IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2011.04.04 5つの美術展ハシゴ!

2011年04月05日 22時06分53秒 | イベント・アートなど
4月4日は月曜日なので観に行きたい美術館は軒並み定休日(笑)。
そんな中、開館しているところを選んで美術展のハシゴでございます。

行ったのはつぎのとおり。
● 六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)
● 六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』
● 六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』
● 南青山・岡本太郎記念館
● 新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』






まずは六本木・森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』&東京シティビュー(展望階)

ワタシは現代美術がさほど好きではないので、東京在住時にはここを訪れたことがありません。
それはともかく、入り口のクモのような彫刻とか、53階だとか、バブリーな匂いプンプン(笑)。
今回は展示会というより、森美術館自体を楽しみたかったのでいいのですけれど。
作品はよくわからないのが多かったのですが、田口行弘氏のパフォーマティブ・インスタレーションのビデオは面白かったデス。
どこかのアパートの床板をたくさん剥がし、それを駒送りで動かしていくというもの。あるいは大阪の街でたくさんの畳を駒送りで動かすメイキングビデオもあり。




東京シティビューに入るといきなり2人のスタッフが「東京タワーを背景に写真を撮りませんか?」というので自分のカメラを渡すと、「まず、こちらのカメラで撮ります」と大型ストロボをセッティングしたデジタル一眼レフでパチリ。その後、ワタシのカメラでもう1枚。最初のほうは別のブースですぐにプリントし台紙とセットで1200円(笑)。買わなくても良かったのですが、できたものを見せられると買わざるを得ない感じだったので購入。
その後、ぐるっとフロアを一周。
東京タワーの奥にはレインボーブリッジが見え、真下を見ると六本木がミニチュアの街のように見えます。少し歩くと国立新美術館が見えました。この美術館、下から見ると洒落たデザインですが、屋上はごく普通。黒川紀章によるデザインですが、見えないところは手を抜いたという感じですね(笑)。
青山霊園は桜が咲いており、さらに歩くと新宿新都心も見えました。そして出口へ。
ここは昼間見るよりも夕方あるいは夜景を見るとロマンチックかもしれません。




続いて六本木・フジフイルムスクエア『幕末・明治の写真師 内田九一展』

ここはサントリー美術館へ行く途中にあるのでついでに寄っただけなのですが、今回は幕末・明治の江戸・東京や日光などの写真が数十点展示されていました。
印象的だったのは銀座の写真。レンガ造りの建物を撮っているのですが、手前の道路も含めて今とは全然違う景色。
隅田川の屋形船も今の大きなものではなく、時代劇に出てくるような小型のもので、部屋の部分も小さく、これまた興味深い。




六本木・サントリー美術館『「美を結ぶ。美をひらく。」夢に挑むコレクションの軌跡』

サントリー美術館の開館50周年感謝企画の第1弾。
同館は1961年、東京・丸の内に開館し、1975年に赤坂見附に移転。ワタシは大学生時代、赤坂見附の同館には数度足を運びました。そして2007年に現在の六本木・東京ミッドタウンへ。2フロアを使った贅沢な造りとなりました。

さて、今回はタイトル通り、同館のコレクションを漆工、ガラス、屏風、陶磁器、染織などで分けて展示。国宝1点、重要文化財も数点、重要美術品も十数点含まれています。
ワタシのお気に入りはつぎのとおり。
● 『貝尽蒔絵料紙箱』『貝尽蒔絵硯箱』(小川破傘)
● 『武蔵野図屏風』
● 『鼠草子絵巻』
● 『色絵五艘船文独楽形大鉢』(肥前・有田)
● ランプ『ひとよ茸』(エミール・ガレ)
●『 鹿下絵新古今和歌絵巻断簡』(書/本阿弥光悦、画/俵屋宗達)
● 『花鳥図』
● 『四季花鳥群獣図屏風』(伝 松本山雪)




南青山・岡本太郎記念館へ行く途中にある根津美術館。今の時期は尾形光琳の『燕子花図屏風』が端午の節句の時期限定で展示されているので、本当は立ち寄りたかったのですが、月曜日は休館日なので素通りすることに。
ちなみにワタシの誕生日は5月5日の子供の日。なので『燕子花図屏風』には思い入れがあります。ワタシが大学生の頃、『燕子花図屏風』を見に根津美術館に来たら、ランニングシャツにコットンパンツ、白髪(短髪)で日に焼けた元気なおじいさんが見ず知らずの来場者に展示されている絵の解説をしていて、そこそこ人だかりができていました。『燕子花図屏風』についても、「屏風は折って立てるものだから、作者はそれを頭に入れて遠近感を出すよう描いている。だから、真っ平らに展示しているのはイカン」などと解説し、ワタシなんぞは「へぇ~~~」と感心していました。
ちなみにこのおじいさんはあちこちの美術展で何度も見かけました。




 


