先週末、相鉄とJREの双方から直通運転に関するプレスリリースがなされましたが、海老名発川越行きの設定キターッ!と感動した反面、当面のところ相鉄車のJR側への乗り入れが新宿までというのはトホホ……。相鉄12000系の本数ならびにJRE側の相鉄直通対応編成の本数が当面限られているためでしょうか。
一方、JRE持ち編成による新宿以北直通列車6本が、どう見ても相鉄線内で夜間滞泊するのは非常に目立ちます。思うに、武蔵小杉〜新宿間で是非増発したいところ、神奈川県内のJR線では埼京線編成を6本も留め置くスペースがないため、その代わりに相鉄線内の余裕あるスペース(相模大塚やニセ厚木)を拝借するという色彩が非常に強いような気もします。というわけで極論すれば、この直通運転は武蔵小杉を救済し、湘南新宿ラインを補強するためのものでもあるのでしょう。
それはさておき、新宿以北直通列車は原則としてE233が当確という前提のもと、どの列車がどちら持ちで来るのかを見極めてみたところ……恐らく海老名発543・612の特急は相鉄当確でしょう。そして海老名543発の特急が一往復して戻って来た後の海老名812の特急も相鉄が当確。その後、海老名819・831の各停は、武蔵浦和701発のE233が海老名に着く前の発車ですので、この2本も相鉄持ちでしょうか。その後、海老名850・915・940・955発はJRであろうと読み取れるのですが、海老名での折返し待ち時間から勘案して、埼京線内から立て続けに来た6本がそのまま新宿へと折り返すわけではなく、かしわ台や相模大塚に入庫するか、もしやするとE233の相鉄線内封じ込め運用が設定されているのではないかと予想されます。というわけで、横浜や湘南台にも日常的にE233-7000が姿を現す可能性は結構興味深いものがあります。
まぁともかく、『東京時刻表』の相鉄・JR直通対応号の発売による列車番号の判明が待たれますが、そういえば、相鉄車のJR線内での略号は果たしてどうなるのでしょうか?? 「S」は横須賀線や埼京線E233快速が使っており、「T」はりんかい線車の各停、「E」は湘南新宿の東北線直通を意味していますので、相鉄は名乗れない……。「O」と「U」のどちらかを使うしか、残された道はないようにも思えますが、真相は如何に? または、神中鉄道の「J」「C」を使うとか……?
あと、個人的に悩んでいるのは、11月30日の直通運転開始にあたり、恐らく相鉄12000系で来る一番列車と、海老名発川越行きE233系のどちらを選んで個人的記念とすべきか、ということです。前者を選んだ方が「相鉄のJR直通!」を楽しめるでしょうが、この列車に海老名から乗れるのは、新百合以西の小田急沿線(大和以北の江ノ島賎民も初電に乗って相模大野経由で海老名に行くと乗車可。面倒臭ぇ〜!)、横浜線、相模線、茅ヶ崎〜小田原、武蔵小金井〜八王子の沿線ヲタ限定ということになります。いっぽう、相鉄沿線から座って川越に着いてしまうという意外性をいち早く満喫したいのも確かで、悩ましいところです。
……とまぁ、いろいろなことが、11月末のダイヤ改正に向けて脳裏を駆け巡って来るわけですが、ある意味で最も切実なのは、二俣川発海老名行きの初電をあと1〜2分早くしてくれ!!ということです。最近の小田急のダイヤ改正以来、平日ダイヤにおける海老名での小田急下りへの乗り換えが、544→546という超鬼畜状態に改悪されており、若干長めな乗り換え通路では早朝から血相を変えた乗換客の凄まじいダッシュが日々展開されているのみならず、もし相鉄側の544着が僅かでも遅れれば、階段・改札ダッシュも空しく目の前の本厚木行きに無情にもドアを閉められた多くの客が、さらに20分間も待ちぼうけを食らわされるという地獄絵図が待っています (早起きしたのに何で20分間も海老名で無駄な時間を過ごさにゃならんのか……)。個人的にも、丹沢で登山をするにあたり、最も頭が痛い問題は、足下から湧いてくるヤマビル (怖) よりも海老名での早朝乗り換えだったりしますので、とにかく何とかしてもらいたい。あ……文句を言うべきは、一貫して初電の時間を変えていない相鉄ではなく、思い切りダイヤをいじって改悪した小田急なのでしょう。とはいえ、今度の相鉄ダイヤ大改正では、海老名発543の新宿行き特急の設定など、早朝も大いにいじりそうですので、どうしても相鉄に期待せざるを得ないのであります。
というわけで、まだ12000系の走行シーンを撮ったことがありませんので、YNBを纏った9000系の画像を貼っておきます。9000系も直角カルダンでJR線内を爆走するなら最高なのですが……。
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