日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

災い転じて福となす。 -連日の冷凍餃子のニュースに接して-

2008-02-04 07:47:50 | 社会問題
輸入作物、輸入食料品に押され気味の国産品が、少し高くてもアピールできるチャンスです。
食料自給率が40パーセントを切った、とどれだけ伝えても、なかなか流れがかわらなかったけれど、今回の話題は、台所を預かる主婦にも非常なショックで、国産品食料が見直されるチャンスです。
休耕田や、耕作放棄地があちこちにあって、食料品生産能力があっても、価格で負けてしまうために、輸入品がどんどん席巻して来ていた私達の国。
形が不揃いであっても、虫食いがあっても、そして価格が少し高くても、作っている人が見えるものを購入する、という流れがしっかりと根付くといいですね。
製造された食料品にしてもチャンスです。
冷凍食品を買い求めたい働く女性やお母さん達、そして男性陣も多いはずです。
100パーセント国内で生産しているのだとしたら、判りやすくシールでも貼って、そのことを包装表面にアピールできるいい機会なのに・・・。
スーパーの冷凍食品ケースの様々な商品を眺めながらそう思いました。
どんな食料品会社からも、そんな声が上がらないというのは、・・・。
きっと、純国内生産している会社は競争に勝てないので、撤退してしまったのかもしれませんね。
今、我が家では、我が家産の無農薬、無肥料の大根で、今タクアン10キロを製造中、です。
で、まだまだ大根があるので、第2弾のタクアン用大根が干し大根として、物干し竿にぶら下がっています。
もちろん大きさも形もそれぞれで、スーパーでビニール袋入りのようにはいかないでしょう。かつては、不揃いが自然だったのに、いつのまにか同形同量でないと及第点がもらえなくなって、生産者の方々は大変なのでしょうね。
「不揃いでも、生産者がみえる食べ物を求める」そんな流れが本流になるチャンスです。
結果として、食料自給率があがる方向に、行政、生産者、消費者が向くのではないでしょうか。
かつては、自分の家が食料品生産拠点だったのに、船旅をしてきた餃子を食べていたなんて、少々考え直す、いい機会なのかもしれません。きっと、職場近辺のビジネスランチにも、業務用として多用されているのだろうな、そう思ったり。
産地をアピールして売り出すビジネスランチ屋さん、出てくるかな?


チャンス、なんていう書き方をしましたが、勿論、事故に遭われた方には無事回復なさることを願っています。




コメント (3)
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