▲ハンカチノキ(手巾木)
<ヌマミズキ科ダヴィディア属>
葉は広い卵形で互生し、長さ9~15センチ、先端は尖り鋸歯がある。
大小2枚の白色の苞が垂れ下がり、その中に花がある。
新宿御苑の新宿門から入るとすぐ右手奥にハンカチノキがあります。
日光植物園の駐車場前に数本生えているのを思い出します。
これは、後楽園の駅前の公園に幸田文さんゆかりのハンカチノキです。
球形の頭状花序に1個の両性花と多数の雄花をつける。
花弁も萼も無い。基部に大形の白い総苞片が2個ある。
1属1種の落葉高木。
▲ヒトツバタゴ(一葉田子)
<モクセイ科ヒトツバタゴ属>
別名ナンジャモンジャの木
明治神宮にあった大木が有名で、名前が解らずナンジャモンジャの木と呼ばれていた。
葉は対生し、長さ4~10センチの長楕円形。
雌雄異株。
本年枝の先の円錐花序に白い花を多数つける。
花冠は4深裂し、裂片は長さ1,5~2センチの線形の花。
▲トウバナ(塔花)
<シソ科トウバナ属>
葉は対生し、卵形または広卵形で長さ1~3センチ。
枝先に淡紅紫色の唇形花を輪生する。
和名は塔花(とうばな)で、花穂の形からついた。
▲イモカタバミ(芋片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
根の上部に、直径1センチほどのイモ状の塊茎を多数つけるので、
イモカタバミと名付けられた。
直径1,5センチほどの紅紫色の花を咲かし、中心部が濃い色になり、
濃紅色の線が目立つので、ムラサキカタバミと区別がつく。
▲ムラサキカタバミ(紫傍食)
<カタバミ科カタバミ属>
夜間など、気温が低い時には花を閉じる。
イモカタバミのように真ん中が濃い紅紫色ではなく、
花の中心部が白く、雄しべの先端の葯も白い事で、
イモカタバミと見分けられる。
▲オッタチカタバミ(おっ立傍食)
<カタバミ科カタバミ属>
近年、分布が広がっている北米産の帰化植物。
カタバミが地面を這って広がるのに対して、
その名の通り、茎がおっ立つていて、
木や草の間から立ち上がって伸びてくる。
▲コバンソウ(小判草)
<イネ科コバンソウ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
観賞用に入ったものが野生化している。
葉は細長く、花の集まりが小判に見えるのでこの名がある。
▲アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)
<アカバナ科マツヨイグサ属>
ピンクの4枚の花弁に紅色の脈が目立つ。
ユウゲショウ(夕化粧)という名があるが、実際には夕方に咲くわけではなく、
日の出前に咲いて、夕方にしぼむ。
※昆虫コーナー
わが家の庭で出会った小さめのナミアゲハ
わが家に遊びに来た、花粉をたくさんつけたシロヒゲナガハナバチ
《俳句鑑賞は春の季語春雷(しゅんらい)》
春の雷(はるのらい)・初雷(はつらい)-虫出しの雷(むしだしのらい)
などと使う。
画像は関係ないが、牧野庭園のセッコク
春雷や突如ほっけが身を開く 豊口 陽子
もう、ヒトツバタコの季節なんですね。見に行きたいけど、今年は時間がないかも。ハンカチノキも、出かけないと見られませんが、そのほかの草花は身近に見られます。先日、我が家にもタチイヌノフグリがあるのに気がつきました。どこからきたんでしょうね。
イモカタバミはその辺で勢力拡大中。いっそグランドカバーにしようかと思っています。
ムラサキカタバミは雑草扱いですが、わたしは好きです、
そうそう、たった一匹こゴマダラチョウ、行方不明になりました。残念。れんげさんのちょうちょを楽しみにしています。
とても、美しかったです!
朝早く、観察会があって帰りも遅かったので、
明日、美しいゴマダラチョウを掲載するので見て下さいね(#^.^#)