カヤツリグサ
<カヤツリグサ科カヤツリグサ属>
別名マスクサ
田畑の畦や道端に生える一年草
三角で節のない茎を
両端から二つに裂き、
蚊帳を吊ったような四角を作って遊んだことから
蚊帳吊草と呼ばれる。
茎をのばし
先端に3~4個の長い苞葉をつけ、
花序の枝を数本散形にだし、
線形の小穂が集まった穂をつける。
<俳句歳時記>夏
蚊帳吊草(かやつりぐさ)
かやつり草のその先の町消しに行く 平井 久美子
脛痒く蚊帳吊草の中にゐる 中原 道夫
旅の野の蚊帳吊草をすいと割く 入江 朝子
淋しさの蚊帳吊草を割きにけり 富安 風生
かたくなに一人遊ぶ子蚊帳吊草 々