4月4日は月曜日なので観に行きたい美術館は軒並み定休日(笑)。
そんな中、開館しているところを選んで美術展のハシゴでございます。
行ったのはつぎのとおり。
● 六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)
● 六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』
● 六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』
● 南青山・岡本太郎記念館
● 新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』
まずは六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)。
ワタシは現代美術がさほど好きではないので、東京在住時にはここを訪れたことがありません。
それはともかく、入り口のクモのような彫刻とか、53階だとか、バブリーな匂いプンプン(笑)。
今回は展示会というより、森美術館自体を楽しみたかったのでいいのですけれど。
作品はよくわからないのが多かったのですが、田口行弘氏のパフォーマティブ・インスタレーションのビデオは面白かったデス。
どこかのアパートの床板をたくさん剥がし、それを駒送りで動かしていくというもの。あるいは大阪の街でたくさんの畳を駒送りで動かすメイキングビデオもあり。
東京シティビューに入るといきなり2人のスタッフが「東京タワーを背景に写真を撮りませんか?」というので自分のカメラを渡すと、「まず、こちらのカメラで撮ります」と大型ストロボをセッティングしたデジタル一眼レフでパチリ。その後、ワタシのカメラでもう1枚。最初のほうは別のブースですぐにプリントし台紙とセットで1200円(笑)。買わなくても良かったのですが、できたものを見せられると買わざるを得ない感じだったので購入。
その後、ぐるっとフロアを一周。
東京タワーの奥にはレインボーブリッジが見え、真下を見ると六本木がミニチュアの街のように見えます。少し歩くと国立新美術館が見えました。この美術館、下から見ると洒落たデザインですが、屋上はごく普通。黒川紀章によるデザインですが、見えないところは手を抜いたという感じですね(笑)。
青山霊園は桜が咲いており、さらに歩くと新宿新都心も見えました。そして出口へ。
ここは昼間見るよりも夕方あるいは夜景を見るとロマンチックかもしれません。
続いて六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』。
ここはサントリー美術館へ行く途中にあるのでついでに寄っただけなのですが、今回は幕末・明治の江戸・東京や日光などの写真が数十点展示されていました。
印象的だったのは銀座の写真。レンガ造りの建物を撮っているのですが、手前の道路も含めて今とは全然違う景色。
隅田川の屋形船も今の大きなものではなく、時代劇に出てくるような小型のもので、部屋の部分も小さく、これまた興味深い。
六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』。
サントリー美術館の開館50周年感謝企画の第1弾。
同館は1961年、東京・丸の内に開館し、1975年に赤坂見附に移転。ワタシは大学生時代、赤坂見附の同館には数度足を運びました。そして2007年に現在の六本木・東京ミッドタウンへ。2フロアを使った贅沢な造りとなりました。
さて、今回はタイトル通り、同館のコレクションを漆工、ガラス、屏風、陶磁器、染織などで分けて展示。国宝1点、重要文化財も数点、重要美術品も十数点含まれています。
ワタシのお気に入りはつぎのとおり。
● 『貝尽蒔絵料紙箱』『貝尽蒔絵硯箱』(小川破傘)
● 『武蔵野図屏風』
● 『鼠草子絵巻』
● 『色絵五艘船文独楽形大鉢』(肥前・有田)
● ランプ『ひとよ茸』(エミール・ガレ)
●『 鹿下絵新古今和歌絵巻断簡』(書/本阿弥光悦、画/俵屋宗達)
● 『花鳥図』
● 『四季花鳥群獣図屏風』(伝 松本山雪)
南青山・岡本太郎記念館へ行く途中にある根津美術館。今の時期は尾形光琳の『燕子花図屏風』が端午の節句の時期限定で展示されているので、本当は立ち寄りたかったのですが、月曜日は休館日なので素通りすることに。