さて、岡本太郎記念館。岡本太郎は「芸術は爆発だ!」で有名ですが、自宅兼アトリエを改修してこぢんまりとした記念館にしています。
庭には得体の知れない(笑)芸術作品が転がっています。
アトリエはほぼ昔のままにディスプレイされています。
また、本人の等身大(たぶん)の人形も2つあり、サイズが正しいのであれば意外と身長は低かったようです。写真撮影OKなので、みんなバシバシ撮っていました。

なお、竹橋の国立近代美術館では『TARO 100祭』を開催していますが、こちらも根津美術館と同様に月曜休館のため、ハシゴはしませんでした。





新宿・ヨドバシフォトギャラリー INSTANCE『写真は楽しい』

ヨドバシカメラによるフォトギャラリーで、3月16日にオープンしたばかり。新宿駅西口からすぐの地下にあります。
ワタシは今回が初めて。

オープニングイベントとして、ヨドバシカメラ撮影会講師による写真展『写真は楽しい』を4月17日(日)まで開催。
写真を展示している講師は、大山謙一郎、山岸伸、魚住誠一、土屋勝義、桃井一至、内田ユキオ、東隆石、伏見行介、菊地隆、川合麻紀、杉山親生、上村孝幸、東島治男、友田富造の14名。
一人5枚程度で、それぞれバラバラの写真を展示する人、組写真として見せる人などあり、面白かったデス。多くはポートレート、スナップ、風景。



こんなところで、月曜日の5つの美術展ハシゴは終了です。朝は比較的ゆっくりとホテルを出たのですが、それでもかなり疲れました。

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2011.04.05 『めざましテレビ』で東北の酒蔵が訴え

2011年04月05日 07時15分43秒 | お酒

朝、『めざましテレビ』を見ていたら、岩手県二戸市の酒蔵・    
(株)南部美人の五代目蔵元が電話出演。花見自粛をするよりも、  
東北の酒を飲んで欲しいと訴えていました。五代目蔵元は、     
日常生活の中で1杯の日本酒・1品の東北食材を選んでくれることが、
東北の経済支援に繋がるとのことです。              
ご本人のメッセージビデオをユーチューブにアップしたのが     
きっかけで各テレビ局にも取材されているそうです。        

公式サイト:岩手の地酒 南部美人


<iframe title="YouTube video player" width="480" height="390" src="http://www.youtube.com/embed/UY0FtSqrMBc" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

YouTube - 被災地岩手から「お花見」のお願い 【南部美人】

ワタシは3月11日の震災直後より、東北の日本酒を飲み続けています。 
この行為が本当に東北の支援になるのか、少し疑問に思いながらでしたが、
今日のテレビを見て、自信を持つことができました。残念ながら、これまで
『南部美人』は飲んだことがありませんが(笑)、今後も引き続き東北の 
日本酒を飲んでいきたいと思います。                 



がんばれ、東北!
BUY 東北 プロジェクト by ikeda_hiroya

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2011.04.03 『シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展』

2011年04月04日 01時58分02秒 | イベント・アートなど



今日は渋谷で2時からむかしの会社の同僚たちと久しぶりの飲み会ということで、午前中はフィットネスクラブで汗を流した後、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで美術鑑賞。

公式サイト:Bunkamura ザ・ミュージアム

今回は『シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展』

ヨハネス・フェルメールの『地理学者』が目玉作品ということで、17世紀のオランダ絵画・フランドル絵画が展示されていた。
ちなみにフェルメールは名前は有名ながら、現存する作品は30数点しかなく、『地理学者』は東京発上陸とのこと。
作品に描かれている地理学者はコンパスと定規を持っており、上着はヤポンス・ロック(日本の着衣)で当時のステータスシンボルらしい。また、その背景には地球儀・ヨーロッパ海図が描かれており、当時の裕福なオランダ市民の生活の品々を見ることができる。
ワタシ的にはさほど面白いとも思わなかったけれど(笑)。

ほかにはモチーフごとに「歴史画と寓意画」「肖像画」「風俗画と室内画」「静物画」「地誌と風景画」で分けられて展示。

「歴史画と寓意画」ではルーラント・サーフェレイ『音楽で動物を魅了するオルフェウス』とフェルデナント・ファン・ケッセルに帰属『ネズミのダンス』がワタシのお気に入り。『ネズミのダンス』は4匹のネズミが手をつないでフォークダンス(?)をしている絵。本来は家の中をキチンとしていないことを揶揄しているらしいが、単純に面白く、カワユイ。

「静物画」ではヤン・ウェーニックス『死んだ野兎と鳥のある静物』とアブラハム・ミフノン『死んだ家禽のある静物』がお気に入り。いずれも写真技術が発明される以前の時代において、その代わりとなる精密描写が圧巻。

「地誌と風景画」ではルーカス・ファン・ファルケンボルヒ『凍ったスヘルデ川とアントワープの景観』が良かった。


会期の真ん中ながら、観客は数珠つなぎの混雑ぶり。とはいえ、微妙に隙間が空いており、後ろから眺めながらさっさと次の作品に移ったりはできる程度だったのでよかった。展示会によっては身動きできないケースもありますからなぁ(笑)。

