れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

カタクリ(片栗)

2021-03-18 07:35:46 | 野の花日記

カタクリ(片栗)
<ユリ科カタクリ属>
昔は林の下に群生していてあたりまえだった花だったが、
今は、人の手で保護してあげないと無くなってしまう時代だ。
春になったら、見に行かないと落ち着かない花の一つです。
俯いて咲くので、のぞき見しないと中のW字の模様が見えない。

随分前に撮った練馬の清水山公園のカタクリの花
W字の模様が見えます。



万葉植物の一つで、カタカゴと呼ばれる。
「傾いた、かご状の花」からきている。
日が当たると花びらが強く反り返る。

早春、落葉樹林の林床に群生し、他の植物が育つ頃には地上から姿を消す。

種子の先につく物質のエライオソームはアリの好物で、
蟻に種子を遠くまで運ばせて、広げる。

花茎の高さは20~30センチで、
茎の先に淡紅紫色の花を下向きに1個つける。


葉はやや厚めで、通常は紫褐色の斑紋が入る。

      俳句片栗(かたくり)の花
      他に、かたかごの花かたごなどと使う。

     かたくりの明日開く花虔しき 石田 あき子
              (つつま)

     雪淡し片栗の花なほ淡し   古賀 まり子

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする