地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

新幹線700系の落日・西のB編成3000番台

2020-03-09 18:00:00 | JR発足後の車両


 周知の通り、今週末のJRダイヤ改正を機に、一時は東海道・山陽新幹線において黄金時代を築いた700系が、ついに東海道区間から姿を消すことになりますが、この引退を記念して東海所属C編成の先頭に記念ステッカーが貼られた結果、新幹線の各駅や沿線の撮り鉄スポットが大いに賑わっていると聞きます。また、昨日運転される予定だった、事実上の東海道区間さよなら列車である「のぞみ315号」は、指定席の発売開始直後に満席となるという度肝の抜き方でしたが、昨今の日本のみならず世界を揺るがせている武漢肺炎問題に伴い、ヲタの濃厚接触を回避するために運休となったのも、様々な意味で記録を残したということなのかも知れません。



 なお、私自身は新幹線を追い回す趣味は薄いため、撮影や葬式乗車のために出かけることはありませんが、700系そのものは乗り心地も良く (300系と比較すれば革命的進化だと思います)、窓も適度に大きい (?) ため、佳い車両だと思っております。長年の東海道区間での活躍、本当にお疲れ様でした。
 そんな700系、東海所属のC編成が俄然スポットライトを浴びておりますが、個人的には西所属のB編成 (3000番台) の方が好きですね……。何故なら、普通車のシートの紺色がなかなかシックで、何となく東海車の車内よりも高級感が感じられたためです。
 そこで、関西に出張ついで鉄に向かう際、時間があれば西のB編成担当による「こだま」に小田原から乗り、スッカスカな自由席で「デラックスこゆるぎ弁当」を広げながら浜名湖の風景を愛でる……なんてことを何度もやったものです。
 そして、たまたま気が向いた結果ですが、ちょうど2年前に関西での出張ついで鉄を終えて帰る際、新大阪で「こだま」の自由席に座るべく並んでいたついでに、目の前に停車していたB編成にもカメラを向けていました。出来心で撮っておいて本当に正解でした。

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