ちなみにワタシの誕生日は5月5日の子供の日。なので『燕子花図屏風』には思い入れがあります。ワタシが大学生の頃、『燕子花図屏風』を見に根津美術館に来たら、ランニングシャツにコットンパンツ、白髪(短髪)で日に焼けた元気なおじいさんが見ず知らずの来場者に展示されている絵の解説をしていて、そこそこ人だかりができていました。『燕子花図屏風』についても、「屏風は折って立てるものだから、作者はそれを頭に入れて遠近感を出すよう描いている。だから、真っ平らに展示しているのはイカン」などと解説し、ワタシなんぞは「へぇ~~~」と感心していました。
ちなみにこのおじいさんはあちこちの美術展で何度も見かけました。
さて、岡本太郎記念館。岡本太郎は「芸術は爆発だ!」で有名ですが、自宅兼アトリエを改修してこぢんまりとした記念館にしています。
庭には得体の知れない(笑)芸術作品が転がっています。
アトリエはほぼ昔のままにディスプレイされています。
また、本人の等身大(たぶん)の人形も2つあり、サイズが正しいのであれば意外と身長は低かったようです。写真撮影OKなので、みんなバシバシ撮っていました。
なお、竹橋の国立近代美術館では『TARO 100祭』を開催していますが、こちらも根津美術館と同様に月曜休館のため、ハシゴはしませんでした。
新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』。
ヨドバシカメラによるフォトギャラリーで、3月16日にオープンしたばかり。新宿駅西口からすぐの地下にあります。
ワタシは今回が初めて。
オープニングイベントとして、ヨドバシカメラ撮影会講師による写真展『写真は楽しい』を4月17日(日)まで開催。
写真を展示している講師は、大山謙一郎、山岸伸、魚住誠一、土屋勝義、桃井一至、内田ユキオ、東隆石、伏見行介、菊地隆、川合麻紀、杉山親生、上村孝幸、東島治男、友田富造の14名。
一人5枚程度で、それぞれバラバラの写真を展示する人、組写真として見せる人などあり、面白かったデス。多くはポートレート、スナップ、風景。
こんなところで、月曜日の5つの美術展ハシゴは終了です。朝は比較的ゆっくりとホテルを出たのですが、それでもかなり疲れました。
そんな中、開館しているところを選んで美術展のハシゴでございます。
行ったのはつぎのとおり。
● 六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)
● 六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』
● 六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』
● 南青山・岡本太郎記念館
● 新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』
まずは六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)。
ワタシは現代美術がさほど好きではないので、東京在住時にはここを訪れたことがありません。
それはともかく、入り口のクモのような彫刻とか、53階だとか、バブリーな匂いプンプン(笑)。
今回は展示会というより、森美術館自体を楽しみたかったのでいいのですけれど。
作品はよくわからないのが多かったのですが、田口行弘氏のパフォーマティブ・インスタレーションのビデオは面白かったデス。
どこかのアパートの床板をたくさん剥がし、それを駒送りで動かしていくというもの。あるいは大阪の街でたくさんの畳を駒送りで動かすメイキングビデオもあり。
東京シティビューに入るといきなり2人のスタッフが「東京タワーを背景に写真を撮りませんか?」というので自分のカメラを渡すと、「まず、こちらのカメラで撮ります」と大型ストロボをセッティングしたデジタル一眼レフでパチリ。その後、ワタシのカメラでもう1枚。最初のほうは別のブースですぐにプリントし台紙とセットで1200円(笑)。買わなくても良かったのですが、できたものを見せられると買わざるを得ない感じだったので購入。
その後、ぐるっとフロアを一周。
東京タワーの奥にはレインボーブリッジが見え、真下を見ると六本木がミニチュアの街のように見えます。少し歩くと国立新美術館が見えました。この美術館、下から見ると洒落たデザインですが、屋上はごく普通。黒川紀章によるデザインですが、見えないところは手を抜いたという感じですね(笑)。
