新年の季語探し
「新年」の季語は「初」がいっぱい!
1月(正月)は、季語を自分で選定し俳句を作り句会へ
『歳時記は、日本人の感覚のインデックス(作品)である。』とは、
寺田寅彦氏の言葉です。
季語には、日本の風土に生きて来た、日本人の知恵がいっぱい詰まっています。
ありとあらゆる日本人の感覚が、言葉短くギッシリと凝縮され収納されている。
今までは”かめの会”の兼題・季語は先生が選びて、これに沿って句作りに励んだ。
1月(正月)は、自ら選びて作句してくださいとのお触れが出た。
新年の季語をざっと見渡すとその数が多いこと、また懐かしい言葉が掘れば掘るほど
頭をよぎり、湧水のように季語に対する親近感が蘇った。
例えば、=若水、羽根つき、門松、凧揚げなど=少年時代を彷彿とする語彙が盛り沢山。
また言葉に”初”を付ければ何でも季語になるような錯覚に捉われ、季語の愛着を
このまま放って置く訳にはいかなくなりました。
この中から「季語」を選び出すのは極めて簡単ですが、正月季語に対する数々の思い出、
又故郷秩父は伝承行事などが結び付き、季語を中心にしてより深くより広く調べ
ることとした。
私の少年時代とはあまりにも時代的な錯誤が有りますが、季語にまつわる伝説、風俗、伝承、祭りが
色濃く結びつき季語そのものが輝いて読めました。
折角出会った懐かしい季語を観察検証し、季語そのものにスポットを当ててみたい。
私の培ってきた良き昭和時代に少しでも浸かれれば幸い・・・脳裏を離れない。
併せて季語を多方面から観察検討することは、より良き句作りにの
参考になることは間違いない。
= 若 水 =
(初水、福水、若井、井開、若水桶、若水汲)
WEBから入手した。
若水
元日の朝に汲む水のこと。年男や家の長が、恵方を拝んでから汲み上げる。
手桶や柄杓は新しいものを使う。
若水とはもともと、立春の日に主水司(もひとりのつかさ)が朝廷に奉った水をのことである。後に元朝に汲む井戸水を若水とし、それを神棚に供えた。若水は一年の邪気を除くと信じられ、神棚に供えた後、その水で煮炊きをして雑煮を作ったり、口を漱いだりした。
故郷秩父では、裏に釣瓶の井戸がありましたが、およそ150m程離れた山際からコンコンと涌い出ずる“涌き水井戸”に、手桶を持って汲みに行きました。若水で、お茶をたて雑煮を作り新年の元日を祝った。
その昔、“家”というものが
厳格だった時代に、
「若水汲み(わかみずくみ)」
「初竈(はつかまど)」
「福沸(ふくわかし)」
「初炊ぎ(はつかしぎ)」
などの正月行事が、
一般の家庭でも
普通に行われていました。
そしてわが故郷秩父地方は、「男正月」と言って、正月3日間は女性がお勝手に入ることを禁じた。男が元日の朝から、お雑煮を作り食べて後片付けをし、3日間が続きました。
コメント欄はopenです。
重なり懐かしく拝見させて頂きました。
ご丹誠の干し柿がおいしそうゴクン!です。
新年の作品を楽しみにいたしております。
父が朝一で水道の蛇口をひねって水を飲んでいたので、若かった私は、しばらく流してから飲むようにと言いましたよ。井戸水の時は、釣瓶で組むから別でしたが。
合理性が有るなら、風習も大いに結構と思います。
実感がわかないのですが、あと半月あまり。
お正月は、季語が多いのですね。
羽根つき、門松、凧揚げ。。。遊びぁら生活までいろいろな季語で表す、俳句は素晴らしいです。
お正月でも、羽根つきや凧揚げ、コマ回し、かるた、双六など、今は遊ばなくなったのが残念です。
鯉のぼりを各家庭があげる事がなくなってきてますね。
核家族化してきて、伝統を教える機会がなくなってきているのは残念です。
お正月の句会、楽しみです。
季語は、
俳句で、季節と結びついて、その季節を表すと定められている。連歌・俳諧では、季詞 (きことば) 、季の詞 、四季の詞、季題、ですね。
こうして調べて見たり、実際の昭和時代(生きてきた)振り替えると、そのままホッタラカシにしては勿体ないと、改めて調べてみたく成りました。
新年だけ、小生の見聞した季語に改めて息吹を注入しブログup致します。
新年の俳句・宿題が、
とんでもない方向にツッパしり始めました。
句作りには季語が必要なら坐らんものですが、改めて対面しました可愛さを感じ、愛おしくなり要らざる方向に。、
ハイ~俳句が出来ました・・・だけでは季語さんが可哀そう、そんな気持ちに
相成り深みにはまっることに成りました。
ハイ師走、12月は正月気分にはなりませんが、
あらためて季語と向かい合って、そこに潜んでいる様々なものを引き出そうと試みました。
田舎時代、秩父はご存じのとおり山間部、都会と違い案外と昔風が残っています。
季語と伝統、風習、祭りなどと結びつけたらいっそう季語の裏面、斜め、天井から実、調べて行こうと思います。
~~すると新たな一面、違った季語の良さも発見できるのっではないかと・・・。
昔、元旦の朝、祖父が井戸水を「若水ばい」と
汲んでいた姿を思い出しましたよ。
飼っていた牛に一番に炊きたての白ご飯を
「若飯だぞう!」と、かいば桶に入れてあげていましたね。
なるほど・・・です。
少しずつ片づけをしようと思っています。
今日は 紙もの これが大変です。
来年からは その場で決めて処分 又は保存の場合は綴じる
箱や袋のいっぱいです。
縄文人さん お正月の句 楽しみにしていますよ。
新年の季語を此処で論じるのは早いですが、
はしがきで書いたようにこのまま句作りだけでっは、あまりにも愛おしく成りました。。
山出し人間で純情なものですから、
チョイとタオルにくるんで温めてみようと思いました。
1月・正月の季語をざっと眺めましたら、
あまりにも愛着があり、他月の季語と比べそのまま意味が通じるものが多いです。
そんなことからちょいと季語で遊んでみようと思い立ちました。