ヤツデ(八手)
<ウコギ科ヤツデ属>
ヤツデは、花の無い時期によく見ると、とても美しく複雑な花を咲かせています。
雌雄同株で、枝先に両性花、下部に雄花を咲かせる。
まだ、自分でよく理解できていないので掲載を躊躇しています。
たぶん上は両性花で雄性期の花
たぶん上は雌性期の花。
ヤツデの両性花は同じ受粉を避けるため、
雄しべと雌しべの成熟時期をづらしている。
まづ、雄しべが発達し、昆虫により花粉が運ばれる(雄性期)
その後、花弁と雄しべが落ち、中性期の数日を経て、
雌しべが成熟し、別の花粉を媒介した昆虫によって受粉する。(雌性期)
雌性期の花
上は雄性期の花で、黄色い花盤には糖度の高い蜜が染み出し、
花粉を媒介する昆虫を誘う。
次に雌しべが発達。
虫が運ぶ他の花(雄しべ)の花粉で受粉。
葉は掌状で7~9裂し、裂片のふちは鋸歯がある。
果実は球形で翌年に黒く熟す。
日影でも咲く常緑低木。
複雑な花だが、よく見ると美しいので、
どうぞよく観察してください。
今年も植物にかかわって行こうと思うが、
毎回、難題に突き当たるのが、しんどい年にはなってきました。
間違いがあったときはご指導下さい。