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日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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文士村

2021年06月06日 | 文学  コラム・エッセイ

永井荷風と市川、菅野付近の文士村

東京の文士村について

 

 

葛飾鎌倉図書館に立ち寄り、新聞をチョイト見て一巡して帰ろうとした。

6月の句会、兼題「梅雨」に何か参考書と思いその書庫の前で立ち止まった。

金子兜太著「俳句入門」を手にするとその近くに『荷風と市川』が目に入った。

係員に聞くと今日は緊急事態で開放明けの初日(6/1)で、利用者はご覧の通り係員のみですと,
雑談しながら本貸し出し手続きを終えた、館を後にした

ポチリポチリと読みはじめ、荷風に浸かった。

 

 

永井荷風に関する、本ブログの係わり合い

「東京人」を読み解く 

断腸亭日常 

永井荷風の講演会 荷風忌 

荷風の愛した浅草吉原地区を歩く 

 


  借りた本

 
 わが書庫から取り出した荷風の資料
上の図書とコラボしながら読み進んだ・・・・。
    

本の内容詳細は省きますが、永井荷風が住んだ市川菅野は多くの作家が住んだ文士村でした。
文士村なる語彙があちこちに出てきたのでチョイト調べた。

東京にも『馬込、田端、阿佐ヶ谷』に文士村があり、
どんな作家が住んでいたのであろうか、ちょいと調べてみました。。

 

① 市川八幡文士村

市川市八幡というと、”東京に近い住宅街””商業集積地”というイメージが強いでしょうが、「やわた」
の地名の由来となった「葛飾八幡宮」は、平安時代に創建された由緒ある神社で知られています。


 八幡は、この八幡さまを中心に発展したまちで、八幡さまは”八幡のへそ”ともいえます。
 八幡は、黒松に囲まれた閑静なお屋敷街としての住宅地。
永井荷風、水木洋子、川本三郎、井上ひさし、宗左近、幸田露伴、幸田文、中野孝次、能村登四郎、
安岡正太郎等そうそうたるメンバーが住んでいた。


②大田区馬込文士村

メンバーは日夏耿之介小林古径川端龍子伊東深水片山広子真野紀太郎、北原白秋 三好達治
 
萩原朔太郎 山本周五郎  今井達夫 山本有三 吉田甲子太郎 佐多稲子、
吉屋信子 徳富蘇峰 

三島由紀夫・・
・・等のそうそうたるメンバの名前が見られます。
何と言っても忘れてならないのが三島由紀夫氏であろう。
わが役所の道場に来て剣の練習に励んだことを遠くから眺めたことが有った。


③ 田端文士村

「田端文士村記念館」は、芥川龍之介をはじめとする田端で活躍した文士や
芸術家の功績を紹介する記念館です。

田端は明治の中期以降、小杉放庵、板谷波山といった芸術家や芥川龍之介、室生犀星、萩原朔太郎、
菊池寛といった文士が集い、
「文士芸術家村」を形成していました。

④ 阿佐ヶ谷文士村

阿佐ヶ谷界隈は関東大震災(大正12年)直後から移住者が急増し、住宅地へと変ってきました。
この移住者の中には無名の文学青年たちも数多く含まれ、阿佐ヶ谷には大正から昭和にかけて多くの文士・作家が集まりました。

今はありませんが、阿佐ヶ谷駅前にあったという「ピノチオ」という中華料理店は井伏鱒二・尾崎一雄、
三好達治・太宰治・横光利一などなど、
文士たちの溜まり場だったそうです。

若き日の文豪たちはこの地でお互いを高めあい名作を世に出して行ったのでしょうね・・・と、いうと
美しい話ですが実際のところは酒をのんだり、
無駄話をしたり、将棋を指したり文士にとっては貧しい生活だったそうです。

 

 

 

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2021年06月06日 | 文学  川柳、短歌 俳句 詩

作品を見て読んで、スパイスのきいた作品
わが作品にあっては・・・突っ込みが足らん!?

 

 

俳句とは何か?
 その答えはじつに簡単です。
 俳句とは、季語を入れた五・七・五音の短い詩です。

 次の松尾芭蕉の俳句は、池と蛙を詠み取った見事な俳句です。

  古池や蛙飛びこむ水のをと (芭蕉)


毎週土曜日に短歌、俳句が新聞(土曜版)に掲載されるので、句会に通う人間として
関心をもって読んでいます。

どんな句が選者の目に触れ掲載されコメントは!?関心を持ち読んでいます。

最近思うことは、スパイスの利いた俳句、時々胸に刺さるような575が掲載されますが、
読み手が加齢のせいばかりでは無い様な気がします。

スクラップにしているのを紐解いてみた。

ドレドレ、我にも詠めないものか頭をひねってみました

 

6月5日・掲載作品

俳句のみ

黒田選   ・ 生きるつもりもう1年分の新茶買う

      ・ 箱庭に人生ひとつ放り込み

   横沢選   ・ もう好きなように生きたし蜆汁

           ・ 麦秋や休むことなき牛の口

             何れもダイナミックに、人生の生きざまを文字に投げ出して
               詠んでいるように感じました。いるように感じました。
                     「生きるつもり」「放り込み」「好きなように」飾らいのが好きです。

 

 

▼ 5月尽八十路を生きる自由人
八十路を生きる自由人(縄文人)

▼ 雲の峰同窓会誌友の顔 
同窓会誌を広げ同級生は今・・・


    ▼ 梅雨まぶし天水待つや郷棚田 
            山の棚田は天水のみが水田水、梅雨を待ち焦がれる頑固人

    ▼ 魂のまはりの山や鴉啼き 
                故郷の墓地は山の中、カラスの泣き声はあまり縁起が良くないと言う・・・。

 

どうもすっきり詠めない、ゆっくり推敲しよう!
また後で・・。

 

 

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