アオギリの実
<アオギリ科アオギリ属>
樹皮は緑色でなめらか、
葉は枝先に集まり互生し、
大形の扁円形で、浅く3~5裂する。
春に大形の円錐花序をだし帯黄色の小さな花を多数開く。
果実は袋果で、成熟する前に5裂する。
☆上は、7月20日頃。
形は五徳のよう。
下は8月15日の袋果が割れて種子をつけている様子。
裂片は笹舟のような形で、ふちに数個の種子がつく。
<俳句歳時記>夏
青桐(あおぎり)
[悟桐(あおぎり)悟桐(ごどう)]
青桐の夕ぐれは霊場を装う 佃 悦夫
悟桐に洩れて気魄の声今日も 岡本 圭岳
鍔は匂やか青銅蔭の角帽子 秋元 不死男
悟桐や綴ぢ糸細き文芸誌 中原 鈴代
青桐や旅の下着は夜乾く 竹田 瑯玕