江戸川区・善養寺境内にある
5分で巡れる簡易八十八霊場
旅で出会う人のぬくもりを感じ
大自然の時の流れに身を任せながら、 一歩一歩足を進める四国遍路。
千二百年前の「お大師様の軌跡」を辿って 素晴らしい体験を与える.と言われてます。
札所巡りには、四国・坂東・西国・秩父等あちこちにあります。しかし遠路、時間、経費の関係からこれに挑戦することは、
決心と勇気や体力等のかね合いが必要に成ってきます。
そんなことから手軽に回れる霊場が、大正時代にあちこちに作られました。
ここは、1ヶ所に石碑で配し巡礼です。
小生の回っている「南葛88ヶ霊所」 は、江戸川・葛飾、足立のお寺さんに祠を設けたものです。
真中に通路を配し、
両サイドに88ヶ所の石碑(祠)があります。
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お遍路の効用
お遍路は「自分探しの旅」だと言われますが、切羽詰った「お願い」を叶える力があるんです。
歩けなかった妻のために幾度となくお遍路をしている男性が、とあるお寺のご住職から「次は奥さんと2人で回りなさい」と言われたそうです。
とてもじゃないけど妻は遍路ができるような足ではありません。
難しいと思うということをご住職に伝えると「いいからいいから」と言いいます。帰宅してそのまま妻に話すと、本人も行くと言って聞ききません。
歩けなかった妻と遍路に出たところ、とあるお寺で見えないものに妻が背中を押され、倒れこんだ妻を起こそうと駆け寄ると、自分の足で立って歩くようになっていました。
これは、仁賢の胎内に宿る勇気・本気・やる気の表れで、誰の体内にも宿る秘めたる力、これを奮い立たせる自分の力を振り絞るか……、寺の住職は語ったそうです。
辺りには樹木が鬱蒼と生い茂り、
久方振りに蝉の大合唱を、体いっぱいに聴くことが出来ました。
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