第2回目の仕事加速化講座は、過去に本を読んでまとめてみた記事を掘り起こし、さらに今感じていることを加筆してみました。仕事の早い人の習慣を5項目あげてみます。
(1)疑問を持ち、自分で考える習慣が身についている。
なんでも鵜呑みにしないで、「本当にそうなのか?」「それはどういう目的の仕事なのか?」と考える習慣がある。そうすることによって能動的な姿勢が養われ、仕事に対して主体的になる。また脳は意味のあることには前向きになれるが、無意味なことには機能を低下させる傾向がある。人間は「意味に生きる動物」である。
(2)完璧を目指さない。自分の強みをよく分かっている。
自分の得意分野で勝負している。100%やりきることを考えていない。80%できていれば合格である。だれにでも苦手なことがあるのだから、完璧を目指して自分を追い込んではいけない。完璧を目指すと挫折感を感じる可能性が高くなる。脳は達成感を感じることによって加速化する。
(3)上手に自分をその気にさせている。
上手にモチベーションをあげる方法を実践できる。モチベーションがあがらない時はすっきりと休む。そこでやる気が出ない時はダラダラと仕事をしないですぐに帰ること。仕事が残っても、それは自分の脳が「創造的先延ばし」をしていると捉えてしっかり休んでコンディションを整える。エネルギーを蓄えた上でスピードアップする。
(4)周りの人の状態や行動に気を配っている。
周囲の人の状況を理解しようとしているからこそ、タイミング良く相談でき、仕事を頼んだりすることができる。一人で抱え込むと辛くなる。自分がどういう状況なのかを理解してもらえるようにする必要があるし、反対に周囲の人がどのような状況なのかを分かってあげる努力をする必要がある。無関心は仕事加速化の敵。ミラーニューロンという言葉がある。脳は周囲の人たちの影響を受けて、その状況を真似する傾向がある。仕事が早い人が増えると、その職場は自然にみんなの仕事ぶりが早くなる。
(5)緊急でない重要なことに、必ず時間を使っている。
どんなに忙しくても、自分にとって重要な何かに、あえて時間を使っている。「必要なムダ」を持っている。そのことをするために早く仕事を終わらせたくなる。楽しみが先に待っているからどんどん仕事をする。仕事の先に何もない状況だと「仕事が趣味」となる。趣味になってしまうと楽しいからなかなか終わらないし、自分の脳が終わらせたくなくなるリズムを作り出す。