日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

教育の機会の不平等・・・苦笑

2013-01-25 06:11:25 | 社会問題
日本人のもっている金融資産の8割の持ち主は60代以上だという新聞記事。
で、政府は滞っているお金が市場に回るようにしようと、相続税の課税対象を広げ、相続税対策として、孫への教育費と認定できれば1500万円まで無税で贈与できる、という案が盛んに新聞や週刊誌を賑わせている。
お金持ちおじいさん、お祖母さんを持つ孫の教育環境は途端にリッチになるのだろうか。
進学塾などは喜んでいる、とか。
教育も経済の申し子ということか。
麻生さんのアイデアらしい。
彼が小学校に入学するときに、そこは炭鉱地帯で、経営者の坊ちゃんが通うような学校がなかったので、親は小学校を作り、会社幹部の子供たちも通った、とかの記事を読んだことがある。
教育環境はお金で整えるもの、という発想に違和感がないのでしょうね。
公教育で育ったものとは育ちが違う、ところでしょう。
公教育の現場に、ぜひぜひがんばって欲しいものです。

この政策が実現化すると、お金が年寄りから孫に流れるのでしょうか。
かつて、「孫の日」がデパートの音頭で話題になったとき、商魂たくましいな、と思ったものですが、経済政策担当者の音頭とりで、おじいちゃん、おばあちゃんの財布が狙われているっていう図、でしょうか。苦笑

年寄は現役世代の扶養家族だった時代もあったのに、今は昔、です。
こんなに様変わりするということは、数十年後はまた別の展開が待っているということです。

おばあちゃんから期待できない孫たちよ、ガンバレ!
公教育だけでも、チャンスをつかめる道を残しておいて欲しいものです。
コメント (10)
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