日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

昨日はハレの日「歌舞伎鑑賞」

2023-10-17 06:51:52 | 私の雑感あれこれ
暑い最中の時期にジム仲間に誘っていただいた歌舞伎公演の日がやってきました。
ー片岡仁左衛門・坂東玉三郎 錦秋特別公演ー
超人気で席が取れないからと、10人の団体先行予約でした。
一度は優待券があると誘われてみたことがあるけれど、自分から歌舞伎を見に行ったことはなく、初体験かな。
時間に余裕をもって御園座(名古屋、伏見)に出向く。
皆さん早めに劇場周りに集まってこられる。着こなしも慣れた和服率がそれなりにあって(成人式に着ている子たちとは別世界の「通」といった感じ)、これが歌舞伎好きモードなのか、なんて思う。


予約していたお弁当を受取り、幕間の休憩用にアイスモナカを予約する。私は「初体験」なのだけれど、慣れた皆さんの行動に従って、、、。
客席は満席。コロナのことはすっかり忘れていた私だけれど、見渡せば皆さんマスク。とりあえず右習いでマスクした。

演目は「東海道四谷怪談」(四世鶴谷南北  作)と「神田祭」
何となくしか知らなかった四谷怪談だったけれど、今回は丁寧に鑑賞できたので、話の筋がすっかり理解できました。
伊右衛門の妻お岩さんの顔がお化けの如く崩れたのは、裕福なお隣さんからいただいた出産見舞いの「血の病」に効くという薬が原因。伊右衛門に恋心をもったお隣の主の孫娘の思いを遂げさせようと、産後の見舞いと称して一服盛ったという筋書きです。

今、アマゾンプライムで視聴中の海外テレビドラマ『オスマン帝国外伝』(まだ11話まで)でも、皇帝の正妃とお気に入りの側女が策を弄して相手をないがしろにしようとしています。甘いデザートが好きな側女が提供されたスィーツ(正妃に命じられて毒をふりかけてある)を食べるところで、画面は終わっている。

憎い相手に毒を盛る、古来からの定番なのでしょうか。奇しくも同じ、と思ってしまった。

暗い色調の怪談噺のあと、2部の場面は明るく、仁左衛門と玉三郎の踊り(惹かれ合う鳶職の男と芸者)は美しかった。

滅多に公演というものに出向くことはない。これまでに見たいくつかを思い出したりした。
ロンドン旅行のときにオプションで観に行った「レ・ミゼラブル」、劇団四季の「キャッツ」そしてコレ。
私がもう一回観たい、と思うのは「レ・ミゼラブル」になるかしら。

同じ劇場に、次回以降の公演のポスターが貼ってあった。「加藤登紀子のほろ酔いコンサート」も。まだ、彼女「ほろ酔いコンサート」やっているのですね。以前故河島英五さんも出ていた時に、聴きに行ったことがあります。あれから幾星霜。
彼女も長く歌い続け、ファンたちも年を重ねてファンであり続けているのでしょう。

今回お誘いを受けたからこそ出来た体験でした。













コメント
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