コナラ(小楢)の実
<ブナ科コナラ属>
日当たりのよい山野に普通にみられる落葉高木。
樹皮は灰黒色で、縦に不規則な裂け目がある。
葉は互生し倒卵形または倒卵状長楕円形で先は尖り、
基部はくさび形または円形で
ふちにはとがった鋸歯がある。
雌雄異株
花は春、
雄花は細長くつき帯黄褐色、
雌花は楕円形の堅果を生じ、
皿形の殻斗を持つ。
☆まだまだ青くて小さな実だ。
<俳句歳時記>秋
柞(ははそ)
<柞紅葉・楢・小楢>
楢山に楢の実青く飛んで雨 木村 燕城
柞葉の明るさ一人は宮大工 中北 綾子
をんな出て切口上やならもみじ 小島千賀子
柞降る針打つ音の夜明けまで 児玉 悦子