そんなところで、ワタシ的にはまぁボチボチの印象の美術展でした。


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2011.04.02 東京の美術館巡りは別サイトで

2011年04月03日 08時13分58秒 | イベント・アートなど

4月2日は午前中スポーツクラブで汗を流し、
午後は東京都写真美術館で3つの展覧会を観てきました。
レポートは別サイトで書いています。

hiroyaikedaの物欲の館2:2011.04.02 東京都写真美術館で3展覧会をハシゴ

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2011.04.01 東北(宮城県)の日本酒 @荻窪『いちべえ』

2011年04月02日 00時37分35秒 | 外食

今日から東京入りです。全くの私用ですが。  

本当は雑誌で見つけた吉祥寺のお店で日本酒を 
楽しむ予定でしたが、イメージとは違ったかなり
小さいお店で、店の前まで行ったのですが、結構
混んでいたので諦めて、荻窪『いちべえ』でまた
飲んだくれました(笑)。          

実は吉祥寺に行く前に、荻窪のワタシの馴染みの
店(何の店だかあえて伏せます)に行ったところ
スタッフの4人のうち3人が宮城県出身で、先の
大震災で家を流され、身内が2週間後に遺体で 
発見されたり、あるいは実家は大丈夫だった  
ものの周りが被害を受け、避難所の役割をする為
実家に戻ったりということで、3人がまるまる 
被災地に戻ったため、店長1人と新人1人の2人
で店を切り盛りしている状態とのこと。    

店に入った瞬間、人が少なかったので、ひょっと
してと思ったのですが、予想以上の内容を聞き、
いたたまれない気持ちになりました。     

今までテレビ・新聞で見ていたことは、所詮  
映画のような画面の向こうのものであり、今日 
やっと自分と関係のある人のご不幸ということで
リアリティを感じました。           


さて、久しぶりの荻窪『いちべえ』ですが    
本当は東北地方全般の日本酒を一品ずつ注文する 
つもりでしたが、今回は「宮城県しばり」で注文。




なお、お酒のメニューには震災を考慮して    
「東北・関東のお酒」ページがつくられており、 
「いちべえは 被災された蔵元を支援します!」 
とのくだりが。ワタシと似たような考えを持って 
おり、少し嬉しくなりました。         




まずは『乾坤一 特別純米辛口』(800円)と 
お通しのヨモギの(胡麻?)豆腐。       

お酒は辛口ながら旨味が立って、なかなか美味。 





続いて『綿屋 純米吟醸』(1000円)と  
『健康サラダ』(800円)。        

こちらのお酒も旨味が強く、ちょっとクセがある
感じ。美味しかったデス。酒蔵は栗原市。   
中途半端に残ったお酒はオマケでいただきました
(笑)。                  





『墨廼江(すみのえ)純米吟醸』(800円)と
マグロの山かけ。              

こちらのお酒は『乾坤一 特別純米辛口』とよく
似た味。宮城のお酒は似ているのかな?    
酒蔵は石巻市。震災の被害が大きかったところで
次は入手できないのでは?との店主の言葉。  




『伯楽星 純米吟醸』(800円)と「馬刺」 
(900円)。               

酒の味は・・・記憶がない(笑)。     
馬刺のすりおろしニンニクがきつかったデス。





次の注文がなかなか出てこないので、店主が  
気を効かせて出してくれたのが「もろみ豆腐」。
これはクセになりそうな味。酒飲みにはこたえ 
られません!                





最後は『栗駒山』(栗原市・800円)と   
茶そば(750円)。            

酒の味はあまり記憶にありません(笑)。   
茶そばは締めにいい一品。          



今回は締めて9,000円弱。もちろん、一人で
飲む金額にしては多すぎるのですが、今日に  
限っては、宮城県のお酒を全部飲み切れなかった
のが残念でした。              

三重県の自宅近辺では入手できない岩手県の  
お酒もいくつかあるので、滞在中にもう一度  
訪れたいと思います。            


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2011.04.01 東北の日本酒 秋田県・金紋秋田酒造『十年の旨み』

2011年04月01日 00時17分35秒 | お酒

 

今度は秋田県大仙市・金紋秋田酒造(株)の『十年の旨み』
(860円/720mℓ)。              

原材料名:米・米麹・醸造アルコール・糖類       
アルコール分:14-15度              
日本酒度:+1度                   
味わい:中口                     

ラベルには「名水百選(秋田六郷湧き清水)使用」    
「秋田県産米使用」とあります。さらに         

「長期低温発酵させた清酒に、十年という歳月をかけ   
熟成させた古酒を加えるのは、古来より秘伝とされて   
きました。                      
そのなめらかで甘さのない米本来の深い旨み、      
この清酒はほかの酒類には無い、豊富なアミノ酸を持ち、 
どんな料理をもおいしく引き立てます。」        

さて、飲んでみると、香り、味ともにワタシの好みとは  
違っていました(笑)。ロックで飲むとまぁまぁな感じ  
になりました。                    



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