できあがったチーム帽、さっそく子どもたちにプレゼントしました。予想通り、かわいいです!
さて、小学生とはいえ、辰巳ジャンプが目指す選手像に近づけるためには、思考力を高める指導が必要になります。今日は練習参加人数が少なかったので、話し合う時間がたっぷり取れました。そこで子どもたちの発言を聞いていると、少々、国語の時間の鍛え方が弱いのだろうなと感じさせることがありました。
私「対人パスがつながらない原因は何か考えてみよう。考えがある人?」
子「はい・・・声を出して数えていない・・・」
私「ん? 日本語になっていないよね。いいですか、自分の考えを5階層は掘り下げないと答えにはたどりつかないよ。」
子「?????」
私「こんな感じだよ。(1階層)パスがつながらないのは、声を出して数えていないことが原因です。 (2階層)なぜなら、集中力がなくなるからです。 (3階層)そのため、途中であきらめてしまっています。 (4階層)だから、声を出してパスの回数を数えます。 (5階層)そうすれば、目標の回数をできると思います。」
4年生の子どもたちが、このような5階層まで掘り下げていく思考をすぐにできるようになることはありません。だからこそ、毎日の学校での授業で、深い思考力を鍛えることが大事なのです。また、バレーボールの指導の中でも辰巳ジャンプは思考力を鍛えていきますが、このブログに書いてあるようなことを各家庭でも気がついたらやってほしいのです。一番良いのは、子どもたちが自ら「自分の思考力を高めて、バレーボールも勉強も伸ばしていきたい」と行動をはじめてくれることです。
辰巳ジャンプの子どもたちに身につけてほしい言葉を記述しておきます。言葉と言葉をつないでいく接続詞(せつぞくし)をたくさん使いましょう。
【 順 接 】
「こうして」「このため」「このようなわけで」「したがって」「すると」「そうして」「そうすると」「そうだとすれば」「そこで」「そのため」「そのために」「その結果」「それで」「それなら」「それならば」「だから」「ですから」「なので」「ならば」
【 逆 接 】
「けれど」「けれども」「しかし」「そうはいっても」「そのかわりに」「その反面」「それが」「それでも」「それなのに」「それにしても」「だが」「だからといって」「だけど」「だというのに」「ですが」「ですけれど」「でも」「ところが」「なのに」「にもかかわらず」
【 並列・追加 】
「これとともに」「それと同時に」「おまけに」「さらに」「しかも」「そして」「その上」「それから」「それに」「そればかりか」「なお」「ならびに」「まして」「また」
【 対比・選択 】
「あるいは」「それとも」「または」「もしくは」
【 説明・補足 】
「言いかえれば」「仮に」「けっきょく」「その理由は」「その原因は」「たとえば」「ちなみに」「なぜかというと」「なぜかといえば」「ただ」「ただし」「つまり」「というのは」「というのも」「なぜなら」「なぜならば」「むしろ」「もっとも」「ようするに」「要約すると」
【 転 換 】
「さて」「それでは」「それはそうと」「では」「ところで」「また」
こうした国語的学習課題は別として、バレーボールの方は今日1日で、一気に伸びました。とくにサーブがすごく良くなりました。子どもたちは、うまくいかない原因を一生懸命考えて、その問題を解決する方法を自分でも考え、私にもアドバイスを受け、「このように打ったらナイスサーブが行くだろう」と試してみたら・・・・・
「すごいサーブを打てました!!!」
「このサーブなら、試合で点が取れますよね!!!」
このような子どもたちの嬉しそうな言葉を聞けました。教え甲斐のある子どもたちだと感じます。
午後には、中1の先輩であるアカネとルミカが練習に来てくれました。
練習後のミーティングで二人から、
「みんなもっと牛乳を飲んだり、煮干を食べたりして、背が高くなる努力をしないとダメだよ。私たちは4年の時、もっと大きかったよ。」
とアドバイスがありまして、私は心の中で(あれ???そんなに大きかったっけ???どうなんだ???)と思いましたので、帰宅後に調べちゃいました(笑)
中1の子たちが、ちょうど4年生の「U10大会」のころ、一番大きかったのがネネの140センチ。アカネ138センチ。ルミカ130センチ。そんなもんです(笑)
4年生、大丈夫、これから大きくなるから。
でも、急成長中の2年生。現時点でこのくらいの身長がある。そうすると、6年生の頃には170センチ台も夢じゃないかもな。これは大エースですね。