![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/22/8a33487358298c0f882ca536f93b07a7.jpg)
韓国という国のナショナリズムと外交には失望を隠せないものの、個別の人や事物についての私の立場は是々非々であり、良い人は良く、楽しいものは楽しい、と重ね重ね申し上げたく存じます。良い要素が伸びず活かされない状況があり、外国との関係で負の要因が先走ってしまうのが、その国の文明史的問題なのです。
というわけで、強烈にマニアックすぎて卒倒しかけた韓国ネタを、謹んで投下させて頂きます。ソウルメトロ2号線中間車をやっつけ改造した、ベトナムの標準軌「豪華」客車は生きていた!!! (*^O^*)
この車両、数年前だか10年前だか忘れましたが、ベトナムにおけるウリナラの存在感を高めたいと思ったケンチャナヨ企業が、ベトナム国鉄に対し「ソウルメトロのお古を改造した観光列車を景勝地ハロン湾に向け走らせれば、外国人観光客誘致は盛り上がる」と唆して現物を供与した……というのが事の始まりであったかと存じます。しかし考えてもみれば、ベトナム観光にはこの程度の4扉車改造客車で十分!という発想自体が、えらくベトナムという国を格下に見ているわけで、これはこれで如何にも朱子学原理主義国家に相応しい香ばしさがあり、黒いネタを見て笑いをこらえきれない私としては、是非一度この「ハロン・エクスプレス」に乗ってみたいと熱望しておりました。しかし……当然の成り行きでしょうか、運行開始1ヶ月で、誰も乗らないこの列車は運行休止……。てっきりザーラム工場の片隅で朽ち果てているものと思い、3年半前にベトナムを初訪問した際には、ヘンテコ車両を失った悲しみを禁じ得なかったものです……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/67/dc709e326a37299c0138b362bd6d2141.jpg)
しっかーし! 誠に思いがけないきっかけで、この車両の生存と再起を確認しました!!
昨晩ふと「そういえばベトナムの満鉄客車、トリコロールの新塗装になってるのだっけ……。中国で22系客車すら絶滅危惧種になりつつある中、そのうちまた乗って撮らなければならないなぁ……」と思い、久しぶりにベトナム国鉄(正式名称は組織改編によりベトナム鉄道総公司となったようです。国が全ての株を持っているに違いありませんが) の公式HPを覗いてみたところ、依然としてイェンビェン~ハロン間のR157/158レが現存しており一安心♪
そこでついでに、ハノイのロンビエン or ザーラム駅を発着する北部各方面への列車時刻表を見てみたところ、かねてから高速道路のバスに客を奪われて瀕死と言われていたハノイ~ドンダン (対中国境) 線の列車について、従来からの鈍行は1往復に激減している一方、ザーラム~ドンダン間にいつの間にかHDR1~4と称する列車が計2往復設定されており、しかも平均40km/h以上で走るなど、思いのほか速い……。というわけで「HDRとはHanoi DongDang Rapidの意か、それとも一体何なのか……突然最新DMUでも中国から購入したのか?? それはそれでネタだなぁ……」と思い、テキトーに「HDR1 Dong Dang」といった文言をキーワードとしてググってみたところ、うぉぉぉぉぉぉぉ~!!!あのソウルメトロが中国製罐に牽かれて、ハイフォン線の急行かよ!と思うほど結構なスピードを出して走り去って行く動画がワラワラと出てくるではありませんか!!
どうやらこの列車、再整備の上(側面の「Halong Express」は「Duong Sat Viet Nam」と無難に書き換えられています)、今年に入ってから再投入されたばかりのようです。最近少しずつ現れていると思われるベトナム人鉄ヲタの皆様の度肝を、さぞかし激しく抜きまくったことが想像されます。
うーむ……来年春にヤンゴン遠征するとしたら、ハノイ経由のベトナム航空にしなければならないか……(笑)。また短期間で運行終了、ということにならないよう祈るばかりです (すっかり行く気満々? ^^;)。どなたかの緊急レポートを大いに歓迎したく存じます (爆)。
私も検索して動画を見ました。何ですか、此の変な客車は。中国から25系客車買った方が良かったんじゃないですかね。
しかもたった2往復とは、不便過ぎませんかね。
こんにちは、コメントありがとうございます。
ベトナム北部の鉄道はもともと本数が非常に少ないこともあって、高速バスに客が移ってしまったのですが、そこでこの客車(少なくとも冷房とリクライニングシートはあります)が復活したのは、何とか最小限の投資で客をつなぎ止めたいということなのでしょう。
端から見ればもちろん最高にヘンですが、それを楽しむのもアジアの鉄道訪問の醍醐味というものです。
近々中国に行かれるそうですが、地球の歩き方は熟読された上、人混みの中で近寄ってくる輩には絶対について行かないことをお勧めします。昔から中国旅行は、不愉快な出来事や奇想天外なことがいくらでも起こることで有名ですが、それを自分の判断で何とかするのが中国旅行というものだと思います。
貴重な情報、誠にありがとうございます。思わずおお!っと声をあげてしまい、気が付いたら手が勝手に動いて、ハノイ行きの航空券を購入してしまいました(笑)
というわけで、年始に早速様子を見てこようと思います。それまで動いていてくれることを祈るのみです。
こんばんは、こちらこそお世話になっております! ようこそ当ブログにもお越し下さいました!
さてさて、この記事に激しく反応して下さって、気がついたら手が勝手に動いてハノイ行きが決定されたとは、何とも光栄なことでございます~(笑)。
とくに、北朝鮮すら堂々の貫禄でカバーされて神の領域に達しておられる貴サイトに、今後猛烈な勢いで都市鉄道が延びるであろうベトナムがまだラインナップされていないのは寂しいことでありまして (^^;)、これから激しく変わるからこそ、その前段階として現在の「終わりかけ」のようなザーラム駅やロンビエン駅の姿を目の当たりにして頂くのも、大いに印象に残られることかと存じます~~! そんな、満鉄客車やヘロヘロなメーターゲージ客車がガタピシ言いながら走る中に、まさに忽然と綺羅星のごとく再生したソウルメトロ急行!! 是非、ソウルメトロ・マスターとして、激しく思い入れた記事をアップされる日を心待ちにしたく存じます!!!!
もっとも、その大前提は、さっさと運休にならないことなのですが……(滝汗)。