イヌノフグリ(犬の陰嚢)
<オオバコ科クワガタソウ属>
日本在来の植物だが、
今はとても少ない。
私のデジカメで、
マクロで撮ってもやっとここまで。
小さくて目立たない花は、径1ミリほどだ。
日当たりのよいよく乾いた石垣や道端など、
他の植物が生えにくい場所を好む。
右下の青い花が見えますか?
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
<キンポウゲ科オオヒエンソウ属>
近年、急に増えてきた帰化植物。
今年初めて咲いているのを見つけた。
まだまだ、蕾の方が多い。
この場所には群生している。
他にも群生していた場所があったのだが、
東京ではすぐ、掘り返されて
空き地は新築の家が建ってしまい、
野草を探すのは年々、困難になってきています。
長さ、1~2センチの青紫の花を
3~5個、まばらに咲かす。
葯は黄色で、のちに黒紫になる。
茎は直立し、短い毛が生えている。
これから、帰化植物のナガミヒナゲシも咲きだすだろう。
フラサバソウ
<ゴマノハグサ科クワガタソウ属>
ユーラシア大陸の帰化植物。
名前に漢字が無いのはフランス人の
フランシェとサバチェと言う二人の植物学者から、
とった名前だからです。
花は小さく上部の葉の先に2ミリ程度の一見、
白く見えるが、淡紫色の花を咲かす。
花冠は4深裂する。
葉にはたくさんの毛が生えているので
よく探してみて下さいね。
初めて見つけた時は、
とても嬉しかった花です。
オオイヌノフグリを極小にしたような感じです。
キュウリグサ(胡瓜草)
<ムラサキ科キュウリグサ属>
花は径2ミリほどで、
淡青紫色で中心が黄色。
花冠は5つに分かれ5枚の花弁のように見える。
葉をもむと青臭い胡瓜のような匂いがする。
花は小さいがワスレナグサのようだ。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
<シソ科オドリコソウ属>
日本全土に見られる。
道端や畑などに、群生している。
茎の根元は地を這うが、
上部は直立し葉は密生して毛が密に生える。
上部の葉は赤シソのような葉色になっている。
約、1センチの小さな花を
葉の外に出して咲く。
花は唇形花で淡紫色。
フキノトウ(蕗の薹)
<キク科フキ属>
フキの若い花茎が蕗の薹で、
私は何といっても蕗味噌が大好きで、
毎年、蕗の薹を摘みに出かけては、
蕗味噌を作っている。
天ぷらも美味しいが、
何といっても、白いご飯をおにぎりにして
中に蕗味噌を入れたのが一番で、
これさえあれば、他におかずはいらないくらいだ。
フキの茎が伸びたころは
あくがあるので茹でて皮をむき
醤油とみりんで油揚げを入れて
煮たのも美味しい。
蕗の薹は春の使者です。
ダンコウバイ(壇香梅)
<クスノキ科クロモジ属>
落葉小高木。
山地に生える。
葉に先立って前年の葉腋に
散形花序をつけ、芳香のある黄色の花を咲かす。
雌雄異株で、
雄花と雌花があるが私にはよく解らない。
たぶん・・これは雄株かな?
花はこれから咲きだす。
若枝ははじめ緑色だ。
材は芳香がある。