地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西ぶらり鉄2019春 (10) 京阪2200・2400

2019-09-15 12:54:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 京阪では来たる10月1日から、八幡市を石清水八幡宮に、深草を龍谷大前深草に改称しますが、前者はそのものズバリ、国宝もある石清水八幡宮の観光スポットとしての賑わいアップを狙ったものでしょう。後者は、まぁ流行りの (?) 大学駅名にしつつ、妥協策として元の駅名も残した、といったところでしょうか。
 そんな、京阪の京都側における普通・準急停車駅に停まるのは、7連の編成と決まっていますが、じわじわと13000系が増えつつあると言っても、何だかんだでこの7連運用は古参車の宝庫♪ 高度成長期の京阪の香りを存分に味わうことができる、走る昭和テーマパークと言えましょう!



 そんな7連軍団の中でも圧倒的に古いのは、2000系スーパーカーを改造した2600系・正面二段窓車ですが、さすがに廃車が進んでしまい、滅多に姿を現さなくなったのは致し方ないところでしょう。その代わりに、古参車軍団の中でも一番よく見かける (気がする) のが2200系ですが、その2200系にしても今年で登場55周年! 約30年前の更新工事で、添加励磁制御・回生制動に改造され、省エネ面でも抜かりのない性能になったからこその長寿なのかも知れませんが、その結果として昭和30年代的なノリを今でも気軽に楽しめるというのはやはり凄いことです。
 そんな2200系の新製時冷房車バージョンが2400系で、性能面では2200系と同様にブラッシュアップされています。ただ、クーラーカバーの雰囲気がやけに時代がかっており、改造された正面貫通扉のナウ (死語?) な雰囲気にもかかわらず、2200系よりも2400系の方がパッと見で古参車だと思ってしまうのは私だけでしょうか?
 何はともあれ、2200系は廃車がある程度進んでしまいましたが、それでも7本が残り、2400系も6本残っているというのは、昭和の電車が好きな人間にとっては夢のような話です。一日も永い活躍を願ってやみません。

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