カラスムギ(烏麦)
<イネ科カラスムギ属>
人間の食用にはならず、カラスが食べるからカラスムギだけど、
古い時代に渡来した帰化植物だそうだ。
畑や道端、荒れ地などでよく見られる。
葉は細長く、茎から出た枝に、3個の花の集まりである小穂が、
多数ぶらさがる。
小穂にはノギという長い毛のようなものがある。
ノギはよじれているが、湿ると伸び、乾くとまた元に戻る。
この運動の繰り返しで地中に潜っていく。
俳句は烏麦の句では無いのだが私の好きな句のひとつ。
「かぁ」とそれきり千年声を喪う鷹 豊口 陽子
星空は抱卵の魚のさびしさ 豊口 陽子