(写真は会計検査院の書面検査・実地検査のようす。検査院ウェブサイト「きっずぺーじ」から)
最近の新聞報道で気付くこと。
会計検査院の記事が増えてきました。
会計検査院は憲法90条に基づく機関です。
「国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない」と定められています。
実は行政府の機関で、憲法に設置が義務づけられているのは会計検査院だけです。
財務省、総務省、警察庁、経済産業省、外務省や内閣官房などの主要省庁ですら、憲法にその名称は見あたりません。
ところが、その会計検査院。今まで新聞記事になることは、稀でした。
検査院に担当記者を専属で配置しているマスコミは1社もなかったでしょう。少なくとも、私の古巣の日経政治部にはいませんでしたし、社会部にもいなかったと思います。
実地検査があるので、検査院の役人は全国を飛び回って、けっこう仕事がきついらしいです。
検査院の持つ情報は国民が共有すべき財産だと思います。
検査院にもっと関心を持ちましょうよ。
頑張れ!検査院!
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随意契約が半数以上の8万件 省庁契約で検査院指摘(共同通信) - goo ニュース
共同通信 2007年10月21日配信
会計検査院が、中央省庁や出先機関などの2006年度(同年12月まで)の約14万件の契約方式を調べた結果、随意契約が約8万件で56・5%に上っていたことが21日、分かった。05、06年度の随意契約のうち、少なくとも601件は競争契約への移行を検討する余地があったと指摘している。 政府は今年1月の「公共調達の適正化に関する関係省庁連絡会議」で、中央省庁などの随意契約の約60%を07年度中に競争性のある契約に切り替えることを決めるなどして適正化に向けた取り組みを進めている。 検査院は「競争契約を原則とした会計法令の趣旨に基づき厳格な運用を行い、公正性、競争性、透明性の確保に努める必要がある」とする報告書を国会に提出した。 検査院によると、中央省庁や出先機関などの06年度の契約の金額では、12月までの支払総額約2兆2000億円のうち、随意契約は約1兆3000億円で約62・2%を占めた。随意契約とした理由は、81・8%が「契約の性質、目的が競争を許さない」としているという。 |