青山霊園は桜が咲いており、さらに歩くと新宿新都心も見えました。そして出口へ。
ここは昼間見るよりも夕方あるいは夜景を見るとロマンチックかもしれません。
続いて六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』。
ここはサントリー美術館へ行く途中にあるのでついでに寄っただけなのですが、今回は幕末・明治の江戸・東京や日光などの写真が数十点展示されていました。
印象的だったのは銀座の写真。レンガ造りの建物を撮っているのですが、手前の道路も含めて今とは全然違う景色。
隅田川の屋形船も今の大きなものではなく、時代劇に出てくるような小型のもので、部屋の部分も小さく、これまた興味深い。
六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』。
サントリー美術館の開館50周年感謝企画の第1弾。
同館は1961年、東京・丸の内に開館し、1975年に赤坂見附に移転。ワタシは大学生時代、赤坂見附の同館には数度足を運びました。そして2007年に現在の六本木・東京ミッドタウンへ。2フロアを使った贅沢な造りとなりました。
さて、今回はタイトル通り、同館のコレクションを漆工、ガラス、屏風、陶磁器、染織などで分けて展示。国宝1点、重要文化財も数点、重要美術品も十数点含まれています。
ワタシのお気に入りはつぎのとおり。
● 『貝尽蒔絵料紙箱』『貝尽蒔絵硯箱』(小川破傘)
● 『武蔵野図屏風』
● 『鼠草子絵巻』
● 『色絵五艘船文独楽形大鉢』(肥前・有田)
● ランプ『ひとよ茸』(エミール・ガレ)
●『 鹿下絵新古今和歌絵巻断簡』(書/本阿弥光悦、画/俵屋宗達)
● 『花鳥図』
● 『四季花鳥群獣図屏風』(伝 松本山雪)
南青山・岡本太郎記念館へ行く途中にある根津美術館。今の時期は尾形光琳の『燕子花図屏風』が端午の節句の時期限定で展示されているので、本当は立ち寄りたかったのですが、月曜日は休館日なので素通りすることに。
ちなみにワタシの誕生日は5月5日の子供の日。なので『燕子花図屏風』には思い入れがあります。ワタシが大学生の頃、『燕子花図屏風』を見に根津美術館に来たら、ランニングシャツにコットンパンツ、白髪(短髪)で日に焼けた元気なおじいさんが見ず知らずの来場者に展示されている絵の解説をしていて、そこそこ人だかりができていました。『燕子花図屏風』についても、「屏風は折って立てるものだから、作者はそれを頭に入れて遠近感を出すよう描いている。だから、真っ平らに展示しているのはイカン」などと解説し、ワタシなんぞは「へぇ~~~」と感心していました。
ちなみにこのおじいさんはあちこちの美術展で何度も見かけました。
さて、岡本太郎記念館。岡本太郎は「芸術は爆発だ!」で有名ですが、自宅兼アトリエを改修してこぢんまりとした記念館にしています。
庭には得体の知れない(笑)芸術作品が転がっています。
アトリエはほぼ昔のままにディスプレイされています。
また、本人の等身大(たぶん)の人形も2つあり、サイズが正しいのであれば意外と身長は低かったようです。写真撮影OKなので、みんなバシバシ撮っていました。
なお、竹橋の国立近代美術館では『TARO 100祭』を開催していますが、こちらも根津美術館と同様に月曜休館のため、ハシゴはしませんでした。
新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』。
ヨドバシカメラによるフォトギャラリーで、3月16日にオープンしたばかり。新宿駅西口からすぐの地下にあります。
ワタシは今回が初めて。
オープニングイベントとして、ヨドバシカメラ撮影会講師による写真展『写真は楽しい』を4月17日(日)まで開催。
写真を展示している講師は、大山謙一郎、山岸伸、魚住誠一、土屋勝義、桃井一至、内田ユキオ、東隆石、伏見行介、菊地隆、川合麻紀、杉山親生、上村孝幸、東島治男、友田富造の14名。
一人5枚程度で、それぞれバラバラの写真を展示する人、組写真として見せる人などあり、面白かったデス。多くはポートレート、スナップ、風景。
こんなところで、月曜日の5つの美術展ハシゴは終了です。朝は比較的ゆっくりとホテルを出たのですが、それでもかなり疲れました。