もみじつたきばむ
楓 蔦 黄
俳句四題
1、紅葉散る御岳の郷や寒山寺
青梅線・沢井駅があります。ここから多摩川方向に下ると「沢の井園」と言う休憩所が有ります。
此処から眺める多摩川の清流は圧巻です。前の吊り橋を渡ると、「寒山寺」と言う御寺があります。
フジノ会で行った時。見事な紅葉でした。
2、夕映えの唐紅(からくれない)の紅葉かな
宿題を4句提出と言うことで句をひねっていた。ふと「唐紅⇒からくれない」と言う語彙に出会った。色合いを調べてみると、紅よりややくすみ黒ずんだ色だと解説に載っていた。
今年は、台風24号で何処の木々も痛めつけられ、紅葉に季節が訪れない内に葉っぱも落ちた。この「唐紅」は、ことしのもみじかとおもった。
3、はらはらと音なき音に舞う紅葉
京都の紅葉見物に、夜行日帰りの旅でした。京都駅で顔を洗い目的のある寺の庫裏に陣取って、紅葉見物としゃれ込んだ。寺の縁側に30分ほど座した。風もない音もない、ただ舞う紅葉が、音に吸い込まれるようにはらはら・・・と。
4、紅葉や山三段に染上げし
紅葉三段染めは、上高地と白川郷で見た。黄葉自身が緑・紅・黄と三段に染めて、これに山頂付近に雪降って白銀の世界が見られる三段染めが有りました。
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