日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

テレビドラマ「ダウントン アービー」シーズン2 を観る。

2014-12-02 09:08:15 | 映画・テレビドラマ・音楽
またまた、楽しみな番組が帰ってきました。

第1時世界大戦最中のイギリスの田舎ダウントンの貴族社会を描いています。
世界中(配信された国に限ってでしょうが)でヒットした話題作だけあって、時代考証も手厚く見ごたえがあります。
ひとりひとりの人間性が丁寧に描出されているから、ここで、そのセリフが、、、さもありなん、と説得力をもつ。
伯爵家が抱えている相続問題、軽はずみの行動が、家にとってのウィークポイントを抱えることになったり、きらびやかな日常でありながら、懸案事項がゴロゴロ悩み付きず、なのです。
一方、従者たちの人間関係もリアル。きっぱりとした階級で区分けされているわけだけれど、その「従う仕事」だけで飽き足らなくなってくる、という「芽」も、垣間見られたり、ま、仲間いじめに徹しているタイプもいるんですけれど、ね。

というわけで、第1シーズンから見ているので、人間模様の展開、貴族階級の綻びも出てくるであろう時代描写が楽しみなのです。

ちなみに、プルーストの「失われし時をもとめて」が書かれたのも、この時代のパリの貴族社会です。

「人権感覚」も「平等意識」もいかに、まだ新しい時代ものか、ということ、その萌芽がこんな社会に芽吹き始めたのだと思いながら見ています。

あっ、ヨーロッパ社会での話ですけどね。
日本人の意識の育ちは、また微妙な経路を辿って来たのだろうな、と思いますので。

話は横道ですが、
松原久子著「日本人の知恵 ヨーロッパ人の知恵」ほか幾冊かの本を読んで、これまで明治の文明開化と称して思考方法も取り入れられたという気分でいたのですが、私のその考え方にブレーキが掛かりました。
いまごろ?遅すぎかもわかりませんが、ま、知らないよりも知ったほうがいいから、私的には、ヨシ、です。






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