温かな4年生の励まし

夏休み練習最終日。子どもたちのモチベーションの高さに、ワクワクする場面がたくさんありました。とても良い夏休み練習のしめくくりとなりました。

まずはじめに、対人アンダーパスの練習で、1番さんと4番さんが途中から明らかにゾーンに入り、安定感バツグンに1000回を超え、1174回まで続けました。

次に、この夏から取り組み始めた4年生のフローターサーブが、かなり威力と安定性を増してきました。試合場面になるとミスが出ますが、東京新聞杯まで約1ヶ月間の余裕ができましたので、このまま成長してくれれば、サーブで面白い活躍をしてくれそうです。

練習の合間にも、今日は、ほのぼのしたエピソードがありました。4年生が2年生を自然に励ます場面がすごく魅力的。
「先生、○○ちゃん、すごいんですよ。オーバーパスがすごく取りやすいんです。サーブも入るし。私なんかサーブ入るようになったのは2年生の終わりころでしたよ。」
この言葉を聞いて、2年生の○○ちゃん、とても嬉しそうな笑顔を見せて、
「え?本当にそうなの?」
とつぶやく。どうやら自分の方が早くいろいろなことをできるようになっているんだと、自信につながった様子。さり気なくも温かい4年生のひと言が、後輩を育て、チームを支えてくれた出来事でした。

練習の総しめくくりは、3対3のゲーム練習。これがなかなかの好試合になりました。チーム分けは、(1番・2番・5番)VS(3番・4番・6番)というメンバー。3人制の試合は、これまでですとサーブだけでほとんど終わってしまったのですが、今日は夏休みの練習の成果がどんどん出て、なかなかボールを落とさない。拾うつなぐの連続ラリーが続く試合。1セット目は大逆転の22-20で(3・4・6番)チームが取ると、子どもたちの中から自然に、
「私、このセットを取れて、すごく感動した!」
という言葉が出る。
2、3セットは6年生のいる(1・2・5番)チームが攻めつづけて勝ちましたが、フルセットのナイスゲームができました。
逆転負けをしてしまった(3・4・6番)の4年生チームは、試合終了後にすぐに私のところに来て、
「アドバイスお願いします。」
と、これまたやる気満々の練習態度。私からの、
「1セット目はかなりスパイクを打ち込んでいたのに、2、3セットはほとんど安全に返すだけになってしまった。最後は攻めている方が勝つのがバレーボール。無理をしてでもスパイクを打つようにしないといけないね。」
というアドバイスに、3人とも強くうなずいていました。



帰りのミーティングで、夏休みに練習を休まずに頑張った子に贈る「井上賞」を発表しました。
1位 4番
2位 3番、6番、7番
この4人に贈ります。プレゼントの贈呈は来週の練習で行います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )