そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

論点が散漫で決選投票で取り込める余地を残し空虚な自己主張するが論議なしに自民党総裁選挙

2024-09-21 | 安倍晋三

これは2013年6月30日自民党総裁室に安倍晋三が四日後の参議院選挙のお願いを、統一教会(現世界平和統一家庭連合)の最高幹部を招き入れ、選挙支援のお願いを願った時のものである。裏金と統一教会との関係を蓋した自民党は、総裁選でも黙したままである。
結局9人も立候補者が手を上げた不毛のセレモニーが延々と続く、自民党総裁選挙である。岸田が下りて支持率があがったのは、裏金と統一教会のついて徹底的に蓋をし続けた岸田がいなくなるに他ならない。
決選投票に協力し合わなければならないから、他候補を攻める訳に行かない。中空に浮いた自分の意見述べるだけである。

河野太郎は、マイナ保険証を巡って7割の医療機関でトラブルがあったとする医療団体の調査について、「保険証残せというようなアンケートは百害あって一利なし」と切って捨てた。12月2日の現行保険証廃止が迫る中、いまだにマイナ保険証のトラブルが相次いでいる状況を切って捨てる発言である。
河野は「マイナ保険証を使う人が増えれば、トラブルが増えるのは当然」と全く聞く耳を持たない。これまでそうであったように、決めたことはどんな障害があってもやっちまえという、巷間太郎のトッパリョクは無茶をすることである。裏金は返納すると言ってはみたが、何処に課すのかもわからないまま、封じてしまった。そういえば原発反対は出世のための翻心したままなのか?
悲惨なのは小泉進次郎である。思い付きを乱発するのは無知であるから仕方ないは、宰相に向くわけもない。選択的夫婦別姓はいずれ封じるだろうが、雇用者が簡単に解雇できるようにするなど、言葉だけで拡げた政策はどのように落とし前をつけるのか。
小林と高市は、堂々と旧安倍派の票を拾い合う極右翼の軍事改革派である。かかる金の捻出など語らない。安倍派の国会議員票に色気を持つ二人である。43兆円もの金どこから持ってくるのか。決選投票で組むようでもある。
不器用な石破は結局今回も、党員票を大量に集めるようであろうが、付き合いが悪く飲み会をやらないため議員票は集まることはない。裏金いついてほぼ唯一石破がルールを守れと、まるで小学校のホームルームのような視点で述べるだけである。
結局は自民党が抱える政党としても問題、「統一教会」と「裏金問題(政治と金)」を、9人もいるどの候補も取り組む気がないのである。うすっぱな表現でスルーする。政治献金ははっきり賄賂であるが、それに依拠し活動する党の本質は変えることなどできない。それを改めて確認すことになる、派閥のタガが外れた9人もの浮遊物のような候補者の並んだセレモニーになったのである。

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