
カタバミ(片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
カタバミと言うと一般に背の低い道端や庭によく生える
この花を思い出すが、この頃オッタチカタバミの背の高い方が多くみられるようになった。
園芸品のオオキバナカタバミ(オキザリス)もよく見られる花だ。
カタバミは、夕方に葉を閉じ朝にまた開く。
曇りの日も葉を閉じるので、半分葉が無い状態に見立てて、
(片方を食む)からカタバミ(片喰)と名付けられた。
葉は3枚組み合わさり、5弁の黄色い花が咲く。
アカカタバミ(赤片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
葉は暗紅紫色で、花の内側中心部に濃い橙色の模様があるのを
アカカタバミ(赤片喰)と言う。
荒れ地やコンクリートの割れ目など明るい場所を好む。
オッタチカタバミ(御立片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
この頃はよく見られる茎が立っているのでオッタチカタバミ(御立片喰)
北米原産の帰化植物。
カタバミによく似るが、地面を這わず、
茎が立ちあがるのでこの名がある。
こちらの方が托葉が目立たないことで区別できる。
草丈は10~50センチになり、
ハート形の小葉が3枚合わさってできた葉がつく。
ムラサキカタバミ(紫片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
夜間など気温が低いと花を閉じる。
花の中心部が白い事でイモカタバミ(芋片喰)と区別できる。
花は紅紫色で、直径1,5センチ程度。
花の中心部は白く、雄しべの賛嘆の葯も白い。
花を咲かせても花粉が無いので結実せず、球根で増える。
イモカタバミ(芋片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
花の中心部ほど濃い濃紅紫色になり、濃紅色の線が目立つことで、
よく似たムラサキカタバミと区別がつく。
根の上部に、直径1センチ程度のイモ状の塊茎を多数つけるので、
イモカタバミ(芋片喰)と名付けられた。
観賞用に植えられたものが野生化して道端や公園の草地に生える。
雄しべは10個あり、5個が長く5個が短い。
雄しべ先端の葯の色は黄色。☆彡(ムラサキカタバミは葯が白い)
お便りありがとう。
花の名前はなるべく漢字を調べるようにしています。
そうすると、花の名前を憶えやすいし、
なんでその名がついたのか理解しやすいからです。
漢方薬の漢字は難しくて、読めないし覚えられないものが多いですね。
カタバミは他にも酢漿草、傍食などがあつたのですが、今回はカタバミの種類を多く乗せたかったので、
名前が覚えやすい漢字を選びました。(#^.^#)
すごく驚きました。
身近にある植物の名前の漢字って、名前を付けた人の思いも伝わるような気がします。