地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

アムトラック初撮影 (1) 中西部最新鋭DL

2018-02-01 20:19:00 | 米国の鉄道&バス


 突然ですが、生まれてこの方全く縁がなかった米国を初めて訪れて参りました (自宅の近所に米軍基地がある小田急江ノ島賎民にとって、米国は日常的な存在すぎ、訪問への興味が湧いて来なかったのでした)。但し、誰もが知っているような超大都会は一切無しで、クライアントの都合でもっぱら地方都市を巡って来ただけです。また、街にいるよりも飛行機や空港の中にいる時間の方が長いような気がするほどタイトな日程でしたので、じっくり鉄活動する余裕というものはありません。それでも折角の機会ですので、何とかアムトラックの列車を撮りたい……というのが人情。



 そこで、実際に撮って参りました。場所はシカゴの北150km弱、ミシガン湖の畔にあるミルウォーキーという街です。ここは寒冷なウィスコンシン州の地方都市ではありますが、シカゴとの間に全席自由席の近距離急行ハイアワサ号 (Hiawatha Service) が数往復設定されています (曜日によって変わる)。そして、事前にGoogle Mapで撮り鉄しやすそうな場所を確認したところ、街の中はほとんど築堤の上を走る中、駅の東側に一ヶ所だけ辛うじて撮影向きな踏切があります。というわけで、シカゴから来た朝イチの列車が7時39分に到着するのに合わせて宿を出て、締め付けられるような極寒に耐えながら歩くこと15分ほどで駅東踏切に着きますと、まるで時間が止まったかのような古い倉庫をバックに、シカゴを中心とした中西部地区向けの最新鋭罐4600番台 (昨年登場ほやほや。正式な形式名は調査中で恐縮です) が牽引するハイアワサ号キターッ! 目の前を通り過ぎる大陸サイズのデカい罐を眺めつつ、「これ、マジでハマるかも……」という思いがこみ上げて来たのでした。しかし勿論、ファインダーの中で最新罐を追いかけるだけでは、コーフンの場面が収まるわけがありません (つづく)。

【加筆】Wikipedia英語版「List of Amtrak Rolling Stock」によりますと、この罐はシーメンス製の「Charger SC-44」型とのことです。

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