日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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野に枯れて

2011年02月02日 | 文学  コラム・エッセイ

種の保存

☆ 枯草に落として弾み薪丸太

枯れても種子を残す

それは作物を「慈しみ」そして「待ち、耐え、望む」こと、それが作物を育む。
これが農の心 であり、自然の生き物への愛着心であろう。
ひいては「人を育む心」であると思う。
百姓の命である田畑の緑は 枯れ果てた今、期待を求めて春に向けて大地を耕す。
新しい春への転換と希望。

大地に根を張り、実とともに枯れた草花は「種」を残す。
いったん幹から切られた樹木は(下図)ただ枯れて芽吹くことはない。 

 

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