「国会傍聴記by下町の太陽」は新聞は決定済みの記事をご紹介するのが基本方針。でも、政局というのは、「国会会期3週間延長へ」と朝日新聞のような大きなメディアに出れば、それが既定路線になってしまうというのはよくあることです。
選挙を控えた衆院議員は土日も地元を駆け回る。地元をしっかり固めた幹部は、TVや講演で政局へのアドバルーンというか観測気球をあげる。
もう少し、落ち着いた政治がいいとは思うんですが、現時点ではこんなもんです。
国会会期3週間延長の方針 補給支援法案、衆院通過へ(朝日新聞) - goo ニュース
政府・与党は26日、11月10日に会期末を迎える国会の会期を延長する方針を固めた。延長幅は11月末までの3週間とする方向で調整する。海上自衛隊による給油活動継続のための補給支援特措法案を11月初旬にも衆院を通過させたうえで、成立をめざす姿勢を打ち出す狙いがある。ただ、民主党が賛成に転じる見通しはなく、衆院で再議決することには与党内に慎重論が根強いことから、延長しても成立が困難な状況は変わらない。
会期延長に野党は反対する見通しだが、与党は民主党提出の生活関連法案や政府の労働関連3法案の審議を進めることを理由に、理解を得たい考えだ。(後略)
【追記2007-10-28】
そんでもって、1日経って、朝日の記事を読売が受けると。たぶん28日付朝刊にはこんな記事が載るわけですよ。
会期延長で民主・鳩山幹事長「国民の期待に応えたい」(読売新聞) - goo ニュース
民主党の鳩山幹事長は27日、松江市内で記者会見し、国会の会期延長について、「参院選公約で訴えた政策を法案化しており、できるだけ成立させたい。従来とは趣が異なった臨時国会だ。参院第1党の立場を踏まえながら、国民の期待に応えたい」と述べ、民主党の法案審議を条件に会期延長を容認する可能性を示唆した。