込みなんだよね、きっと?

2020-11-01 13:55:44 | 神様になった日
いやー、事実上、全部、トンデモ麻雀回だった。

だーまえって、時々、こういう、本気でどうもでいい回を入れてくるけど、これ、終盤に効いてくるんだよね?

いや、要するに、今回の話の幹のひとつは、

常識にとらわれない発想は美しい!

ってことと、

(ひなが助言してくれたような)単純なルールに則った策は新たな世界を開く!(かも?)

ということあたりだよね?

つまりさ、

他に類似したもの(たとえばUNO)のルールを思い浮かべよ、そこに真理が隠れている!

みたいなことだよね?

いやまぁ、ぜんぶ、調子よく整合性が着くように、いま、適当に考えただけだけどさ。

でも、そういう物事の発想のあり方の参考例にするのかな?って。

どうでもいい日常に世の理は潜んでいるんだよ、とか、いかにもだーまえが好きそうじゃん?

あるいは、そもそも、こんなバカなことを、それこそ妙齢の大人の女性である天願賀子ですら日常的に求めているのだから、

煮詰まった停滞した世界には、これくらいのバカさはむしろカンフル剤!バカ上等!・・・みたいな感じだよねw

てかさ、きっと、この日常も在りし日の日常として振り返られるわけだよ。


あるいは、「2周目の世界」になって、この麻雀の展開もずれていくんじゃないの?

というかさ、普通に考えて、2周目って、きっと「ひなのいない世界」だよね?

で、そこで陽太は、同じような日常を繰り返すわけだけで、その時、今までやってきた、映画製作、ラーメン屋、麻雀、を、同じように「ひななしで」こなすのだろうけど、でも、そのときにきっと、陽太の頭の中では、助言をしてくれる「神様」としての「ひな」の姿が浮かんでくるんだよ。

で、その記憶の中に浮かぶノスタルジーをきっかけに、ひなの記憶を取り戻しながら、現実のひなを取り戻す、とかいう展開になるんじゃないかな?

ひなが消える原因は、きっと、システムの外側にいるハッカーくんの鈴木央人(オーディン)なんだろうし。

で、央人の所属する「フェンリル」にアクセスするときに、テレビで顔の売れた天願賀子が一芝居打つ!みたいなことをするんじゃないのかな?

一応、外部には、コオロギ博士を巡る陰謀が動き出しているわけだしw


・・・とまぁ、こんなことをグダグダ思いつくこと自体が、だーまえの手のひらのうえで踊っていることになるわけだが。

でもさ、そういうところが、だーまえ作品の面白さだと思うのだけど。

どう思う?

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