今日は三重県立美術館『子どもアート in みえ』を見てきました。
企画展示室では「ーネコの目、トリの目、わたしの目ー写真で見つけた私のまち」と題し、県内4学校(鳥羽市立鏡浦中学校、鈴鹿市立天名小学校、津市立長野小学校、三重大付属小学校)の学生たちがプロカメラマン/中里和人氏の指導のもとで学校近くの風景を撮影したものの展示。それぞれ海の学校、田んぼの学校、山の学校、街の学校という感じで、それぞれ違いが感じられました。
とはいえ、撮った作品よりも、撮影している風景の動画のほうが何とも微笑ましく感じられました。
ちなみにネコの目では台車に腹這いになって乗ってカメラを構えたり、トリの目では一脚にカメラを取り付けてハイアングルで撮影していました。
ただ、ちょっと指導が効きすぎていて、指導者の見方で生徒が見させられているような気がしないでもなかったです。もっと生徒に好き勝手に撮らせたほうが面白かったのでは? とも思いました。
常設展示室では「私が見つけた絵ー15歳の視点ー」というタイトルで、三重県立美術館所蔵作品約5,000点の中から、セントヨゼフ女子学園中学校の生徒たちがキュレーターとしてセレクトした作品約20点が展示されていました。
簡単に言えば生徒一人が1枚の絵を選んでいるのですが、選んだ理由をコメントしてあり、作品そのものよりも、選者がそれをどう感じたかを知ることが面白かったデス。
中学生らしいちょっと拙い表現のコメントもあれば、ワタシがまったく思いもつかなかったところに目をつけている人もいて、なかなか楽しませていただきました。
5,000点も収蔵品があるのなら、同様の展示をもっと開催してほしいと感じました。