◎ 小説 「業平・なりひら」・サブノート
小説を読んでいて、この言葉・語彙はおぼろげながらわかっている。
知らないとは言うもの、曖昧なものも取り上げています。
≪年老いると若き時代に戻る≫
と言われます。漢字の確認、自身の活性化そんなことから抽出しました。
今回はその語彙の前後関係か、どの様に使われているか文例も列挙した。
1、蔀・・しとみ
文中使用= 明け方早く、蔀の隙間から差しいる光、細く・・・
1 平安時代から住宅や社寺建築において使われた、格子を取り付けた板戸。上部に蝶番(ちょうつがい)をつけ、外または内側に水平に釣り上げて開ける。しとみど。
2、簀子・・ すのこ
文中使用= 中廊下から上がり簀子を滑るように動き進めば・・・・
◎簀の子の用語解説 - タケを横に並べて綴じたものが元来の意味であるが,幅の狭い板を少しずつ透かして並べ横桟に打ちつけたものを呼ぶようになった。
◎庇の蔀戸、または妻戸の外側の意味である。当時は身分により何処まで上がれるかが決まっている。最初に中門廊の中に入れるか。次に床の上に上がれるか。その床の最初が簀子縁。そして寝殿や対(たい)の柱の中、弘庇があればまずその弘庇。次ぎに蔀(格子)の中(室内)。最後は母屋に入れるかである。
3、紙燭‥ しそく
文中使用= ・・・言いつけ通り、紙燭を持ち寄りて・・・
◎平安時代頃から用いられた室内の照明具の一つ。マツの木を長さ 40~50cm,太さ径約 1cmほどに削り,根元を青紙で巻き先に火を点ずるもの。またこよりの先に油を塗って火を点ずるものもあるところから,紙燭とも書く。
4、廂… ひさし
文中使用= ・・・・開けて廂に入ろうとして立ち止まる。
① 建物の外壁から差し出した、日光・雨などを防ぐための小さな片流れの屋根。のき。
② 寝殿造りなどで、母屋の外側に付加された細長い下屋げや部分。その外に簀すの子縁を設ける。広縁。ひさしの間。のき。
③ 帽子の額の上に突き出た部分。つば。
5、臥所・・ふしど
使用例= 臥所の灯台ひとつ、その火影の中に・・・
寝床、寝室、寝る所
◎今回の語彙の中では、おぼろげながら心得ていたものもありましたが、改めて確認するためと漢字の勉強になりました。臥所、廂、簀子等。
画像はPCからお借りしました。
(2月3日 メモ)絵手紙の日
日本絵手紙協会が制定。
「絵手紙」をかいて送ることを世界中に呼びかける日。日付は絵手紙の「ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせから。絵手紙は季節の風物などに短い言葉を添えた手紙で、書き手の感性や人柄が感じられる魅力的なものであることから趣味とする人が多い。
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