れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ホトトギス

2008-10-11 05:17:54 | 野の花日記
ホトトギス
(ユリ科・ホトトギス属)
山地の日陰や、湿り気のある崖などに生える。

本当の野のホトトギスの画像では無いけれど、
今は、庭に植えてあるのが咲くので、
よく見られる花です。

そばかすのように見える花が、
素朴で愛くるしい。

和前の「杜鵑草」(ほととぎす)は、
この花の斑点を
鳥のホトトギスの胸にある斑点になぞらえてつけられたものだ。

「俳句歳時記」
 杜鵑草(ほととぎす)
 <時鳥草 (ほととぎす)>
 
 墓の辺や風あれば揺れ杜鵑草     河野友人

 杜鵑草黙し立てずに五十路過ぐ    安井信朗

 はなびらに血の斑ちらしてほととぎす 澤木欣一

 
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キンモクセイ(金木犀)

2008-10-10 14:37:08 | 野の花日記
キンモクセイ(金木犀)
(モクセイ属)

庭木に多く見られる。
今、道を歩けば、いい匂いがする。

葉の脇に小さな橙黄色の花が、塊になって咲く。

雌雄異株で・
日本には、雄株しかなく、雌花が無いので果実は、見られないとのことだ。

銀木犀の果実は、見つけたことがあります♪

「俳句歳時記」
木犀(もくせい)

 もくせいの夜はうつくしきもの睡る  富沢赤黄男

 木犀やしずかに昼夜入れかはる    岡井省二

 木犀の金の着崩れはじまりぬ     加倉井秋を


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ナデシコ

2008-10-09 05:13:49 | 野の花日記
ナデシコ
(ナデシコ科・ナデシコ属)

残念ながら・・
これは野のナデシコではありません。
我が家のプランターに咲いたものです。

なぜか・春に元気に咲いたナデシコだったのだけれど、
今頃になってまた、咲き出した。

野の画像が手元に無いので、
我が家の花にしました。

「俳句歳時記」
 撫子(なでしこ)
 河原撫子・大和撫子

 撫子の花にそいくる雨明り     澤村昭代

 撫子や狂へば老も聖童女      福田蓼汀

 撫子のひとひら欠けて迷子の記憶  平井久美子
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コセンダングサ

2008-10-08 05:55:15 | 野の花日記
コセンダングサ
(キク科・センダングサ属)
河原や道端、荒地によく群生する。

頭花は、筒状花で、
アメリカセンダングサのように、
頭花を包む総苞の葉状が四方に開くことは無い。
(これで、アメリカセンダングサと区別がつく)

そう果は、細長い針状の棘が楔形になっていて、
衣服についたらなかなか取れない。

いつまでもちくちくして大変だ。

ちなみに、
俳句歳時記の栴檀の実は、
落葉樹で、
センダングサとは異なる。




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キクイモ

2008-10-06 06:20:32 | 野の花日記
キクイモ
(キク科・ヒマワリ属)

アメリカ大陸原産の多年草。
荒地に咲く。
根茎は芋になり、食用にされる。

よく似たのに、イヌキクイモがある。
こちらは、
根が大きくならず、食べられない。

埼玉の河原にて。
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ヤブマメ

2008-10-05 09:23:19 | 野の花日記
ヤブマメ
(マメ科・ノササゲ属)

日当たりのよい草地に、
蔓を伸ばして巻きつく。
蔓には茶色の毛が生えて、細長く延びて行きます。

花は、ほんのり先に赤紫を帯びた、
豆の花で下を向いて咲く。

葉は、三出複葉で、
葛の葉を小形にしたよう。
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葛の豆果

2008-10-04 05:17:28 | 野の花日記
葛の豆果

赤紫の葛の花は、終わり、
今は、茶色の細長い豆が、
束になってぶら下がっている。

軟らかそうな茶色のうぶ毛に覆われた豆です。
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里の曼殊沙華

2008-10-03 06:29:24 | 野の花日記
もう、曼殊沙華の花色も衰え終わりに近い。
これは先日、行った里山の曼殊沙華だ。

「俳句歳時記」
曼殊沙華
(彼岸花・死人花(しびとばな)天蓋花(てんがいばな)
幽霊花・捨て子花他。
 
   海静かなれば疲るる曼殊沙華     中拓夫

   いつからか曼殊沙華など抱かぬのは  五島エミ

   曼殊沙華わが去りしあと消ゆるべし  野澤節子 


 
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茶の花

2008-10-02 06:42:59 | 野の花日記
茶の花
(ツバキ科・ツバキ属)

白い五弁の花に、
睫のような、黄色のたくさんの蕊をつけ、
俯き加減に咲く。



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ムカゴ(零余子)

2008-10-01 06:43:15 | 野の花日記
ムカゴ(零余子)
自然薯の玉芽のこと。

「俳句歳時記」
  零余子(むかご)
   ぬかご・いもご

 そは零余子など教へゆくすこし濡れ  下村槐太

 掌中の零余子は露にかえしたし    北原志摩子

 所在なくてつる引くこぼすむかご垣  及川 貞

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