数年前の一時期、鉄コレの東急8500系及び他社譲渡バージョンが次から次へとリリースされていたものですが、本家8500系については「先頭1両・中間2両を単に買い増すだけでは完全な編成を再現できない」という批判が巻き起こったり、秩父7001編成や長電8503編成がせっかく発売されても多く作りすぎたため、その後しばらく叩き売りアイテムの運命をたどったり……。総じて、出るべきものが適切に売れることで、さらなるバリエーション展開へとつながることを期待する向きには、何とも悲しい流れとなっていたのを思い出します。
しかしここに来て、鉄コレ長電8500系について、正面パーツの形態改良を施したうえで、現在鉄道むすめラッピングを施している編成 (T2編成) と通常編成 (T4編成) を発売するようです。鉄道む○めは要らんとして……T4編成が前作のT3編成と比べてどのくらいブラッシュアップされているのか、と思うにつけ、やはり散財しなければならないのか、と思い始めています。
とは言え、前作のT3編成と、今度出るT4編成では、正面パーツの改良という点を除けば大きな違いがあるわけではないのも事実です。私を含め、既にT3編成を持っているヲタにとって、これほど損な話もなかろうというものです。そもそも長電8500系の陣容を考えるにつけ、いっそう明確な個性を持つ編成として、白HゴムのT1編成やアンチクライマーを増設したT5編成、そして謎顔非貫通のT6編成といった存在がありますし、数年前の東急8500系鉄コレ化の当初からこれらの編成のバリエーション展開を求める声があったはず (少なくとも私は熱く希望しておりました)。したがって、今般の正面パーツ改良でお茶を濁すことなく、少なくとも白HゴムのT1編成についてもリリースして頂きたいところですし、アンチクライマーのモールドを施したT5編成、そして非貫通T6編成へとつなげて頂きたいところです。喜んで散財致しますので……(笑)。
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